妊婦は着物を着ちゃダメ?妊娠中の着物7つの注意点と影響のない着方

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妊婦さんと着物はとても遠い位置にあるように思われます。

しかし、結婚式やイベントなど妊娠していても着物を着たい、というときもありますよね♪

中には、現在20歳未満のプレママで、成人式に振袖を着たいと考えている方もいるかもしれません。

お腹を帯で締めるので、お腹の赤ちゃんが心配と不安な人も多いようですが、結論を言うと、妊娠中に着ても問題はありません。

また、妊婦さんで成人式を臨まれる方も珍しくないんだとか。

さらにいえば、臨月でも着ることは可能です。

それどころか着物の方が妊娠中はラクに過ごせるという意見も多くあります。

「着物は帯などお腹周りに生地が多く巻かれるので、お腹を冷やさない。」

「洋服よりもお腹のふくらみが目立ちにくい。」

「腰が安定されて腰痛対策にもなる。」

こう見てみると、妊娠中に着物は最適なのかもしれません。

考えたら、昔の人はみんな着物でしたね。

しかし、毎日着物を着ている方は平気なのかもしれませんが、現代は着物を着ている人も少なく、慣れていない人が多いですね。

成人式で振袖を着た以来だという方は少なくないでしょう。

そのため着物を着るためには気を付けなければならないことがいくつかあります。

・帯は柔らかい素材

・洗える着物を選択する

・足袋はストレッチ素材

・帯の位置

・着付け師

・着物とトイレ

・無理をしない

この7つのポイントにまとめて、気を付けることをご紹介していきます。

妊婦さんが着物を着る時はこれに気を付けて!

①帯の素材にはこだわるべき

妊娠中に着物を着るとなると、帯でお腹周りを締めることが心配のひとつでしょう。

帯にもいろいろな種類や素材があることをご存知ですか?

普段から着付けをしていた帯を巻くとなると、帯が窮屈だったり重かったり感じます。

そこで、帯の素材にこだわってみましょう。

帯は、『軽くて柔らかい』素材のものがおすすめです。

ウール100%のガーゼ素材のものが柔らかく、伸びてフィットするので人気です。

その他にも、素材によって、帯の伸びやすさや重さも変わってくるので、

帯の素材にも注意して購入してくださいね。

②着物は洗えるものにする

帯は軽くて柔らかいものがよいのですが、では着物はどうでしょうか?

実は着物は正絹などの高級なものは避けた方がよいことをおすすめします。

代々受け継いだものや高価なものも、妊娠中はできるだけ控えた方がよいです。

というのは、妊娠中は体調が崩れやすく、またつわりがひどいときもあります。

つわりの吐き気は急にくるもので、我慢するのも大変。

つわりなどで折角の着物が汚れてしまうかもしれません。

ですので、何度も着回しができるよう、洗濯ができる着物を選ぶと良いです。

例えば、木綿やポリエステルの素材でしたらお手入れもしやすく安心です。

着物を選ぶ際はお手入れできる&洗えるものかどうかも確認してみましょう。

成人式の振袖に関しては、レンタルや購入検討しているお店の方に相談し決めるのが良いですね。

③足袋は伸びるものを選ぶ

次は足袋です。

妊娠中は、足のむくみがひどい人もいます。

今まで履いていた靴が履けなくなることもしばしばですよね。

草履はむくんだ足にもフィットしやすいのですが、足袋は伸びる素材のほうがよいでしょう。

足袋が伸びにくい素材のものだと、足の血管を圧迫し、血流が悪くなってしまいます。

そうなると、ますますむくみがひどくなることも…。

ストレッチ素材の足袋も販売されているので、

足のむくみが気になる人や妊娠後期の人は足袋も伸びるものを準備しておきましょう。

④着付け

さて、帯に着物に足袋に、着物を着る前の準備物についてご紹介してきました。

次はいよいよ着付けです。

着付けに置いて、着物を羽織る際にはときに注意することはありません。

あえて言うのなら、帯を巻く位置に注意しましょう。

これを覚えていてください!

『お腹が大きくなってきたら帯は胸の下からお腹の上にする』のが帯の正しい位置です。

一度巻いてみると分かるのですが、妊娠後期はお腹も大きくなってくるので、

帯や紐の長さは長いものを購入しておいたほうが良いです。

さらに、帯の下に固定するための紐ですが、これも伸び縮みするものが楽です。

紐はウエストゴムでも代用できるので、試してみてくださいね♪

⑤着付け師に頼む

結婚式や成人式などのイベントでは、着付け師に着物の着付けを頼むこともありますね。

そのときには、まず先に、妊娠していることをしっかりと伝えておきましょう。

妊娠を伝えていないと、帯や紐を締める際にギュッと締められ窮屈になります。

特に美容室などで着付けをされる場合は、若いスタッフですと妊娠中の着付けの仕方が分からず、通常と同じように着付けをされてしまう可能性も。

もし着付けをする場所を自分で選べるのであれば、老舗の呉服屋さんなど、着物専門のお店での着付けをお勧めします。

また、体調が崩れやすい事や、つわり中である、お腹が張りやすいなど、

何か気になることがあれば、先に電話などでも相談しておくと対応してくれますし安心です。

⑥トイレが大変になる

着物を着ると、妊娠していなくてもトイレに行くのが少し大変です。

慣れていればそうでもないのですが、慣れない着物を着て汚さないように気を付けてトイレをするのは気を遣いますよね。

妊婦さんで、お腹まですっぽりと守ってくれるマタニティ用のショーツを履いている人は、帯が巻かれて脱ぎにくいので気を付けましょう。

ショーツのお腹部分を下に下げておくか、お腹がでるようなショーツを履いて着物を着るのがおすすめです。

お腹の冷えが気になるのであれば、薄い腹巻を巻いておきましょう!

⑦つわりや体調が悪い場合は避ける

妊娠中は、絶対に無理は禁物です。

着物を着る日に、つわりがひどい、また体調が悪い場合は、思い切ってやめましょう。

着物が着れないことも計画に入れて置き、普段着やフォーマルなドレスなども準備しておくほうがいざというときに良いですね。

まとめ

妊娠中に着ものを着たい!またはイベントや結婚式で着る機会がある人もいますよね。

準備するものや、着付けの方法が、普段とは違いますが、この7つの事に注意しておけば、着物を楽しむことができますよ♪

無理をしないことを第一に、お腹の紐をゴムにする、帯をガーゼ素材にするなど、楽に着れる方法があるので、試してみてくださいね!