赤ちゃんは金時豆をいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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良質なたんぱく質や食物繊維を豊富に含む豆類。

使える食材が限られている離乳食期では、栄養豊富な豆類の存在はありがたいものです。

そんな豆類の中で、甘納豆や甘煮としてよく見かける金時豆。

甘そうなイメージがありますが、離乳食に使うのはどうなのでしょうか?

そこで今回は金時豆について。記事のポイントは3つです。

・赤ちゃんは金時豆をいつから食べて大丈夫?
・赤ちゃんが金時豆を食べるときの注意点
・赤ちゃんにおすすめのレシピ

それでは解説していきます。参考にしてみてください。

赤ちゃんは金時豆をいつから食べて大丈夫?

金時豆は、お粥や野菜などに慣れてきた、離乳食開始1ヶ月頃から食べることができます。

インゲン豆の代表的な種類である金時豆は、脂質をほとんど含んでおらず、主成分は糖質とたんぱく質です。

その他には、ビタミンB1や鉄分、カルシウム、食物繊維を多く含んでいます。

調理前は豆自身の自然な甘みのみで、甘いものだけでなくおかずの具材にも使用することができます。

ただ、皮には豊富な食物繊維が含まれており、豆の状態や調理方法によっては硬さが残ることがあります。

まだ歯が生えそろっておらず、消化機能が未熟な赤ちゃんにとっては、その皮が飲み込みや消化の負担になってしまうことがあるので、初期の段階では調理に注意が必要です。

離乳食の進み具合や成長に合わせて、下処理の方法を見極めながら食べさせるようにしましょう。

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赤ちゃんが金時豆を食べるときの2つの注意点

赤ちゃんが安心しておいしく金時豆を食べるために、気をつけてほしいポイントが2つあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

1.大豆アレルギーの交差反応に注意する

交差反応とは、食物アレルギーの原因となるアレルゲンと似た構造を持つ成分にも、アレルギー反応を起こしてしまうことをいいます。

金時豆は大豆と同じマメ科の植物で、たんぱく質の構造が大豆と似ている部分があります。

豆類における交差反応についてはまだ十分な研究がされていませんが、アレルギーの可能性には注意しておく必要があります。

初めて豆類を食べる場合は、一さじから食べ始めて、徐々に増量していくようにしましょう。

2.赤ちゃんの食べやすさに合わせた下処理をする

金時豆は、十分な浸水をしてから茹でないと皮が柔らかくなりません。

豆の状態によっては、中身は柔らくなっているのに皮だけ硬さが残ってしまうこともあります。

ここで、金時豆の基本的な茹で方を紹介します。

①金時豆をよく洗い、たっぷりの水に一晩浸けておく

②豆を戻した水のまま、中火でひと煮立ちさせる

③煮立ったら、一旦豆をザルに上げて湯切りする

④豆を鍋に戻し、豆全体が完全に浸る程度の新しい水を入れ、中火で30~40分煮る

⑤途中でアクを取り、煮汁が少なくなってきたら足しながら茹で、豆が指で潰せるくらいまで柔らくかくなったら下茹での完成!

下茹でが出来たら、大人用と離乳食用に分けて調理することができます。

水分をしっかり切って、冷凍保存も可能です。

ちなみに離乳食として調理する場合の、皮の処理や形態の目安は以下の通りです。

離乳食初期:金時豆を茹でてから皮を取り除き、ペースト状にする
離乳食中期:金時豆を茹でてから、皮ごとすりつぶす
離乳食後期以降:金時豆の皮まで柔らくなるようによく茹でる

赤ちゃんのによって個人差はありますが、参考にしてみてくださいね。

また、離乳食後期以降で豆の形のまま与えるときには、必ず大人が見守るようにしましょう。

赤ちゃんにおすすめの金時豆レシピ3選

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ここで、離乳食各期に合わせたおすすめレシピを紹介します!

離乳食初期

金時豆ペースト

材料

・金時豆         大さじ1
・水または調整したミルク 適量

作り方

①金時豆の下茹でをする(上記参照)

②金時豆の皮を取り除き、裏ごし器やすり鉢などですりつぶす

③水、または調整したミルクを②に少しずつ加えながら、食べやすい硬さに調整する

離乳食中期

金時豆ポタージュ

材料

・金時豆  30ℊ
・玉ねぎ  50g(1/8個)
・コンソメスープ 150cc
・調整したミルク 50cc

作り方

①金時豆の下茹でをする(上記参照)

②玉ねぎを刻み、少量の油でしんなりするまで炒める

③①②とコンソメスープをミキサーにかけて滑らかにする

④③と調整したミルクを鍋に入れ、ひと煮立ちしたら完成

離乳食後期以降

金時豆入り蒸しパン

材料

・金時豆               50g
・ホットケーキミックス        100g
・調整したミルクまたは牛乳または水  90cc

作り方

①金時豆の下茹でをする(上記参照)

②ボウルに金時豆以外の材料を混ぜ合わせる

③シリコンカップの7分目まで生地を入れ、金時豆をのせる

④フライパンに1㎝程水を張り、湯気が出てくるまで温める

⑤1度火を止め、シリコンカップに湯が入らないようフライパン内に並べる

⑥そのままフライパンの蓋をし、2~3分蒸す

⑦竹串を刺して、何もついてこなかったら完成

自然な甘さがあるので赤ちゃんも好みやすく、離乳食期のおやつにもピッタリです!

まとめ

金時豆は、お粥などに慣れた離乳食開始1ヶ月頃から食べることができます。

脂質はほとんど含まず、ビタミンB1や鉄分、カルシウム、食物繊維を多く含んだヘルシーな食材です。

皮に豊富な食物繊維が含まれているので、十分な浸水や下茹でが必要となります。

離乳食の進み具合に合わせて、皮を取り除いたり、すり潰したりすると、赤ちゃんも食べやすくなります。

金時豆は大豆と同じマメ科の植物で、たんぱく質の構造が似ている部分があるので、アレルギーの交差反応に注意しましょう。

現時点では豆類の交差反応について十分な研究結果はありませんが、初めて食べるときはアレルギー症状が出ていないか、しっかりと赤ちゃんの様子を見守るようにしてくださいね。

下茹でまでは大人用に使う時も同じ手順なので、上手に保存や取り分けをしながら金時豆をメニューに取り入れてみてくださいね!

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