妊娠後期に股関節痛が!辛くて歩けない!影響や自分でできるストレッチと4つの対処法

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妊娠後期はお腹が大きくなり、日常生活も大変になってくる頃です。

そんな時に股関節まで痛くなると本当に困りものです。

ですが妊娠後期に股関節痛で悩まされる妊婦さんが多くいるようです。

今回は妊娠後期の個関節痛についてお伝えします。

  • 妊娠後期の股関節痛の3つの原因
  • 妊娠後期に現れやすい5つの症状
  • 股関節痛の改善ストレッチ2つと対処法5つ

妊娠後期はお腹の赤ちゃんの成長が著しく、どんどんお腹も大きくなっていきます。

出産まではあと少しですが、大変さも増していきますよね。

少しでも股関節痛を改善してのこりわずかなマタニティーライフを送りましょう。

妊娠後期の股関節痛の3つの原因

妊娠後期に股関節が痛くなるのにはいくつかの原因があります。

以下は妊娠後期の個関節痛の原因です。

  1. 股関節が圧迫されるから
  2. 靭帯が緩むから
  3. 姿勢が悪くなるから

股関節の圧迫

妊娠後期に入ると、赤ちゃんはどんどん成長していきます。

またそれに伴って、子宮も大きくなります。

子宮と赤ちゃんの重み、赤ちゃんの頭によって股関節は常に圧迫されています。

この圧迫が原因で痛みが生じるのです。

靭帯が緩む

妊娠期間中は出産に向けて、リラキシンというホルモンが分泌されます。

リラキシンは妊娠初期から分泌され、出産を迎える頃にピークを迎えます。

このリラキシンには関節や靱帯を緩める働きがあるのです。

出産時に骨盤周りの靭帯や関節を緩め赤ちゃんが産道を通りやすくするためには欠かせないホルモンです。

このリラキシンの働きによって、股関節痛が生じてしまうのです。

姿勢の悪さ

妊娠中はお腹が徐々に大きくなります。

このお腹の大きさによって妊婦さんは立つ時や歩く時に反りかえるようになる方が多くいます。

お腹の重みに対して重心が変化するため、自然とそうなってしまう妊婦さんが多いのです。

ですが反りかえった姿勢では骨盤周りが歪むことや、姿勢の悪さから股関節痛を招くことがあります。

妊娠すると正しい姿勢というものが分かりにくくなるため、日ごろの生活から注意が必要です。

妊娠後期に現れやすい5つの症状

妊娠後期になると、股関節痛だけでなく、他の部分に痛みを感じる妊婦さんは多くいます。では、妊娠後期には他にどんな症状が現れやすくなるのでしょうか?

  1. 股関節痛
  2. 恥骨痛
  3. 仙骨痛
  4. 坐骨神経痛
  5. 腰痛

妊婦さんによって、痛みが現われる部位やいつから痛み始めるかには個人差があります。

妊娠初期から恥骨痛が有る人もいれば、臨月に入ったとたん痛みが出る人もいます。

また妊婦さんの中には特に痛みが出ずに出産を迎える人もいます。

妊娠中の痛みについては、個人差になります。

股関節痛の改善ストレッチ2つ

不快な症状である股関節痛はできるだけ早く改善していきたいですよね。

とはいえ妊娠中には湿布の使用や薬の服用はできません、そこでオススメなのがストレッチです。

ストレッチであれば自宅で、自分で行うことができますよね。

そこで2つのストレッチを紹介します。

1つ目

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①四つん這いになる

②頭の力を抜いてだらりと下げるようにする

③息を吐きながら、背中を丸めるようにして高く持ち上げる

④そのまま30秒深呼吸をする

⑤息を吸いながら背中を反らせるようにし、頭は斜め上を見るようにする

⑥そのまま30秒深呼吸をする

⑦②~⑥を2、3回ゆっくりと繰り返す

ネコのように背中を丸めたり、反らせたりをゆっくり行います。

寝る前や起きた時など、生活に取り入れて習慣にしてしまいしょう。

2つ目

①あぐらをかくようにして座る

②足裏を合わせる

③右手を右の膝、左手を左の膝の上に乗せる

④ゆっくりと手に力をいれ、床に向かって垂直に押す

⑤10秒程押したら、力を抜く

⑥2、3回繰り返す

妊婦さんが床に座る時は上記のあぐらのような姿勢で座るのが骨盤の歪みや体の楽さから一番いいとされています。

横座りやぺたんこぬなる座り方は骨盤が歪みやすくなることや冷えなどから妊婦さんには良くない座り方になります。

床に座る時はあぐらをかき、ついでに股関節のストレッチもしておきましょう。

ただし、切迫早産などで安静指示が出ている場合はストレッチは控えましょう。

股関節痛の4つ対処法

股関節痛が酷いと日常生活で立ったり歩いたりすることが大変になります。

股関節痛を改善するストレッチ以外にも、股関節痛を予防すること、痛みを緩和する方法を紹介します。

  1. 骨盤ベルトを着用する
  2. マタニティー整体を利用する
  3. 姿勢を正す
  4. 寝る時はシムス位で、足の間にはクッションや抱き枕を挟む

骨盤周りをサポートしてくれる骨盤ベルトの着用で股間節痛を緩和することができます。

股関節痛だけでなく、恥骨痛、腰痛にも効果はあるようです。

骨盤ベルトの中には産後からしか着用できないタイプもあるので、購入時には妊娠中から使用できるものか必ず確認しましょう。

最近では産前産後用の骨盤ベルトも売っているので、産後の体型戻しも兼ねて活用する妊婦さんも多くいます。

マタニティー整体ではお腹の大きな妊婦さんでも大丈夫な整体をしてくれる所です。

また産後の骨盤ケアでも通うママが多くいます。

必ず、マタニティー向けの整体に通うようにしましょう。

妊娠中は知らないうちに姿勢が悪くなるものです。

鏡やパートナーに横から確認してもらうなどして、自分の姿勢が反りかえっていないか、猫背になっていないかなどを確認し、気を付けていくのが良いでしょう。

またカバンを片方の肩で持たない、座る時にはあぐらにするなど、体の歪みについても意識すると良いでしょう。

妊婦さんは寝るときには基本的に横向きで寝る人が多いと思います。

お腹が大きい後期では仰向けで寝ると、腰へ負担が大きいこと、血管を圧迫してしまうことから必ず横向きで寝るようにしましょう。

横向きで寝る時にはシムス位という体位がオススメです。

横を向いて、上側にある足の膝を曲げて床につけて寝る姿勢です。

この時に足の間にクッションや、抱き枕を入れると股関節の負担が減少されるのでオススメです。

まとめ

妊娠後期になると、股関節痛を経験する妊婦さんが多くなります。

お腹の赤ちゃん自体の重みや赤ちゃんの頭によって圧迫されること、靭帯が緩んでいること、妊婦さん自身の姿勢によるものが原因です。

股関節痛はストレッチを習慣にすることや、骨盤ベルト、マタニティー整体などで改善できる可能性があります。

特にストレッチは自宅で自分でできるものなので、習慣として積極的に取り入れていきましょう。

とはいえ、日常生活に支障が出るほど、痛みがひどい場合には無理せずに掛かりつけの産婦人科医に相談するようにしましょう。