妊娠中でもおしゃれがしたい!妊婦さんのおしゃれ注意ポイント♪

スポンサードリンク

妊娠中だっておしゃれがしたい!

そんなお母さんは少なくないのではないでしょうか。

お腹に赤ちゃんがいる、これから母親になるとはいえお母さんも一人の女性。

綺麗、可愛くありたいですよね。

かくいうわたし自身も、おしゃれがしたくてたまらない妊娠5か月のマタママです♪

つわりの時期はとうてい自分の身なりに気を遣っている余裕などありませんでしたが、つわりを乗り越え元気になってくるとおしゃれ欲がむくむくと湧き上がってきました。

「妊娠前のように、メイクやファッションを楽しみたい」

もとよりおしゃれをすることが大好きだったのでそんな思いは日々強まっていきます。

とはいえ妊娠中の身、自分自身の身体にだって変化がありますし、なによりおなかの赤ちゃんに影響がないのか気になるところ。

妊婦さんでも安心して使えるコスメって?

これは妊娠中にやってもいいの?

妊婦さんのファッションは?

今回は、そんな疑問を徹底解明していきたいと思います!

妊娠中のメイクって?

妊娠中でも、メイクをする機会は少なくないでしょう。

働くママさんであれば毎朝のようにお化粧をするでしょうし、お出かけの際にはばっちりメイクだってしたいもの。

妊娠中のメイクで気を付けたいポイントを押さえていきましょう。

・避けた方が良い成分は?

ここでは、妊娠中に使用を控えた方が良いとされている成分を解説していきます。

普段使っている化粧品にも含まれている場合がありますので、よ~くチェックしてみてください。

トレチノイン

トレチノインは、シミやシワ、ニキビ対策のため化粧品に配合されるビタミンA誘導体です。

「ビタミンAがダメなの?」と疑問に思われるかもしれませんが、妊婦のビタミンAの過剰摂取は胎児の形態異常など障害の発症につながると言われています。

ですから普段の食生活でも、ビタミンAを多く含む食品については摂取量に注意するよう呼びかけられていますね。

妊娠中の、トレチノインを含む薬品の経口摂取はNG。

海外では、実際に催奇形性の副作用があったという報告もあります。

化粧品やクリームなどの皮膚吸収からでは、ビタミンAは皮膚内に蓄積されるのみで血液中へ流れることはありません。

胎児への影響はほとんどないとは言われるものの、トレチノインを含む化粧品の使用を避けるよう指導する産院もあるとのこと。

念のため、妊娠中は使用を控えた方が良いと言えるでしょう。

またトレチノインは非常に刺激の強い成分でもありますから、妊娠中の敏感肌にはお勧めできません。

ハイドロキノン

ハイドロキノンは美白化粧品によく含まれている成分です。

シミの原因であるメラニンの生成を抑え、シミやそばかす、肌の黒ずみなどを改善してくれる効果があります。

が、これもまた妊娠中には注意したい成分の一つ。

ハイドロキノンを含んだ化粧品を使用することで胎児に影響があるということはまずありません。

そのため、必ずしも使用を避けなければならないというわけではありません。

しかし「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど高い美白効果を持つハイドロキノンは非常に刺激の強い成分です。

妊娠中の敏感になっている肌に使用すると、肌荒れを悪化させてしまったり、炎症を起こしてしまう場合があります。

そういった肌トラブルの観点から、妊娠中は使用することを避けた方が良いと言われています。

また、妊婦さんはハイドロキノンが3%以上含まれる化粧品の使用を控えた方が良いとも言われています。

市販されている化粧品に含まれているハイドロキノンの含有量は2%まで。

それ以上のものは病院で処方される医薬品となります。

トルエン

スポンサードリンク


トルエンはマニキュアや除光液に含まれている化学物質です。

トルエンは特に脳への影響が大きいとされ、胎児の発達が遅れたり、生まれてきた赤ちゃんの注意力散漫につながるとも言われています。

また、妊娠中に大量のトルエンを吸い込むことで流産、胎児の催奇形性のリスクも高まります。

医師の見解では、ネイルに使用する程度の量であれば胎児に影響はないと言われていますが、一方でどれだけの量を体内に取り込むことで影響が出るのかもはっきりしていません。

なるべくトルエンを含む化粧品の使用を控える、あるいはトルエンを含む化粧心を使用する際は注意するよう心掛けましょう。

さらにトルエン独特のにおいは、つわりの吐き気を助長する可能性もあります。

パラベン

パラベンは、様々な化粧品・スキンケア用品に含まれる防腐剤です。

防腐剤としての効果の高さや皮膚への毒性の低さから多くの化粧品などに使用されていますが、このパラベンには蓄積性があるという報告がされています。

母親の体内に蓄積されたパラベンが胎児の成長異常や、出産後の赤ちゃんが肥満児になりやすいなどの影響が出る恐れがあります。

さらにその防腐性の高さは肌に対する刺激も強いので、妊娠中の敏感肌には避けた方が良いでしょう。

フェノキシエタノール

パラベンと同じく、化粧品の劣化を防ぐための防腐剤として使用されているフェノキシエタノール。

毒性はパラベンよりも低いですが、その殺菌力はものすごく強く、肌への負担も大きいです。

配合量は全体の1%までという規定が設けられているほど強い成分で、さらに蒸発すると喉へ悪影響を与えるとも言われています。

胎児への影響は限りなく低いですが、刺激の強さや喉への影響を考えるとできるだけ避けたい成分ですね。

サリチル酸

抗菌作用と殺菌作用の高い効果を持つサリチル酸。

化粧品などに配合する際には表示が義務付けられているほど強い成分でもあります。

化粧品ではパラベンやフェノキシエタノールと同様に防腐剤として使用されることが多く、また皮膚の抗菌作用にも効果があります。

サリチル酸の抗菌効果はニキビ予防にも役立ちますが、あまりの殺菌性の高さから妊娠中の敏感肌には良いとは言えません。

炎症や乾燥を招く恐れもありますので、使用はなるべく避けた方が良いでしょう。

ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)・ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)

スポンサードリンク


この二つの成分はクレンジングや洗顔料、シャンプーなどに含まれることの多い、界面活性剤の仲間です。

洗浄力が非常に高い成分で、汚れだけでなく肌に必要なセラミド、天然保湿因子といったものまで一緒に洗い流してしまうため、肌のバリア機能を壊して外部の刺激から肌を守る力が著しく弱まってしまいます。

ラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸ナトリウムはその作用が問題視されており、妊娠時でなくとも使用を控えた方が良いのではと言われています。

妊娠中は肌も乾燥しやすい状態ですし、肌環境も不安定な状態ですので使用は避けた方が良いですね。

一部の精油(エッセンシャルアロマオイル)

気分をリラックスさせてくれる効果もあるアロマオイルですが、中には子宮を収縮させ流産の危険性を高めるものがあります。

母体が不安定な妊娠初期から胎盤が完成する安定期までは避けた方が良いものと、妊娠中はずっと避けたいものとがありますので、アロマオイル及びアロマオイルを含んだ化粧品を使用する際には配合成分に十分に注意するようにしましょう。

アロマオイルを含む化粧品の中には、「〇〇エキス」と書かれている場合があります。

この場合は配合量が低濃度ですので体への影響はまずありませんが、オイルそのものが配合されている場合は濃度が高いので妊娠中の使用はやめておきましょう。

とくにローズマリーは防腐効果が高く、オーガニック化粧品の多くに含まれています。

このローズマリーは、妊娠中はずっと避けたい精油成分の1つ。

肌に優しく、妊娠中にも重宝するオーガニック化粧品ですがローズマリーが含まれているものには注意しましょう。

・妊娠中の化粧品選び

「避けなければならない成分がこれだけあったら、化粧品が選べない!」

と嘆きたくなってしまいますね。

ですが上記で紹介した成分は、使用したことで必ずしも胎児や母体に悪影響を及ぼすわけではありません。

あくまで、危険性があるため万が一のことを考えると使用を避けた方が良いでしょう、ということなのです。

おなかの赤ちゃんのことを一番に考えるのはとても大切なことですが、「あれもダメ、これもダメ」と神経質になりすぎてしまうのも良くありません。

基本的に化粧品に含まれる成分の量はごく僅かなので、使用に問題はないというお医者さんの意見も多くあります。

それよりも、妊娠中の化粧品選びに重要なのは「いかに自分に合った化粧品を選ぶか」です。

妊娠中はホルモンバランスが変化し、肌の状態も変わってきます。

これまではそんなことなかったのに、乾燥肌が加速したりニキビができやすくなったり。

さらにつわりの影響で化粧品のにおいに耐えられなくなるなど、今まで使っていた化粧品が使えなくなってしまうことも珍しくありません。

妊娠中は低刺激性の化粧品であったり、においの少ないものを選ぶようにすると良いかもしれませんね。

妊娠中にネイルをしてもいいの?

おしゃれをする中で、ネイルケアも欠かすことができません。

最近では、老若問わず幅広い層の人々が日常的にネイルを楽しんでいます。

そんなネイルは、ずばり妊娠中にもすることが可能です。

しかし、注意しなければならないことがいくつかありますので、注意点をしっかり意識して楽しむようにしましょうね。

・ジェルネイル

スポンサードリンク


基本的にはサロンに通って施してもらうジェルネイル。

使用しているジェルの成分やUVライトが爪から体内に入り込み、胎児に影響を及ぼすといったことはまずありません。

妊娠中でもジェルネイルを楽しむことは可能です。

しかしもともと爪についていたジェルを落としたり、爪の表面を整えたりする際のサンディング(爪の表面を削ること)で出たダストを吸い込んでしまうのは、体に良いとは言えません。

妊娠中にネイルサロンへ行くときは、マスクをするなどダストを吸い込まないための対策とすると良いですね。

また最も注意したいのが、ネイルサロンでの施術は長い時間を要するということ。

おなかの大きな妊婦さんにとって、長時間同じ姿勢でいるというのは大変なことです。

腰を痛めてしまったり、お腹が張ってしまう原因にもなります。

さらにネイルサロンの独特のにおいは、つわりの症状を悪化させる場合もあります。

サロンへ通って施術を受けるときには、自分の体調とよく相談することが大切ですね。

・マニキュア

自宅で手軽できるマニキュアは、妊婦さんがネイルを楽しむのにおすすめです。

自分のタイミングで中断することもできますから、同じ体勢でいることに疲れたら休むことができるのもセルフネイルの良いところ。

ただし、マニキュアに含まれる成分には注意ましょう。

マニキュアには様々な化学成分が含まれており、妊娠初期にトルエンやフタル酸ジブチルなどに長期間さらされることは流産や催奇形性のリスクを高めるという報告もあります。

海外製のマニキュアには、日本では使用が禁止されている危険な化学成分が含まれている場合もあります。

ネイルをする程度の量ではめったに影響が出ることはありませんが、念のため気を付けるよう心掛けるようにしましょう。

最近は、妊婦さんでも安心して使用することのできる化学成分フリーのマニキュアなども販売されています。

そういったマニキュアを利用してみるのも良いかもしれませんね。

・ネイルを楽しむ上での注意

上記のように、妊娠中にネイルを楽しむことはできます。

しかし、「爪は健康のバロメーター」と言われるほど体調などがわかる部位。

検診の際には爪を見て健康状態を判断する場合もあるため、ネイルを落としてくるよう指示する産院が多くあります。

さらに妊娠中には何があるかわかりません。

緊急手術を受けなくてはならなくなった時には、つま先から脈拍などを図るためにネイルを外さなければなりません。

こういったとき、特別な処理が必要なジェルネイルは落とすのにサロンへ出向かなければならなかったり、時間がかかったりと不便が多いです。

(緊急帝王切開時に電気メスを使用する場合は、ネイルについた装飾品などに反応して大火傷をしてしまうケースも!)

こういったトラブルを避けるためにも、ネイルをする時期や期間などにも注意しましょう。

また妊娠中は肌が敏感になっていますから、ジェルネイルの薬品やマニキュアの成分で手が荒れてしまうこともあります。

体に異常があった際はすぐに使用を辞めましょう。

妊婦さんはまつエク・まつパできるの?

妊娠中のまつ毛エクステ・まつ毛パーマは可能です。

まつエク及びまつパの薬剤が母体や胎児に影響を及ぼすといったことは、現段階では起こっていません。

それでも可能性は全くのゼロではないということを認識する必要があります。

さらに、これらの施術はジェルネイルと同じく長時間同じ姿勢を取り続けなければならないもの。

しかもあおむけの状態です。

おなかの大きい妊婦さんにとって、長い時間あおむけでいることは大変なことですし、貧血や低血圧、さらには静脈瘤などの原因にもなります。

これらのことから、万が一のリスクに備えて妊婦さんの施術を断っているサロンも少なくありません。

薬剤のにおいで具合が悪くなってしまったり、薬剤によって肌荒れが引き起こされる場合もあるようです。

自分の体調はどうか、そのサロンは妊婦さんへの施術へも対応してくれているのか、きちんとチェックすることが大切ですね。

ヘアカラー・パーマはできる?

妊娠中にヘアカラーをすると、羊水がカラー材の色に染まる・・・。

なんて恐ろしい噂を耳にすることもありますが、パーマ材やカラー材がへその緒を伝って赤ちゃんへ影響を及ぼすというのは全くのデマ。

妊娠中にヘアカラー・パーマを行うことは問題ないと言われています。

ただしここでも注意したいのは、長時間同じ姿勢でいなければいないということ。

そしてシャンプー台へ上がるときはあおむけにならなければなりません。

カラー材・パーマ材のにおいも気になりますね。

もしカラーやパーマをする際には、体調の良い日を選び、さらにあらかじめ美容師さんに自分が妊娠中であることを申し出たうえで施術を受けると良いでしょう。

こまめに姿勢を変えるようにするだけでも、かなり体調不良を避けることができますよ。

妊娠中のファッションは?

スポンサードリンク


妊娠中に「こんな格好は絶対にダメ!」というファッションはありません。

おなかの赤ちゃんや自分の身体を気遣うことは大切ですが「妊婦さんだし」「お母さんになるから」といった思いから無理な制限をする必要はありませんよ!

最近ではマタニティ服でも、とてもおしゃれなものがたくさんあります。

自分の体形、体調に合ったお洋服で思う存分おしゃれしちゃいましょう。

おしゃれをするうえで、これだけは注意しておきたいポイントをご紹介します。

・ヒールのある靴

妊婦さんにはヒールのある靴などご法度。

というイメージが付きがちですが、実はそんなことはありません。

普段毎日のようにヒールを履いていひた人が、妊娠に伴って急にヒールのない靴を履くと歩きづらくかえって転びやすいなんてことも。

大切なのは、注意して履くということです。

ピンヒールは、マンホールの穴や床の溝などにはまりやすく転ぶ原因にもなりますから、ヒールのある靴を履く際にはなるべくヒールの太いものを選ぶようにすると良いですね。

また、かかとの高い靴は姿勢を悪くさせたり、腰痛を悪化させたりする原因にもなりますし、お腹に力が入った状態になってしまいます。

高いヒールになれている人も、徐々にローヒールの靴に慣れていくよう心掛けると良いでしょう。

ヒールを避けた方が良いと言われるのは主に、転びやすいこと、お腹に力が入ってしまうこと、を懸念するからです。

ヒールのある靴を履く際には、その点をしっかり意識した靴選びをしましょうね。

・ミニスカ、ショーパン

妊婦さんと言えば、ふんわりとしたシルエットの丈の長いファッション、という印象。

ですが妊娠中だって、ミニスーとやショートパンツを履きたい妊婦さんだっていらっしゃるでしょう。

もちろん、履いちゃダメなんてことはありません。

ただし丈の短いお洋服を着るうえで気をつけたいのは、体の冷えです。

妊婦さんにとって体の冷えは大敵。

ミニスカートやショートパンツなどを履くときは、レギンスやタイツと合わせたり、夏場であればサッとひざ掛けにできるものを用意しておいたりするなど、体が冷えないような配慮をしましょう。

それから、大きくなってきたお腹を締め付けるような恰好は避けた方がベターです。

ミニスカート・ショートパンツといった洋服はピタッとタイトなものも多いですが、マタニティ用のものを選んだり、締め付けのないものを着たりするようにしましょう。

さいごに

妊娠中におしゃれをする上での注意点をご紹介してきました。

妊婦さんがおしゃれを楽しむことは、妊娠中のストレスの削減、解消になるとも言われているんですよ。

まず第一に大切なのは、お腹の赤ちゃん、そしてお母さんの体です。

もし不調や異常があるようであれば、直ちにやめることも必要。

自分の体調と良く向き合い、注意点を意識して自分自身に合ったスタイルで思いっきりおしゃれを楽しみましょう!