赤ちゃんの離乳食でメカジキはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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淡白であっさりとした『めかじき』は、フライやソテーなどにして食べるととてもおいしいですよね。

スーパーでは1年を通して売り場に並び、比較的安く購入することができることも魅力です。

調理もしやすいため、我が家でも「たっぷり魚を食べたい!」というときに購入しています。

我が家には娘が一人いるのですが、離乳食を与えていた時期にふと以下のことを感じました。

  • 赤ちゃんはいつからめかじきを食べられるの?
  • めかじきって白身魚?
  • 赤ちゃんに与えるときに気を付けたいことは?
  • めかじきを使ったおいしい離乳食レシピを知りたい!

離乳食が進むと、

「できるだけ大人と同じ食材を使ったものを食べさせたい」

「大人のメニューから取り分けがしたい」

と感じる人も多いはずです。

めかじきを赤ちゃんに与えてもいい時期をしっかり把握して、離乳食作りに役立ててくださいね。

赤ちゃんにめかじきを食べさせていいのはいつから?

めかじきは、赤ちゃんが離乳食に慣れて、ある程度上手に食べられるようになった、7か月~8か月頃(モグモグ期)から少しずつ食べさせてあげることができます。

ただし、めかじきは淡白な魚で脂分が少ないため、加熱しすぎると身がパサついてモソモソした食感になってしまいます。

赤ちゃんが食べやすいように、水分を多くしたりとろみをつけたりと工夫をする必要はあるでしょう。

めかじきって白身魚?

皆さんはめかじきがどんな魚かご存知ですか?

赤ちゃんは離乳食を始めてお粥に慣れてきたら、鯛やヒラメなどの白身魚を食べられるようになります。

「めかじきも白身魚なら、5か月頃から与えてもいいのでは?」と思うかもしれませんね。

確かにめかじきは白身魚の仲間ですが、鯛やヒラメと比べると身が固く赤ちゃんには食べづらいことから、タラ同様めかじきは与える時期が少し遅くなっています。

めかじきは離乳食向き!

赤ちゃんの離乳食に使う食材は、あまり脂肪分があるものは向きません。

その点めかじきは脂肪分が少なくタンパク質が豊富なので、離乳食向きといえるでしょう。

  • タンパク質
  • ビタミンD
  • カリウム
  • ビタミンB群
  • DHA

特に注目すべきはDHAの豊富さです。

DHAは中性脂肪を減らしたり動脈硬化を予防したりと、生活習慣病の予防に役立つとして注目されている栄養素です。

加えて、脳や神経組織の発育に不可欠な成分ですので、赤ちゃんの成長にも大きく役立ちます。

ミネラルやビタミンもバランスよく含まれていることも魅力のひとつです。

赤ちゃんにめかじきを与えるときの3つのポイント

赤ちゃんに安心してめかじきを食べさせてあげるためには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。

ここでは3つのポイントに絞って紹介しますので、離乳食作りの参考にしてくださいね。

  1. 食べやすいように調理しよう
  2. 新鮮なめかじきを与えよう
  3. アレルギーのリスクも理解しよう

めかじきは食べやすく調理

先にも紹介したように、めかじきは加熱すると身がパサつきやすく、赤ちゃんにとっては食べづらいことがあるかもしれません。

鯛やヒラメと違ってめかじきはしっとりしていませんから、離乳食が進んだ1歳前後でも、もしかしたらそのまま食べることを嫌がるケースもあるでしょう。

赤ちゃんが食べやすいように工夫をしてめかじきを離乳食に取り入れることが大切です。

  • スープの具として加える
  • お粥や軟飯に混ぜる
  • すり身にしてつみれを作る
  • とろみをつけて与える

以上のほか、赤ちゃんが好んで食べるものに混ぜて与えるのもおすすめです。

1歳半近くになれば、フライなどにしてもいいでしょう。

ただし揚げ物は「月に1回」や「少しだけ」などルールを決めて与えることが大切です。

関連記事:赤ちゃんの離乳食で魚のすり身はいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

めかじきは新鮮なものがおすすめ!

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どんな食材でもそうですが、赤ちゃんに与える食材はなるべく新鮮なものを選びます。

特にめかじきは、鮮度を保つことが必要なのです。

その理由は、めかじきは鮮度が落ちてくるとヒスタミンという物質が生成されやすいといわれているからです。

このヒスタミンという物質は、摂取量が多くなると『ヒスタミン中毒』といって、アレルギー症状に似た症状が現れます。

  • おう吐
  • 下痢
  • じんましん
  • 舌や顔の腫れ

食物アレルギーとよく似た症状のため、素人では判断が難しいのです。

また、ヒスタミンは加熱しても分解されないため、いかに鮮度を保つかがカギとなってきます。

  • 購入したらすぐに冷蔵庫で保管する
  • 常温に置いておく時間をなるべく少なくする
  • 購入後はなるべく早く調理する

家に持ち帰るときも、氷を入れるなどして鮮度が落ちないように工夫しましょう。

新鮮なめかじきを選び、新鮮なうちに赤ちゃんに与えることが大切です。

(参照:厚生労働省『ヒスタミン中毒について』より

アレルギーの心配は?

ヒスタミン中毒の心配があるということは分かったけれど、もっと気になるのはアレルギーに関することではないでしょうか。

消費者庁が発表した資料によると、めかじきはアレルギー表示を推奨している食品として挙げられていません。

しかしどんな食材にもいえますが、アレルギー表示が推奨されていなくても、体質によってはアレルギー症状が出ることがあります。

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れている
  • 鼻水や咳が出る
  • 目が充血している
  • 体に発疹が出た
  • おう吐
  • 下痢

めかじきを食べたあとに、上記のような症状が現れた場合は、かかりつけの小児科に相談してください。

先にも触れましたが、ヒスタミン中毒と間違えやすいため、より注意が必要です。

(参照:消費者庁『アレルギー表示について』

めかじきを使った簡単離乳食レシピ2選

肉厚なめかじきは食べごたえがあり、大人用のメニューにも取り入れやすいですよね。

赤ちゃんの離乳食にめかじきを取り入れるときは、赤ちゃんがもぐもぐしやすく飲み込みやすいように工夫してあげるといいでしょう。

ここでは簡単に作れるめかじきの離乳食を2つ紹介します。参考にしてみてくださいね。

めかじきの白和え(7か月頃からOK)

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○材料(赤ちゃん1人分)

めかじき・・・10g
絹ごし豆腐・・・10g
だし汁・・・大さじ1杯

○作り方

1.めかじきはゆでて食べやすいようにほぐしておきます。月齢が低い赤ちゃんは、すり鉢で細かくほぐしてもいいでしょう。

2.絹ごし豆腐はサッと湯通しし、すり鉢でペースト状にします。

3.ペースト状の豆腐にだし汁を加えて伸ばし、めかじきを加えてひと混ぜしたら完成です。

めかじきのチーズ焼き(9か月頃からがおすすめ)

○材料(赤ちゃん1人分)

めかじき・・・15g
タマネギ・・・5g
ブロッコリー・・・5g
ベビーフードのホワイトソース・・・小さじ1杯
パルメザンチーズ・・・少々

○作り方

1.めかじきはゆでて食べやすいようにほぐしておきます。

2.タマネギとブロッコリーは柔らかくなるまでゆで、食べやすい大きさにカットします。

3.耐熱容器にめかじきと野菜を並べ、ホワイトソースとパルメザンチーズをかけましょう。

4.トースターなどで表面がこんがりしたら完成です。

めかじきは赤ちゃんの様子を見ながら与えよう

白身魚で脂分が少なく淡白な味わいのめかじきは、栄養バランスもよく離乳食だけではなく幼児食にもぴったりです。

成長に合わせて調理方法をアレンジしてみてください。

赤ちゃんにめかじきを与えるときは、3つのポイントを押さえたうえで与えるようにしましょう。

  • 7か月を過ぎてから少しずつ
  • 新鮮なめかじきを与えよう
  • 食べやすいように工夫して調理しよう

また、どんな食材でも言えますが、めかじきに偏って与えないように気を付けることも大切です。

いろいろな食材とめかじきを組み合わせて、おいしく調理してくださいね。

関連記事:赤ちゃんの離乳食でブリはいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめ鰤レシピ