味噌の冷凍・冷蔵の仕方と賞味期限って?保存方法と4つのメニュー

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味噌汁や料理に使うことができる味噌は、日本人には欠かせない調味料ですよね。

どこの家庭にも必ずあると思いますし、地方によって使う味噌が違います。

味噌は、塩分が入っているので簡単に長期間保存できると、思いがちですが、きちんと保存しないと変色して味噌の風味が落ちてしまいます。

味噌といっても色々な味噌がありますよね。

それぞれ、原料や製法が違うので、味や特徴、そして賞味期限もバラバラ。

味噌が劣化する理由は、発酵食品なので空気に触れると菌が増えるからです。

開封してから保存するときは、空気に触れないように注意するのがポイント。

ここでは味噌の正しい保存方法を種類ごとに紹介します。

また、味噌の消費期限、味噌を使ったお勧めのメニュー、作り置きメニューなど詳しく紹介するので、参考にして下さい。

味噌はどのくらい日持ちする?賞味期限は2ヶ月!

味噌は、開封する前だと3ヶ月~6ヶ月ととても長い期間保存することができます。

ただ、一度開封すると賞味期限は短くなります。

種類にもよりますが、できれば2ヶ月以内で食べきったほうがいいですね。

また味噌によって、特徴が違うので使う料理や好みによって使い分けましょう。

地方によっても味噌は特徴がでる調味料です。

味噌の種類ごとの賞味期限を紹介します。

・米味噌

味噌生産量の8割が米味噌といわれる、大豆と米を発酵、熟成させて作られたものそして

最も一般的な味噌ですが、米味噌の中でも種類が多く、米麹の量で、赤色、白色、黄色と別れ、さらに甘口、辛口も分かれているので、各家庭で好みの味を使っているのではないでしょうか?

開封前の賞味期限が甘口と辛口で期間が異なるので、注意が必要です。

甘味噌の場合は3~6ヶ月、辛みそは3~12ヶ月長期間の保存が可能です。

・麦味噌

九州地方でよく使われている麦味噌。

特徴は熟成期間が短くて、味が甘いものが多いこと、色も他の味噌に比べると薄いですね。

麦麹を使用していて、味が奥深いので、九州以外にもファンが多い味噌です。

・豆味噌

蒸した大豆を麹にしたのが豆味噌。

東海地方で多く作られていて、種類も多く味も特徴的。

代表的な八丁味噌は、少し渋みがある濃厚な味噌ですね。

・あわせ味噌

基本的な味噌の種類は、米味噌、麦味噌、豆味噌の三種類ですが、種類が違う味噌をあわせて作ったあわせ味噌も、よく使われている味噌です。

製造工程にあわせる作業が加わるので、賞味期限が短くなります。

開封後の賞味期限は、1ヶ月~1ヵ月半を目安に食べきりましょう。

味噌の保存方法!

味噌はどのように保存すれば、風味を保って保存ができるのでしょう?

ここでは、味噌の種類ごとの保存期間と、正しい保存方法を紹介します。

味噌の正しい冷凍保存方法

実は味噌は冷凍保存が可能な調味料です。

知らない人も多いのではないでしょうか?

味噌は、冷凍しても凍ることがないので、とても使いやすいですし、よい状態で保存することができるので、冷凍保存もおすすめ。

冷凍保存するときは、味噌を密封できる容器に入れて、しっかり蓋をして保存してください。

冷凍保存しても、2ヶ月を目安に使い切るのがいいですね。

味噌の正しい冷蔵保存方法

一度開封した味噌は、常温においておくと劣化が進みますので冷蔵庫で保存します。

冷蔵庫の中でも、できるだけ温度が低いチルド室に保存してください。

冷蔵で保存するときはなるべく空気に触れさせないことがポイント。

使うたびに表面は平らにして、中に入っている紙の中敷きは捨てないで使います。

容器にラップをしてから蓋をすると、空気が入らないので味噌が劣化しません。

味噌を取るスプーンなども、清潔なものを使って下さい。

その他の方法

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味噌は開封前でしたら、常温で保存することも可能です。

スーパーなどでは常温で売っていますよね。

ただ、長い期間常温で保存すると、色が黒ずんでしまいます。

これは、糖とアミノ酸などが反応して褐変現象が進むからです。

この現象は、温度が高いと進みますので、常温で保存するときも高温多湿のところは避けて、涼しくて日が当たらない場所に保存してください。

色が黒ずんでも食べるのに問題はないですが、味噌の風味は失われていきます。

温度が低い冷蔵庫に入れて、早めに食べきるのがいいですね。

ワンポイントアドバイス

味噌は、できるだけ冷蔵か冷凍で保存しましょう。

温度が高いところでは、風味が落ちてしまいます。

味噌の鮮度を確かめるためには、匂いが大豆臭や酸っぱい匂い薬品臭がするものは劣化してきた証拠。

また粘りやざらつきがある味噌も、劣化して味が落ちています。

味噌の表面にカビのような白い膜が張ることがありますが、あれはカビではなく産膜酵母という酵母なので、体に害はありませんが風味が落ちるので取り除いて使ってくださいね。

冷凍しておいた味噌を使った3つのメニュー

冷凍した味噌は、完全に凍ることがないので、すごく使いやすいです。

冷凍した味噌を使ったおすすめのメニューを紹介します。

豚肉とキャベツの味噌炒め

春キャベツだったら更においしいキャベツの炒め物。

キャベツは大きめに切って香ばしく炒めましょう。

【材料】

豚ばら肉 200g
きゃべつ 300g
ピーマン 2個
ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
しょうがの薄切り 3枚

★ 味噌 大さじ2強
★ しょうゆ 大さじ1強
★ 砂糖 大さじ1
★ 酒 大さじ1

豆板醤 小さじ1
ごま油 小さじ2

① 豚肉は3~4cmに切って、キャベツはざく切り、ピーマンは大きめの乱切りにします。

ねぎは斜めに2cmに切り、にんにくは薄切り、しょうがはみじん切りします。

② ★の調味料を混ぜ合わせておきます。

③ フライパンに油を入れて熱し。

キャベツとピーマンをいれ塩を少々入れます。

さっといためて一度取り出します。

④ 更にサラダ油を足して、豚肉、にんにく、しょうが、ねぎ、豆板醤を炒めます。

あわせ調味料を入れて炒め、先ほどのキャベツを戻して、手早く混ぜ合わせて出来上がり。

豚肉となすの味噌炒め

なすと味噌の相性抜群。

甘辛な味噌がよくあいます。

【材料】

豚薄切り肉 150g
なす 4個
ピーマン 2個

★ 赤味噌 大さじ3.5
★ 砂糖 大さじ1
★ みりん 大さじ1
★ 酒 大さじ1

① 豚肉は食べやすいように3cmくらいに切り、なすは1cmくらいの輪切りにします。

② ★の調味料を混ぜ合わせておきます。

③ サラダ油大さじ1で豚肉を炒めます。

肉の色が変わったらサラダ油を足して、なすを炒めます。

水と酒大さじ2を振って炒めます。

④ 茄子がしんなりしたら②のあわせ調味料を加えて炒めます。

ピーマンを加えて1分ほどいためて出来上がり。

あさりの味噌汁

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【材料】

あさり 250g
赤味噌 大さじ3
ねぎ 1/4本

① あさりは砂抜きして、塩を振って殻同士をこすり合わせて洗ってください。

② 鍋に水3カップとあさりを入れて火にかけます。

煮立ったらアクをとり、あさりの口があいたら赤みそを入れます。

③ 貝の口が全部開いたら火を止めて、ねぎの小口きりをのせて出来上がり。

味噌の作り置きメニュー

味噌は味噌汁だけではなく、色々な料理に使われていて、作り置きに最適な調味料です。

おすすめの味噌を使った作り置きメニューを紹介します。

肉味噌

【材料】

豚挽き肉 300g

★ 長ねぎ 1/2本
★ しょうが 1かけ

酒 大さじ2
味噌 大さじ2
テンメンジャン 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
砂糖 小さじ2
水 100cc
粉末だし 小さじ1
みりん 大さじ1
ごま油 大さじ1

① ★印の長ねぎとしょうがはみじん切りにします。

② フライパンに中火をかけてごま油をいれ、長ねぎとしょうがを香りがでるまで炒めます。

③ 豚挽き肉を入れて、赤いところがなくなるまでよく炒めます。

④ 豚挽き肉がポロポロしてきたら、酒→砂糖→水と粉末だしの順で入れます。

⑤ 味噌とテンメンジャン、オイスターソースを入れて弱火にして、水気がなくなるまで炒めて、みりんを入れて照りをだします。

まとめ

味噌の正しい保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどを紹介しました。

温度や湿度、乾燥に弱い調味料なので、保存環境には注意が必要。

保存するときは、冷凍庫か、冷蔵のチルド室と温度が低い場所で保存しましょう。

味噌の種類によって、保存期間が違いますので注意してくださいね。

日本人には欠かせない調味料味噌を、正しく保存しておいしく使って下さい!