つわり中に桃が食べたい!3つの注意点とおすすめのモモの食べ方

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夏が近づくとスーパーに桃が並ぶようになります。

たっぷりの果汁と甘みが魅力の桃は、旬の時期にこそ味わいたいフルーツですよね。

つわり中でも桃などのフルーツなら食べることができた、という人も多いのではないでしょうか。

桃は水分が多く、食欲が低下しているつわり時期にも食べやすいフルーツです。

私もつわり中「こんなに食べて大丈夫かな?」というくらい毎日食べていました。

私と同じようにたくさん食べても大丈夫なのか不安を感じている人のために、つわり中の桃の食べ方について詳しく調べてみました。

・つわり中に桃が食べたい!食べても大丈夫?
・つわり中に桃を食べるときに気を付けたいことは?
・つわり中でも食べやすいおすすめの桃の食べ方

ぜひ参考にしてみてくださいね。

つわり中に桃が食べたいけどたくさん食べても大丈夫?

桃は夏から秋ごろが旬で、ハウス物は5月の終わりごろから、露地物は6月の終わりから9月頃までとなっています。

このころになるとスーパーでも購入することができるようになります。

果汁が多いので、つわり中にうまく食事が摂れないというときにも重宝するフルーツです。

妊娠中もフルーツを積極的に摂ることが好ましいとされていますから、つわり中でも安心して桃を食べることができます。

妊婦さんに嬉しい桃の5つの効果

桃はほかのフルーツに比べると、ずば抜けて栄養価が高いフルーツではありません。

しかし水分量が多く、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。

また、女性に嬉しい効果をもたらす栄養素が含まれていることも桃の魅力です。

妊婦が桃を食べることで以下のような効果を期待できます。

・疲労回復

つわり中は何かと疲れを感じやすい時期です。

桃の甘み成分である果糖はエネルギー変換が早く、疲労回復に即効性があるとされています。

・便秘解消

つわりがひどく思うように食事が摂れないと、便秘気味になってしまう人も多いです。

桃にはペクチンという水溶性の食物繊維が含まれているので、便秘解消や予防に役立ちます。

・むくみ解消

妊娠中はむくみに悩まされる人も少なくありません。

むくみの原因はいくつかありますが、体内の塩分濃度が高くなることも原因のひとつです。

カリウムは塩分を体外に排出する働きがあるため、体内の塩分濃度をバランスよく保ち、むくみを予防します。

・貧血予防

桃には鉄分も含まれています。

鉄分を補給することで妊娠中になりやすい貧血を予防する効果も期待されます。

・冷え性予防

夏に旬を迎えるフルーツの多くは、体を冷やす作用がありますが、桃は体を温める作用があります。

体を温めることでつわりの症状を和らげることにもつながり、冷え性の予防にもなります。

つわり中に桃を食べるなら次の3つのことに注意!

桃はつわり中でも食べやすいフルーツですが、より安心して桃を食べるにはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。

  1. 食べ過ぎには気を付けよう!
  2. ほかの果物とのバランスも大事!
  3. 小さくカットして少しずつ食べよう!

ここではつわり中に桃を食べるときの3つの注意点を紹介します。

1.桃の食べ過ぎには注意!

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桃を食べるとつわりの症状が和らぐという人や、つわりがひどくて桃しか食べられないという人もいるかもしれません。

しかし食べ過ぎはいけません。

いくら妊娠中の女性に嬉しい効果がたくさんある桃でも、食べ過ぎればお腹を壊してしまったり、体重増加の原因になったりします。

厚生労働省が発表した『妊産婦の食事バランスガイド』では、何をどのように食べたらいいのか、イラストと●印で紹介されています。

<フルーツの摂取目安量>

・非妊娠時・・・●2つ分
・妊娠初期・・・●2つ分
・妊娠中期・・・●3つ分
・妊娠後期・・・●3つ分

  • 1つ分=みかん1個=りんご半分=かき1個=梨半分=ぶどう半房=桃1個

(参照:厚生労働省|妊産婦の食事バランスガイドより)

この情報を基にすると、妊娠中期以降であれば桃は1日に3個まで食べることができます。

つわりの症状が出やすい妊娠初期は非妊娠時と同量ですので、桃2個を目安にしてくださいね。

それ以上食べることがないように気を付けましょう。

2.ほかの果物とのバランスも考えて食べよう!

前の項目で1日のフルーツ摂取目安量を紹介しました。

桃だけを食べた時は1日に2個~3個食べることができますが、ほかにもフルーツを食べる場合は摂取量を調整することが大切です。

桃のほかにぶどうや梨を食べる場合は、その分、桃の量を減らすようにしましょう。

桃も食べて、さらにほかのフルーツもたっぷり食べる、となると糖分の摂りすぎが心配です。

糖分を摂りすぎると『妊娠糖尿病』になるリスクが高まります。

妊娠糖尿病は、出産後に糖尿病を発症することもあり、出産時にも様々なリスクが出てしまうことがあります。

たとえば、

・早産のリスク
・羊水過多症のおそれ
・妊娠高血圧症候群のリスク
・難産のリスク

ほかにも虫歯になりやすくなったり、急激に体重が増加したりするリスクも高まります。

1日を通してバランスよくフルーツを摂ることが大切です。

3.小さくカットして満足感をアップさせよう!

桃は水分量が多く、ひとりで1玉くらいはぺろりと食べてしまいますよね。

特に完熟の柔らかい桃はあっという間に平らげてしまいます。

食べ過ぎを防ぐために、桃を小さめにカットして少しずつ食べてみてください。

口に運ぶ回数が多いだけで「食べた!」という満足感を得やすく、少量でもたくさん食べたような気分になり、食べすぎを防ぐことができます。

咀嚼回数を増やすために完熟の桃ではなく、固い桃を選ぶこともおすすめです。

関連記事⇒つわり中にフルーツを食べたい!4つの注意点とおすすめフルーツ5選

つわり中におすすめ!おいしい桃の食べ方

つわり中でも量に気を付ければ安心して桃を食べることができます。

つわり中にも食べやすい、ちょっとだけアレンジを加えた桃の食べ方を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

桃のヨーグルト和え

桃をヨーグルトと和えることで便秘解消効果をより実感しやすくなります。

ヨーグルトには乳酸菌がたっぷり含まれているので、腸内環境を整え、便秘だけでなく肌荒れ改善にも役立ちます。

つわり中はさっぱりしたものが食べやすいという人も多いですから、ヨーグルト和えは特におすすめです。

生の桃でなくても、缶詰の桃でもヨーグルト和えは作れますよ。

関連記事⇒つわり中にヨーグルトが食べたい!4つの注意点とおすすめの食べ方

完熟の桃はピーチティーに

ナイフで皮を剥くのが難しいほど完熟してしまった桃は、そのまま食べるのではなくピーチティーにして飲んでみてはいかがでしょう。

紅茶にカットした桃を入れてしばらく置いておくだけでおいしいピーチティーを作ることができます。

妊娠中でカフェインが気になるという人は、ノンカフェインの紅茶葉を使うといいでしょう。

温かい紅茶を飲むことで体を温める効果も期待できますよ。

ゼリーにすれば食べごたえアップ!

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「とにかく桃をたくさん食べたい!」という人には、桃をゼリーにするのがおすすめです。

ゼラチンを使ったほうが簡単ですが、食べごたえをアップさせるなら寒天を使うのがおすすめです。

粉寒天ならふやかす手間も少ないのでおすすめです。

桃をゴロゴロ入れてもいいですし、粗めにクラッシュして作ってもおいしいですよ。

ゼリーを手作りすることで、甘さを調節することができるので、糖分の摂りすぎにも気を付けることができますね。

まとめ

つわり中で桃しか食べられないという人もいるかもしれません。

桃ばかり食べていると栄養面が気になってしまいますが、つわりも安定期を迎えるころには徐々に軽くなっていくケースが多いです。

それまでの辛抱だと思って、食べられるものを食べたいときに食べるようにしましょう。

桃以外のものも食べられる人は、ほかの食べ物とのバランスも考えて、桃の摂取量を調整してくださいね。

私がよくやっていたのが、完熟の桃を炭酸水に入れてフレーバーウォーターにして飲むことです。

ほんのりと甘く、炭酸水が口の中をすっきりさせてくれるのでつわり中にもぴったりでした。

フレーバーウォーターは桃だけでなくいろいろなフルーツで作れるので、旬の果物を使って試してみてくださいね。