妊婦は汗をかきやすくなる?妊娠中に気になる「汗」の5つの原因と対処法

スポンサードリンク

妊娠中、普段以上にかいてしまう「汗」に悩まされることはありませんか?

お腹に赤ちゃんがやってくると、ママの身体は四六時中「汗」をかきやすくなります。

なぜこんなにも「汗」をかきやすくなるかというと、簡単に言えば『お腹の中の赤ちゃんを育てるため』にママの身体が変化しているからです。

そこで今回は、妊娠中に気になる「汗」の5つの原因と対処法をお話ししますね。

1.妊娠初期から汗をかきやすくなる原因は「黄体ホルモン」の影響も

皆さんは「黄体ホルモン(プロゲステロン)」という女性ホルモンをご存知ですか?

このホルモンは妊娠すると分泌量が増え、妊娠の維持や出産に向けて様々な働きをしてくれます。

そのことから「妊娠を助けるホルモン」ともいわれているのです。

「黄体ホルモン」には赤ちゃんを育てやすくするために基礎体温を上げる働きがあります。

この働きにより新陳代謝が上がり、普段より汗をかきやすくなります。

また、「黄体ホルモン」などの女性ホルモンの働きにより、母乳を作るための“乳腺”も急速に発達します。

これにより胸周りの血流がよくなり、これも汗をかきやすくなる原因とされています。

このように妊娠中は様々な原因で新陳代謝が上がり汗をかきやすくなります。

そのためにとても大切になるのが“水分補給”です。

汗をかきやすい分、適切に水分の補給が行わなければ脱水状態になってしまうことも。

そのため、適切な“水分補給”のポイントは、のどの渇きを感じてから水を飲むのではなく、渇きを感じる前に水分を摂ること。

水分が不足しやすい、就寝の前後、運動の前後・入浴の前後などにこまめに水分を摂る習慣をつけることです。

また、かいた汗をそのままにしておくと、妊婦さんにとって大敵である“冷え”の原因にもなります。

妊娠中は免疫が低下しやすいので、汗が皮膚トラブルの原因になることも。

汗はできるだけこまめに拭いたり、着替えるようにしましょう。

日中のみならず、“寝汗”も悩みに多くにあげられます。寝汗は睡眠不足の原因になることも。

“寝汗”が気になる場合は、寝具やパジャマ、下着の素材にこだわることで、少し改善される場合あります。

また、すぐ手の届く枕元などにお水やタオル、着替えを用意して寝ると安心ですよ。

2.自律神経の乱れなど、「ストレス」も汗の原因になります

妊娠中のママの身体は赤ちゃんの成長とともに劇的に変化します。

この変化が時として心と身体にとって大きな「ストレス」になることも。

こうした「ストレス」によって自律神経のバランスが崩れ、交感神経が敏感になると汗腺の働きが活発になります。

こうして引き起こされるのが「ストレス」による発汗なのです。

また、妊娠中は五感が敏感になりやすく、物音や匂いなど普段気にならない外からの刺激も「ストレス」になることも。

そのため、おでかけには静かな場所を選んだり、人混みを避けたり、自分のストレス源を把握してできるだけ避けるのが◎

それと同時に、日頃から自分のリラックスできる方法や場所を知っておくのもおすすめです。

私の場合、お気に入りのカフェで本を読んだり、生まれてくる赤ちゃんのために編み物をしたり、疲れない程度に集中することが自分にとってのストレス解消法になりました。

また、体調が良ければ気心の知れた仲間とおでかけしたり、大好きな植物園を散歩したり、日常から少し離れるのもよい気分転換になりました。

妊娠や日常のことで心配事があれば、お医者さんや助産師さん、家族など周りの人に相談して、心の負担を軽くすることも「ストレス」を軽減につながります。

「ストレス」とつきあうのはなかなか難しいですが、溜め込まないことが大切です。無理せずゆっくり過ごしましょうね。

3.妊娠中の「食生活」の乱れが多汗を引き起こす原因に

 妊娠中はこれまでと「食生活」がガラリと変わってしまうことがあります。

特につわりの際には、塩辛いものばかり食べたり、食が偏ると、それも汗の原因になります。

また妊婦さんはお腹の中の赤ちゃんを守るために脂肪を蓄えやすくなります。

そこに甘いものをたくさん食べたり、糖分の多い炭酸飲料などを好んで飲みすぎると、当然脂肪が増えます。

脂肪は保温の役割もしてしまうので、ここでまた体温が上昇し、汗をかきやすくなってしまうのです。

さらに、飲み物でいうと“カフェイン”には汗腺を刺激する作用があり、摂ることで汗が出やすくなります。

つわり中はつらいかもしれませんが、なるべく食生活に気を付けて多汗を予防しましょう。

いかがでしたでしょうか?以下、今回のまとめです♪♪

妊娠中に気になる「汗」の3つの原因は

1.女性ホルモン

2.ストレス

3.食生活

対処法としては

1.妊娠中は「女性ホルモン」の影響で汗をかきやすいので、“水分補給”を大切に。

汗をかいたらしっかり拭いてまめに着替えることも大切。

“寝汗”が酷ければ、寝具やパジャマ、下着の素材にこだわってみるのも◎

2.ストレスを溜め込まないこと。

日頃から自分自身の“ストレス源”や“リラックスできる方法”を知っておくと◎心配事があれば周りの人に相談を!

3.甘いもの、辛いもの摂りすぎや、カフェインの摂取に注意。バランスの良い食事をが大切。

上記の3つが挙げられます。

最初に書いたように、妊娠中に汗をかきやすい主な理由は『お腹の中の赤ちゃんを育てるため』にママの身体が変化しているから。

不快な汗も赤ちゃんのため!と思えば乗り切れそうですよね。

ただし、大量の汗をかく場合、その背景には糖尿病や甲状腺機能亢進症などの病気が潜んでいることも。

気になる時は必ずお医者さんに相談してくださいね。