妊婦はゴーヤを食べても大丈夫?妊娠中のゴーヤの栄養素と効果や注意点

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沖縄料理に欠かせないゴーヤは独特の苦みがあります。

健康的な食べ物で、一度食べるとクセになるという人もいらっしゃるのではないのでしょうか。

身体が喜ぶ栄養素を沢山含んだゴーヤは、妊娠中に食べても良いのでしょうか?

そこで今回は、ゴーヤの栄養素と効果、注意点、おすすめの食べ方についてご紹介致します。

  • 妊娠中にゴーヤを食べてもいいの?
  • ゴーヤの栄養素①「葉酸」と効果
  • ゴーヤの栄養素②「モモルデシン」と効果
  • ゴーヤの栄養素③「ビタミンC」と効果
  • ゴーヤの栄養素④「カリウム」と効果
  • ゴーヤの食べすぎに注意!
  • 妊娠中におすすめの食べ方

実はゴーヤには、妊娠中の身体に必要な栄養素がたくさん含まれています。

妊娠中に取り入れる食材のひとつとしてご参考下さいね!

妊娠中にゴーヤを食べてもいいの?

暑い沖縄の特産物として有名なゴーヤ。

ゴーヤチャンプルーとして食べると、卵の甘さでゴーヤの苦みが薄くなり、美味しく食べられますよね。

ですが、妊娠中にゴーヤを食べても良いのでしょうか?

実は、ゴーヤには身体に良い栄養素が豊富に含まれており、妊娠中にも是非取り入れたい野菜なのです。

ゴーヤは南の温かい環境で育った野菜。

昔から南で育った食べ物は身体を冷やし、北で育った食べ物は身体を温めると言われています。

そのため暑い夏の時期にぴったりの食材でもあります。

とはいえ、何でも食べすぎは良くありませんので、適度に栄養バランスを考えながら取ることが一番効果的です。

ゴーヤの栄養素①「葉酸」と効果

ゴーヤにはお腹の赤ちゃんの健康に欠かせない「葉酸」が含まれています。

100gあたり72μgの葉酸が含まれていますので、ゴーヤ1本250gだとすると180μgの葉酸を摂る事が出来ます。

厚生労働省では、妊婦さんの1日の推奨量を480μgとしています。

ゴーヤを1本食べることで、約1/4の葉酸を摂れることとなります。

参考:文部科学省「日本食品標準成分表 にがうり」

参考:厚生労働省「日本人の食品摂取基準 2015」

葉酸の効果

  • 赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減
  • 貧血防止
  • 動脈硬化の予防

葉酸は、お腹の赤ちゃんの臓器が作られる妊娠初期に摂取すると効果的です。

ゴーヤの栄養素②「モモルデシン」と効果

ゴーヤには特有の栄養素「モモルデシン」が入っています。

ゴーヤを食べると独特の苦みがありますが、その苦味こそが「モモルデシン」なのです。

モモルデシンは、数種類のサポニンと20種類のアミノ酸で構成されている栄養成分です。

モモルデシンの効果

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  • 血糖値、血圧を下げる
  • 肝機能の向上
  • 疲労回復
  • 夏バテ防止

夏に大きなお腹を抱える妊婦さんにオススメの食材です。

ただでさえ夏は暑くて大変なのに、大きなお腹を抱えるだけでも大変です。

夏は食欲も落ちますが、ゴーヤは胃腸を刺激して消火液の分泌を促す作用があるので食欲が湧いて夏バテ防止、熱中症予防にも効果的です。

また、血圧が高めな妊婦さんにもオススメです。

モモルデシンには、血圧をコントロールして正常値に近づけたり、血液をサラサラにする効果あるので、妊娠高血圧症候群のリスクを軽減させてくれます。

ゴーヤの栄養素③「ビタミンC」と効果

ゴーヤは、レモンの2から4倍、トマトの5倍ものビタミンCが含まれています。

ゴーヤが持つビタミンCは加熱しても壊れないのが特徴です。

ビタミンCの効果

  • 美肌効果
  • 免疫力アップ
  • 疲労回復
  • 鉄分の吸収促進

妊娠中は、ホルモンバランスの影響でお肌が荒れたり、シミやソバカスが増えてしまいがちです。

また、免疫力が下がって風邪を引きやすい体でもあります。

ゴーヤは妊娠中のマイナートラブル予防にとても効果的な食べ物です。

関連記事⇒妊婦にビタミンは必要?目安の摂取量や食品、摂取方法など5つの注意点

ゴーヤの栄養素④「カリウム」と効果

カリウムは、人体に欠かせないミネラルのひとつです。

ゴーヤに含まれるカリウムは、牛乳の約14倍と言われています。

カリウムの効果

  • 浮腫み防止
  • 高血圧
  • 食欲不振
  • 倦怠感

妊娠後期は、お腹が大きくなり身体が浮腫みやすくなります。

カリウムは身体の中の水分を調整する作用があります。

余分な塩分を外へ排出してくれるため、浮腫みや高血圧予防となります。

血圧が高めな妊婦さんに特におすすめの食べ物ですね!

関連記事⇒妊娠高血圧症候群とは?原因や症状と治療方法、4つの予防策

ゴーヤの食べすぎに注意!

ゴーヤは身体に良いからと言って、過剰に取りすぎては身体に良くありません。

苦味成分であるモモルデシンを摂りすぎると胃痛や腹痛、胃もたれや下痢を引き起こす可能性が高まります。

妊娠中に激しくお腹を壊してしまうと、お腹が張って切迫早産や流産のリスクが高まるので注意が必要です。

また、妊娠中はただでさえ瀕尿であるにも関わらず、ゴーヤを食べすぎてしまうことで更にトイレが近くなりがちです。

何でも過剰に取る事は良くありません。

偏った食生活よりも栄養バランスがきちんと取れていた方が、ゴーヤの栄養効果を高めてくれます。

食べ過ぎずに適量を食べるようにしましょう。

関連記事⇒妊婦はきゅうりを食べちゃダメ?妊娠中の胡瓜の栄養素や影響と5つの注意点

妊娠中のおすすめの食べ方

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沖縄で生まれたゴーヤは、やはり沖縄料理「ゴーヤチャンプルー」にして食べるのが一番美味しいでしょう。

お豆腐やお野菜も豊富に含まれていますので、栄養価も高いですし、身体に良いお料理でもあります。

しかし、生のゴーヤを使うとどうしても苦味が出てきます。

この苦味が苦手と言う人も多いでしょう。

ゴーヤの苦味が苦手な人には、下記のものがおすすめです。

ゴーヤ茶

お茶にすることで、ゴーヤ独特の苦味が和らぎ、飲みやすくなります。

さらに、ゴーヤを乾燥させているので栄養がギュッと凝縮されて栄養価も高いです。

妊婦さんには嬉しいノンカフェインなので、安心して飲むことができますよ。

ゴーヤチップス

ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れることがないので、揚げてもビタミンCを摂る事ができます。

自分で作る際には、白いワタごと揚げるのがおすすめです。

ワタの部分は、果肉の3倍近くのビタミンCを含んでいます。

市販で売られているゴーヤチップスは塩分や添加物が多く含まれているので、食べすぎには注意して下さいね。

まとめ

ゴーヤには、葉酸を始めとする妊娠中に必要な栄養素が沢山含まれています。

妊活中の人のおたすけ食材とも言えます!

しかし、ゴーヤは夏野菜ですので、残念ながら1年中食べられるお野菜ではありません。

夏には、「ゴーヤチャンプルー」にして食べて、その他の季節には「ゴーヤ茶」や「ゴーヤチップス」で栄養を補給するのがおすすめです。