妊娠日数、週数の数え方はどう計算する?計算方法とママの変化や胎児の様子

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妊娠の進み方は、1か月を28日として◯週◯日というように表されます。

妊娠がわかった時にはすでに妊娠2か月と言われて驚く人もいるでしょう。

それは日数や週数の数え方が、最終の生理開始日を0週0日とするからです。

なので、生理予定日にはすでに妊娠4週0日、妊娠2か月になっているのです。

そして出産予定日は288日目、40週0日になります。

また、妊婦健診に行って、妊娠週数や予定日が変わることもあります。

それは、最終の生理が開始日から生理周期28日で週数を計算しているからです。

人によっては排卵日までがもう少し長かったり、短かったりします。

排卵日のズレによって、必ずしも正確な週数というわけではありません。

そのため、胎児の成長具合によっては医師は週数を訂正します。

月経から排卵、着床、妊娠成立までの日数

妊娠週数は、前回の生理開始日を0週0日として、28日を1か月と計算します。

排卵日は生理周期でいうと14日目ごろです。

妊娠週数でいうと妊娠2週0日ごろになります。

卵子の受精可能な時間は約24時間です。

なので2週0日で排卵した場合、受精したのは、妊娠2週0日〜1日です。

その後受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通って子宮にに向かいます。

この間は約7日かかります。

子宮までやってきた受精卵は、透明帯と呼ばれる膜を破って孵化し、子宮内膜に根を下ろします。

これが着床です。

受精卵が子宮に着床すれば妊娠成立になります。

この時は妊娠3週0日〜2日ごろです。

着床を始めてから完了するまでには約5日かかります。

週数では、妊娠4週0日ごろ。

次の生理開始予定日ごろです。

妊婦健診で妊娠日数や週数が変わるのはなぜ?

生理が遅れたら、まず妊娠検査薬を試すでしょう。

妊娠検査薬は、受精卵が着床後に分泌し始めるhcgといホルモンに反応すると陽性反応を出します。

妊娠検査薬によって、生理予定日から判定できるもの、生理予定日1週間後から判定可能なものがあります。

それは検査薬によって感知できるhcgの量が異なるからです。

妊娠検査薬で陽性反応が出れば、産婦人科を受診します。

初診の時にはどの病院でも問診があります。

問診では最終の生理開始日についても聞かれます。

その問診を元に妊娠週数を計算します。

日本産婦人科学会研修コーナーでは

胎嚢は妊娠5週でほぼ100%認める

心拍は妊娠6週以降に確認

とされています。

しかし、前回の生理日からの計算では妊娠5週なのに胎嚢が見えない。

6週になってやっと見えたということもあります。それは週数の数え方が間違っていることが原因と考えられます。

妊娠週数は生理周期が28日として計算しています。

生理周期がそれよりも長い場合には、実際の週数と胎児の成長具合が合わなくなってしまいます。

また排卵が遅れていた場合にも合わなくなることがあります。

ですが、妊娠初期の頃は、前回生理開始日から妊娠週数や出産予定日を計算します。

そのうち、胎児も大きくなり超音波検診で、頭臀長(CRL)や児頭大横径(BPD)、大腿骨長(FL)などが測定できるようになります。

これらの値は何週で何cmという目安が決まっています。

最終生理開始日から計算された予定日と、計測値にズレがある場合には、超音波計測値からの予定日を採用することになっているのです。

そのため、妊婦健診を受けて妊娠日数や週数が変わることがあるのです。

妊娠日数、週数とママの体の変化や赤ちゃんの様子

受精卵の大きさは、約0.1mmしかありません。

それが約40週お腹の中で成長することで50cmほどまで大きくなります。

ものすごい成長ですね。子宮の大きさも非妊娠時には40〜70g。

腔内容量は10ml以下だったのが妊娠末期には、約1,000g。

腔内容量は約5,000mlにもなります。

ここでは妊娠週数とママの体の変化や赤ちゃんの様子をご紹介します。

妊娠1か月
妊娠0週0日〜妊娠3週6日

最終月経開始から次の生理予定日までです。

稀に着床後すぐつわりのような症状を感じる人もいるそうですが、ほとんどの人が何も変化を感じないでしょう。

胎芽の大きさは身長0.6〜0.7mm、体重は0.7〜0.8gになります。

妊娠2か月
妊娠4週0日〜妊娠7週6日

生理の遅れから妊娠に気付く人も多くなるころです。

ママの体の変化はつわりがあります。

お腹の膨らみはまだありません。

子宮の大きさは鷲卵大です。

超音波検査で、胎嚢や心拍が確認できることです。

2か月の前半では、豆粒のようにしか見えなかった胎芽が、後半では2頭身に見えるようになります。

7週の終わり頃には、脳や脊髄の神経細胞が発達し約80%が作られます。

妊娠3か月
妊娠8週0日〜妊娠11週6日

ママはつわりがピークになるころです。

子宮の大きさは手拳大になります。

8週目に入ると胎芽から胎児と呼ばれるようになります。

内臓の各器官はほぼ完成します。

胎盤も完成します。

へその緒を通して栄養を取るようになります。

超音波で見ても頭と体がわかるようになり、手をバタバタさせている様子も見えるようになります。

妊娠4か月
妊娠12週0日〜妊娠15週6日

ママはつわりのピークを越え少しずつ落ち着いてくるころです。

お腹が膨らみ始め、胎動を感じる時期でもあります。

子宮の大きさは7cm〜15cmになります。

男女を区別する外性器が出来上がるのもこのころです。

妊娠5か月
妊娠16週0日〜妊娠19週6日

お腹もふっくらとして、バストやおしりにもボリュームが出始めるころです。

子宮の大きさは12〜18cmになります。

19週目には胎児は247gほどになります。

妊娠6か月
妊娠20週0日〜23週6日

お腹はふっくらとしてきます。

私はこの頃から皮膚のかゆみを感じていました。

妊娠線対策も兼ねて保湿クリームを塗ると良いそうですよ。

子宮の大きさは15cm〜24cmになります。

23週目には胎児は560gほどになります。

妊娠7か月
妊娠24週0日〜27週6日

子宮の大きさは18cm〜28cmになります。

胎児は1,023gほどになります。

妊娠8か月
妊娠28週0日〜31週6日

妊娠後期に入ります。

お腹が大きくなって反るような体制になるため、腰痛に悩まされる妊婦さんもいるでしょう。

むくみやこむら返り、夜中何度も目が醒めるなど、お腹が大きくなることによるマイナートラブルが増えてくる時期です。

子宮の大きさは22〜23cmになります。

胎児は1,635gほどになります。

妊娠9か月
妊娠32週0日〜妊娠36週6日

下を向いても爪先は見えないし、靴下も履きにくい状態になります。

子宮の大きさは30cm〜36cmになります。

胎児は2,507gほどになります。

妊娠10か月
妊娠37週0日〜妊娠40週6日

37週にはいれば、赤ちゃんはいつ産まれても大丈夫な状態になります。

お腹は大きいものの赤ちゃんが下がってくるので胃のあたりがスッキリしたと感じる人もいるでしょう。

子宮の大きさは30cm〜36cm。

胎児は3,125gほどになります。

参考

妊娠の定義  科学技術・学術審議会生命倫理・安全部会特定胚及びヒトES細胞研究専門委員会(第16回)議事録

日本産婦人科学会周産期委員会 胎児計測と胎児発育曲線について

日本産婦人科学会研修コーナー

まとめ

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前回生理開始日から妊娠日数は数えます。

そのため、排卵日が遅れたりたり生理周期によっては、誤差が生じてしまうのです。

検診時に出産予定日を変更されたら不安になってしまいますが、ズレが生じることもあるとわかっていれば安心ですね。