赤ちゃんの離乳食でおでんはいつから食べて大丈夫?5つの注意点とおすすめレシピ

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赤ちゃんの離乳食作りは、楽しい反面、気を付けることも多く大変ですよね。

出来るなら、大人用のおかずを取り分けて食べられると、家事の負担も少し減り、お母さんも楽になります♪

大根、こんにゃく、卵、ちくわ、はんぺん、じゃがいも、餅入り巾着、昆布、白滝、がんもどき、さつま揚げ、ウインナーなど、様々な食材が詰まったおでん。

種類が豊富なので、赤ちゃんにも取り分けて、一緒に食べると楽しそうですね♪

「赤ちゃんはいつからおでんを食べていいの?」

「おでんを食べさせるときに気を付けることってある?」

「おでんの離乳食レシピが知りたい!」

おでんは、様々な食材が入っているからこそ、どれを食べさせて良いのか悪いのか、いつから食べていいのかなど疑問もたくさん出てきます。

そんな疑問を今回は解決していきましょう!

  • おでんはいつから食べていい?
  • おでんを食べさせるときの5つの注意点
  • ゴックン期のおすすめレシピ
  • モグモグ期のおすすめレシピ
  • カミカミ期のおすすめレシピ
  • パクパク期のおすすめレシピ

月齢別に、食べてもよい食材や味付けなどを細かくご紹介していきます。参考になれば嬉しいです。

赤ちゃんはいつからおでんを食べることができる?

基本的に、赤ちゃんは生後5か月~6か月頃に離乳食がスタートします。

離乳食初期のうちから「おでんなんて食べさせたらだめでしょ?」と思いがちですが、実は味付けや具材に気を付ければ、おでんの具を食べさせることができます。

レシピを知っておけば、おでんは毎日の離乳食作りの手助けにもなる料理のひとつです。

また、具材の種類の多いので、他に何品も準備する手間も省けますね。

赤ちゃんでも食べることができる、おでんのレシピと、注意しなくてはいけないことについて、ぜひ覚えていってくださいね♪

赤ちゃんにおでんを食べさせるときの5つの注意点

赤ちゃんにおでんを食べさせようと思った時には、次のことに気を付けるようにしましょう。

市販のおでんセットやコンビニのおでんは赤ちゃんには不向き

冬になってくると、スーパーには1人前から、温めるだけでできるおでんのセットや、コンビニではおでん戦争と言われているくらい、あちこちでおでんが販売されています。

しかし、市販のおでん用だしも含めて、どれも塩分が多く含まれており、味付けは濃くつけられているのもがほとんどです。

もちろん、具材にもだしがしみ込んでいるので、具材だけ食べさせるのもNGです。

また、おでんセットには卵やさつま揚げなどの揚げ物など、様々なものが一緒に入っており、アレルギーや消化に影響が出る可能性もあるので、注意が必要です。

赤ちゃんと一緒に、おでんを楽しむのであれば、初めから作る必要がありますね。

卵はアレルゲンになりやすいので慎重にする

赤ちゃんに、初めての食材を食べさせるときには、毎回一口だけ食べさせて様子を見ます。

アレルギー反応を確認するためです。

卵もアレルゲンになりやすく、赤ちゃんに卵を食べさせた後に、肌に赤いブツブツができたり、かゆみを伴いご機嫌が悪くなったり、咳や喉の腫れなど、色々な症状がでる場合があります。

卵は卵黄と卵白で食べ始められる時期が違います。

卵黄はモグモグ期から、卵白はモグモグ期後半~カミカミ期から、少しずつ食べさせ始めます。

ですので、おでんの具材である卵を、そのままゴックン期やモグモグ期に出してしまうといけません。

卵は、アレルギーの有無を確認したうえで、カミカミ期くらいから食べさせてみてくださいね。

また、卵アレルギーのある赤ちゃんは卵を与えなくても、だし汁で一緒に煮込んだだけで、他の食材を食べてもアレルギーが起こります。

卵アレルギーの赤ちゃんの場合には、卵を入れないおでんを作りましょう。

さつま揚げやちくわなどの練り物は添加物の確認をする

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おでんに入っている練り物も美味しいですよね♡

しかし、油で揚げられていたり、添加物が入っているものもあるので、赤ちゃんに食べさせるときには注意が必要となります。

さつま揚げなどの揚げ物であれば、赤ちゃんの消化機能の成長に合わせて、パクパク期くらいからがよいでしょう。

そのまま与えるのではなく、一度熱湯をかけて油抜きをして、少量を食べさせましょう。

ちくわなどの練り物は、味が濃いものや添加物が入っているものもあるので、購入の前に一度成分表示をみてくださいね。

喉に詰まらせやすいので、小さく切ってあげて少量をあげましょう。

かまぼこも喉に詰まらせやすく噛みにくいので、離乳食には不向きな食べ物です。

はんぺんは塩分が多く含まれている

ふわっとした食感で、魚のすり身からできているはんぺんは、一見、赤ちゃんに向いていそうな食材です。

しかし、加工品と同じく塩分が含まれており、たくさん食べさせないように気を付けましょう。

また、はんぺんには、卵白が含まれていますので、カミカミ期からトライすることができます。

添加物が入っているものが多いので、無添加のものを探してみましょうね。

こんにゃくは誤飲する可能性がある

こんにゃくは、低カロリーなのに食物繊維が豊富に含まれているので、とても優秀な食材です。

しかし、噛みにくいので、赤ちゃんは食べにくく離乳食完了期に食べられるくらいです。

一口大であげてしまうと、喉に詰まらせてしまう危険性があります。

パクパク期に食べさせるときには、一度下茹でをして灰汁をぬき、みじん切りにして食べさせる必要があるので、おでんのこんにゃくをそのまま食べさせるのは、安全面を考えて、やめたほうがよいでしょう。

このように、おでんの具材を中心に、気を付けなければいけない食べ物もあります。

では、食材や味付けに注意しながら、月齢別のおすすめレシピに進みましょう。

ゴックン期(生後5~6か月頃)のおすすめレシピ

ゴックン期は、まだ味付けの必要はありません。

食材そのものの味を楽しませてみましょう。

そのため、味付けをする前に赤ちゃんの分を取り分けておき、その後味付けをするのがポイントです。

昆布だしで取り分けおでん

<材料>

  • 昆布 10㎝
  • 水 400㏄
  • 大根・人参・じゃがいも・白滝など 適量
  • おでんの素 適量

<作り方>

1.昆布を、硬く絞ったふきんで綺麗に拭きます。

2.鍋に昆布と水をいれて、そのまま30分放置します。

3.弱火にかけて、沸騰する直前に昆布を取り出しましょう。

4.だし汁に、具材をいれて柔らかく煮込みます。

5.野菜類にしっかりと火が通ったら、赤ちゃんの分を取り出しましょう。

6.その後に練り物やゆで卵、さつま揚げなどの具材を投入して、おでんの素と入れて煮ます。(大人用完成!)

7.5で取り出した野菜は、すり鉢やブレンダーで細かくすりつぶし、小分けして冷凍もできるので、離乳食に混ぜて食べさせてあげましょう。

モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ

豆腐くらいの柔らかさのものであれば、舌ですりつぶして食べることができるようになってきます。

また、ゴックン期に比べると、出汁で風味を出してあげることもできるようになります。

手作り和風だしでベビーおでん

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<材料>

  • 鶏ささみ 5分の1本
  • 大根 みじん切り小さじ2
  • 人参 みじん切り小さじ1
  • じゃがいも みじん切り小さじ1
  • 昆布 2㎝角
  • かつおパック 1袋
  • 水 3分の1カップ

<作り方>

1.和風だしを作っていきます。まず、耐熱容器に昆布とかつおパックと水をいれます。

2.ラップをかけずにレンジで600W1分加熱します。

3.やけどに気を付けて取り出し、茶こしをつかってこしたら鍋に入れましょう。

4.ささみは筋をしっかりと取り除き細かく刻みます。

5.和風だしが入った鍋に、ささみと大根、人参、じゃがいもを加えて柔らかくなるまで煮込みます。

6.具材が柔らかくなったら出来上がりです。

おでんの残り物で♪ツナと大根の煮物

<材料>おでんは薄味が前提です。

  • おでんの大根 1つ
  • ツナの水煮缶 大さじ1

<作り方>

1.おでんから大根を取り出し、フォークで食感が残るくらいに潰すか、8㎜角に切りましょう。

2.味が濃そうであればお湯で少し薄めてあげます。

3.大根の上にツナを盛り付けて完成です。

冷蔵庫の野菜を消費!野菜おでん

<材料>4人分

  • 大根 4分の1本
  • こんにゃく 横半分(入れなくても可)
  • 人参 2分の1本
  • 玉ねぎ 2分の1個
  • キャベツ 3枚
  • 卵 4個
  • だし汁 2カップ

<作り方>

1.大根は2㎝ほどの輪切りにして、両面に十字の切り込みをいれ、ラップをしてレンジで8分加熱します。

2.厚さを半分にしたこんにゃくに切り込みを入れて、食べやすい小さく切り下茹でをします。

3.人参と玉ねぎは皮を向き、5㎜角に切ります。

4.キャベツを3㎝角にざく切りします。

5.卵は一度茹でて、殻をむいておきます。

6.だし汁に大根と人参、玉ねぎ、キャベツ、卵、こんにゃくをいれて、具材が柔らかくなるまで煮込みます。

7.お皿に盛れば完成です。お野菜を大きめに切り、ここで取り出して小さく切って食べさせてもOK。

取り出した後に、醤油やみりん、はんぺんなどを加えて、大人用おでんとしても使うことができます。

カミカミ期(生後9~11ヶ月)のおすすめレシピ

卵を食べられるようになってくる時期です。卵だけでなく、食べられる食材が増えてきます。

また、薄味での味付けも可能で、盛り付けや見た目でも赤ちゃんが楽しんでくれるようになり、離乳食を作る喜びが増えてきます。

卵入りで簡単♪ベビーおでん

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<材料>

  • 卵 8分の1個
  • 大根 大さじ1
  • 人参 小さじ1
  • 和風だし 4分の1カップ

<作り方>

1.和風だしは『手作り和風だしでベビーおでん』でご紹介した、レンジでできるだしを作ります。

2.大根と人参を8㎜角くらいに刻みます。

3.卵は固ゆでして、みじん切りにします。

4.和風だしに、大根と人参を入れて柔らかく煮ましょう。

5.4をお皿に盛り、上に卵をそえて出来上がりです。

パクパク期(1歳~1歳半)のおすすめレシピ

色々な具材を食べることができるようになるパクパク期♪

味付けも薄味であれば挑戦させてみてもよいでしょう。たくさんの食材に出会わせてあげましょう。

うずらの卵で♪おでん風煮込み

<材料>

  • 大根 20g
  • 人参 10g
  • はんぺん 15g
  • うずらの卵 1個
  • だし汁 200㏄
  • 醤油・みりん 各小さじ4分の1

<作り方>

1.大根の皮は厚めにむきます。人参の皮も向き、それぞれ8㎜ほどのいちょう切りに切ります。

2.はんぺんは8㎜角に切りましょう。

3.うずらの卵は一度ゆでて、殻をむきます。

4.鍋でだし汁を温めたら、1を入れて柔らかくなるまで茹でます。

5.野菜が柔らかくなったら、はんぺんとうずらの卵、調味料をいれて弱火で煮込み完成です。

※うずらの卵は丸のみしないように、半分にカットしたりするのがおすすめです。

圧力鍋で具材が柔らかい!おでん

<材料>4人前~

  • 大根 半分
  • 人参 半分
  • 卵 2個
  • しょうゆ 大さじ1
  • みりん 小さじ1
  • だし汁 300㏄

<作り方>

1.大根は皮を向き、1㎝ほどの輪切りにします。人参は一口大に乱切りします。

2.卵は一度茹でて、殻をむいておきます。

3.圧力なべに、大根、人参、調味料を入れて蓋をしめ加熱します。

4.加熱が終わったら蓋をあけて卵を入れて、蓋を開けたまま煮込みます。

5.野菜、卵が好みの色と固さになれば完成です。

まとめ

おでんを作るときは、赤ちゃんの離乳食にも取り入れることができるので、参考にしてくださいね。

具材たっぷりなので、冬の定番メニューになりますよ♪

卵や練り物、こんにゃくなど、おでんの中の具材には気を付けるものもあるので、取り分ける際に気を付けたり、取り分けた後に大人用具材として入れる方法もおすすめです。

家族で一緒に楽しく食べられるといいですね♪