女を使った名前10選~女の意味や由来と読み方を徹底解説

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「女」という漢字について

字画数:3画
音読み:ジョ、ニョ、ニョウ
訓読み:おんな、め

「女」の意味や由来や成り立ちと特徴

“女性”を表す漢字です。

「長女」や「子女」などのように、特に“娘”を指していうこともあります。

訓読みの「ニョ」は、奈良時代より前からある読み方でした。

「天女(てんにょ)」「女人(にょにん)」などのように、仏教の影響が色濃く残っています。

「女房(にょうぼう)」「女御(にょうご)」のように、「にょう」と読むのは、音読みの「ニョ」が伸ばされたためです。

現代では、「女王(じょおう)」の「ジョ」などは、ジョウと引き伸ばして発音するほうが自然な形になりました。

漢字の成り立ちには諸説あります。

「女」の元となった古代文字の形は、女性が手を前に組んで座っている姿だという説。

あるいは、女性が祈っている姿だという説。

また、女性が両手を前について、ひざまずいている姿だ、という説もあります。

最後の説の根拠は、仏教の世界では、男性が社会の中心となっていたため、とされています。

いずれにしても、はっきりしたことは分かっていません。

名づけで使われるときには、「いつ」「お」「おと」「きのと」「くに」「と」と、様々な読み方ができます。

バリエーションが豊富なので、楽しみながら名前を考えることができそうですね。

女の子の名前に「女」という漢字が入っていると、“女の子が生れて嬉しい!”という、ご両親の喜びの波動が文字から伝わってくるような気がしませんか?

また、字面からは、おしとやかで神秘的な女性の姿が浮かび上がってくるようですね。

「女性らしい女性に」という強い願いを込めたいときには、おすすめの漢字です。

先頭字に「め」の音を使うと、おっとりとした雰囲気になります。

上品で、貴族的な響きを持っているため、周囲から一目置かれる女性になるでしょう。

真面目で、自分を磨く努力を怠らないので、いずれは品格に優れた成功者になりそうです。

止め字に「め」がくる場合も、やはりゆったりとしたイメージですが、どこか夢みがちな、永遠の少女のような可愛らしさにあふれています。

けれど、人からはお人形さんのように思われがちですが、実は芯が強いしっかり者です。

いじめられていた子がいたら、率先して助けにいくような、勇気を持ち合わせています。

名前に「女」がつく有名人には、坂本龍馬の姉である乙女がいます。

子どもの頃から活発で、母親が早くに亡くなったため、龍馬の母代わりもしていたようです。

文武両道で面倒見の良い姉には、さすがの龍馬も頭が上がらなかった様子。

龍馬はよく手紙を書きましたが、一番多くやり取りした相手は乙女であったと言われています。

「女」を使った熟語

女気(おんなぎ)

意味:女性が生れながらに備えているとされる、優しさやしとやかさなどの気質。

乙女心(おとめごころ)

意味:少女の純粋で繊細なこころ。

恋女房(こいにょうぼう)

意味:結婚してからも、恋人のように仲の良い夫婦のうち、夫からみた妻をさしてつかう表現。

女歌舞伎(おんなかぶき)

意味:1500年終わり頃から1600年始めにかけて、京都で流行した、女性が役をつとめる歌舞伎のこと。

その後、風紀が乱れるとして、幕府から禁止された。

「女」の説明の仕方

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例えば電話で自分の名前を名乗った際に、「どういう漢字を使われますか?」と尋ねられることがあります。

そんな時のために、漢字の説明の仕方を何パターンかストックしておくと、いざという時に便利ですよ!

※ 例「綾女(あやめ)」の場合

・A「めは、少女の女です」
・A「めは、女性の女です」

「女」は分かりやすい漢字ですので、困ることはあまりないかも知れませんが、とっさには良い例えが思い浮かばないこともあります。

そんな時に役立てていただければ幸いです。

「女」を使った名前の有名人・芸能人

天津 乙女さん(元宝塚歌劇団・劇団理事)
杉田 久女さん(俳人)
浦島 歌女さん(元宝塚歌劇団)
市川 竹女さん(津軽三味線奏者)
奥田 小由女さん(人形作家・日本芸術院会員・文化功労者)
木村 夏女さん(女優・声優・ナレーター・モデル)
神徳 由女さん(タレント)
佐橋 慶女さん(エッセイスト)
斯波 園女さん(江戸中期の女流俳人)
露崎 春女さん(シンガーソングライター)
中川 鶴女さん(琵琶奏者)
中村 汀女さん(作家・脚本・エッセイスト)
林家 和女さん(落語囃子方)
松尾 女依さん(女優)
松島 夢女さん(モデル・タレント)
水崎 綾女さん(女優)

「女」を使った名付け候補

綾女(あやめ)
桜女(さくらこ)
女恵(たかえ)
夏女(なつめ)
弘女(ひろめ)
萌女(もえこ)
柚女(ゆめ)
女美(よしみ)
香奈女(かなめ)
女亜莉(めあり)

まとめ

おしとやかで従順な雰囲気を漂わせつつも、芯が強く一筋縄ではいかない印象の「女」。

現代女性を表すには、うってつけの漢字なのかもしれません。