赤ちゃんはオリゴ糖をいつから食べて大丈夫?3つの注意点と離乳食レシピ

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デザートや飲み物、離乳食の味付けなどにも最適な優しい甘さのオリゴ糖。

オリゴ糖には、イソマルトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖など様々な種類があり、

成分の結合の仕方により、種類が分かれています。

それぞれの種類の効果や甘味などにより、醤油やお菓子類・牛乳など、それぞれの食品に見合ったものに含まれています。

また、オリゴ糖は善玉菌を増やす効果や低カロリーであることなどから、注目を浴びている食品のひとつです。

「いつから赤ちゃんにオリゴ糖を食べさせていいの?」

「オリゴ糖を食べさせるときに気を付けることある?」

「オリゴ糖を使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、赤ちゃんにオリゴ糖を含んだ食べ物を食べさせるときに、いろいろな疑問が出てきます。

今回は、赤ちゃんとオリゴ糖について、詳しく次のことをご紹介していきます。

  • 赤ちゃんがオリゴ糖を食べられる時期
  • オリゴ糖を食べさせるときの3つの注意点
  • オリゴ糖が赤ちゃんにもたらす効果
  • 市販のおすすめのオリゴ糖
  • ゴックン期のおすすめレシピ
  • モグモグ期のおすすめレシピ
  • カミカミ期のおすすめレシピ
  • パクパク期のおすすめレシピ

赤ちゃんの離乳食や食事の中で、取り入れてほしい食品のひとつなので、参考にしていただければ嬉しいです。

赤ちゃんはいつからオリゴ糖を食べてもいいの?

オリゴ糖は糖類の一種である単糖が3個ほど結合したもので、たくさんの種類のオリゴ糖があります。

オリゴ糖は、砂糖の代わりとなる代用甘味料とも呼ばれています。

糖質も低く、カロリーも低いので、糖尿病や肥満の人なども砂糖の代わりに摂取することを推奨されています。

そんなオリゴ糖ですが、生後何か月から食べさせて良いというはっきりとした決まりは特にありません。

母乳の中にも含まれている成分なので、生まれて間もない頃から、食べさせても良い食品といわれています。

母乳を飲んでいる赤ちゃんには、乳頭にオリゴ糖を塗って飲ませている人、ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、ミルクにオリゴ糖を混ぜて飲ませている人、離乳食が始まっている赤ちゃんは、離乳食に混ぜて食べさせても大丈夫なのです。

しかし、月齢によって、飲ませ方や飲ませる量などに違いがあるので注意が必要です。

では、赤ちゃんにオリゴ糖を食べさせるときに注意したほうが良いことをみていきましょう。

赤ちゃんにオリゴ糖を食べさせるときに気を付けてほしい3つのこと

月齢によって食べさせて良い量が違う

いくらオリゴ糖が身体によく、赤ちゃんにも問題なく食べさせることができるからといって、

食べさせすぎるのはよくありません。

生後6か月未満は、赤ちゃんの様子を見ながら1日あたり0.5gを目安に与えていきます。

生後6ヶ月以上は、1日1gを目安に与えていきましょう。

しかし、赤ちゃんの体重や体質によって摂取してよい量も変わってくるので、赤ちゃんの成長や様子をこまめにチェックしながら食べさせるようにしてみましょう。

市販のオリゴ糖の購入するときは成分表示を確認すること

スーパーなどでオリゴ糖も販売されているのですが、市販のオリゴ糖を購入するときには、一度裏の成分表示を確認するようにしましょう。

なぜかというと、商品によって、オリゴ糖以外にはちみつやプロポリスなどが含まれているものがあります。

オリゴ糖のみ入っているもの、純度100%のものが一番安心して食べさせることができるので、購入されるときには注意してくださいね。

過剰摂取は下痢の原因になる

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先ほど、食べ過ぎはよくないことをお話ししましたが、甘いからよくないというだけではありません。

オリゴ糖は、善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれるのですが、摂りすぎてしまうと赤ちゃんの体調や体質によっては、下痢になってしまうことがあります。

下痢が続いているのであれば、赤ちゃんにオリゴ糖を食べさせるのをやめてみて、様子をみてくださいね。

オリゴ糖が赤ちゃんにもたらす良い影響とは?

虫歯になりにくい成分が含まれたオリゴ糖がある

砂糖が含まれているものは虫歯の心配が付きものです。

砂糖の代用甘味料であるオリゴ糖はどうなのでしょうか?

実は、オリゴ糖の中に含まれている糖には、虫歯菌が好む糖が含まれていないものもあります。

虫歯の心配がなく、安心して赤ちゃんに与えられるというのもオリゴ糖の良いところなのです。

しかし、やはり虫歯が心配という場合には、オリゴ糖を食べさせた後に歯磨きをして、口の中のケアをしてあげるとよいですね。

手ごわい便秘に効く

大人だけでなく、赤ちゃんの便秘にもオリゴ糖がよいと広く知られています。

赤ちゃんも1週間うんちが出ないことや、お腹がパンパンになって苦しそうなとき、また、便秘になりやすい赤ちゃんもいます。

そんな赤ちゃんに、まだオリゴ糖を試していないのであれば、ごく少量から食べさせてみてはいかがでしょうか?

オリゴ糖は善玉菌のご飯でもあるので、腸の善玉菌がオリゴ糖を食べることにより、善玉菌が増えていきます。

そうなると、腸の消化や吸収の効果がしっかりと行われるようになり、便秘の改善によいといわれています。

逆に、腸内に善玉菌がいなかったり少なかったりする場合だと、効果が薄い事もあります。

もちろん、便秘が激しい時には、かかりつけ医に相談するのが一番良いのですが、おうちでできる方法のひとつとして、オリゴ糖の摂取を試してみてもよいですよ。

赤ちゃんにもおすすめの市販のオリゴ糖2選

市販のものの中にはオリゴ糖の純度が30%のものや、別のものも含まれているものなどがあります。

もし、近くのお店で、赤ちゃんによいオリゴ糖が見つからない時は、ネット通販でも販売されているので、

参考にしてみてください。

カイテキオリゴ

たまごクラブでも紹介されたカイテキオリゴは、日本でも一番好まれているオリゴ糖です。

純度も高く、お年寄りから赤ちゃんまで薦められています。

またオリゴ糖が1種類だけでなく6種類入っているもの特徴のひとつです。

オリゴ糖はたくさんの種類があるので、1種類だけでなく、複数のオリゴ糖を摂取した方が、

より効果的といわれています。いくつも購入する必要がないのでよいですよね。

公式HPはこちらからどうぞ。

はぐくみオリゴ

オリゴ糖の純度が100%の安心できるオリゴ糖です。

こちらも1種類のオリゴ糖だけでなく、5種類のバランスの良いオリゴ糖が含まれています。

妊婦さんや赤ちゃんにも勧められているので、薬に頼れない時期などにも食べることができます。

こちらは、モンドセレクション2016年度の金賞をとっており、試してみたいオリゴ糖のひとつです。

無着色・無香料で、粉末タイプのオリゴ糖です。

公式HPはこちらからどうぞ。

ゴックン期(生後5~6か月頃)のおすすめレシピ

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それでは、オリゴ糖をつかったレシピをご紹介していきます。

ゴックン期は、まだまだトロトロの状態のものしか食べることができないので、10倍粥に混ぜたり、ヨーグルトに混ぜたり、ミルクに混ぜたりして食べさせてみましょう。

オリゴ糖水

<材料>

  • 粉末のオリゴ糖 1g
  • 湯冷まし 25㏄

<作り方>

1.粉末のオリゴ糖を湯冷ましにいれて、よく混ぜ、粉が見えなくなったら出来上がりです。

バナナりんごヨーグルト

<材料>

  • バナナ 1㎝
  • プレーンヨーグルト 大さじ3
  • りんご 4分の1個
  • 粉末オリゴ糖 1g程

<作り方>

1.バナナはしっかりと潰し、りんごはすりつぶしておきます。

2.ヨーグルトにオリゴ糖をいれてよく混ぜます。

3.ヨーグルトに、バナナとリンゴを入れて混ぜ合わせたら出来上がりです。

モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ

バナナ入りパン粥

<材料>

  • パン 8枚切りの4分の1枚
  • 調乳済みのミルク 30㏄
  • バナナ 2㎝
  • オリゴ糖 小さじ2分の1

<作り方>

1.パンは、手で細かくちぎって耐熱容器に入れます。

2.調乳したミルクを、パンが入っているお皿に入れて、浸します。

3.バナナをフォークでなめらかになるまで潰して、バナナとオリゴ糖を2に入れます。

4.全体をよく混ぜたら、レンジで500w20秒ほど温めましょう。

5.レンジから取り出して、少し混ぜながら冷ましたら出来上がりです。

きのこ雑炊

<材料>

  • えのき茸 2本
  • 生のしいたけ 10分の1個
  • 7倍がゆ 大さじ3
  • ささみ 10g
  • だし汁 大さじ2
  • オリゴ糖 小さじ2分の1弱

<作り方>

1.えのき茸の根元を取り除きみじん切りにします。

2.生しいたけは軸を取り除いて、みじん切りにします。

3.ささみはゆでて、フォークでほぐし、みじん切りにします。

4.えのき、しいたけ、ささみをだし汁で軟らかくなるまで煮ましょう。

5.7倍がゆを加えたら、出来上がりです。

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

カラフル鮭のあんかけ煮

<材料>

  • 生鮭の切り身 6分の1切れ
  • ピーマン 6分の1個
  • 人参 2㎜厚の輪切りを1枚
  • 玉ねぎ 5㎜厚のくし切りを1枚
  • だし汁 大さじ3
  • オリゴ糖 小さじ1
  • 醤油 少々
  • 水溶き片栗粉 少量

<作り方>

1.生鮭は茹でて皮と骨を取り除いたら、細かくほぐしていきます。

2.ピーマンのへたと種をとり、5㎜角に切っていきます。ピーマンが苦手な子にはみじん切りにします。

3.人参の皮をむいて、細切りにします。

4.玉ねぎは皮をむいて、5㎜角に切ります。

5.小鍋にだし汁とオリゴ糖、醤油をいれて軽く混ぜ、野菜を入れて煮ます。

6.水溶き片栗粉を入れたら完成です。

かぼちゃのそぼろ煮

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<材料>

  • かぼちゃ 50g(皮と種を除いて)
  • 鶏ひき肉 30g
  • だし汁 かぼちゃが浸かる程度
  • 水溶き片栗粉 少量
  • オリゴ糖 小さじ1
  • 醤油 少々

<作り方>

1.かぼちゃを1㎝角の大きさにきって、だし汁をいれた小鍋で軟らかくなるまで茹でます。

2.1にひき肉を加えて、色が変わるまで火を通していきます。

3.2にオリゴ糖と醤油をいれて、混ぜていきます。かぼちゃは煮崩れしても大丈夫です。

4.火をとめてから、水溶き片栗粉をいれて、とろみがついたら出来上がりです。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

野菜入りのホットケーキ

<材料>

  • ホットケーキミックス 150g
  • 卵 1個
  • 牛乳 100㏄
  • オリゴ糖 小さじ1
  • ミックスベジタブル ひとつかみ程度

<作り方>

1.大きめのボウルに卵と牛乳をいれて、よく混ぜ合わせます。

2.1にホットケーキミックスを加えたら、さっくりを混ぜましょう。

3.2にミックスベジタブルとオリゴ糖を入れて、軽く混ぜます。

4.フライパンでホットケーキの焼き方と同じように焼き上げます。

5.粗熱をとったら、つかみやすい大きさに切り分け、完成です。

マグロの竜田揚げ

<材料>

  • マグロの切り身 5分の1切れ
  • だし汁 大さじ2
  • オリゴ糖 小さじ2分の1
  • 醤油 小さじ4分の1
  • 片栗粉 少々
  • サラダ油 適量

<作り方>

1.マグロを1㎝幅のスティック状に切ります。

2.だし汁と醤油、オリゴ糖を混ぜ合わせたものに、1をつけておきましょう。

3.1時間ほどたったら、マグロを取り出して、片栗粉をまぶします。

4.170℃に熱したサラダ油で、きつね色になるまで揚げたら出来上がりです。

まとめ

赤ちゃんから食べることができるオリゴ糖は、ミルクや母乳だけでなく、離乳食や、普段の幼児食、大人の料理など幅広く混ぜ合わせることができる食べ物です。

注意点も少ないので、購入の際に良いものをしっかりと選んで、おうちに常備しておくと便利ですね。

赤ちゃんに食べさせるときには、必ず赤ちゃんの様子や便を確認しながら食べすすめさせてください。

健康な身体作りにおすすめのオリゴ糖、家族みんなで楽しんで摂取してみましょう。