王を使った名前25選~王の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「王」という漢字について

音読み:オウ
訓読み:――
画数:四画

姓や名前に用いられる場合には、他にも読み方があります。

「お」「き」「きみ」「たか」「まさ」「み」「わ」「わか」などです。

「王」の意味や由来や成り立ちと特徴

漢字の由来は、「世界を支配する者」。

成り立ちは、古代中国において王だけが持つ支配の象徴「まさかり」の象形です。

まさかりとは、剣先が広くて大きな、現在でいうところの斧のようなもの。

王はそれをもって正義を行い、国の乱れをなくすと考えられていたのです。

特徴は、剣先の広い「まさかり(斧)」だけの象形。

単体の象形は非常に珍しいのです。

意味は、「国を治める最高位の者」「頭(かしら)・長(おさ)」「ある分野において最も優れている者」。

国にとっての「王」の位置づけ

古代から中国は内乱を繰り返してきました。

ひとつの国が建国されても、すぐに他の民族に取って代わられます。

そのスパンは短く、何十年単位。

日本でも有名な三国志の時代を経て「晋」という国が中国全土を統一するようになるまで、長い戦乱の世が続きました。

長い戦乱の時代を終えて、ひとりの王が国を治める。

それが実現した時、民衆の安堵はどれほどのものだったでしょう。

ひとりの者が国を統治している間は、戦争は起こりません。

長い太平の世が続き、儒学が発展し、武ではなく徳でもって国を治める思想が根付きました。

そのことから、「王」とは平和の象徴であり、国民にとって尊い存在になったのです。

変わっていった「王」の意味

現在でもそうですが、中国は国土が広い大きな国でした。

そのため、中国全土を統治する者は「世界を支配する者」とされました。

本来は、「王」はひとりだけを意味する漢字だったのです。

ところが、のちに他国にも王が存在するようになり、そのことから「一国を支配する者」に意味が変わりました。

やがては「ホームラン王」などの、ある分野においての第一人者にまで意味合いが広がったのです。

「王」の形をした部首

「王」の形をした部首をつかう漢字はいくつかありますが、実は王ではなく「玉」の部首になります。

玉が左に置かれる場合は、形の便宜上「王」の形になることがありますが、直接的には関係ありません。

「王」を使った熟語

「王」は国にとって唯一無二の存在であるため、王に関係する熟語はその権威を示すものが多くありました。

ですが、それ以外の意味を持つ熟語はないため、二字熟語に限られます。

王位 王威 王維 王胤 王化 王家 王学 王冠 王翰 王鑑 王気 王畿 王宮
王卿 王業 王建 王権 王国 王座 王事 王室 王者 王充 王戒 王粛 王城
王臣 王制 王政 王族 王台 王朝 王直 王通 王都 王土 王統 王導 王道
王覇 王法

「王」の権威を表した熟語ですが、中には「王」の力を抑制する熟語も見受けられたのが意外なところです。

「王」の説明の仕方

口頭で名前を伝える際、どういった漢字を書くのか聞かれる時があります。

例えば、あなたの名前が「王花(おうか)」だとします。

その場合、「王」をどのように説明すればよいのでしょうか。

ここで例を挙げてみます。

・「おうかのおうは、王様の王です」

これは簡単ですね。

「王様の王」と言われて、わからない人なんていないでしょうから。

「王」を使った名付け候補

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秋王(あきみ)
王彌子(きみこ)
佑王未(ゆきみ)
王羽(たかは)
由王(ゆき)
美王(みわ)
優王那(ゆきな)
王菜(わかな)
璃王(りお)
王枝(たかえ)
愛王(まなお)
王雅(きみか)
王花(おうか)
悠王音(ゆきね)
名王胡(なおこ)
那王恵(なみえ)
王都(わと)
有希王(ゆきみ)
香王莉(かおり)
花王瑠(かおる)
紗王美(さおみ)
王香穂(わかほ)
怜王埜(れおの)
瑠王(るお)
王稀子(みきこ)

「王」は組み合わせる漢字によって可愛くなる

「王」という漢字は、なんだか仰々しくて「名前に使うのはちょっと・・・」と敬遠してしまいがちです。

けれども、名付け候補の項目に挙げた名前のように、前後に組み合わせる漢字によって、「王」はとても可愛くなります。斬新的でおしゃれで、悪くない。

それどころか、もっともっといろんな字と組み合わせて、さらに可愛い名前になるように考えてみたくなるはずです。

「王」は名乗りの読み方が多いから名前が考えやすい

「王」は「おう」としか読めないと思っていた人は結構多いのではないでしょうか。

それは大きな間違いです。

名乗りに使いづらいものを除いても、まだ8つも読み方があるのです。

これは名前を考える上でメリットになります。

なぜなら、同じ漢字の組み合わせでも、読み方はいくらでも変えられるからです。

まとめ

「王」は男のイメージが強くあります。

だから女の子の名前には合わないのでは、と思いますが、それは男性優位のアジア圏の考え方です。

イギリスでは女性でも当たり前に「王」になるのです。

この「王」は、もちろん男の子の名前にも使える漢字ですが、ここはあえて女の子に使ってほしいのです。

読み方が多いこともありますが、使ってほしい理由は「王」の漢字の形にあります。

三の字の真ん中に縦の1本線。

この几帳面な形は、見れば見るほど飽きのこない味わい深い漢字なのです。

他の文字と組み合わせると可愛くなり、字が活きてくるのです。

ぜひ、大切な我が子の名前に使ってみてください。