赤ちゃんのパスポートの取得方法~必要書類と手順と失敗しない作り方

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赤ちゃんと一緒に初めての海外旅行を計画している人もいるかもしれませんね。

海外旅行に必ず必要になるのがパスポート。

「赤ちゃんにももちろんパスポートは必要なんだよね?」
「いつから赤ちゃんのパスポートをとることができるの?」
「写真はどうしよう」
「必要書類は何をそろえればいいの?」

などなど、パスポートを初めて取得するという人にとっては、わからないことが多いと思います。

しかも赤ちゃんのパスポートとなると、

「赤ちゃんだと必要なものが違うの?」
「代理で申請や受け取りができるのかな」
「サインはどうするんだろう」

といったことも気がかりですよね。

赤ちゃんのパスポートを申請するときも、基本は大人と同じなのでご安心を。

赤ちゃんのパスポートは

・パスポートは生まれていればいつでも申請OK
・必要書類は母子手帳などがプラスで必要
・写真はデジカメで撮ったものでも大丈夫
・申請は親のみでも◎
・受け取りは赤ちゃん本人が行くこと
・サインは代筆可

ということが言えますね。

詳しく、そしてわかりやすく赤ちゃんのパスポート申請について紹介していきますので、参考にしてくださいね!

赤ちゃんのパスポートっていつからとれる?

まず気になるのは赤ちゃんのパスポートがいつからとれるのか、ということ。

海外で出産をした場合や日本で出産して海外に戻るという場合など、できるだけ早くパスポートが必要だという人もいますよね。

たまに

「赤ちゃんだとパスポートっていらないんだよね?」
「飛行機代がかからないんだからパスポートもいらないんだよね?」

という人がいますが、赤ちゃんだろうが出国・入国をする際には必ずパスポートが必要になります。

海外に行くなら新生児期からパスポートが必要

・日本から海外に行く
・海外から日本に来る

このどちらのケースでもパスポートが必要です。

いつからパスポートの申請ができるのか、ということですが、特にいつからと決まっているわけではありません。

航空会社にもよりますが、飛行機には生後8日以降であれば乗れるケースがほとんど。

それ以降に海外に行くことがあるなら、赤ちゃんでもパスポートが必要になるというわけ。

旅行の予定に間に合うように、赤ちゃんのパスポートもきちんと申請しておいてくださいね。

生まれる前に申請することはできるの?

最近は海外で出産をして、外国籍も取得するという赤ちゃんも増えているようですね。

私の近い周辺にはいませんでしたが、同じ地域にはパパが外国人なので海外で出産を下という人はいました。

生まれてすぐに日本に帰国する必要があったという話は聞いたことがあります。

そうなると、

「生まれる前からパスポートの申請ってできるのかな」

ということも気になりますね。

パスポートの申請は基本生まれているということが条件。

赤ちゃんが生まれてからの申請となります。

海外でパスポートの申請を行うときには、

・出生届
・出生証明書
・出生証明書を和訳したもの

この3点が必要になります。

日本から海外に赤ちゃんを連れていく場合は、通常の申請方法と同じになります。

日本の役所とのやり取りも必要になりますから、スムーズに進められるように事情を説明しておくといいかもしれませんね。

赤ちゃんのパスポートをとるための必要書類

ここからは赤ちゃんのパスポートを取得するために必要な書類について紹介していきますね。

必要なのは次の5点。

1. 一般旅券発給申請書
2. 戸籍謄本もしくは戸籍抄本
3. 住民票
4. パスポート用の写真
5. 赤ちゃんの身分を証明できるもの

あらかじめ必要書類を知っておくことで、準備段階で慌てなくて済みますよ。

一般旅券発給申請書をもらっておこう

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まず必要なのが『一般旅券発給申請書』です。

これはパスポートを申請するための申込書のようなものなので、必ず事前にもらっておいてくださいね。

一般旅券発給申請書がもらえるのは、

・パスポートを申請する窓口
・自治体の役所
・ダウンロード

となります。

必要な事柄を記入して、窓口に提出してください。

ダウンロード申請書はウェブ入力が可能なので、とっても便利♪パスポート申請書ダウンロードページからダウンロード可能ですよ。

戸籍謄本もしくは戸籍抄本の原本が必要

日本のパスポートを取得するには、

『日本に住んでいますよ』
『日本に戸籍がありますよ』

という証明となる戸籍謄本もしくは戸籍抄本を合わせて提出する必要があります。

コピーではなく原本を提出してくださいね。

戸籍謄本もしくは戸籍抄本は役所で取得することができます。

6ヶ月以内に取得したものを用意してください。

住民票が必要なことも

パスポートの申請に、住民票が必要になることがあります。

必ずしも全員が住民票が必要になるわけではないようなので、念のため用意しておくと安心ですね。

戸籍謄本を取得した時に住民票ももらっておくといいでしょう。住民票が必要になるケースは、

(ア) 住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望されない方
(イ) 住民登録をしていない単身赴任先や就学先等の都道府県で申請される方(子の場合、都道府県によって対応が異なりますので、詳細は申請先のパスポートセンターにて確認ください。)

(引用:外務省│パスポートの申請から受領までより)

となっています。

パスポート用の写真も用意しよう

パスポート用の写真ももちろん必要です。

赤ちゃんのパスポート用の写真についてはあとの項目で詳しく紹介しますが、規格に合っているものを用意してくださいね。

赤ちゃんの身分を証明できるものも用意

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パスポートの申請には、赤ちゃん本人であることを証明する書類なども必要になってきます。

大人なら運転免許証などで対応することができますが、赤ちゃんの身分を証明するものってちょっとわからないという人もいますよね。

赤ちゃんの身分を証明できるものとしては、

・保険証
・母子健康手帳

この2点があれば大丈夫。

親の身分証明も必要になりますから、

・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード

などを用意しておいてくださいね。

パスポート用の写真はどうしよう

大人のパスポートの写真は証明写真機でチャチャっと撮ってしまえばいいのですが、赤ちゃんとなると、どうやってとればいいか迷ってしまいますよね。

しかもパスポート用の写真ってちゃんとした写真じゃないといけないっていうのもプレッシャーに。

私がおすすめするのは、デジカメで撮ってプリントするというもの。

まずはパスポート用の写真のポイントを知ってから、どんな方法で写真を撮るかを検討してみてくださいね。

まずはパスポート用の写真のポイントをチェック

パスポート用の写真には、かなり細かい基準があることをご存知ですか?

私もパスポートを申請するときに、写真の基準が満たされていないということで、1度NGになったことがあります。

大人でも大変なのですから、赤ちゃんとなるとどうなってしまうのか・・・。

パスポートの写真のポイントは、

・サイズは45mm×35mm
・無背景
・6ヶ月以内に撮影されたもの
・正面を向いている
・目があいている
・口を閉じている
・頭から顎が34mm程度

ということのほかに、

・無帽
・ヘアバンドをしていない
・影がないもの
・コントラストが適切である
・背景と人物の境目がはっきりしている

などがあります。

(参照:外務省│パスポート申請用写真の規格

赤ちゃんのパスポート用の写真はデジカメでもOK

パスポートの写真は証明写真機で撮るのが一般的だと思われがちですが、家庭用のデジカメを使ってもOK。

ただし、前の項目で紹介した規格通りであることが条件。青い布の上に寝かせ、上から撮影すると上手に撮れますよ!

椅子の背もたれなどが移るとNGなので、首が座らない赤ちゃんは寝かせて撮ったほうがいいかもしれません。

首が座っている赤ちゃんは、抱っこをした状態で撮ったほうがうまくいくかもしれませんね。

写真屋さんで撮ってもらう方法も

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『カメラのキタムラ』などの写真屋さんでも証明写真を撮ってもらうことができますよ。

キタムラには系列の子ども写真館もあるので、そちらを利用するのもおすすめ。

写真屋さんなら赤ちゃんのパスポートの写真の対応も何度もされているでしょうから、上手に撮ってくれるはずですよ。

しかもプリントもそのままお願いできますし、パスワードにピッタリのサイズで注文できるのでこれも安心ポイントですね。

赤ちゃんのパスポートは何年にするべき?

パスポートは申請するときに5年にするか10年にするか選ぶことができますよね。

機関によって値段が異なりますが、「せっかくパスポートを取得するなら10年で」と思う人もいるかもしれませんね。

赤ちゃんのパスポートはどちらにするべきなのでしょうか。

20歳未満は5年のみ!

実は赤ちゃんのパスポートは、5年でしか申請することができません。

20歳未満だとすべての人が5年未満となっています。

一般旅券発給申請書も5年用のものをもらってきてくださいね。

間違えて10年用のものをもらって記入してしまうと、それでは申請できないのでご注意を!

申請書をもらうときに、「子どものパスポートを申請したいです」と伝えると間違えにくいですよ。

子どものパスポートは手数料も安く、12歳未満なら6,000円でOK。

受け取りのときに支払いましょう。

受け取りやサインは赤ちゃん本人じゃなきゃダメ?

パスポートの申請や受け取りは本人が行うことが基本ですよね。

「でも赤ちゃん本人が申請するのは無理でしょ」
「サインももちろん無理だよね」

と思いますよね。

ここではどのような方法で申請や受け取り、サインをすればいいのかを紹介しますね。

受け取りは本人のみ!赤ちゃんと一緒に行こう

申請時に記入をするのは、赤ちゃんの保護者となる人が記入するのは全く問題ありません。

しかし受け取りは原則本人のみとなっています。

パスポートの申請は赤ちゃんを連れていかなくても大丈夫なのですが、受け取りは赤ちゃんと一緒に行ってくださいね。

サインは代筆OK!

パスポートには本人直筆のサインが必要ですよね。

ある程度大きくなれば本人に記入させることもできますが、小学生くらいになるまでは無理ですよね。

赤ちゃんや小さな子どものサインは、保護者の代筆でOK。

『山田 太郎
(山田 花子(母)代筆)』

と記載すれば大丈夫ですよ。

代筆者はパパでもママでもどちらでもOKです。

パスポート申請手順はこれ!慌てないために

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赤ちゃんのパスポートだけでなく、普段慣れないパスポートの申請をするときには、ちょっと慌ててしまいますよね。

私もパスポートを始めて申請した時には用意するものも手順もわからずに、慌てたことを覚えています。

最後にパスポートの申請の手順を把握しておいて、スムーズに申請できるように準備しておきましょう。

1. 必要書類を準備しよう
2. お住いの地域で申請しよう
3. 受け取りに行こう

パスポートの申請の手順はたったこれだけ!

詳しく紹介していきますね♪

まずは必要書類をすべて用意!

前の項目で紹介した必要書類を、もれなく準備することから始めましょう。

どれかひとつでもかけていると申請することができません。

赤ちゃんのパスポートを申請するときには、特に写真の規格には注意が必要かも。

笑いすぎている写真や顔の向きが斜めになっていると受け付けてもらえないこともあるようです。

住んでいる地域の申請窓口でパスポートを申請

必要書類がすべてそろったら、申請窓口でパスポートを申請しましょう。

特に不備がなければ20分ほどで申請手続きは完了します。

この時に旅券引換券が渡されます。

旅券引換券は受け取り時に必要なものですから、なくさないようにしてくださいね。

申請してから1週間から2週間ほどでパスポートが発行されます。

即日発行ではありませんから、余裕をもって申請するようにしてください。

受け取り時に手数料の支払いを!

パスポートが出来上がったら、赤ちゃんを連れて受け取りに行きましょう。

その時に手数料6,000円を支払います。

手数料の支払いは現金で受け付けているところもありますが、収入印紙を用意しておく必要があることもあります。

・どのように手数料を払えばいいのか
・収入印紙は必要か
・その場で収入印紙の購入ができるのか

などを確認しておくと安心ですね。

収入印紙が必要な場合は、どこで収入印紙を購入できるのかもチェックしておきましょう。

まとめ

赤ちゃんと一緒に海外旅行に行くときにはもちろんパスポートが必要。

赤ちゃんのパスポートは、

・5年のパスポートが取得できる
・必要書類のほかに身分証明書が必要
・サインは代筆でOK
・受け取りは赤ちゃんと一緒に

というのがポイントになりそうですね!

パスポートが出来上がるまでは1週間から2週間ほどかかります。

旅行の予定はもっと前から立てているでしょうから、ぎりぎりにならないようにパスポートの申請をしてくださいね。

赤ちゃんのパスポートだけでなく、大人のパスポートも期限が切れていないかをしっかりチェックしておきましょう♪