小学校の連絡帳の書き方って?3つの基本マナーとNGマナーを押さえて連絡帳マスターに!

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小学校に入ると送り迎えがなくなりますよね。

保育園や幼稚園ではお迎えなどで子どもの様子を知ることができましたが、先生と会う機会もすごく少なくなります。

学校の先生との連絡ツールは子どもに持たせる連絡帳だけに。

「連絡帳ってどんなことを書けばいいの?」
「そもそも小学校の連絡帳の書き方がわからない!」
「失礼のない連絡帳の書き方が知りたい!」

など、初めて小学校に上がるお子さんをお持ちの方は、連絡帳の書き方で戸惑ってしまうこともあります。

私も娘が小学校に上がり、連絡帳に何をどう書けばいいのかわかりませんでした。

諸学校の連絡帳では、

・欠席や早退・遅刻などの連絡
・体調不良の際の連絡
・先生に伝えたいことを連絡

といったことがメインとなります。

連絡帳の書き方の基本は、

1. あいさつ文は必ず入れる!
2. 内容は簡潔にまとめる!
3. 誰に見られてもいいように書く!

この3つとなります。

NG例や連絡帳の書き方の例文なども併せて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

保育園と小学校で連絡帳の書き方は違う?

保育園や幼稚園に通っているときも連絡帳は使いますよね。

私の娘が通っていた幼稚園では、年少の1学期は毎日、それ以降は週末に先生が子どもの様子を書いてくれていました。

薬や早退などは別に連絡帳があり、連絡があるときのみに使うものでした。

保育園などは未満児だと毎日細かく書いてくれる先生もいるようで、お家での子どもの様子も書いているという園もあるようですね。

「保育園や幼稚園と小学校では連絡帳の書き方は違うの?」
「具体的にどんなことが違うの?

この項目ではそんな疑問について詳しく見ていきましょう。

保育園の連絡帳はコミュニケーションツールのひとつ

保育園や幼稚園で使っている連絡帳は、親と先生のコミュニケーションツールのひとつだと私は感じていました。

・普段の生活のこと
・食事のこと
・気にかけてもらいたいこと
・できるようになったこと
・苦手なこと

などを先生と保護者が書きあう、いわば交換日記のようなスタイルの園も少なくないですよね。

連絡帳を見ることで園での子どもの様子を知ることができるので、連絡帳を見るのが楽しみでした。

小学校ではどのように変わるのでしょう。

小学校の連絡帳ってどんなことを書くの?

保育園や幼稚園は欠席や遅刻などは電話連絡することが多いと思います。

小学校になるとそういった連絡はすべて連絡帳で行う学校が多いと思います。

小学校の連絡帳では、

・欠席するとき
・早退するとき
・遅刻するとき
・欠席する予定があるとき
・先生にお伝えすることがあるとき
・体調面で不安があるとき

といったことを書くことが多いですね。

あとは子どもが翌日に持っていくものなどを学校で書いて持ち帰る、というために使います。

よほどのことがない限り、先生から保護者に向けて連絡帳を使って連絡を取るということはありません。

小学校の連絡帳の書き方3つの基本

小学校で使う連絡帳は基本子どもが使うものです。

保護者が書くときは、前の項目で紹介したような連絡事項があるときのみ。

初めて連絡帳に書くときは、

「どんなふうに書いたらいいの?」
「印象のいい書き方は?」

といったことが気になりますよね。

小学校の連絡帳の書き方は、

1. あいさつ文は絶対に入れる!
2. 内容は簡潔に!
3. 誰に見られてもいいように!

この3つが基本となります。

具体的にどうしたらいいのか、ここでは詳しい連絡帳の書き方を紹介しますね。

冒頭と最後にはあいさつ文を入れよう

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これは基本中の基本!と思うかもしれませんが、実はあいさつ文などなしに伝えたいことだけをひと言書く、という人も少なくないようです。

「熱があるので休みます。」

だけしか書かないと、やはり印象はあまりよくないですよね。連絡帳に書くときは、

「お世話になっております。」

から始まり、

「お手数をおかけしますがよろしくお願いします。」

というあいさつ文を絶対に書くようにしてくださいね。

長期間休んでいるときや電話をもらった時などには、

「ご心配いただきありがとうございます。」
「昨日はお電話いただきありがとうございました。」

といったメッセージも書くといいですね。

内容は簡潔にわかりやすく書こう

学校の先生は、子どもたちが登校してから下校するまで『先生』という職務の休み時間はほぼないといいます。

短時間でサッと読むことができるように、先生に伝えたいことは簡潔にわかりやすく書くようにするのがおすすめ。

私が心がけているのは、3行以内で書くということ。

3行以内だとパッと見ただけで何を伝えたいのかすぐにわかりますし、書く側としても短時間で書くことができるので忙しい朝でもあわてずに済みますよ。

連絡帳は誰が見るかわからない!

もうひとつ気に留めてもらいたいのが、連絡帳は誰が見るかわからないということ!

「連絡帳なんて先生と子どもしか見ないでしょ」

と思われがちですが、誰に見られるかわかりません。

まず自分の子どもは絶対に読みますよね。

子どもが読んだときにも恥ずかしくない文面で書きたいものです。

また隣の席の子が見ることもあるかもしれません。

連絡帳を預けた子がうっかり見てしまうかもしれません。

娘の学校では『チェック係』という係があって、子どもたちが連絡帳を集めたり配ったりします。

さらには翌日の持ち物を記載したあとの『見ました』ハンコも先生と一緒に子どもたちが押すとか。誰に見られるかわかりませんから、

・丁寧な言葉づかいで書く
・見られてもいい内容しか書かない
・知られたくない本当の相談事は書かない

などを心がけるといいでしょう。

こんな連絡帳の書き方はNG!

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ここまで連絡帳の書き方の基本を紹介しましたが、「これだけは避けたい!」という連絡帳の書き方もあります。

それが

1. ひと言しか書いていない
2. 重要性のないことを書く
3. 一方的なクレーム

といった3点。

書いているほうは悪気はなくても文面だと伝わりにくいことだってありますよね。

先生も人間ですから、最低限のマナーや配慮をしたいものです。

ここでは3つのNG書き方について見ていきましょう。

あいさつ文がなくひと言だけなのはNG!

連絡帳の書き方の基本のほうでも触れましたが、

「熱が出たので休みます。」

のようにひと言しか書かない人は結構いるみたいですね。

確かに簡潔で分かりやすいですが、やっぱりマナーとしてはNG。

せめて

「お世話になっております。昨晩から熱があるので本日はお休みさせていただきます。よろしくお願いします。」

くらいの長さで書くように心がけましょう。

「○○持たせました」など重要性がないものはNG!

1年生になったばかりのころは、何をするにも心配してしまうものですよね。

「子どもに持たせたお便りが先生に届かなかったらどうしよう」
「お便りを持たせたけど一応連絡帳に書いておこう!」

など、親心で「○○を持たせました。」ということを連絡帳に書く保護者もいるようです。

連絡帳に何か書かれてあった時点でお返事を書かなければいけませんよね。

実はこれが先生の大きな負担となっていることもあるそう。

先生は子どもたちが登校してから下校するまで、『先生』としての休み時間はありません。

給食を早く食べたり子どもたちがプリントをしている時間を使ったりして、連絡帳のお返事を書いてくれています。

重要性のないことがらは、連絡帳に書かなくでもOKだそう。

「どうなってるの!?」など一方的なクレームはNG!

親は子どもが言っていることを100%信じてあげたいですし、信じていますよね。

でも子どもは自分中心に物事を話します。

子どもの言ったことを鵜呑みにして、

「子どもがこういっていたけどどうなっているの!?」

などと連絡帳で攻め立てるようなことを書くことも避けたいですね。

親が知りたいという気持ちはわかるのですが、子どもの言い分とは別の言い分があるかもしれません。そういったことを踏まえて、

「子どもがこういっているのですが、子どもの話だけではよくわからないところがあって・・・。詳しくお話を聞かせていただきたいのですが、よろしいですか?」

といった内容を連絡帳で伝えられるといいですね。

本当に知ってほしいことは連絡帳ではなく電話や手紙で

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前の項目でも触れましたが、連絡帳は誰に見られるかわからないということを心得ておくことが大切です。

ちょっとしたトラブルや確認したいことなどであれば連絡帳を使ってもOKですが、

・いじめ
・登校しぶり
・友達とのトラブル

といったように、子どもがほかの人に知られたくないといったことを学校に相談したいときは、連絡帳はおすすめしません。

直接先生とお話しできる機会を作ってもらったり、電話や手紙を使ったりするのがおすすめです。

登校に不安を感じているケース

子どもが登校することに不安を感じることは珍しいことではありません。

私の娘も一時期「行きたくない」ということがありました。

娘の場合いじめとかではなく、周りの席の男の子たちがにぎやかで先生の声が聞こえず、授業内容が理解できないことによるストレスでした。

個人名を出すことや娘が直接先生に伝えてほしいということだったので、まず手紙で連絡をさせてもらいました。

その後の授業参観のあとに学年主任の先生と話す機会を作っていただき、娘の気持ちと授業中の様子を伝えました。

登校しぶりやいじめなどは特にナイーブな問題ですから、子どもの気持ちを尊重したやり取りができるといいですね。

人間関係の悩み

どんなに小さくても集団行動をしていれば大なり小なりの人間関係の悩みは出てくるものです。

小さなトラブルであれば大人がちょっと間に入ってあげることで解決することもありますが、肉体的・精神的ないじめやトラブルは学校に伝えるべきです。

連絡帳を使うとやり取りに時間もかかってしまいますから、ぜひ直接電話や面談でお話しされることをおすすめします。

連絡帳はこう書く!書き方の例文

小学校の連絡帳の書き方の基本を押さえて、ここでは連絡帳の書き方の例文を紹介します。

・欠席するとき
・早退するとき
・体調不良のとき

この3つで連絡帳を利用することが多いですよね。

具体的な書き方を紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

欠席するときの連絡帳の書き方

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学校を欠席するときに連絡帳を使います。

ただの風邪や疲れによる熱などで欠席するときは、前の項目でも紹介したように

「お世話になっております。昨晩から熱があるので本日はお休みさせていただきます。よろしくお願いします。」

と簡潔に書いてOKです。感染症などの疑いがある場合は、

「お世話になっております。昨晩から嘔吐と腹痛があるので本日はお休みさせていただきます。熱は微熱ですがインフルエンザが出てきているそうなので、念のため病院へ行ってきます。よろしくお願いします。」

など詳しい症状も一緒に伝えるといいでしょう。

連絡帳のお届を近所の小学生にお願いするときも、

「今日お休みなので連絡帳お願いします。ありがとうね。」

ときちんとあいさつしましょう。

早退するときの連絡帳の書き方

通院などで学校を早退するときもあるでしょう。

早退するときは、

「お世話になっております。本日2時から検査があるため早退させてください。1時半に迎えに行きます。お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いします。」

といったように書きましょう。

・何時から
・なんで早退するのか
・何時ごろ迎えに行くのか

この3つは必ず書くようにします。遅刻の際もこの例文を活用できますよ。

「お世話になっております。昨晩から咳がひどいので、病院に行ってから登校します。病院が終わり次第登校します。そのまま欠席となる場合は電話連絡させていただきます。お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いします。」

というように、

・なぜ遅刻するのか
・何時ころ登校するのか

などを書いておくといいでしょう。

体調不良のときの連絡帳の書き方

子どもの体調があまり良くないけど休むほどではない、ということもありますよね。

そんな日に限って体育がある、というときは連絡帳で体調不良を伝えておくといいでしょう。

「お世話になっております。今朝からお腹が痛いと言っています。熱はないので登校させますが、食欲があまりないので体育は見学させてください。給食も子どもが食べられる分だけにしていただけると助かります。お手数ですがよろしくお願いします。」

など、体育の見学や給食など気になる点について知らせておきましょう。

まとめ

小学校の連絡帳の書き方は、一般的なマナーを持って書くことを意識すれば問題ありません。

・あいさつ文をきちんと書く
・簡潔にまとめる
・誰に見られてもいいように丁寧に書く
・知られたくないことは書かない

といったことを意識しながら連絡帳を書いてくださいね。

また、私は年度初めと年度末には先生にメッセージを連絡帳に書いています。

「1年間よろしくお願いします。」
「1年間ありがとうございました。」

といった言葉とともに、これからの期待や今までの感謝の気持ちを書くようにしています。

小学生になったら連絡帳は子どもが使うものという認識を持ち、保護者が使うのはどうしてもお伝えしたいことがあるときだけ、と心しておくといいですね。