妊娠後期・臨月に風邪!赤ちゃんへの影響や対処法と8つのポイント

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妊娠中、どんなに注意をしていても風邪をひいてしまうことはあります。

妊娠中の風邪は、自分だけでなく赤ちゃんに対する影響が心配になりますよね。

この記事では、妊娠後期・臨月に風邪をひいてしまった場合の赤ちゃんへの影響と対処法について、次の8項目にまとめました。

・軽い風邪なら、お腹の赤ちゃんに影響はない
・勝手に市販薬を飲むのはNG!
・風邪を引いたら休むのが鉄則
・風邪から口唇ヘルペスや帯状疱疹になることも
・風邪のようでも風疹・麻疹のことがある
・咳が止まらない時は百日咳の可能性も
・インフルエンザは予防接種を打っておくメリットが大きい
・産婦人科へ行く前に必ず電話をしよう

妊娠中はデリケートな問題が多いので神経質になりがちですが、落ち着いてまず医師の診断を受け、指示を仰ぐようにしたいもの。

落ち着いて対応できるよう、ひとつずつ対応策などを見ていきましょう。

軽い風邪なら、赤ちゃんに影響はない

まず、軽い風邪の症状だけならお腹の赤ちゃんに影響はありません。

そもそも、赤ちゃんはママの中にいますが全く別の存在。

独立した人間です。

妊婦さんの血液を通して酸素や栄養素を渡していますが、胎盤が仲介役になっていて、妊婦さんの血液がそのまま赤ちゃんの体の中を流れる訳ではありません。

妊婦さんの体内に入ったウイルスや細菌全部がそのまま赤ちゃんの体内に入り込むわけではないので安心してください。

勝手に市販薬を飲むのはNG!

風邪をひいた時、一般的には市販薬で症状を抑えようとしますよね。

しかし、待ってください。

妊婦さんが薬を飲むと、多くの場合薬の成分が胎盤を通して赤ちゃんに伝わることが分かっています。

妊婦さんや赤ちゃんに対して安全性が確認された薬はごくわずか。

さらに、薬にはプラスの作用がありますが、必ずマイナスになる副作用(リスク)があるもの。

妊娠中の女性に対しては「リスクを超えるメリットがある場合に限って薬を使用する」というのが医師の方針です。

妊婦さんや赤ちゃんに対する安全性が確立されていない薬でも飲んだ方がいいのか。

どういう薬を飲むべきか。

必ず医師に確認しましょう。

また、過去に処方された薬を勝手に飲むのもNG!

必ず、病気の度に診断を受けて対処法を確認してくださいね。

以前は妊婦さんOKだった薬でも、今はNGになっていることがあります。

決して自己判断で薬を飲んだりしないでくださいね。

風邪をひいたら休むのが鉄則

風邪をひいたら、とにかく休む!これが鉄則です。

風邪というのは、発熱や鼻水、喉の痛み、咳、食欲不振、倦怠感などの症状をまとめて現す言葉。

風邪ウイルスや風邪細菌というものは存在しないので、風邪に直接効く抗ウイルス薬も抗生物質もありません。

とにかく、次のような対策を取って体を休めるようにしましょう。

・体を温める(病気から体を守る白血球などがしっかり働ける体温を維持する)
・汗で濡れた衣服はこまめに着替える(体が濡れると体温が下がってしまう)
・バランスの良い食事をとる(ビタミンやミネラルを補い、体の機能がスムーズに働くようにする)
・水分を多目に取る(水分は汗、鼻水で失われるので、新陳代謝や老廃物排出がスムーズに行われるよう水分を多く取る)
・睡眠時間を長く確保する(脳や体を休める時間を作る)

妊娠中は特に疲れやすく、抵抗力が低下しがちなので、仕事や家事を頑張り過ぎたり、徹夜したりするのは止めてくださいね。

「ちょっとなまけているかな」と思うくらいゆっくりしたいものです。

風邪から口唇ヘルペスや帯状疱疹になることも

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風邪をひくと、食欲が落ちたり、体力が落ちたり、病気に対する抵抗力が落ちたりしますよね。

風邪自体は軽い症状でも、その影響で別の病気になる可能性もあります。

特に、口唇ヘルペスや帯状疱疹といった「体力や抵抗力が落ちた時にかかりやすくなる病気」を持つ方は要注意!

風邪が引き金になって、症状が出てしまうことがありますよ。

筆者は疲労やストレスが溜まると口唇ヘルペスが出るタイプ。

丁度、上の子を出産する時に口唇ヘルペスができてしまい、新生児にうつさないよう本当に気を遣いました。

体調管理と養生は大切です。

風邪のようでも風疹・麻疹のことがある

風邪は赤ちゃんに影響がない、と紹介しましたが、気を付けたいのが「風邪のようだけど、実は違う病気」というもの!

妊婦さんが特に注意したいのは風疹と麻疹です。

どちらも軽い症状で済むことがあり、風邪だと思って特に対策をせずに居ると、大変なことに!

風疹や麻疹は赤ちゃんに影響が出たり、流産や早産の危険がある感染力が非常に強い病気なので特別に警戒しなければなりません。

「風邪かも?」と思っても、風疹や麻疹の予防接種を受けていない人や抗体を持っていない人は、できるだけ早く医師に相談して検査を受け、重症化しない対策と周囲に広げない配慮が必要です。

風疹の症状と赤ちゃんへの影響

風疹はウイルス性の病気で、耳の後ろなどのリンパ節の腫れ、全身の発疹、発熱という症状が出ます。

ただ、ほとんど症状が出ない人も多く「ちょっと体調が悪い」「風邪のひき始めかな?」と勘違いすることも。

医師でも症状だけで風疹を診断することはできず、風疹と確定するには血清検査が必要に。

ただ、血清検査でも検査をするタイミングによっては風疹に感染しているのに、陰性になることがあって厄介です。

風疹は、妊娠20週頃までの妊婦さんが感染すると、赤ちゃんが先天性風疹症候群になる可能性があります。

先天性風疹症候群になると、生まれつきの心臓疾患、難聴、白内障、網膜症、血小板減少、発達遅滞、精神発達遅滞といった症状がみられます。

妊娠後期・臨月であれば、赤ちゃんの体は完成しているので障害を過度に心配する必要はないでしょう。

しかし、風疹は感染力が非常に強く、近くの人にうつしてしまう危険が!

妊婦健診の血液検査で風疹に対する抗体が確認できなかった方は、風疹のような症状が出た時は早めに医師に相談するようにしましょう。

(参考:風疹とは|国立感染症研究所風疹に関して、心配しておられる女性のためのQ&A|日本産科婦人科学会

麻疹の症状と赤ちゃんへの影響

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麻疹はウイルス性の病気で感染力が非常に強力!

近くに感染者がいると、免疫を持っていない人は100%感染すると言われるほどです。

ただ、一度感染すれば一生免疫ができるという特徴も。

このため予防接種をしておけばまず感染しない病気です。

しかし、残念ながら妊娠中は予防接種ができません。

もし、妊婦健診の血液検査で麻疹に対する抗体がないと分かった場合は、次のような徹底した麻疹対策が必要です。

・人混みに出ない
・マスクや手洗いを徹底する
・家族に麻疹の予防接種を受けてもらって家にウイルスを持ち込まないようにする
・睡眠時間を十分に取り、食事もバランスがいいものを心がけて免疫力を高める

厄介なのは、麻疹の症状が風邪と同じということ!

<麻疹の症状>

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。

(引用元:麻しんについて|厚生労働省

麻疹は妊娠中に感染しても風疹のように赤ちゃんに障害が残ることはありません。

ただし早産や流産のリスクが高くなったり、妊婦さん自身の麻疹の症状が重症化して合併症を起こした結果、母子共に命が危うくなる可能性が!

麻疹に対する抗体を持たない方が「風邪をひいたかな?」と感じた場合は、必ず医師に相談してくださいね。

咳が止まらない時は百日咳の可能性も

風疹や麻疹以外にも風邪と勘違いする病気に百日咳があります。

それは子どもの病気じゃないの?と思うかもしれません。

しかし、毎年大人も発症している病気なんですよ。

百日咳は百日咳菌に感染すると発症する病気で、咳の症状が長く続きます。

妊娠中に百日咳にかかってもお腹の赤ちゃんに影響はありません。

ですが、長く咳が続くので体力が落ち、咳の後に吐くこともあって妊婦さん自身が辛い状態が続いてしまいます。

また、稀に合併症として肺炎や痙攣、脳症の症状が出ることも。

百日咳は予防接種があり妊娠中でも接種できます。

妊婦さんが予防接種をして抗体を手に入れると、その抗体が赤ちゃんに移行。

赤ちゃんも抗体を持って生まれてくるメリットがあります。

百日咳のワクチンは必須ではありませんが、妊婦さん自身のことと赤ちゃんのことを考えると、接種しておく価値はありますよ。

インフルエンザは予防接種を打っておくメリットが大きい

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もうひとつ、風邪に似た症状の病気としてインフルエンザがあげられます。

インフルエンザは毎年、冬に大流行し、肺炎など重篤な症状になる人も多い怖い病気です。

妊婦さんはインフルエンザに感染すると重症化するリスクが高いですし、お産の時にインフルエンザに感染していると新生児にうつしてしまう危険も!

タミフルやリレンザは妊娠中に飲んでも大丈夫な薬で、妊娠中に打てる予防接種もあります。

妊婦さんは、インフルエンザが流行する前に産婦人科で予防接種を受けると同時に、風邪のような症状が出て不安に感じたら病院でインフルエンザ検査を受けましょう。

こうしたインフルエンザ対策を徹底して予防と治療に努めましょうね。

産婦人科へ行く前に必ず電話を!

妊婦さんが「風邪かな?」と思った時は産婦人科へ行きますが、必ず行く前に電話を入れましょう。

これは、他の人に病気をうつさないための配慮。

産婦人科には妊婦さんがたくさんいますし、産科がある病院だと新生児もいます。

風邪や風邪に似た症状が出る病気は、空気感染や飛沫感染といった方法でどんどん広がるもの。

予め連絡しておけば、病院も通常の待合室とは違う部屋を用意したり、別の診察室で検査をしたり、診察が終わった後に部屋などを消毒するといった、感染症を広げない対策を取ることができます。

必ず病院に電話で確認し、マスク&人との接触を極力避けるといった感染を広げない対策をして病院へ行ってくださいね。

風邪かどうか、勝手に判断せず医師の診断を仰ごう

妊娠後期・臨月に軽い風邪を引いても、それで赤ちゃんに障害が出るようなことはありません。

病気に対する抵抗力が高まるよう、体を温め、睡眠と栄養をしっかり取って休んでください。

ただの風邪であっても、体力が落ちたり、抵抗力が落ちると口唇ヘルペスや帯状疱疹といった別の病気が発症するきっかけになることも。無理は禁物です。

また、風邪に似た症状が出る病気に、風疹や麻疹、百日咳やインフルエンザといった重篤な症状が出る病気もあります。

気になる症状が出た場合は、必ず産婦人科に電話をしてから、感染症を広げない対策を取って診察を受けましょう。

市販薬や過去に処方された薬を独自の判断で飲んだり、「薬は飲めない」と思い込んで我慢したりするのはNG!

妊婦さん自身はもちろん、お産の時に新生児に病気をうつさないためにも、予防を徹底しながら、医師の指示を仰いで適切な治療を受けてくださいね。



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