流産予防~妊娠初期や後期の流産を予防する7つの方法とその効果

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妊娠して一番心配なのは、流産や早産といったトラブルです。

妊娠21週以前に妊娠が終わってしまうことを「流産」と言いますが、流産のリスクを回避するために妊婦自身ができることはないのでしょうか。

トラブルを回避するためには、まず流産の原因を知ることが大切です。

流産が起こるのはなぜか、流産は繰り返すのか、未然に防ぐ方法はないのか、妊婦さんにとって気になるポイントをまとめてみました。

まずは、流産の仕組みと予防法について見ていきましょう。

流産について知ろう

赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない妊娠21週より前に妊娠が終わることを流産と言います。流産は、妊婦全体の10~15%の割合で起きている、決して珍しくはないものです。

20代では10人に1人ぐらいの割合ですが、40代になると5人に1人と流産の確率は上がります。つまり、高齢出産が多くなってきている最近では、流産も増加傾向にあるということです。

流産は、それが起きた期間と種類によって分けられます。

妊娠12週までの流産(早期流産)

流産の約8割は妊娠12週未満の早い段階で起こります。これは、染色体異常などが原因で赤ちゃん自体の生きる力が弱いため起こるものなので、防ぐことのできないものです。

妊娠初期のママの仕事や運動が原因で流産することは、ほとんどないということですね。

妊娠12週~21週の流産(後期流産)

12週を過ぎると、母体が原因となる流産が増えます。子宮の出口が緩んでしまう頚管無力症、自己免疫に関する問題、子宮筋腫、子宮奇形、細菌感染によって引き起こされるさまざまな病気から流産することがあります。

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3回以上流産を繰り返す場合は、不育症、習慣流産などが考えられますので、原因を究明し、治療を行う必要があります。

流産には、次のような4種類に分類されます。

稽留流産…お腹の中で赤ちゃんが死んでしまっているのに出血、腹痛がなく、診察で確認される。

進行流産…胎芽または胎児、胎盤がまだ排出されていない進行中の状態。出血や腹痛などがあります。何らかの症状があったらすぐに受診しましょう。

不全流産…流産の際、胎芽または胎児や胎盤が完全に排出されずに一部が子宮内に残り、出血が続いている。

完全流産…流産の際に胎芽または胎児や胎盤が完全に排出されてしまっている。

 

切迫流産と診断されたら?

「切迫流産」とは、赤ちゃんが子宮内に残っていて流産のリスクがある状態のことを指します。一般的な流産は妊娠の継続は不可能ですが、切迫早産は赤ちゃんの心拍が確認されれば、安静にするなどして経過観察をします。

12週未満の切迫流産には、効果的な薬はありませんが、ほとんどの場合は落ち着いていきます。

妊娠12週以降の切迫流産のケースは、流産する確率が高い状態となり、入浴や食事などをする時以外は横になっておかなければいけませんし、出血量が増えたり、下腹部が頻繁に張るようになったら、入院する必要があります。

 

体に異常があったら・・・

出血や下腹部の激しい痛みがあったら、受診しましょう。休診日でも夜間でも、躊躇することなく病産院に電話をして指示を仰ぐことが大切です。

赤ちゃんの心拍、子宮口が開いていないか、出血の有無を確かめ、炎症がある場合はおりものの検査を行います。

流産と診断されたら、赤ちゃんや胎盤のもとになる組織を取り出す措置をします。出血は1週間程度で収まり、再び生理が再開するでしょう。

 

流産は繰り返す?

流産の回数が増えれば増えるほど、次に流産する確率も高くなるのは事実です。でも、2回続けて流産しても、7割以上の人がその後の妊娠で赤ちゃんが無事に生まれています。

流産を繰り返す可能性は、前回の流産の理由にもよります。

赤ちゃんの染色体異常の場合・・・新しい妊娠は、新しい赤ちゃんの命を宿しています。次の妊娠には影響はありません。

頚管無力症の場合・・・子宮口が早くから開いてしまう体質によって流産した場合は、妊娠14~18週で子宮頚管を縛る手術をし、流産を未然に防ぐ治療が行われることもあります。子宮頚管無力症の兆候はエコー、内診でわかります。

免疫に関する問題があった・・・血液検査で分かります。血液中にリン脂質抗体という免疫抗体があると胎盤に血栓ができ、赤ちゃんが血行不良になり、流産につながってしまうのですが、これに対しては薬の投与で血栓を予防することができます。

不育症(習慣性流産)・・・パートナーの血液中のリンパ球を女性に接種するなどの治療法があります。

前回の流産の理由がはっきりと分かっていれば、治療を行い次の流産を防ぐことができます。

 

流産を未然に防ぐためには・・・

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残念ながら、妊娠12週以前の流産については、予防法はありません。

しかし、妊娠12週以降の流産のリスクを防ぐためには次のようなことに気をつける必要があります。

体やお腹を冷やさない

冬場はもちろんのこと、夏場も羽織りものを常備するなどして、冷房対策を行いましょう。腹帯や靴下などが冷え予防には効果的です。

激しいスポーツは控える

運動量の多いスポーツはもちろんのこと、満員電車や、混雑した百貨店、長時間のドライブなどは控えた方が安心です。不安があるときには医師に相談してみましょう。

過労や睡眠不足を避ける

長時間の立ち仕事や家事、睡眠時間を減らして仕事をしたり、体に負担をかけるのは極力避けましょう。妊娠中は妊娠前の7割程度しか動けないと割り切って、無理をしないようにしてください。

ストレスを溜めない

初めての妊娠であれば、不安やストレスも大きいことでしょう。早めに相談して、ストレスを溜め込まないようにするのが一番です。

性感染症は予防する

妊娠中の感染症は赤ちゃんに影響することもありますから、パートナーにコンドームをつけてもらって感染症予防に努めましょう。また、妊娠前に感染したものに関しては適切な治療を続けましょう。

タバコ、アルコールは控える

妊娠中の喫煙によって流産のリスクは高くなると言われています。同様に胎児の成長に影響のあるアルコールも妊娠が判明したら、控えましょう。

 

まとめ

お腹が大きくない時期の流産を最近、特によく聞くようになりました。仕事を続ける女性が多く、高齢出産が増えているということが背景のひとつにあるでしょう。

どんなに小さくても、命を失うことは妊婦さんにとって非常に悲しい出来事。そんなことが起こるまでに防ぐ方法があったら、どんなにいいでしょう。

しかしながら、流産を防ぐことができるのは妊娠12週を過ぎてから。母体が原因で引き起こされる流産は、原因となる病気を治療したり、流産のリスクとなる睡眠不足や体の冷えを解消することによって未然に防ぐことができます。でも、これも完全に流産を防止できるというものではありません。赤ちゃんは、それぞれの寿命、運命を持っているのです。

神経質にならずに、体の声を聞きながら無理なく仕事をする。そして何よりも、お腹にいる赤ちゃんとの今の時間を楽しむことがお母さんになっていく妊婦さんにとって大切なこと。妊娠中は自分の体や健康を見直すいい機会でもあります。赤ちゃんと一緒に楽しんで食生活や仕事、ライフスタイルのことを考えてみましょう。

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