三を使った名前10選~三の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「三」という漢字について

字画数:3画
音読み:さん
訓読み:みっ-つ、み-つ

「三」の意味や由来や成り立ちと特徴

数の3を表します。

回数を表すときは、“3回”という意味のほか、“何度も”という意味で用いられることがあります。

例えば「三顧の礼」は、“何度も礼を尽くして相手を迎え入れること”という意味になります。

また、「森」という漢字は木を3つ集めて成り立っています。

このことから分かるように「三」は、たくさんのものを表すときにも使われていました。

シンプルな漢字ですが、古代「三」という数字は、縁起が良く大切なものとして扱われていたようです。

読み方も時代とともに変化していきます。

昔は「サム」と発音されていましたが、これが「三郎(さぶろう)」の「さぶ」の元になりました。

また、「三」は名付けで使われるときに「ぞう」と読まれることも多いですね。

これは「ざむ」が「ざう」へと変化し、最終的に「ぞう」になったようです。

「三」の漢字の成り立ちについてですが、古代中国では数を数えるときに、算木(さんぎ)と呼ばれる計算具を用いていました。

算木の素材は、木のほかに竹や玉などが使われていたようです。

算木は、細長い棒のような形をしています。

一から四までの文字は、算木を横にして上から下に並べ表していました。

このため「三」の成り立ちは、算木を3本並べた形が元になったと言われています。

「三」は、女の子の名付けでは、“かず”“こ”“さ”“ざ”“そ”“そう”と、様々な読ませ方ができます。

バリエーションが豊富なので、他の漢字との組み合わせ方によっては、独創性にあふれた、人とかぶらない魅力的な名前が作れそうです。

先述しましたが、古来より「三」という数字は縁起の良いものと考えられていました。

わが子の人生が、幸多きものとなりますように、との願いを込めて「三」という漢字を名付けに使われる方もいるようです。

また、後で「三」を使った名前の芸能人・有名人の方々をご紹介しますが、「み」という読み方をする場合がほとんどです。

「み」の音の響きは、柔らかく耳にふんわりと届くイメージです。

また「美」という漢字も連想させることから、「み」は女の子の名づけでは大変人気があります。

「三」という漢字の字面は、きりりとした爽やかさを持ち、読み方ではふんわりと柔らかいため、そのギャップが「三」の持つ魅力のひとつとも言えます。

「三」を使った熟語

三鏡(さんきょう)

意味:「鏡」の名前をもつ歴史物語。「大鏡」「水鏡」「増鏡」の三種がある。

三猿(さんえん)

意味:三匹の猿が、それぞれ両手で両眼・両耳・口を覆っている姿。「見ざる・言わざる・聞かざる」の意味をもつ。

胸三寸(むねさんずん)

意味:胸のうちにある考えのこと。

三つ巴(みつどもえ)

意味:1.三者が対立し、お互いに入り乱れて争うこと 2.三人が向かい合うようにして座っている様子

三千世界(さんぜんせかい)

意味:この世に存在するすべてのもの。世間という意味で用いられることもある。

一読三嘆(いちどくさんたん)

意味:すぐれた書物を読んで、とても感動すること。一度読んで、何度も感嘆するという意味から作られた四字熟語。

「三」の説明の仕方

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例えば電話で自分の名前を名乗った際に、「どういう漢字を使われますか?」と尋ねられることがあります。

そんな時のために、漢字の説明の仕方を何パターンかストックしておくと、いざという時に便利ですよ!

※ 例「三奈(みな)」の場合

・A「みは、三重県の三です」
・A「みは、漢数字の三です」

「三」は分かりやすい漢字ですので、困ることはあまりないかも知れませんが、参考にしていただければ幸いです。

「三」を使った名前の有名人・芸能人

中丸 三千繪さん(ソプラノオペラ歌手)
植松 三十里さん(作家・脚本・エッセイスト)
長島 三奈さん(スポーツキャスター・実業家)
我妻 三輪子さん(女優・モデル・タレント・歌手・作詞家)
和泉 佑三子さん(女優)
大藤 三莱さん(女優)
神野 三鈴さん(女優)
沢渡 三起さん(女優)
鈴懸 三由岐さん(女優)
幸木 三果さん(女優)
千葉 一二三さん(タレント)
手塚 三紗子さん(女優)
横山 三菜子さん(女優)
加藤 三季さん(ミュージシャン・ギタリスト)
伊藤 三巳華さん(漫画家)
やまもり 三香さん(漫画家)
梅島 三環子さん(アナウンサー)
夏目 三久さん(アナウンサー)
沼田 三絵美さん(元プロレスラー)
山岡 三子さん(テレビキャスター)
宮村 三代さん(歌手)
内藤 三津子さん(編集者)
森 三千代さん(詩人・作家)

「三」を使った名付け候補

三沙(かずさ)
三羅(さら)
三奈(そうな)
珠三(たまみ)
三羽(みう)
三葉(みつば)
三夢(みむ)
莉三(りこ)
稜三(ろうざ)
三知香(みちか)

まとめ

「三」という漢字について詳しくご説明しました。

非常にシンプルでありながら、様々な意味と読み方をもつ、「三」。

男女を問わず、名づけにはこれからも長く使われ続けることでしょう。