産後すぐの新生児の育児が辛い!育児ストレスや睡眠不足を乗り切る7つの方法

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「赤ちゃんが生まれてお世話するのを楽しみにしていたのに、こんなにハードなの!?」
初めての育児は分からないことも多く、毎日不安を抱えて、汗だくで乗り切っていきます。

赤ちゃんや子どものお世話は、どの時期も大変です。

しかし、その中で一番つらかった時期は、出産後~産後1ヶ月の新生児期が多いという意見が多くあります。

確かに、産後はボロボロになった体に鞭を打って赤ちゃんのお世話をしなくてはいけません。

そのため、赤ちゃんが可愛いと思っていても、ストレスや不安がつもりつもってきます。

「産後の体ってどのくらいで回復する?」
「悩んでいるのは私だけ?産後に多い悩みは?」
「産後の育児に追い詰められそう…何か方法はないの?」
赤ちゃんが生まれる前には想像もしなかったような不安が襲ってきて、泣きそうになることもあります。

環境も大きく変わっていくので、気持ちや体も付いていけません。

このようにネガティブでマイナス思考になってしまう人も多いのではないでしょうか?
今回は同じような悩みをもつお母さんたちの声をもとに、
どのように産後の新生児の育児を乗り切ってきたのか、ご紹介していきます。

・産後のお母さんの体
・産後によくある悩み
・辛い時に試してほしい7つのこと
新生児や子どもの育児は、なかなか育児書通りに行かないもので、
お手上げ状態のときもあります。

実際に子育てを経験しているお母さんたちの声を中心にまとめてみたので、参考になればと思います。

産後のお母さんの体ってどんな状態なの?

産後1ヶ月は「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれています。

出産までのお母さんの体については、母親学級などで詳しく学ぶ機会がありますが、
産後の体については、知らないことも多く、戸惑うお母さんもたくさんいます。

自分の体と上手く向き合いながら育児ができるためにも、
できれば妊娠中から知っておいた方がよいでしょう。

産後すぐはハイになりやすい

体は疲れてボロボロなのに、産後はハイになって落ち着かない人もたくさんいます。

赤ちゃんに会えた喜び、出産が終わった達成感、母親になったという幸福感など、
心が高揚してハイになった状態になります。

そのため、なかなか眠ることができずに、疲れが取れないなんてことも…。

逆に落ち込みやすく、悲しくもないのに涙が出ることもあります。

産後は体だけでなく、心もボロボロなのです。

お腹があまりへこんでない

「赤ちゃんが生まれたので、お腹も少しはへこんだかなと見てみると、ほとんど変わらずにガックリ。」
誰も教えてくれないことなので、産後の自分の体をみて落胆する人もいます。

お腹周りの筋肉や皮膚が伸びきっているため、そして、子宮が収縮するには1ヶ月以上かかるため、
出産中にお腹周りに脂肪がたまってしまったためなど、原因はいろいろあります。

臨月のむくみがひどかった人も、すぐには戻りません。

しかし、産後はゆっくり時間をかけて戻っていくのであまり心配しないようにしましょう。

痔になる、排便が怖い

出産は、少し汚い表現ですが、「大きな便を出しているような感覚」にも似ています。

そのため、排便をするのに少し抵抗があり、怖さを感じてしまうことがあります。

また、会陰切開をしている場合には、下腹部に力をいれるのも怖いですね。

また、出産により、痔ができる人もたくさんいます。

今まで痔になったことなんてなかったのにという人でもできます。

痔が出来てしまったことにより、さらに排便の際に痛みを感じることがあるので、
産後1ヶ月~2ヶ月くらいまでは排便が怖く、痛い思いをすることがあります。

尿漏れや頻尿などの排尿障害が続く

妊娠中は、お腹に赤ちゃんがいるので膀胱を圧迫するため排尿障害がみられることがあります。

出産を終えたら、普段通りになるのだろうと思っていたら、そうではありませんでした。

出産時に、排尿するときに使う筋肉も伸びるので、感覚がマヒすることもあります。

出産後も、夜中にトイレに行く、尿漏れをすることがある、膀胱炎になったなど、
排尿障害がでることもあるので、辛い場合には一度かかりつけ医に相談するようにしましょう。

マタニティブルー・産後うつ・産後クライシス

マタニティブルーは妊娠中だけに起こるものではありません。

産後も1ヶ月くらいの間は、症状がみられることがあります。

突然涙がでる、やる気がでない、不安で眠れない、感情の起伏が激しいなどの症状が出ます。

マタニティブルーは一時的なもので、うつとはまた違います。

産後うつは、マタニティブルーの症状と似ていますが、うつ病になった人がなりやすい病気です。

数週間から数か月続くことがあり、日常の生活にも影響が出ます。

出産後の女性の約10~15%が発症し、誰にでも起こる可能性のある病気です。

産後クライシスは、産後2~3年ほどで夫婦仲が悪化する現象です。

子育てが一番大変な時期に起こることで、ノイローゼやストレスなど育児が原因で起こります。

産後は、体の変化も大きいのですが、環境も大きく変わるので、心も大きく変化します。

産後、お母さんが抱えるよくある悩みとは?

今あなたが抱えている悩みは、実はたくさんの人が経験していることかもしれません。

自分だけではなく、よくあることなんだと知ってもらえれば、少し安心しませんか?

おむつ替え、抱っこ、ゲップ、何もかもうまくできない!

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そりゃそうです。

何もかも初めての子育てなので、抱っこの仕方から分からなくて当然なのです。

出産前に育児書を読み漁っていたとしても、実際にするのとは違います。

おむつ替えや抱っこ、ゲップをさせる、授乳をする、エアコンが効いているはずの部屋なのに、汗だくで頑張るお母さんはたくさんいます。

これからの子育ての中で、何百回、何千回とするので、だんだん上手になり慣れてきます。

気が休まらない

新生児期の赤ちゃんは、1日のほとんどを寝て過ごします。

お母さんもゆっくり休めるかなと思っていても、「あれ?息してる?」「おむつは大丈夫?」など、
いろいろなことが気がかりで、気が休まらないことも…。

赤ちゃんは可愛いけど、その子を守らなければいけないという責任感でいっぱいになります。

頻繁にする授乳がしんどい!

初めての子育ての時は特に、はじめはおっぱいが出ません。

そのため、できるだけ、赤ちゃんに授乳する回数を増やすことで、おっぱいが出やすくなってきます。

しかし、1回で30分以上吸わせることもあり、乳首が痛くなることも。

痛くなったから、すぐにやめてしまうと、母乳が出なくなることもあるので、
乳頭保護器や保湿クリームで対策をしてみますが、それでも痛いのは痛いです。

また、昼夜関係なく2~3時間おきに授乳をするので、落ち着いて寝る時間もありません。

授乳(30分)→ゲップ→調乳とミルクをあげる→哺乳瓶の消毒→おむつ交換としていたら、
2時間や3時間なんてあっという間に過ぎていきます。

授乳の回数は少しずつ減っていきますが、それまで、そして慣れるまでは大変です。

寝かしつけが大変

寝かしつけは産後だけではなく、その後も何年かは大変です。

赤ちゃんや小さな子どもは、寝る方法が分からないのです。

抱っこをしてぐっすり寝ている赤ちゃんを、いざベッドに寝かせようとすると泣き出してしまう。

「えー!1日中抱っこしてなくちゃいけないの?」と泣きそうになります。

赤ちゃんは、温度の差や環境の変化に敏感で、何かを感じるとパッと目を覚ますことがあります。

また、夜中の授乳をして「そろそろ寝てくれたかな?」と赤ちゃんの顔を見ると、
こっちをギョロっと見ていてびっくりすることもよくあります。

手が痛くなる

赤ちゃんのお世話は、驚くほどに手を使います。

授乳やミルクをあげる時には、腕や手を固定したまま赤ちゃんを抱っこして30分ほどそのままです。

手がプルプル震えることもあります。

腕が筋肉痛になることもありますし、肩こりがひどくなることもあります。

産後は育児で腱鞘炎になる人も多く、治療していたとう話も耳にします。

もし、手や腕の痛みが辛い時には、早めに相談して解消するようにしましょう。

夜が来るのが怖い、赤ちゃんと2人になるのが怖い

産後はお母さんの体も辛い状態で、赤ちゃんのお世話をします。

想像していた赤ちゃんとの生活とは実際には違うことも多く、
赤ちゃんと2人きりになることさえ不安になることもあります。

赤ちゃんに何かあったらどうしよう、辛い授乳や寝かしつけが嫌になる、
夜になると赤ちゃんが全然寝てくれずいつも眠い、など悲鳴をあげそうになります。

他にも色々な悩みが、それぞれにあると思いますが、自分だけでないことを覚えておきましょう。

出産を経験したお母さんが、心ではあなたと同じようなことを思っていることもあります。

悩むのは当たり前であり、お母さん自身を責めないようにしましょうね。

家事などを途中で中断されてイライラ

毎日の家事は最低限にでもこなしていかなければなりません。

その中でも、赤ちゃんに泣いて呼ばれて『作業を中断する』ことがしょっちゅうあります。

それがイライラの原因になることもあります。

アイロンや食器洗い、洗濯物たたみなど、毎日どこかで中断されます。

5分で終わる家事も30分以上かかることがあり、思うようにうまくできずに、自分を責めそうにもなります。

新生児の育児が辛い時に試してほしい7つのこと

夜に一度多めにミルクをあげてみる

夜の授乳が頻繁過ぎて、2,3時間おきどころではないという話もよく耳にします。

実際に30分おきにおっぱいを欲しがる赤ちゃんもいます。

そうなってしまうと、お母さんはほとんど眠れないことになります。

夜寝る前(お母さんが寝る前の10時や11時代でもOK)に、ミルクを多めに飲ませてみましょう。

完全母乳育児を目指していて、しっかりと母乳が出ているのであれば、この時間に向けて、
母乳をたっぷりためておくように、授乳の時間を少し空けてみましょう。

お腹がいっぱいになると、赤ちゃんは安心して長めの時間、眠ってくれることがあります。

もし、毎日夜の授乳で困っていて、睡眠不足であるのであれば試してみてください。

何なら、お母さんは寝て体力を回復させておいて、ご家族にミルクをお願いしてもよいですね。

思い切り泣く

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産後は涙もろくなったりイライラしやすくなったりします。

お友だちやご家族としゃべることでストレス発散することもできますが、赤ちゃんがいては、
なかなかゆっくり話すこともできません。

もし泣きたい時には思い切り泣いた方がすっきりするかもしれません!
泣くだけ泣くと、ちょっと前向きな気持ちにもなれます。

また、たくさん泣ける映画やドラマを、赤ちゃんのお昼寝中に鑑賞するのもおすすめです。

育児に辛い時には本を読むべし

赤ちゃんがお昼寝をしている時間に、空き時間が見つかったときには、本を読んで現実逃避です!

話題になっていて気になる本でもいいですし、雑誌でも何でもいいんだと思います。

育児関係の本の中にも毎日のストレスが解消される本もあるので、少しご紹介します。

『きみは赤ちゃん(川上未映子)』とても泣けてしまう育児エッセイです。

『産後が始まった!夫による、産後のリアル妻レポート(渡辺大地)』産後に夫婦がぶつかる壁について、
またその解決方法についてマンガで描いてあります。

旦那さんにも読んでほしい1冊です。

『毎日かあさん(西原理恵子)』育児エッセイの漫画です。

7巻まであり、豪快な育児の話に、育児について楽に考えていいんだなと心が軽くなります。

育児本を読み漁るよりも、実際にあった育児エッセイを読む方がためになることもありました。

洗濯乾燥機や食洗器、自動掃除機など活用する!

最近の家電は本当に進化しています!

おうちにないのであれば、旦那さんに相談しておねだりしてみましょう。

洗濯乾燥機や食洗器などがあるだけで、家事の何割かをしなくてすむようになります。

その分、ストレスも減りますし、のんびりする時間もでき、心に余裕が持てるようになるかもしれません。

他にも、家事代行サービスやネットスーパーサービスなどもあるので、家事の負担を減らす方法を、
先に調べておくと便利かもしれません。

バランスボールで1石3鳥

産後はゆっくりしたいのですが、やはり産後のたるんだ体を締めていきたいですね。

激しい運動はできませんし、赤ちゃんを連れての運動はなかなかできません。

「おすすめはバランスボールに座る!」ことです。

好きなテレビを見ながら、バランスボールに座りましょう。

上下に優しく揺れたり、腰をくねくねさせたりするだけでも腰痛改善やダイエットに効果的です。

1時間でもいいから1人の時間を作る

新生児なので、何時間も誰かに預けるということはできません。

しかし、1時間から2時間であれば、子どもから離れる時間を作ることは可能です。

両親に頼ったり家族にお願いしたりして、近くのスーパーにお買い物に行く、散歩に行くなど、
1人になる時間を作れるように頼んでみましょう。

とっても辛かった気持ちが、少し楽になることもあります。

「やっと1人の時間だ―♪」とルンルンで家を出ても、やっぱり赤ちゃんが気になることを知る機会にもなり、
赤ちゃんへの愛を感じることもあります。

もう限界だと思った時には、少しの時間でも1人になる時間をもらうことで改善できることもあるので、
試してみてくださいね。

赤ちゃんが寝たときは一緒に寝る

産後の1ヶ月間だけでも、お母さんの体を休める時間は必要です。

夜になかなか眠れないときには、昼間赤ちゃんが寝ているとき一緒に寝ましょう。

お昼の方がよく眠る赤ちゃんもいるので、赤ちゃんに合わせて眠ると、体力も回復してきます。

周りの目や意見も気になりますが、先に伝えておくと、気にせず眠れて楽かもしれませんね。

産後1ヶ月は、お布団も敷きっぱなしでも良いのです!

まとめ

産後の1ヶ月間は、他の育児とは違う辛さがあります。

分からないことが多すぎて不安に押しつぶされそうになる、先が見えず真っ暗闇、
とにかく続く寝不足など未知の世界に入って、ストレスが溜まりまくります。

我慢する部分も必要になりますが、乗り切るためには自分の体も大切にする必要があります。

いろいろな方法を試してみて、自分に合う!という良い方法が見つかればよいなと思います。