妊婦は整腸剤を飲んでも大丈夫?妊娠中の整腸剤5つの注意点と副作用

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妊娠してからというものの、どうにもお腹の調子が悪い…

特に下痢や便秘といった、お腹のトラブルに悩まされる妊婦さんは多いですよね。

妊娠初期から臨月にいたるまで、妊娠時期の体の変化に伴い起こりえます。

いつもなら薬に頼りたいところですが、今は妊娠中。

整腸剤を飲むことで、母体やお腹の赤ちゃんへの影響などはないのか心配になりますよね。

そんな妊婦さんに向けて、妊娠中の整腸剤に関しての情報をまとめてみました。

今回の記事のポイントは3つです。

  • 妊娠中にお腹の調子が悪くなる理由について
  • 妊婦さんは整腸剤を使っても大丈夫か
  • 妊娠中に使えるおすすめの整腸剤
  • 整腸剤の効果と注意するべき副作用

この記事を読んで、妊娠中の整腸剤選びに役立ててくださいね。

まずは妊娠中のお腹の不調の原因について説明していきましょう。

妊婦さんはどうしてお腹の調子が悪くなりやすいの?

妊婦さんはホルモンバランスや体型の変化による体の不調が見られることが多く、下痢や便秘といったお腹のトラブルもそのひとつです。

まず、原因としては自律神経の乱れが挙げられます。

これにより腸の働きが上手くいかずに、下痢や便秘に見舞われることがあります。

特に便秘は多くの妊婦さんが抱える悩みの一つ。

妊娠中期から後期にかけては赤ちゃんの成長もある為、臓器が圧迫されることによって余計に腸の運動が鈍くなる傾向にあります。

この他、運動不足や食事の偏り、水分不足なども腸内トラブルの原因に。

妊娠中の便秘や下痢の際に強くいきみすぎるとお腹が張ることもあります。

こういった理由から、どうしても便が出ない際は整腸剤を使用する方が良いでしょう。

長く続く下痢には注意!もしかしたら別に原因があるかも

下痢に関しては何日も続いたり、吐き気など他の不調も伴う、腹痛が酷い時などは注意が必要です。

妊娠中は免疫力が低下しているため食中毒などにかかりやすく、ただのお腹の不調だけではなく、トキソプラズマ症など他の原因があるケースもあります。

この他、切迫早産や流産の際には下痢に似たような痛みを感じる事も。

下痢と同時に不正出血やお腹の張りが長く続くときは、医療機関で早めの診察を心掛けましょう。

整腸剤を使っても大丈夫?下剤とは違う?

食事だけではなく、薬などにも気を使う妊娠中。

当然、整腸剤も使用してもいい物なのか気になりますよね。

結論から言いますと、整腸剤は妊娠中も安心して使えます。

ビフィズス菌や乳酸菌の効果で腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えた上で排便をスムーズにするのが、整腸剤の役目です。

下剤など強制的に腸を刺激して排便を促すタイプの薬とは異なるので、安心して使えるんですね。

また、医師からすでに便秘薬を処方されている場合であっても、整腸剤ならば並行して摂取しても問題はありません。

処方薬ではミヤBMやビオフェルミンが知られているところでしょうか。

こういった整腸剤は妊娠中や授乳中でも安心して飲める分、便秘解消薬より即効性の面では劣ります。

しかし継続して飲み続ける事により、腸内環境を健康的に改善してくれる効果が期待できます。

人によって効果の有無や改善までにかかる時間に差はありますが、便秘にお悩みの妊婦さんは試してみる価値のあるものでしょう。

妊娠中に使える整腸剤一覧

ここからは妊婦さんでも安心して使用できる、おすすめの整腸剤のをご紹介します。

購入時の参考にしてくださいね。

新ビオフェルミンS

ヒト由来の乳酸菌が含まれており、体内への定着性が良いのが特徴です。

便秘だけではなく、軟便やお腹の張りにも効果的なのが嬉しいですね。

生後三か月の赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使えますので、一家に一つ置いておくのもいいでしょう。

細粒タイプと錠タイプがありますので、飲みやすい方を選びましょう。

私は細粒タイプを飲んでいましたが、ほんのりと甘いため飲みやすく、錠剤が苦手な方にはおすすめです。

エビオス錠

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天然のビール酵母から生まれた薬で、胃腸の調子を整えてくれる医薬部外品です。

ビール酵母から作られているだけに、ビール風味がするそう!

お酒好きなプレママにはもってこいですね♪

必須アミノ酸やビタミン、ミネラル、食物繊維など40種類の天然素材由来の栄養が含まれています。

妊娠中の栄養補給にも役立つ上に、人によってはつわりの軽減にも役立つという万能ぶり。

エビオス錠は一日の摂取量が多く、15歳以上は食後に一回10錠、一日で30粒の服用が目安とされています。

錠剤に慣れている場合は大丈夫ですが、この点は慣れるまでは少し大変かもしれませんね。

エビオスは栄養価も高く、腸内の善玉菌を増やしてくれる働きがありますので、まずは少量のパウチタイプ(300錠)を購入して試してみる事をおすすめします。

ザ・ガードコーワ整腸剤

ヒト由来の乳酸菌とビフィズス菌と納豆菌が含まれています。

これらの菌が胃の中で死滅しないよう制酸剤を配合し、菌が生きたまま腸まで届くような処方設計がされています。

軟便や便秘、おならの気になるにおいの改善などに効果的で、妊娠中や授乳中も安心して摂取できます。

整腸剤に副作用はある?

整腸剤の服用量が多いと人によってはガスが溜まる感覚があったり、お腹が緩くなりすぎたりするケースもあります。

多く飲めば効果が出るという訳でもないので、用法容量を守って正しく摂取するべきでしょう。

また、非常に稀ですがアレルギーの反応により発疹や肌の赤みが現れるケースも。

しかし、基本的に整腸剤の副作用は心配しなくてもよい位です。

あまり効果が無かったり体に合わないと思ったら一度摂取をやめ、医師へ相談するのが好ましいですね。

整腸剤の力を借りて妊娠中の腸トラブルを軽減しよう!

いかがでしたか?

今回のまとめから、整腸剤は妊娠中でも安心して使うことができる物だということが分かりました。

妊娠中に限らず使うことができるので、もし使いきれなくても無駄になる事はありません。

初めて整腸剤を使う場合は、まずは少量のタイプを購入し、効果があるか試してみる事をおすすめします。

なかなか治らない妊娠中の便秘や下痢にお悩みの妊婦さんは、是非購入を検討してみてくださいね。

参考URL:

新ビオフェルミンS製品紹介

エビオス錠|アサヒグループ食品

ザ・ガードコーワ整腸剤α3+