赤ちゃんの成長曲線って?男の子・女の子別成長曲線と見方や注意点

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赤ちゃんが生まれたあと、母子手帳の成長曲線に身長と体重を記入しましたか?

私は産院で産んだ翌日に記入しました。

それから生後1か月、2か月……1歳になるまでは、月1度は身長と体重を測って記入していました。

息子が成長していくのがデータとしても実感できて嬉しかったのですが、ひとつ注意してもらいたいことがあります。

毎日測ってはいけません。

赤ちゃんの体重の増減でメンタルがボロボロになります。

減ったときは焦り増えたら喜び……そんな時間のエンドレス。

週に何度かスーパーでおむつ替えをするたびに測っていたころの私のメンタルはおかしかったです。

旦那に「気にしすぎだ」と注意されるまで、なにかにとりつかれたように体重チェックをしてしまっていました。

初めての子だったので、心配ばかりが先行してしまっていたようです。

成長曲線は目安としてはありがたいけど、気にしすぎるのは厳禁だと学んだのでした。

この記事では成長曲線についての疑問や注意点をご紹介します。

ポイントは4つです。

・赤ちゃんの成長曲線って?
・赤ちゃんの体重の測り方
・成長曲線の2つ注意点
・男児・女児別1歳半までの平均身長体重数値

最後まで読んでいただければ、成長曲線をどのように活用すればいいかわかってもらえるはずです。

ぜひ参考にしてくださいね。

赤ちゃんの成長曲線って?

成長曲線(乳児身体発育曲線)は、全国の乳幼児の発育具合を集計し、成長の推移をグラフにしたものです。

厚生労働省が10年に1度行っています。現在のグラフは平成22年に調査した結果となっています。

母子手帳に掲載されているので、いつでもぱっと確認することができます。

太りすぎや痩せていないかなどチェックできるほか、自分の赤ちゃんの身長と体重を毎月や数か月に一度測って棒グラフにしていくことで、成長具合を確認や記録することも可能です。

赤ちゃんの身長や体重の測り方

理想は月に1度測るのが良いとされています。

乳児検診は4か月と1歳半にあり、その時には身長や体重を測ってもらえます。

では、それ以外のときはどうやって計ったらいいのでしょうか?

まずは、赤ちゃん用の体重計(スケール)を購入するという手段があります。

しかし、こちらは個人的にあまりおすすめしません。

体重の増減が気になり毎日何度も測ってしまったり、結果次第で一喜一憂したりと、捉われてしまう可能性があります。

成長曲線はあくまでも『目安』として確認するのが理想です。

しかも体重計はなかなか高額(一万円ぐらい)なので、その金額を出してまで購入する理由が私には見当たりません。

赤ちゃん本舗などのベビー用品店や高島屋などの百貨店では、赤ちゃん休憩室にベビースケール(体重計)が置いてあることがあります。

月に1度、お買い物のついでに測ってみるようにすることをおすすめします。

育児の何でもそうですが、数値や平均にばかり気をとられていると、心配や不安ばかりが増えてしまいます。

赤ちゃんとの生活を楽しむことを第一に考え、あまりにもおかしいと感じたときは医師に相談するというスタンスで育児を行うようにしましょう。

成長曲線の2つの注意点

①成長曲線はあくまでも目安に。

この時期の赤ちゃんの成長は個人差が大きく、成長曲線から少し外れたからといって心配のしすぎは厳禁です。

あくまでも太りぎみなのか痩せぎみなのかの目安として利用するようにしましょう。

ミルク育児の赤ちゃんは平均的にぽっちゃりした傾向があります。反対に完全母乳育児の場合は痩せ気味の傾向があります。

しかし過度に心配する必要はありません。成長と共に体格も子供らしい姿へと変わっていきます。

私の息子はほとんどミルク育児だったので1歳になるまでパンパンでしたが、卒乳して離乳食や大人とのとりわけメニューになったころからすらっとしてきました。

運動量も増えたので、なにをするわけでもなくぽっちゃりから平均的な体格へとなりました。

一時期太りすぎかなと心配になったこともありましたが、結果は取り越し苦労に終わったというわけです。

成長曲線ばかり気にしていると心配事ばかりが増え、子育てを楽しめなくなってしまうので、いずれは平均的な体系になると大らかな気持ちでいましょう。

あまりにも不安や心配でしたら、一度小児科の先生に相談してみてもいいですよ。

先生からのアドバイスは、なによりの安心に繋がります。

②未熟児の赤ちゃんは低体重児用のグラフを参考に。

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低体重児で生まれた赤ちゃん用の成長曲線があります。

未熟児で生まれた場合は、母子手帳のグラフではなくそちらを参考にしましょう。

平均体重で生まれた赤ちゃんより成長はゆっくりかもしれませんが、確実に成長していきます。

3歳からは同じグラフを目安としますが、未熟児で生まれた赤ちゃんは小さめな傾向があるので、こちらもあくまでも目安とするようにしましょう。

男児・女児別1歳半までの平均身長体重数値

【男児の成長曲線】

生後0ヶ月 身長44.0〜57.4センチ 体重2.10〜5.17キロ
生後1ヶ月身長50.9〜59.6センチ 体重3.53〜5.96 キロ
生後2ヶ月身長54.5〜63.2 センチ 体重4.41〜7.18 キロ
生後3ヶ月身長57.5〜66.1 センチ 体重5.12〜8.07 キロ
生後4ヶ月身長59.9〜68.5 センチ 体重5.67〜8.72 キロ
生後5ヶ月身長61.9〜70.4 センチ 体重6.10〜9.20 キロ
生後6ヶ月身長63.6〜72.1 センチ 体重6.44〜9.57 キロ
生後7ヶ月身長65.0〜73.6 センチ 体重6.73〜9.87 キロ
生後8ヶ月身長66.3〜75.0 センチ 体重6.96〜10.14 キロ
生後9ヶ月身長67.4〜76.2 センチ 体重7.16〜10.37 キロ
生後10ヶ月身長68.4〜77.4 センチ 体重7.34〜10.59 キロ
生後11ヶ月身長69.4〜78.5 センチ 体重7.51〜10.82 キロ

1歳0ヶ月身長70.3〜79.6 センチ 体重7.68〜11.04 キロ
1歳1ヶ月身長71.2〜80.6 センチ 体重7.85〜11.28 キロ
1歳2ヶ月身長72.1〜81.7 センチ 体重8.02〜11.51 キロ
1歳3ヶ月身長73.0〜82.8 センチ 体重8.19〜11.75 キロ
1歳4ヶ月身長73.9〜83.8 センチ 体重8.36〜11.98 キロ
1歳5ヶ月身長74.8〜84.8 センチ 体重8.53〜12.23 キロ
1歳6ヶ月身長75.6〜85.9 センチ 体重8.70〜12.47 キロ

※この平均値を基本として痩せ気味や太り気味の目安とします。

+30%なら太りすぎ
+20%ならやや太りすぎ
+15%~20%未満なら太りぎみ
-15%~+15%未満は普通
-20%~15%以下ならやせぎみ
-20%以下ならやせすぎ

となります。

【女児の成長曲線】

生後0ヶ月身長44.0〜56.4センチ 体重2.13〜4.84 キロ
生後1ヶ月身長50.0〜58.4センチ 体重3.39〜5.54 キロ
生後2ヶ月身長53.3〜61.7 センチ 体重4.19〜6.67 キロ
生後3ヶ月身長56.0〜64.5センチ 体重4.84〜7.53 キロ
生後4ヶ月身長58.2〜66.8 センチ 体重5.35〜8.18 キロ
生後5ヶ月身長60.1〜68.7 センチ 体重5.74〜8.67 キロ
生後6ヶ月身長61.7〜70.4 センチ 体重6.06〜9.05 キロ
生後7ヶ月身長63.1〜71.9 センチ 体重6.32〜9.37 キロ
生後8ヶ月身長64.4〜73.2 センチ 体重6.53〜9.63 キロ
生後9ヶ月身長65.5〜74.5センチ 体重6.71〜9.85 キロ
生後10ヶ月身長66.5〜75.6 センチ 体重6.86〜10.06 キロ
生後11ヶ月身長67.4〜76.7 センチ 体重7.02〜10.27 キロ

1歳0ヶ月身長68.3〜73.4 センチ 体重7.16〜10.48 キロ
1歳1ヶ月身長69.3〜78.9 センチ 体重7.31〜10.96 キロ
1歳2ヶ月身長70.2〜79.9 センチ 体重7.46〜10.90  キロ
1歳3ヶ月身長71.1〜81.0 センチ 体重7.61〜11.12  キロ
1歳4ヶ月身長72.1〜82.1 センチ 体重7.75〜11.33  キロ
1歳5ヶ月身長73.0〜83.2 センチ 体重7.90〜11.55  キロ
1歳6ヶ月身長73.9〜84.2 センチ 体重8.05〜11.77 キロ

※この平均値を基本として痩せ気味や太り気味の目安とします。

+30%なら太りすぎ
+20%ならやや太りすぎ
+15%~20%未満なら太りぎみ
-15%~+15%未満は普通
-20%~15%以下ならやせぎみ
-20%以下ならやせすぎ

となります。

赤ちゃんの成長は個人差があります。成長曲線はあくまで目安として。

はじめての子育てですと、どうしても『平均値』が気になってしまうものです。

私もそのひとりで数値として示してもらえると、とってもわかりやすくてありがたいんですよね。

しかし、一度そこから外れてしまった場合、不安や心配が募ってしまいます。

ある日、数値ばかり気にしていた私に先輩ママが言いました。

「なにもしなくても赤ちゃんは勝手に育つから、そんなに頑張らないで」

勝手に育つ?かなり大胆な発言だとそのときは感じたのですが、たしかにそのママの言った通りだったのです。

もちろんオムツ替えや授乳はします。

抱っこや泣いたらあやすこともします。

でも、その『当たり前』をやっていれば、赤ちゃんは『勝手に』育っていくのです。

体重の増減を気にしていても、ママの心配をよそに赤ちゃんはすくすく育っていきます。

ということは、増減を気にして不安や心配になっている時間がもったいないですよね。

あくまでも目安として確認することにして、我が子との楽しい生活を送ってくださいね。