千を使った名前32選~千の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「千」という漢字について

字画数:3画
音読み:せん
訓読み:ち

「千」の意味や由来や成り立ちと特徴

数の“1000”を表します。

また、「一日千秋」「千客万来」「値千金」「千里の道も一歩から」などのように、数が大変多いことの意味で使われています。

訓読みの「ち」は、“1000”を意味する日本語で、「千歳」「千尋」のような使われ方をします。

部首である「十」は、形の上から便宜的に分類されたもので、意味の関係はありません。

「千」は会意文字(2文字以上の漢字の形・意味を組み合わせて作られた漢字)です。

「人」と「一」が組み合わされています。

「人」という漢字を横にすることで「人民、おおくのもの」という意味が生れます。

そこに、「ひとつ」という意味を持つ「一本の横線」を合わせたことが、「千」という漢字の成り立ちと言われています。

読み方は、「せん」と「ち」ですが、人名に使用するときには「かず」や「ゆき」という読ませ方もできます。

数がたいへん多いことを表す漢字ですので、子どもの名前には、長寿と幸福を願って昔からよく使われていました。

とても縁起が良い漢字とも言えるでしょう。

紫式部の「源氏物語」のなかでも、主人公の光源氏が最愛の恋人である紫の上に『計りなき千尋の底の海松(みる)ぶさの、生ひゆく末は我のみぞ見む』という歌を贈っています。

簡単に訳すと、末永くあなたを見守っていきますよ、という意味ですが、「千尋」という言葉を使うことで、永遠に近い時間を表現したかったのでしょう。

名前の先頭字に「ち」を使うと、躍動感あふれる快活なイメージになります。

それだけではなく、キュートさも持ち合わせている音なので、活発でありながら、甘え上手な、愛され女子になれるでしょう。

止め字に「ち」がくる場合は、とてもフレンドリーな印象に。

人見知りをすることもなく、自分から心を開くことができる女性になれます。

たくさんの友達に囲まれて、楽しく人生を歩んで行く。そんな逞しさも持ち合わせています。

また、「ゆき」という読ませ方をすれば、「ち」の持つ元気なイメージから一転し、思わず守ってあげたくなる愛らしさがにじみ出る雰囲気に。

そして「かず」は、賢さや重厚感を感じさせるため、知的な大人の女性にぴったりな名前になります。

「千」を使った熟語

千客(せんきゃく)

意味:多くの客。

せんかく。

千思(せんし)

意味:いろいろ思うこと。

また、その思い。

千尋(せんじん)

意味:山などが非常に高いこと。

また、谷や海などが非常に深いこと。

千羽鶴(せんばづる)

意味:折り鶴を数多く糸に通して連ねたもの。

瑞鳥の鶴が千羽そろうのを吉として、社寺に奉納する風習があり、現在では慰安や病気見舞いなどに人に贈ることも多い。

一日千秋(いちにちせんしゅう)

意味:1日が非常に長く感じられること。

待ちこがれる気持ちが著しく強いこと。

一望千里(いちぼうせんり)

意味:広大な眺めを一目で見渡せること。

千紫万紅(せんしばんこう)

意味:さまざまの色。

また、色とりどりの花の咲き乱れていること。

「千」の説明の仕方

例えば電話で自分の名前を名乗った際に、「どういう漢字を使われますか?」と尋ねられることがあります。

そんな時のために、漢字の説明の仕方を何パターンかストックしておくと、いざという時に便利ですよ!

・A「せんは、千葉の千です」
・A「せんは、漢数字の千です」
・A「せんは、千利休の千です」

「千」は分かりやすい漢字ですので、困ることはあまりないかも知れませんが、参考にしていただければ幸いです。

「千」を使った名前の有名人・芸能人

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宇野 千代さん(小説家・随筆家)
中山 千夏さん(作家・元歌手・元参議院議員)
安里 積千代さん(政治家)
扇 千景さん(女優・政治家)
東山 千栄子さん(女優)
賀来 千香子さん(女優)
尾野 真千子さん(女優)
池脇 千鶴さん(女優)
栗山 千明さん(女優)
森下 千里さん(歌手)
千秋さん(タレント)
若槻 千夏さん(タレント)
坂下 千里子さん(タレント)
杉原 千尋さん(アナウンサー)
春日野 八千代さん(元宝塚歌劇団男役・名誉理事)
伊藤 千代子さん(社会運動家)
吉田 千鶴子さん(版画家)
金森 千栄子さん(ラジオプロデューサー)

「千」を使った名付け候補

千(ゆき)
千紗(かずさ)
千音(かずね)
千埜(かずの)
千帆(かずほ)
胡千(こゆき)
沙千(さゆき)
千李(せんり)
千明(ちあき)
千笑(ちえみ)
千織(ちおり)
千景(ちかげ)
千紗(ちさ)
千里(ちさと)
千菜(ちな)
千夏(ちなつ)
千早(ちはや)
千春(ちはる)
千尋(ちひろ)
千穂(ちほ)
千乃(ゆきの)
千実(ゆきみ)
一千花(いちか)
千江利(ちえり)
千香子(ちかこ)
千鶴子(ちづこ)
千奈美(ちなみ)
真千子(まちこ)
実千加(みちか)
八千代(やちよ)

まとめ

ひとつの漢字で、これほど読ませ方によってイメージが変わるものも、珍しいのではないでしょうか。

そこもまた、「千」の大きな魅力です。