妊娠初期に足がつる!3つの原因と8つの対処策&予防法

スポンサードリンク

妊娠中に『足をつる』のはいくつかの理由があります。

水分・栄養不足、運動不足……など。

足をつったことがある方は、今、これを読みながらあの悶えるほどの痛みを思い出しているのではないでしょうか。

足の裏がつる、足の指がつるなど、人によってつる箇所はさまざまですよね。

その中でも多くの人が経験しているのが、ふくらはぎのつり(こむらがえり)でしょう。

寒くなってくると足をつる人が続出するのは、冷えによるものが原因です。

しかし、『つる』という現象は、冷えだけが原因ではありません。

妊娠すると普段の時よりも頻繁につるようになりますので、原因をはっきりさせて対処したいですよね。

この記事では、妊娠中に足がつる原因と対処策、つらないための予防策をご紹介します。

ポイントは3つです。

  • 妊娠初期に足がつる3つの原因
  • 足がつってしまったときの5つの対処策
  • 足をつらないための3つの予防策

最後まで読んでいただくと、足がつる原因が理解でき、その恐怖から逃れられるはずです。

というのは、大げさかもしれませんが、つったときの心構えができるようになります。

ぜひ参考にしてくださいね。

妊娠初期に足がつる3つの原因

では具体的に、足がつる原因をみていきましょう。

主な原因は以下3つです。

1.ホルモンバランスの影響

妊娠すると足がつりやすくなるのは、ホルモンバランスの変化が影響しています。

妊娠中は出産にむけて、筋肉を緩めるホルモン(リラキシンホルモン)が分泌され、骨盤が開きやすくなります。

その変化に気が付かないので、無意識の状態で筋肉の使い方が変わっていきます。

その結果、身体に負担がかかり、疲労が溜まりやすくなるのです。

ちょっと動いただけで筋肉痛のような痛みを感じることも。

疲労が溜まると足がつる原因になってしまうのです。

2.栄養の偏りやミネラル不足

スポーツなどで汗をかいた後は、足がつりやすくなります。

これは身体の中のミネラルが汗と一緒に流れてしまうことがひとつの原因となっています。

筋肉をスムーズに動かす原動力は、このミネラルとビタミンが主な栄養素です。

つわりなどで水分や食事が充分にとれない妊婦さんは、これら栄養素が不足しがちになります。

つわりが特にひどい妊娠初期に足がつりやすいのは、食事がとれるかとれないかが大きく関わっているからなのです。

食欲がない時でも、ミネラルやビタミンを摂るようにしておくと、予防に繋がりますね。

3.冷えによるこむら返り

冬の寒い夜、眠っていたら突然足がつったという経験をした方、いらっしゃるのではないでしょうか。

私も毎年といっていいほどつります。運動不足だからと考えていたのですが、答えは『冷えが原因』でした。

特に寒い冬の夜は、靴下を履いて眠るようにしたらつらないようになりました。

この冷え、妊娠時にも大敵です。

血流が悪くなりやすいので、気づいたら手足が驚くほど冷えていたなんてことも。

身体が冷えた状態が続くと、足がつりやすくなり、つった時の壮絶な痛さの餌食に……。

たとえ夏であっても、身体を冷やさないように靴下を履いたり、布団をかけたりして、冷えを予防するように心がけましょう。

関連記事⇒妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策

足がつってしまったときの対処策

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉が異常に収縮してしまうことで起こる症状です。

収縮した筋肉を伸ばすことで、筋肉の緊張をほぐしていき、正常な状態に戻すようにします。

では、まず一般的な対処方法を紹介します。

一般的なこむら返り対処法

  1. 寝た状態(もしくは座った状態)で膝を伸ばします。
  2. 次に足首を立てます。
  3. つま先をつかみ、ゆっくりと自分の方へ引き上げていきます。
  4. 引き上げたまま、5秒間キープします。
  5. ゆっくりと元の状態に戻していきます。
  6. 痛みが改善するまで、何度か1~5を繰り返します。

この方法が一番効果的ではあるのですが、妊娠中のお腹の大きさによっては上記の体勢が取りにくい場合もあります。

そんな時は、下記のいずれかの改善策を試してみましょう。

妊娠時のこむら返り対処法

【対処法①】

  1. かかとまでしっかり足の裏を壁に押し付けます。
  2. 次に膝に向かって身体を前に倒します。(無理に倒さず、少しで充分です)

【対処法②】

  1. 足の裏にタオルをかけます。
  2. そのタオルの端を両手で持ち、かかとを前へと押し出します。

【対処法③】

つま先を顔のほうへゆっくりと近づけるイメージで、ふくらはぎを伸ばしていきます。

【対処法④】

頼める人がいる場合は、足の裏側からふくらはぎを押してもらいましょう。

※効果の良し悪しは人によってそれぞれ違うと思いますので、

どの方法が一番効くのか試してみて、効き目のよいものを選んでくださいね。

足をつらないための3つの予防策

スポンサードリンク


足がつって痛みを伴う前に!予防策を実行しましょう。

ポイントは以下の3つです。

1.ミネラル、ビタミンを積極的に摂る

足がつる場合は、ミネラル入りの麦茶やバナナ(カリウムが豊富)、大豆製品(マグネシウム、ビタミン)などがおすすめです。

飲み物を麦茶に変えて、おやつをバナナときなこを混ぜたヨーグルトなどにすると、摂りやすいですよ。

2.疲労回復を心がける

日々の疲労が蓄積していくと、足がつりやすくなります。

睡眠時間を充分にとって、就寝前は軽くふくらはぎのマッサージをしたりすると疲労回復ができます。

そのほかに、食事をしっかりと摂るのも大切です。

つわりなどで食欲がない時は、上記のミネラルやビタミン類を効率よくとれる食材を選ぶようにしましょう。

さっぱりとしたメニューにはミネラルやビタミンなどが豊富な場合が多いので、酷いつわりの時でも、食べられる料理がかならずあるはずです。

関連記事⇒つわりのピークっていつ?先輩ママが教える!つわりのピークを乗り切る9つの対策

3.足を冷やさないこと

レッグウォーマーなどで、足を温かくして眠るようにすること。

シャワーだけではなく、湯船にゆっくりと浸かること。

特に湯船に浸かるのは、身体を芯から温めてくれるので効果的です。

ぜひふたつ合わせて実践してみてください。

まとめ ~妊娠中に足がつりやすくなるのは仕方がないことです~

ホルモンバランスの影響もあり、妊娠中に足がつりやすいのは仕方のないことだと割り切ることが大切です。

とはいえ、あの絶叫するほどの痛みはできるなら避けたいですよね。

つらないための予防をしっかりとして、それでもつってしまった場合は、ご紹介した対処法を駆使して、早めに症状の改善に取り組んでくださいね。