妊娠超初期は胃もたれしやすい?いつから?原因と5つの対処法

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妊娠に気がついて間もない頃から、何だか胃の調子が悪いな…と胃のもたれに悩んでいる方はいませんか?

あるいは、生理が予定日より遅れており、普段はない胃もたれを感じることから「もしかして妊娠?」と妊娠の可能性を感じる方もいるかもしれません。

妊娠超初期も含め、妊娠中は胃もたれがしやすくなると言われています。

今回は妊娠超初期に胃がもたれる原因や対処法などを中心に、妊娠超初期の胃もたれについて以下3点をお伝えします。

  • 妊娠超初期の胃もたれの原因
  • 妊娠超初期と生理前の胃もたれが似ている理由
  • 胃もたれの5つの対処法

胃もたれがひどいと、胃痛や吐き気、食欲不振につながる場合があります。

胃もたれが起こるメカニズムを理解し、妊娠超初期の胃もたれが少しでも楽になるよう対処法を心得ておきましょう。

妊娠超初期の胃もたれ・胃痛・吐き気がつらい!妊娠超初期の胃もたれの原因

妊娠中の女性は、体のさまざまな不調に悩まされることが多いです。

まだお腹のふくらみがなく、赤ちゃんの存在を感じづらい妊娠超初期でも、体の中は大きく変化しており、胃もたれや胃痛、吐き気など、胃に関するトラブルが発生しやすくなっています。

妊娠超初期に胃もたれが起きる原因は具体的に何なのか、考えられる主な理由は以下3つあります。

妊娠によるホルモンバランスの変化で胃の動きが弱っているため

妊娠するとホルモンバランスが変化して、胃や腸の動きが弱まると言われています。

そのため、妊娠前よりも食べたものが長く胃にとどまり、なかなか消化しないことによって、消化不良や胃もたれを起こすことが良くあります。

妊娠によるホルモンバランスの乱れやストレスで胃酸分泌機能が乱れるため

妊娠によりホルモンバランスが変化したり、体の不調などでストレスを感じることで、胃液に含まれる胃酸の分泌機能が乱れる場合があります。

胃は自律神経の影響を大きく受ける場所であり、ホルモンバランスの変化やストレスによる自律神経の乱れが、胃酸の分泌を低下させたり、過剰に分泌させたりするためです。

胃酸の分泌が低下することで、胃もたれや消化不良が起きやすくなります。

また、胃酸が過剰に分泌されることで、胃痛や胸やけを起こすこともあります。

だんだん大きくなる子宮に胃が押し上げられて圧迫されるため

妊娠をすると赤ちゃんのいる子宮は少しずつ大きくなっていきます。

子宮が大きくなることで、胃が子宮に押し上げられて圧迫され、少しの量を食べただけで胃もたれを感じてしまうことがあります。

また、胃酸が食道に逆流しやすくもなり、胸やけを感じる人もいます。

より子宮が大きくなる妊娠後期に特に多い症状ですが、妊娠初期でも少しずつ大きくなっている子宮が胃を圧迫して不快感を感じることがあります。

胃がムカムカする・胃が重い・胃が気持ち悪い、という人は以上のことが原因かもしれませんね。

参考

山王クリニック / 産科 / 妊娠中に気になる症状

生理前の症状と似ている?妊娠超初期の胃もたれが生理前の胃もたれと似ている理由

生理前はいろいろな体のトラブルが起きやすい時期ですが、生理前に起きる胃もたれと、妊娠超初期の胃もたれの症状が似ていると感じる方もいるでしょう。

中には、生理前にいつも胃もたれが起きるので、今回の胃もたれも生理がくる前兆だと思い、妊娠に気がつかなかったという方もいるかもしれません。

ではなぜ、妊娠超初期は、生理前と似たような胃もたれが起こるのでしょうか。

それは、胃もたれを引き起こす原因であるホルモンバランスの変化が大きく関係しています。

妊娠初期のホルモン状態は生理前と似ている!プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増加する

女性の体は、生理周期に応じていくつかのホルモンの分泌量が増加・減少を繰り返し変化することで、毎月排卵や生理が起こっています。

排卵後、生理予定日までの平均約14日間(11日間~16日間程の個人差がある)は黄体期と呼ばれ、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が増加します。

このプロゲステロン(黄体ホルモン)には、子宮内膜を分厚くし受精卵を着床しやすくして、妊娠を継続させる役割があります。

妊娠しなかった場合は、生理開始日に近づくにつれて、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量は少しずつ減少していきますが、妊娠した場合はプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され続けます。

したがって、妊娠初期と生理前はプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が多いという点で共通していると言えます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠を継続させるために必要不可欠な女性ホルモンですが、同時に生理前に起こりがちな頭痛や体のむくみ、眠気やだるさ、胃もたれなどさまざまな体のトラブルを起こす原因にもなっています。

よって妊娠超初期、妊娠初期の時期はプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加によって、生理前と同じように胃腸の機能が弱まり、胃もたれを感じる人がいるということです。

参考

ユニ・チャーム / ソフィ / 生理のケア&アドバイス / 生理の変化 / 生理周期・期間や体の変化など、生理の仕組み

妊娠超初期の胃もたれ5つの対処法 ~ 胃にやさしい食べ物を少量ずつ分けて食べよう!

妊娠中のつらい胃もたれは、少しでも改善してお腹の赤ちゃんのためにも健康的な生活を送りたいですよね。

胃もたれはどのように対処すれば良いのか、対処法を5つ紹介します。

食事は1度に食べる量を少なくして、5~6回に分けて食べる

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妊娠中は胃の機能が弱まり、普段よりも消化に時間がかかる状態になっています。

1度の食事でたくさん食べると、それだけ食べ物が胃にとどまる時間も長くなり、胃もたれを起こしやすくなります。

できるだけ、1回の食事で食べる量を少量にし、1日3回ではなく5~6回などに分けて食事をとることで、胃もたれをおさえることができます。

刺激の強い食べ物やカフェインの摂りすぎは避ける

辛いものや塩気の強いもの、脂っこいものなど、刺激が強い食べ物は胃が荒れる原因になります。

また、コーヒーや紅茶によく含まれるカフェインも、胃への刺激が強いと言われています。

これらの食べ物は、無理に我慢をする必要はありませんが、摂りすぎると胃の不調をさらに悪化させる可能性がありますので、食べ過ぎないよう注意しましょう。

お粥やうどん、煮物など消化に良いものを中心に食べる

胃もたれがつらいときは、なるべく消化に良いものを中心に食べると良いです。

水分を多く含み、あたたかくやわらかいものが消化しやすい食べ物です。

お粥や煮込みうどん、野菜の煮物、温かいスープなどを意識して食べるようにすると良いでしょう。

食後30分間ほどはなるべく動かずに横になってゆっくり休む

食べ物の消化を助け胃もたれを防ぐためには、食後30分ほどはなるべく動かずに、横になって休むようにしましょう。

食後に激しく動いてしまうと、胃もたれだけでなく、胃酸の逆流による胸やけや吐き気、胃痛を引き起こす可能性もあります。

症状がひどい場合は医師に相談して薬を処方してもらう

胃もたれの症状がひどい場合は、産婦人科や病院で相談をして薬を処方してもらうのも良いでしょう。

胃もたれが長引き、食事を満足にできない状態が続くと、脱水症状や栄養不足に陥ってしまう可能性もあり、お腹の赤ちゃんにとっても良くありません。

また、胃もたれによるストレスが、より胃の調子を悪化させたり、その他の体の不調を引き起こすこともありますので、無理をしすぎる前に病院で相談するようにしましょう。

関連記事⇒妊娠初期の胃もたれや胸焼けはいつからいつまで?おすすめ食べ物&レシピと3つの対処法

妊娠超初期症状でもある胃もたれ。対処法を実践して胃にやさしい生活を送ろう!

妊娠超初期や妊娠初期は、ホルモンバランスの変化や子宮が大きくなることによって、胃もたれが起きやすくなっています。

ホルモンバランスについては、生理前の状態と似ているため、妊娠超初期の胃もたれは生理前の胃もたれと勘違いしやすくなっています。

妊娠時期が進んでくると、胃もたれに加えてつわりによる吐き気や胃のムカつきが起こる場合もあります。

少しでも胃もたれを解消できるように、食事の量や食べ物に気をつけて、無理せず胃にやさしい生活を送るようにしましょう。