妊娠初期のマッサージは大丈夫?影響や注意点と自分でできる8つの方法

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妊娠初期のマッサージは大丈夫?影響や注意点と自分でできる8つの方法

妊娠初期という大切な時期からマッサージをしておくと、その後も快適なマタニティライフが送れるでしょう。

しかし、妊娠中、特に初期はどんな方法でもよいわけではありません。

『妊娠初期でもマッサージしていいの?』

『家で自分や旦那さんでも簡単に出来るマッサージ方法を教えて!』

妊娠初期だからこそ、知りたいことはたくさんありますよね。

こちらでは、妊婦さんが気を付けることや自分でできるマッサージなどを8つの項目ごとに解説します♪

  • 妊娠初期のマッサージ
  • 妊娠初期に気を付けたいこと
  • 妊娠中もできる簡単マッサージ
  • 妊婦体操や乳房マッサージ

妊娠中にできることもあれば、やってはいけないこともあります。

しっかりと正しい知識を得て、安心かつ楽しいマタニティライフを送りましょう!

妊娠初期は最も大切な時期?

妊娠期は3つに分けられます。

  • 妊娠初期(~4か月)
  • 妊娠中期(5か月~7か月)
  • 妊娠後期、末期(8か月~)

その中でも、妊娠初期は特に流産が起こりやすい時期なので、大切な時期とされています。

実際、妊娠全体の15%がこの時期に流産をしてしまいます。

ほとんどが、受精卵の染色体異常によるものですが、流産後に原因をはっきりさせるのが難しいため、

「初期にたくさん動いたから流産した。」

「初期に風邪を引いたから流産した。」

などと、自分の行動を責めてしまう方も多いです。

また、妊娠初期は、胎児が様々な影響を受けやすい時期でもあります。

  • 母体から多くの血液が流れる。
  • 胎児が心臓や肺などの大切な器官を作る。
  • ウイルスや感染症が胎児に影響しやすい。

このようにお腹の赤ちゃんにとって大切な時期なのです。

では、そんな大切な妊娠初期にマッサージをしてもよいのでしょうか。

妊娠初期にマッサージしても大丈夫?

今までと同じようなマッサージでOKというわけにはいきません。

気を付けなければならないことが3つあります。

1.湯船で長時間のマッサージはNG

妊娠中は大変のぼせやすくなっています。

今まで入浴中に念入りにマッサージをしていた人は、気を付けましょう。

同じように、サウナも危険です。

妊娠中の温泉の利用は禁忌ではなくなりましたが、のぼせや転倒には十分注意しなければなりません。

2.エッセンシャルオイルでのマッサージは一部NG

エッセンシャルオイルの中には、ホルモンを刺激するタイプのものがあります。

初期は、次のエッセンシャルオイルの使用は控えましょう。

  • ローズマリー
  • フェンネル
  • ジャスミン
  • ペパーミント
  • ラベンダー

今まで大丈夫だったというものも、きちんと作用を確認した上で使用しましょう。

妊娠中はそれだけ敏感になっているということですね。

わたしは、ラベンダーの愛用者だったのですが、初期は使用を控えました。

その代りに、風邪対策として「ティーツリー」を愛用しました。

皮膚も敏感になっているので、初期はマッサージに使用するのではなく、お湯にたらして芳香浴を楽しみました。

3.下腹部の強いマッサージ

妊娠初期は、生理痛と同じような下腹部痛を感じる人もいます。

だからと言って、生理中と同じ対処法では危険です。

お腹を温めようとして下腹部を強くこすったりするのはやめましょう。

下腹部痛は、子宮や骨盤の拡張などによるものです。

痛みが強ければ、子宮外妊娠の可能性もあるので、早めに受診しましょう。

関連記事⇒妊娠初期にお腹が痛い!いつからいつまで腹痛は続く?3つの対処法

妊娠初期からできるマッサージ!

初期は、激しい運動ができません。

つわりや不眠などで体調不良にもなりやすくなります。

生活環境も変わり、ストレスがたまりやすい時期です。

そんな時期だからこそ、簡単にできるマッサージを覚えてリラックスしましょう。

初期にできるものは、後期まで続けられるものです。

この時期から取り入れましょう。

足裏マッサージ

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足には体全体の反射区がはりめぐらされています。

足裏をマッサージするだけで、全身をほぐす効果があります。

特に、妊娠中は胃腸がもたれやすくなります。

胃をそのままマッサージするわけにはいきませんから、そんな時には「土踏まず」を入念に押しましょう。

頭がすっきりしない時は、足指を念入りにマッサージします。

手と足の指で握手をし、圧迫したり、引っ張ったりしましょう。

股関節のマッサージ

足裏と足裏を合わせ、あぐらのように座ります。

ひざを優しく上から押したり、股関節の部分を上から下にこすったりします。

股関節を柔らかくすることは、お産も楽にします。

肩こり解消マッサージ

妊娠中は、肩こりに悩まされる人も多いです。

肩を自分でもむのは大変なので、次の方法をためしてください。

・ひじの付け根をつぼ押しする

ひじから手のひらに沿って押していくと、つぼがわかります。

肩がこっている人は、痛みが強いでしょう。

・親指と人差し指の付け根を押す。

反対の手の親指と人指で挟むようにしてもみます。

妊娠中はオイルや乳液を使おう!

妊娠中は、皮膚が乾燥しやすく過敏になっています。

直接強くこすると、赤くなったり、妊娠線ができやすくなったりします。

おすすめなのは、オイルや乳液を使うことです。

保湿することで様々な効果が期待できます。

  • 乾燥予防
  • 皮膚疾患予防
  • 血行をよくする
  • マッサージのすべりをよくする

気を付けたいのが、刺激の強いオイルや乳液は避けることです。

他にも、次の3つのことに注意しましょう。

  1. 新しく化粧品を広範囲に使用しない。
  2. オイルやワセリンは、手で温めてから使う。
  3. エッセンシャルオイルをそのまま使用しない。

おすすめなのは、赤ちゃんの肌にも使える敏感肌用の乳液です。

出産後は、ベビーにも使えます。

白色ワセリンは純度が高く、顔や唇など様々な場所に塗ることができます。

わたしはこれで、妊娠線ができませんでしたよ。

妊娠初期はむくみ解消法もとりいれて!

妊娠中の悩みで多いのがむくみです。

むくみが原因で血行不良となり、十分に睡眠がとれなくなることも。マッサージに合わせて、むくみ解消を意識しておくと、後期が楽になります。

初期からできるむくみ解消法は…

  • 寝る時に足を少し高くする。
  • 弾性ストッキングをはく。
  • ウォーキングをする。
  • 足浴をする。
  • カリウム、ビタミンB1を多くとる。

などです。

マッサージだけでなく、これらも日常的に取り入れると、より効果が発揮されやすくなるでしょう。

妊婦体操もとりいれよう!

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妊婦体操のメリットは、

  • 産道を柔らかくする。
  • 血流をよくする。
  • 便秘解消、肥満予防になる。
  • 妊娠後期もできる。

不調も改善し、お産も楽になるのですから一石二鳥です。

妊婦体操には次のような種類があります。

骨盤の運動

仰向けに寝て、ひざを三角に立てます。

背中を床から離し、ゆっくり10を数えます。

猫のポーズ

よつんばでお腹をひきしめながら丸める。

息をはきながら、もとに戻し顔を上げる。

骨盤のツイスト

仰向けになり、両ひざを三角に立ててそろえる。

息を吐きながら左右に倒す。

以上の妊婦体操は、流産や早産の恐れがあるときやお腹の張りを感じるときは、中止しましょう。

妊婦体操について詳しくは、妊娠後期のストレッチ方法おすすめ3選~腰痛に効く妊娠後期の妊婦体操 の記事でも紹介しています。

パパもできるマッサージ!

妊娠初期からだんだんとお腹が大きくなり、自分でマッサージすることが難しくなってきたら、パパにも手伝ってもらうと良いでしょう。

マッサージをしてもらうことでスキンシップをとることができますし、夫婦仲を保つためにもおすすめですよ。

また、旦那さんに直接お腹を触ってもらうことで、お腹の赤ちゃんの存在を強く認識して父親としての自覚を芽生えさせる効果も期待できます。

次に紹介するマッサージはどちらも簡単なものなので、ぜひ試してみてくださいね。

「腰さすり」

ママは椅子の背もたれを抱くようにして座ります。

骨盤部分を中心に、パパに親指で背骨にそって上下に指圧してもらいます。

安心感からも痛みや体のかたさがより和らぐでしょう。

「お腹をなでなで」

妊娠7か月ごろから、お腹の赤ちゃんは、パパとママの声を聞き分けられるそうです。

話しかけながら、2人でお腹をさすってあげましょう。

圧がかからないよう、内回りに優しくマッサージしてあげてくださいね。

乳房マッサージも!

妊娠中のマッサージに欠かせないのは、足やお腹だけではありません。

ここで紹介するのは、丈夫な乳首にするための乳房マッサージです。

乳房をマッサージするなんて恥ずかしいと思うかもしれませんが、実は次のようなメリットがあるのです。

  • 赤ちゃんが吸いやすくなる。
  • 乳管を開き、母乳分泌がよくなる。
  • 乳首を清潔に保つ。

やり方は以下の通りです。

  1. 乳首にオイルやクリームをぬる。
  2. 円をかくようにマッサージする。
  3. 乳首を引っ張り出すようにつまむ。

妊娠20週以降にすすめられるものですが、実施する際は保健師さんなどに相談してからにしましょう。

乳房を刺激することで、子宮が張ったり胎動が激しくなったりした場合は、直ちに中止してくださいね。

また、切迫流産の人もやらないようにしましょう。

まとめ

今回は、妊娠初期のマッサージについて解説してきました。

伝えたかったのは、次の4つです。

妊娠初期は大切な時期で、NGなマッサージ法もあること。

初期に覚えたマッサージ方法を後期まで継続するとよいこと。

マッサージに加えて、むくみを解消法も合わせると効果が高いこと。

妊婦体操、乳房マッサージも取り入れるとよいこと。

妊娠中はストレスがたまりやすくなっています。

初期からマッサージを取り入れることで、より快適なマタニティライフを送ることができます。

わたしは、大好きなランニングの変わりにマッサージがストレス解消になりました。

この記事で、妊娠初期のマッサージについて理解を深めてもらえたら幸いです。

関連記事⇒リアルタイム妊婦のマタニティ日記♪妊娠10週目篇