妊娠初期の寝汗や寒気はいつからいつまで続く?流産リスクや影響と3つの対策

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妊娠初期のマイナートラブルに困ってはいませんか?

初産婦の方は特に、妊娠中に起こる様々なトラブルに戸惑ってしまいがちですよね。

そんな中、良くも悪くも今は雑誌やテレビ、SNSなど多くの情報が溢れています。

「妊娠中に出血や寒気があれば流産だ!」「カフェインを絶対に摂取してはいけない!」などと、極端な情報も少なくはありません。

正しい情報をしっかりと選別して、惑わされないように注意してくださいね。

今回は妊娠初期に多い「寝汗」と「寒気」についてまとめてみました。

  • どうして妊娠初期は寝汗をかくの?
  • 寒気はいつまで続くの?
  • それぞれどのように対処するべき?

寝汗や寒気にお悩みの妊婦さんは是非参考になさってくださいね。

妊娠初期に寝汗をかく原因は?

妊娠をしてから、寝ている間によく汗をかくようになったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

妊娠初期に寝汗をかく主な原因は以下の2つです。

1.妊娠初期は高温期が続くから

妊娠する前から、こまめに基礎体温を測っているという方はわかると思いますが、妊娠をすると普段よりも体温が上がる、いわゆる「高温期」というものが続きます。

妊娠していない女性の基礎体温は一般的に、月経から排卵日までは低温期、そして排卵から2週間ほどは高温期です。

その高温期を終えると再び月経とともに低温期が訪れるというサイクルを繰り返しています。

しかし、妊娠をすると月経はやって来ずに高温期が続くので、そこで妊娠に気づく方も多いのです。

体温が高い状態が続く為に、特に夏場は寝汗に悩んでいる妊婦さんも多いでしょう。

関連記事⇒妊娠超初期は基礎体温がガタガタになる?体温の変化の原因と3つの注意点

2.乳腺が発達しているから

胸や脇腹のまわりに多く汗をかいてしまうという方も多いです。

妊娠をすると、体は少しずつお母さんになる準備を始めます。

その体の変化の一つに、おっぱいの変化もあるのです。

赤ちゃんが産まれて母乳をあげる為に、産まれる前から体の中で母乳を作る工場が働き始めています。

なんだか胸が張っていたり、少し熱を持っていたりする事も。

その為に寝ている間に胸や脇腹あたりに汗をかいてしまう事があるというわけです。

妊娠初期の寒気はいつまで?

妊娠初期に寒気があるのって流産の可能性がある?良くない症状なのでは?

と心配になっている方も多いかもしれませんね。

しかし、寒気は流産の兆候というわけではないのです。

妊娠初期に寒気が起こりうる主な理由は2つです。

1.つわりの一種

つわりと言えば、吐き気や食欲不振を思い浮かべる方が多いかもしれませんが実はつわりの症状としても寒気があげられます。

妊娠をして、ホルモンバランスが乱れる事によってつわりの症状が起こると考えられていますが、自律神経が乱れると体調が悪化する原因に。

そうする事で寒気を誘発してしまうと考えられているのです。

特に妊娠中は免疫力が低下しています。

体調が急にしてしまう事も十分に考えられますので、

寒気があるからといって必ず流産しているとは限りません。

2.貧血や血行不良によるもの

妊娠中のお母さんは、お腹の赤ちゃんへもしっかりと血液を届けなければいけないので貧血に陥ってしまうお母さんが多いです。

妊娠前と同じ鉄分量では、貧血に陥ってしまう事が心配されます。

お母さんが貧血だとお腹の赤ちゃんにも悪影響を与える可能性がありますので注意しましょう。

また、現代の女性は特に冷え性の方が多いです。

冷え性や血行不良も寒気の原因になります。

しっかりと食事や日常生活で鉄分を摂取し、体を冷やさないように注意しましょう。

寒気のピークは?

もちろん個人差がありますが、妊娠6週~妊娠8週にかけてつわりのピークを迎える方が多いです。

そこからだいたい妊娠16週くらいで治ってくるという方がほとんどです。

しかし、中には妊娠中ずっとつわりの症状があったという方もいらっしゃいます。

寝汗を抑えるための3つの対策方法

寝汗や寒気はどのように対処すると良いのでしょうか?

①十分に水分補給をする

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汗をかくという事は、体内の水分を失っているという事。

妊娠中は妊娠前よりも水分補給が大切です。

枕元に水やお茶などを用意しておくと良いでしょう。

そして、寝汗がひどいという方は水分と一緒に着替えも用意しておくと良いです。

夏場でも汗をそのままにしておくと、風邪をひいてしまったり、湿疹やかぶれの原因にもつながりますので要注意。

こまめに着替える事をオススメします。

②鉄分をしっかりと摂る

貧血や血行不良の対策として、しっかりと栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

中でも不足しがちな鉄分は積極的に食事に取り入れるようにしてください。

鉄分が不足してしまうと、お腹の赤ちゃんへも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

お腹の赤ちゃんの為にも栄養価の高い食事を心がけましょう。

③冷え対策をしっかりと

夏場に冷房が効いている所に長時間滞在したり、アイスや冷たい飲み物ばかり飲んでいるといった、体を冷やす行動はしていませんか?

妊婦さんにとって冷えは大敵です。

体が冷えていると、つわりの症状がひどくなる事もありますし、様々なマイナートラブルにつながります。

温かいスープや飲み物、体を温める食材を食事に取り入れるなどと体を冷やさないということを第一に考えましょう。

まとめ

妊娠初期の寒気や寝汗は、妊婦さんにとってはとても心配な症状かもしれません。

しかし誤った情報に流される事なく、正しい情報やかかりつけの産婦人科医の話をしっかりと聞いて、安心して妊娠生活を送る事ができるようにしましょう。

参考資料

「たまひよ新・基本シリーズ 初めての妊娠・出産」

「HUMAN+ Baby+ お医者さんがつくった妊娠・出産の本」