お酢の冷凍・冷蔵の仕方と賞味期限って?保存方法と4つのメニュー

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酢は料理に使われるだけではなく、飲料としても人気の調味料。

体によい効果も多く、疲労回復、食欲増進、内臓脂肪減少など、積極的に取りたいですよね。

酢と一口に言っても種類は多く、通常料理に使われる穀物酢、果実を原料にして作られた果実酢、お鍋のときに使う合わせ酢の一種のポン酢、もろみ粕を使って作られたもろみ酢などたくさんの種類があり、その保存期間も実は種類によって変わります。

また酢は、開封前と開封後では保存場所や保存方法が違うので、注意が必要。

ここでは、酢の正しい保存方法、消費期限、おすすめの酢を使った料理について詳しく紹介します。

 酢はどのくらい日持ちする?賞味期限は1年!

酢は基本的には、冷蔵庫に入れなくても保存ができる調味料です。

なぜかというと酢には強い防腐力と静菌力を持っているから、腐ることがないからです。

ただし、酢の種類によっては、冷蔵保存しなければいけないものもあります。

開封後でも腐ることがない酢は、きちんと保存すると1年はおいしく使えます。

 酢の保存方法!

酢は開封後でも常温保存が可能ですが、長持ちさせるためにはやはり冷蔵保存がおすすめ。

種類ごとの酢の保存方法、消費期限について紹介します。

 酢の正しい冷凍保存方法

酢は防腐力が強く、常温でも保存ができるので冷凍保存するメリットはありません。

また酢は、冷凍すると味が濃くなるので、冷凍保存にはむきませんね。

ただ、酢を使った料理を保存するのには有効。

冷蔵保存よりも冷凍保存のほうが、長期間保存することができます。

 酢の正しい冷蔵保存方法

酢は開封後、できるだけ冷蔵保存がおすすめ。

酢の種類別に、保存期間と冷蔵方法を紹介します。

・穀物酢
穀物酢は米や、大麦、小麦などを原料に作られた醸造酢で、一般的に料理に使う身近な酢です。

常温でも長く保存することがきますが、開封後は冷蔵で保存するのがいいですね。

購入した瓶で保存可能ですが、ガラス瓶、ホーロー瓶に移し変えて栓をしっかり閉めて保存します。

開封後は賞味期限内の1年保存可能。

・果実酢
果物からできた醸造酢で、飲用に使用されることも多いですね。

今は色々な果実から作られているものがあり、りんご酢、ぶどう酢のほかにもみかんやイチゴもあります。

開封後は冷蔵庫に保存して、果実の風味が失われる前に使い切るのがおすすめ。

冷蔵で1年は保存ができます。

・ポン酢
お鍋には欠かせないポン酢は、醸造酢に柚子やすだちなどの柑橘の絞り汁を混ぜたものです。

開封後は冷蔵で保存して香りや風味が落ちるまでに食べきりましょう。

他の酢と比べると保存期間が短く、開封後は冷蔵庫で1ヶ月です。

・もろみ酢
健康食品として注目されているもろみ酢。

飲用としても料理用としても使用されている人気のお酢です。

他の酢は常温での保存が可能ですが、もろみ酢は冷蔵での保存しかできません。

保存期間も短く、開封後は冷蔵庫で1ヶ月。

風味が落ちる前に使い切るようにしましょう。

 その他の方法

もろみ酢以外の酢は、冷蔵保存ではなく常温でも保存が可能です。

開封後でも常温保存が可能ですが、しっかり栓を閉めることが大切。

いくら長い間保存が可能でも、お酢の風味は落ちていきますので、冷蔵庫に入れて早めに使い切りましょう。

風味が落ちた酢は、殺菌効果や漂白効果がありますので、洗面所やお風呂の水垢とりにも使用することができます。

 ワンポイントアドバイス

お酢は腐ることがない調味料ですが、金属の容器に入れるのは避けましょう。

金属の容器は腐食してしまう可能があるので、酢の保存容器にはむいていません。

また、ステンレスの台所に酢を置くときにも注意が必要です。

直に触れないように、なにか下に敷いておいてください。

また保存していると、酢の中に白いおりができることがありますが、これはアミノ酸が結晶化したものなので、体には害がありません。

気になる場合は、布巾でこして取り除いて使ってください。

 酢を使った3つのメニュー

酢をつかったメニューはいろいろありますが、簡単に作れるおすすめのメニューを紹介します。

 なすの南蛮漬け

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合わせ酢に揚げたてのナスを入れて、じゅわっとしみこむのがおいしい南蛮漬け。

ピリッとした辛さがおいしい。

基本の南蛮漬けです。

【材料】
なす 6個
しょうが 1片
赤唐辛子 1本
合わせ酢(酢大さじ2、しょうゆ大さじ3、酒大さじ1)
① 揚げたらすぐに漬けれるように、ボールに合わせ酢の材料を作って混ぜておきます。

合わせ酢に、種を取ってきざんだ赤唐辛子と、千切りのしょうがを入れます。

② 茄子はヘタをとり縦半分にきり、斜めに細かく包丁を入れます。

その後にたてに半分にして準備します。

③ 揚げ油は180度に熱し、なすの皮を下にして揚げ油に入れます。

④ 箸で返しながら、茄子の白い部分が黄色く色づいたら出来上がり。

油を切って熱いうちに合わせ酢に漬けて10分おきます。

 きゅうりとわかめの酢の物

さっぱりとする酢の物は、食卓にあると嬉しいですよね。

【材料】
きゅうり 2本
わかめ 15g
しらす干し 大匙2
甘酢(酢2:砂糖1の割合で適量)
① きゅうりは薄い小口きりにして、ボールに入れて塩を振りしばらく置いて水分を出します。

② しんなりしたら、よくもんで水気を固く絞ってください。

③ わかめは洗ってネットにさっと入れます。

水にとって冷まして食べやすい大きさにきり、水気をきります。

④ しらす干しは熱湯をまわしかけて水気をきります。

⑤ ボールに甘酢の材料を混ぜて、しらす、きゅうり、わかめを加えてまぜあわせて出来上がり。

 酢豚

子供から大人まで大好きな酢豚。

マスターしておきたいメニューですね。

【材料】
豚もも肉ブロック 300g
干ししいたけ 3個
にんじん 1/2本
たけのこ 100g
ピーマン 2個
卵白 1個分
片栗粉 小さじ2
★ しょうゆ 大さじ2
★ 酢 大さじ2
★ 砂糖 大さじ2
★ 片栗粉 小さじ2
★ 水 大さじ 6
① 豚肉を一口大の大きさに切って、醤油 大さじ1とさとう小さじ1で、下味をつけてください。

② 干ししいたけは戻してイチョウ切りにします。

③ たけのことにんじんピーマンは乱切りにして、にんじんとたけのこは、下ゆでします。

④ ★の調味料は合わせておきます。

⑤ 豚肉に卵白をくわえて混ぜ、片栗粉を漬けます。

⑥ 揚げ油を170度に熱し、豚肉を入れてかりっと揚げ、取り出します。

⑦ フライパンにサラダ油をいれ熱し、しいたけを香りよくいため、強火でにんじんとたけのこ、ピーマンを炒めます。

⑧ 全体に油が回ったら、④で合わせた調味料を入れて、とろみをつけます。

⑨ 最後に豚肉を入れて、手早く混ぜて出来上がり。

 酢の作り置きメニュー

酢を使った料理は長持ちするので、作り置きにおすすめ。

おすすめの酢を使った作り置きメニューを紹介します。

 酢ごぼう

箸休めにおすすめの酢ごぼう。

食物繊維もたっぷりです。

【材料】
ごぼう 2本
★ 酢 大さじ8
★ 砂糖 大さじ2
★ 醤油 小さじ2
★ 鷹のつめ
① ごぼうはたわしで洗って、皮をこそげとり5cmの長さに切り、さらに4つに割ります。

切った後はしばらく巣水にさらしてアクを抜きます。

② ★の調味料をボールに合わせておきます。

③ お湯を沸かし、塩を小さじ1入れて、ごぼうを3分ゆで、ザルにとって粗熱を取ります。

④ ごぼうが冷めたら★の調味料にごぼうを入れて出来上がりです。

 まとめ

酢は常温でも長期間保存できる調味料ですが、長く保存すると酢の風味が落ちてしまうので、冷蔵庫で保存して早く食べきるのがおすすめです。

酢にもいろいろな種類があって、ポン酢やもろみ酢は保存期間が短いので注意してくださいね。

正しい保存方法で、色々な料理に酢を活用してください!