妊婦と夏~妊娠中の夏の過ごし方で注意するべき9つのこと

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日本の季節の中で、妊婦さんにとって一番つらいのは夏でしょう。

「つわりが激しく気持ちが悪いのに、夏の暑さでさらに悪くなる・・・」

「お腹が大きく身体がほてって暑苦しい!」

「暑すぎで外にお出かけ行く気にもならない。」

「冷たいものを思い切り食べて、冷たいプールに浸かりたい!」

色々な声が聞こえてきそうです。

妊娠中は、ホルモンバランスの影響もあり体温調節が上手くできない場合があります。

身体が暑くて、夜にエアコンをしていても眠れないほどです。

夏を乗り切るために色々な工夫をされると思いますが、注意しなければならないことがあります。

・エアコンの温度調節に注意
・食べ物に気を付けて!
・水分補給をする
・海やプールは控える
・夏バテや熱中症には要注意
・紫外線対策は万全に
・あせもや湿疹ができやすい
・薄着はダメ
・どこで運動すればよいの

以上の9つについて詳しくご紹介していきます。

妊娠して、これから夏を迎えられるかたの参考になれば幸いです♪

エアコンの温度はどのくらいが良いの?

夏と言えば、クーラーが付きものです。

身体が冷えてしまうからエアコンは使用しないという人もいますが、

逆に体調を崩したり夏バテや脱水症状になったりする可能性がありとても危ないです。

基本的に、身体がきつくなってきたらクーラーを利用することをおすすめします。

つけっぱなしのご家庭もありますが、たまには換気をして部屋の空気を入れ替えましょう。

ここで気を付けてほしいのが、エアコンの温度設定です。

あなたはエアコンを何度に設定されていますか?

適温は27℃から28℃とされています。

温度を低く設定して、身体が冷えすぎると血行が悪くなってしまい、赤ちゃんに栄養が届きにくくなります。

それでも暑さに弱い妊婦さんには、暑い!と感じるかもしれませんね。

そんな時には、扇風機を活用して部屋の空気を循環させたり、冷蔵庫に常時セットしておいた冷たいおしぼりを使ったりすると、

ひんやりと気持ちよくなれるのでおすすめです。

夏は下痢や食中毒に気を付ける

妊娠中は、体調管理が母親の仕事として大切になってきます。

夏は特に、食中毒の流行や、暑さにより食べ物が傷みやすくなります。

お腹が空いたときに何か食べなきゃと思って、衛生管理していないものを簡単に食べないよう気を付けましょう。

妊娠中は身体がだるくて調理するのも面倒くさいときもありますが、

夏場は冷蔵庫を活用し、食品の衛生管理を徹底しましょう。

手洗いをこまめにすることも食中毒を防ぐひとつの手立てですよ。

家族とともに健康に過ごせるよう、日頃から気をつけてくださいね♪

関連記事⇒妊婦の食中毒に注意!胎児への影響や4つの予防策と感染時の対策

水分補給をしっかりとって、妊娠中の夏を乗り切ろう!

夏は汗をかきやすいので、水分を補給しないと脱水症状になってしまいます。

妊娠中は特に暑さを感じやすく、汗をかきやすくなっています。

夏場、外出先ではペットボトルや水筒を持ち歩き、こまめに水分補給ができるようにしておきましょう。

家の中は安心と思っている人もいますが、実は家の中で脱水症状になる人も多くいます。

妊娠中におすすめの飲み物として、

ミネラルウォーター以外にはカフェインなしのミネラル麦茶がおすすめです。

たくさん水分を摂ると、その分トイレも近くなります。

面倒だなと思いトイレを我慢すると、むくみや膀胱炎の原因にもなるので注意が必要です。

また、暑い夏には冷たい飲み物をがぶがぶ飲みたいところですが、身体を冷やしてしまうので、常温のものを選ぶと良いでしょう。

妊娠中のプールや海水浴は要注意!

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妊娠中は免疫力が低下しています。

そんな中、プールや海で泳ぐと水の中のウイルスや菌により感染症にかかりやすくなります。

例えば、プール熱や流行性角結膜炎などが挙げられます。流行している時期は注意が必要です。

とは言え、ジムでは妊婦さん向けのプールのプログラムがあり、

水中でのウォーキングもリフレッシュを兼ねて良い運動になりますね♪

感染症の流行に注意しながら、また医師に相談しながらプールや海に行きましょう。

室内プールは温水や温かいところが多いのですが、レジャー用の外のプールや海は水温が低く、妊娠中の身体を冷やしてしまう場合があります。

身体を冷やすことは禁物ですので、できるだけ温かなプールを選び楽しんでくださいね。

夏バテや熱中症にならないように対策する

あまりの猛暑に体力を奪われて夏バテになる人も多く、食欲不振や気持ち悪い症状に見舞われることも。

食欲がなくなると、必要な栄養が赤ちゃんに届かなくなり、精神的にも辛くなりますね。

熱中症も同じく、食欲が無くなったり、頭痛やめまい、熱が上がったりと体調不良になります。

そういった、夏バテや熱中症にかからないために対策をとっておきましょう。

夏の暑さで食べ物に偏りが出てしまいがちですが、できるだけ緑黄色野菜を毎日摂取しましょう。

ビタミンやミネラルなど、たくさんの栄養素が豊富なので効果的です。

夏は、スムージーやサラダにして食べるとさっぱりと食べることができますね。

また、コンロでの調理は暑くて、部屋に熱気がこもるので夏は避けたいものです。

そんなときには電子レンジをうまく利用するといいですよ♪

温野菜や簡単な調理はレンジに任せて、楽に調理してみてください。

関連記事⇒妊婦は夏バテに注意!妊娠中の夏バテの影響やリスクと6つの対策方法

妊娠中は紫外線に弱い?!

妊娠中はホルモンバランスが崩れ、肝機能が抑制されます。

結果、しみやそばかすができやすく、皮膚も荒れやすい状態になるのです。

妊娠中に受ける紫外線は、妊娠前に比べて影響が大きくでます。

夏だけではなく普段から日焼け止めをしっかりと塗りましょう。

日焼け止めクリームの正しい塗り方は意外と知られていないことが多いです。

手のひらにクリームをのせ、CMのように薄く伸ばしてつけるだけでは、皮膚に薄くしか付いてないので焼けてしまいます。

クリームを手に取ったら、ポンポンとクリームを押し付けるように塗り、

肌が白くなるくらいまでしっかりとクリームを塗るのが正しい塗り方ですよ。

紫外線対策をしっかりとおこなって、肌を守っていきましょう!

関連記事⇒妊婦は日焼けサロンに行っちゃダメ?妊娠中の日サロの胎児への影響と5つの日焼け対策

妊婦はあせもや湿疹ができやすい?!

妊娠後期から、お腹も大きくなり、胸も張ってきます。

汗もかきやすいので、お腹の下や、胸の下などが蒸れてあせもや湿疹ができやすくなっています。

お尻回りがあせもになる人もいます。

あちこちにあせもや湿疹ができると、夏の暑さに加えてさらにイライラしてしまいそうです…。

あせもや湿疹の対策として、速乾性のよい下着や衣類を着用する・こまめに着替える・シャワーを浴びるなど、

身体を清潔に保っておくようにしましょう。

マタニティ用の下着も少し多めに準備しておくといいですね♪

妊娠中の夏の薄着は禁物!

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夏は暑いので、Tシャツ1枚くらいで過ごしたいものですが、妊娠中の薄着は禁物です。

クーラーが入っている部屋やスーパーなどでは薄着で過ごすと身体が冷えてしまいます。

汗をかいた後に涼しい場所に入ったらもっと冷たくなりますね。

シャツの下に1枚の肌着を付けたり、汗をかいたときの為に着替えを1着もっているといいでしょう。

夏の服はどのようなものが過ごしやすいのでしょうか?

人気なマタニティ服は、マキシ丈ワンピースです。

お腹周りも圧迫されず、さらっと着られます。

マタニティ用のジーンズや長ズボンもあるのですが、素材に注意して購入しないと夏は暑くて着られないことがあります。

職場やデパートなどに出かける際には、カーディガンや羽織るものを1枚持っておくと安心ですね。

少し荷物は増えてしまいますが、準備万端で出かけられるほうが安心できますよ♪

日中の散歩はどこですればいいの?

夏以外の季節であれば、日中のお散歩はとても気持ちがよく良い運動になります。

しかし、夏は炎天下の中で歩くのはかなりきついですよね。

夏場におすすめの散歩場所は、ショッピングモールです。

ウォーキングしている妊婦さんをよく見かけるので、恥ずかしくもありません♪

さらに、途中でトイレや椅子、ソファーがあるので、トイレが近くなりがちな妊娠後期でも安心です。

モール内は涼しく過ごしやすくなっていますし、お店に入ってウィンドウショッピングを楽しむこともできます。

ジムでもよいのですが、無料で快適に運動できるのでおすすめです。

まとめ

妊婦さんにとって、夏は一番つらい季節ではありますが、

対策や準備、快適に過ごすコツをつかめば乗り切れます!

体温の調節、栄養をしっかりと摂ること、出かけるときの準備を整えておくこと、身体を清潔に保つことなど…。

たくさん注意することはありますが、お母さんと赤ちゃんのためにしっかりと守って、夏の妊娠生活を楽しみましょう。