赤ちゃんの離乳食でしゅんぎくはいつから大丈夫?4つの注意点とおすすめ春菊レシピ

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赤ちゃんはしゅんぎくをいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

冬になってくると恋しくなる食べ物のひとつにすき焼きがあります。

そのすき焼きに欠かせないのが『春菊』。

我が家では、白菜よりも鍋物に人気の野菜です。

その春菊ですが、とても栄養価が高く、赤ちゃんの離乳食にも適しているって知っていましたか?

「ええ!?意外!苦味があるのに!」と思った方、以前の私と一緒です。

私も息子の離乳食を始めるまでは、春菊は赤ちゃんには不向きな野菜だと思っていました。

なんとなくですが、あの独特な香りと味から赤ちゃんの胃に悪そうだとイメージしてしまっていたのです。

そんな以前の私と同じようなイメージを春菊にもっている方、ぜひこの記事を読んでみてください。

離乳食に春菊を使ってみようという気持ちになるかもしれませんよ。

ポイントは6つです。

  • しゅんぎく(春菊)ってどんな野菜?
  • しゅんぎくの栄養価
  • 美味しいしゅんぎくの見分け方
  • 赤ちゃんはしゅんぎくをいつから食べてもいい?
  • しゅんぎくを食べさせる時の3つの注意点
  • 離乳食時期別オススメレシピ

この記事を最後まで読んでくだされば、春菊に対する見方がきっと変わるはずです。

ぜひ参考にしてくださいね。

しゅんぎく(春菊)ってどんな野菜?

原産地は地中海岸。スーパーなどに多く出回る時期は10月~3月。冬野菜です。

日本の主な産地は、千葉県、大阪府、茨城県。

葉がギザギザしているのが特徴で、すき焼きなどの鍋物やお浸しなどにして食べるのが一般的です。

独特な香りと苦いような風味なので、赤ちゃんによっては好き嫌いが分かれる野菜といえるでしょう。

しゅんぎくの栄養価

カリウム、βカロテン、食物繊維、ビタミンK、葉酸、鉄、カルシウムが豊富です。

βカロテンは免疫力アップやがん予防になります。

葉酸や鉄は貧血を予防し、カルシウムは骨を予防します。

食物繊維は便秘予防や整腸作用が。他にも高血圧の予防などの効能があるとされています。

春菊の香りにも良い効果があります。

リラックス効果や食欲の増進、胃を保護してくれるほか、咳止めなどの作用があるようです。

美味しいしゅんぎくの見分け方

葉っぱの部分がしっかりとピンと伸びていて、張りがあるもの。

緑色が濃いくて、茎の下まで葉っぱがたくさんついているほうが美味しいです。

保存方法は、新聞紙など紙で包んだ後、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れます。

使用の目安は2、3日。冷凍保存も可能です。その際は、茹でてから冷凍しましょう。

冷凍したものは、一般的には一か月以内に使い切れば大丈夫です。

赤ちゃんの離乳食に使用するときは一週間以内に使い切ってください。

赤ちゃんはしゅんぎくをいつから食べてもいい?

生後7、8か月(モグモグ期)から食べても大丈夫です。

葉の部分に独特な香りがあるので、嫌がる赤ちゃんも少なからずいます。

しかし春菊はとても栄養価の高い野菜です。できることなら旬の時期だけでも食べさせてあげたいですよね。

離乳食では、茎の部分は使用せず、葉の部分をすり潰してスープや味噌汁などにして使うのがオススメ。

独特な香りが和らぎ、赤ちゃんも食べやすくなります。

しゅんぎくを食べさせる時の4つの注意点

①独特な香りがあるので調理に工夫が必要。

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何度もお伝えしていますが、春菊の『葉』には、独特な香りがします。

苦味のように感じるので、苦手な赤ちゃんも少なからずいるでしょう。

味を消すまではいきませんが、すり潰すか細かく刻んで他の食材と混ぜ合わせることで、春菊が苦手な赤ちゃんも食べやすくなります。

②冷凍保存はできますが1週間以内に使い切りましょう。

春菊は冷凍保存が可能です。

茹でたものは小分けにして冷凍することができますが、1週間以内に使用するようにしましょう。

そのときは、できれば鍋で加熱したりして熱を一度加えることを忘れずに。

自然解凍してそのまま食べさせるのは避けてください。

③稀なケースですがアレルギー反応が出る場合もあります。

春菊は食品アレルギーが心配される27品目の中には入っておりません。

しかし、春菊を食べたことによって目の充血や痒み、鼻水や身体の発疹などが現れましたら、アレルギーを疑ってください。

たとえ呼吸困難などの症状がなく緊急性が低くても、アレルギー反応が出た場合は、かかりつけの小児科を受診するようにしてください。

④詰まらせないように注意してください。

茎の部分は繊維が多く、赤ちゃんはなかなか噛み切れない可能性があります。

モグモグ期やパクパク期初期のころは、茎は与えないほうが安心です。

パクパク期の後期以降でしたら、だいぶ咀嚼が上手になってくるので食べさせても大丈夫ですが、

調理の際に詰まらせないように細かく刻み、食べているときは隣で見守ってあげましょう。

離乳食時期別オススメレシピ

モグモグ期(生後7、8か月)

ジャガイモと春菊のお味噌汁

材料:春菊の葉3本、ジャガイモ30g、だし汁100cc、お味噌少々

↓作り方↓

①春菊の葉を柔らかくなるまで茹でて、すり潰します。

②小さく切ったジャガイモを柔らかくなるまで茹でます。(レンジで加熱してもOK)

③鍋にだし汁を入れて茹でたジャガイモと春菊を入れます。

④煮立ってきたら弱火にしてお味噌をほんの少々加えてかき混ぜてできあがり。

カミカミ期(生後9~11か月)

春菊としらすのお浸し

材料:春菊5本、しらす干し20g、かつお節少々、醤油少々

↓作り方↓

①春菊を柔らかく茹でて細かく切ります。

②よく水を切った(絞った)春菊としらすを混ぜ合わせます。

③ほんの数滴醤油を加えて再び混ぜ合わせます。(塩分を取りすぎないように注意)

④器に盛ってかつお節をちらして出来上がりです。

パクパク期(生後1歳~1歳半)

シャケと春菊のチャーハン

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材料:春菊5本、焼いたシャケの身を解したもの20g、ご飯80g、溶き卵半分、ごま油少々

↓作り方↓

①春菊を茹でて、細かく刻みます。

②ボールに溶いた卵とご飯と入れて、箸でかき混ぜます。

③熱したフライパンにごま油をひき、ご飯を入れます。

④ご飯に絡んだ卵に火が通ってきたら、シャケと春菊を加えます。

⑤全体が混ざり合ったらできあがり。(お好みで煎りごまを少々加えても美味しいですよ)

春菊を上手に利用しましょう。

独特な香りと味で赤ちゃんの離乳食には不向きだと考えてしまいがちですが、とても身体に良い効果が春菊にはたくさんあります。

上にあげたレシピの他に、ハンバーグやつみれなどにすりおろして混ぜたりなどなど、いかに『誤魔化す』かによって、赤ちゃんも食べてくれるはずです。

最初のうちは、『誤魔化す』ことで食べさせるのもありです。

成長していくにつれて、だんだんと好きに(食べられるように)なってくる子もいるでしょう。

私はすき焼きに春菊が欠かせない派なので、どうにか息子に食べてもらいたくてあの手この手と、今も色々試している状態です。

食べてくれるときもあれば、食べてくれない時もありますが、離乳食や幼児の食事とはそんなものです。

食べてくれないからもう使わないとは思わずに、春菊を含め、色々な野菜をあの手この手を使って食べさせてあげるようにしてくださいね。