学資保険の代わりに終身保険はOK?現役ママFPが比較シュミレーション

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学資保険の代わりに終身保険はアリ?なし?メリット・デメリットを徹底シミュレーション

「終身保険が学資保険代わりになるって本当?」

「終身保険を教育資金貯蓄方法として使うメリット・デメリットが知りたい」

このような思いをお持ちではありませんか?

近年、終身保険を学資保険代わりに使う人が増加しています。

終身保険は返戻率も高く、学資保険にはない充実した保障もあります。

しかし、同時に知っておくべきデメリットもあるのです。

今回は終身保険の特徴、メリット・デメリット、そして学資保険と終身保険を比較するときの3つのポイントを紹介します。

ぜひ参考にしてください。

終身保険の特徴!学資保険代わりになる低解約返戻金型終身保険って?

教育資金貯蓄方法は数多くありますが、昔からの定番であり一番人気と言えば学資保険です。

しかし近年、学資保険の代わりに終身保険を活用する人が増えているのです。

終身保険が学資保険の代わりになる理由を見る前に、まずは終身保険について解説しましょう。

終身保険とはその名の通り、契約者が死亡もしくは途中解約するまで保障が一生涯続く保険のことです。

契約者が死亡したときに、多額の死亡金が支払われます。

医療保障特約を付帯することが可能ですが、基本保障は死亡時と高度障害状態になった時の保障のみ。

終身保険は主に死後の整理費用のために加入する方が多いです。

葬儀費用は約200万円かかります。

その莫大な葬儀費用代を、自身が亡くなったときに支払われる死亡保険金でサポートするということですね。

低解約返戻金型終身保険とは?

終身保険の中でも、低解約返戻金型終身保険が学資保険の代わりに使用されています。

低解約返戻金型終身保険とは、保険料払込期間中は解約返戻金が低く設定されますが、保険料の払込が終了すると、解約返戻金が大幅に増加する終身保険のことです。

つまり、掛け捨ての終身保険ではありません。

以下が、典型的な低解約返戻金型終身保険の経過年数と解約返戻金の関係性です。

・保険料払込期間5年:総支払保険料60万円:解約返戻金43万円
・保険料払込期間10年:総支払保険料130万円:解約返戻金93万円
・<保険料払い込み終了>:総支払保険料390万円:解約返戻金430万円

上のように、保険料払込期間中は解約返戻金が非常に低いですが、保険料払い込みが終了すると解約返戻金が総支払保険料を超えるのです。

基本的な仕組みは学資保険と同じ。

どちらも保険料払込期間中に解約すると、わずかな解約返戻金しか得られません。

しかし経過年数が経つにつれ、解約返戻金が増加し、最終的には総支払保険料よりも多くなるのです。

終身保険は保険料の支払いは長いですが、低解約返戻金型終身保険だと保険料払込期間を短くできます。

払込期間を20年、15年とすることでお子様の教育資金貯蓄方法として活用できるのです。

【学資保険を簡単におさらい】

お馴染の学資保険ですが、終身保険と比較するにあたり簡単におさらいしておきましょう。

学資保険には保障型と貯蓄型の2種類があります。

保障型とは、お子様の医療保障や養育年金など保障内容が充実していますが、そのぶん貯蓄性がありません。

受取総額よりも支払い総額の方が多くなる「元本割れ」という状態になります。

対して貯蓄型は、保障内容はシンプルにして貯蓄性を高めた学資保険です。

現在人気の学資保険のほとんどが貯蓄型。

終身保険と学資保険の貯蓄性は返戻率で表されます。返戻率とは、支払い総額に対する受取総額の割合をパーセンテージ化したもので、返戻率が100%超えると受取総額の方が多くなるのです。

つまり、貯蓄性があるということですね。

学資保険に加入すると、所定の時期に学資金や祝い金がもらえます。

支払時期は商品によって異なりますが、大学入学前にだけ支払われるパターンもあれば、大学生活中は毎年支払われるものもある、さらに小・中・高+大学入学前に支払われるパターンのものもあるのです。

途中解約すると大損するので、半強制的にお子様の教育資金を貯めつつ貯蓄性も得られ、契約者に万が一が起きたときの保障もあるため学資保険は大きな人気を誇っています。

学資保険商品については、他の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

学資保険の代わりに終身保険を使う4つのメリット・デメリット

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終身保険が人気の理由は、学資保険にはない魅力がいくつもあるからです。

特に死亡保険金支払いスピード、解約返戻金の柔軟性、加入可能時期・手ごろな保険料の4つは注目のメリットです。

しかし、必ずしも終身保険の方が優れているとは限りません。

終身保険には、加入検討前に知っておくべきデメリットが4つあります。

ここからは、終身保険4つのメリット・デメリットを解説します。

メリットは学資保険にはない魅力であり、デメリットは学資保険にはある魅力です。

ぜひ参考にしてください。

メリット1:死亡保険金がすぐに受け取れる

終身保険では、契約者が死亡もしくは高度障害状態になると死亡保険金が支払われます。

学資保険には死亡保険金こそないものの、契約者である親の万が一に備える保障があります。

それが保険料払込免除。

これは契約者が死亡もしくは所定の高度障害状態になったとき、その後の保険料の支払いは免除され保障は満期まで続くというもの。

つまり、お子様は予定通り学資金を受け取れるのです。

保険料払込免除のおかげで、まとまったお金は受け取れますが、お金が必要となるのは5年後や10年後でしょうか?

見方を変えると、学資保険では契約者が死亡してもすぐには保険金は支払われません。

所定の時期まで待つ必要があるのです。

しかし、ほとんどの家庭で契約者となる父親に万が一が起きた場合、まとまったお金はすぐに必要となります。

母親が仕事を見つける間、どうにかして生活を安定させようとしている間を生き延びるために、まとまったお金が一刻も早く必要なのです。

終身保険では、契約者に万が一が起きれば、すぐに死亡保険金が支払われます。

その死亡保険金を数か月分の生活費に充て、生活を立て直すことも可能なのです。

生活さえ安定すれば、将来的にお子様の大学進学実現できるかもしれません。

死亡保険金を教育費用として使えないと考えることもできますが、大切なのは未来ではなく今を生きること。

契約者死亡後の生活を安定化できれば、大学進学費用を貯められる可能性は十分にあります。

メリット2:解約返戻金の柔軟性が高い

多くの方は、お子様が大学進学の年に資金不足になること前提で学資保険に加入します。

しかし、必ずしも資金不足になるとは限りませんよね。

全く不足しない可能性だってあるのです。

学資保険に加入すると、すでに十分な貯蓄があっても学資金は受け取らないといけません。

商品によっては据え置きできますが、満期後まで据え置くことは不可能。

十分な貯蓄があり、さらにまとまった学資金を受け取ると、なんだか気が大きくなって旅行費用や豪華なディナーに使ってしまいそうではありませんか?

長年貯め続けたご褒美として活用するのも悪くないですが、少しもったいない気がしてしまいます。

終身保険の場合、もし十分な教育資金があれば、据え置き続けられるのです。

据え置き期間は無制限で、契約者が生存している限り10年後も30年後までも据え置けます。

さらに据え置き期間が長くなればなるほど、解約返戻金は増え続けるのです。

途中解約せずに据え置くことで、解約返戻金は以下の用途で使えるようになります。

・セカンドライフの資金
・葬儀費用
・お墓代
・住宅ローン費用

さまざまな用途で解約返戻金を使用できる柔軟性は、終身保険ならではの魅力です。

学資保険では、学資金の使用用途は教育費用や新社会人準備費用だけに限られています。

メリット3:妊娠前から加入できる

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当然ではありますが、終身保険はお子様がいなくとも加入できます。

対して、学資保険はお子様がいなければ加入できないのです。

正確に言うと、商品によっては妊娠5か月頃から加入できます。

しかし、妊娠したばかりだけど今から教育資金貯蓄したい方、もしくは妊活中で今のうちから教育資金を貯蓄したい方もいるでしょう。

そのような思いを持つ方にとっては、学資保険よりも終身保険の方が良い選択肢になるかもしれません。

終身保険はお子様・妊娠の有無に関係なく加入できるので、将来子供を持ちたいと思う方でも加入できます。

メリット4:保険料が安い

低解約返戻金型終身保険ならではの魅力ですが、保険料が非常にお手ごろということ。

契約条件にもよりますが、保険料が1万円を下回るものが多いです。

充実した死亡保障と高い返戻率、そしてお手ごろな保険料を実現しているのは大きな魅力です。

保険料が比較的お手ごろな理由は、保険料払込期間中の解約返戻金額を低めに抑えているから。

デメリット1:返戻率は学資保険の方が高いかも

低解約返戻金型終身保険は、保険料の支払いを終えると返戻率が100%を超える貯蓄型の終身保険です。

契約条件にもよりますが、オリックス生命の終身保険RISEは返戻率104%近くなることもあります。

安い保険料とこの返戻率の高さは魅力ですが、返戻率だけでいうと学資保険の方が高いです。

マイナス金利の影響で2017年4月から、各保険会社は保険料の値上げを実施しました。

そのため、返戻率が大幅に下がり、貯蓄型学資保険の中でも元本割れするものがでてきたほどです。

そう考えると、充実した死亡保障があり返戻率は102~104%の低解約返戻金型終身保険は魅力的。

しかし、トップクラスの学資保険商品の方がやはり返戻率は高い。

現在最も返戻率が高いのがソニー生命保険の学資保険で、平均返戻率108~110%もあります。

その他にも明治安田生命やフコク生命、JA共済、ニッセイなどの学資保険は返戻率が105%を超えることもあるのです。

学資保険は返戻率だけで良し悪しを判断できませんが、純粋に貯蓄性だけを重視する方には、返戻率の高い学資保険の方がいいかもしれません。

デメリット2:子どもへの医療保障がない

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低解約返戻金型終身保険には、契約者への保障はあるものの、子どもへの保障がありません。

これは学資保険と大きく異なる点ですね。

子どもへの医療保障がある学資保険や終身保険を探している方もいるでしょう。

そのような方は、保障型学資保険に目を向けるのをオススメします。

保障型学資保険には、入院医療特約や手術医療特約、通院治療特約など子どもの医療保障が充実しています。

そのぶん貯蓄性はありませんが、1つの保険で教育費用の貯蓄と子どもの保障を充実させることが可能です。

どの学資保険にも、お子様が死亡したときに保険金が支払われる死亡保障はあります。

しかし、終身保険はお子様のためではなく、契約者のための保険なので、お子様の死亡保障もありません。

お子様への保障を求める方には、終身保険は向いていません。

【子どもの医療保障は必要?】

お子様の医療保障を付帯するかどうか迷うと思いますが、まずはお住いの自治体の助成制度を確認してみてください。

多くの自治体が子どもの医療費の助成をしており、ほとんど医療費がかからない、もしくは医療費が無料になっているところだってあるのです。

医療費助成期間は中学校卒業までが基本ですが、自治体によっては高校卒業まで助成してくれます。

学資保険に医療保障を付帯する必要はないかもしれないので、まずは自治体の助成制度を確認してください。

デメリット3:途中解約すると大きく損する

学資保険、低解約返戻金型終身保険ともに途中解約すると解約返戻金を受け取れますが、その額はほんの少しだけ。

特に低解約返戻金型終身保険の場合は、学資保険よりも大きく損をしてしまいます。

一般的に途中解約したときの返戻率は70%以下。

金額にすると20~40万円も損することになるのです。

このデメリットのおかげで、半強制的に教育資金を貯蓄できます。

しかし、将来どうしても途中解約しなければいけない状況になる可能性もあります。

その時に、払込保険料総額に対してほんのわずかの解約返戻金しか受け取れないのは残念ですね。

学資保険・終身保険を選ぶときは、途中解約する可能性が限りなく低いものを選びましょう。

特に保険料は重要なチェックポイントで、家計に負担をかけないものを選べるといいですね。

デメリット4:必要な時期に解約返戻金を受け取れないかも

低解約返戻金型終身保険の最大のデメリットが、お子様が大学入学前に解約返戻金を受け取れない可能性が高くあることです。

学資保険の場合は、大学入学前に合わせて学資金受け取り時期が設定されているので、ほぼ確実に大学入学前にまとまった教育資金を受け取れます。

また商品によっては、高校と大学入学前に受け取れれば、大学4年間毎年受けれるものだってあるのです。

しかし、終身保険の場合は違います。終身保険の保険料払込期間は以下の通り。

・10年払済、15年払済、20年払済
・50~80歳払済(5歳単位で設定可能)

例えば、今お子様が0歳の方が大学入学前に解約返戻金を受け取りたい場合は、10歳払いもしくは15歳払いを選ぶ必要があります。

保険料払込期間が短ければ、それだけ保険料は高くなります。

学資保険のように、解約返戻金時期がお子様の年齢に合わせて設定されていないので、お子様が20歳のときや21歳のときに返戻金を受け取る可能性が高くあるのです。

最もお金のかかる大学入学前に、解約返戻金を受け取れないのは大きなデメリットです。

確実に大学入学前に学資金を受け取りたい方、もしくは小・中・高校入学前にも学資金を受け取りたい方などは、学資保険の方が向いているでしょう。

学資保険と終身保険どっちを選ぶ?比較するとき3つのポイント

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学資保険と終身保険には、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらが優れているのかは判断できません。

学資保険が向いている人もいれば、終身保険が向いている人もいるのです。

しかし、どちらを選ぶべきか迷っている方が多いと思います。

もし迷っているならば、これから紹介する3つのポイントを確認してみてください。

3つのポイントを考えると、あなたに向いている貯蓄方法が明らかになるかもしれません。

1.どれだけ貯蓄性を重視する?

低解約返戻金型終身保険と貯蓄型終身保険は、どちらも返戻率が高いです。

もし貯蓄性だけを追求するのならば、貯蓄型学資保険がいいでしょう。

しかし、貯蓄性はそこそこに契約者の死亡保障も充実させたいのならば、終身保険の方がいいかもしれません。

具体的に契約者年齢30歳、保険金額300万円でシミュレーションしてみます。

今回は返戻率の高いオリックス生命終身保険RISEとソニー生命の学資保険を比較してみましょう。

以下がシミュレーション結果です。

【オリックス生命終身保険RISE】
・総支払保険料:2,353,680円
・解約返戻金:2,440,860円
・返戻率:103.7%

【ソニー生命学資保険】
・総支払保険料:2,797,200円
・受取総額:300万円
・返戻率:107.2%

オリックス生命終身保険RISEの場合は、約8万7千円得します。

対してソニー生命学資保険だと、約20万2千円も得します。

返戻率にすると約4%の違いですが、金額にすると大きく異なると分かりますよね。

もし貯蓄性ではなく子どもの保障を充実させるのならば、保障型学資保険に目を向けましょう。

2.学資金受取時期と回数

終身保険と学資保険を選ぶ大きなポイントは、いつ学資金を受け取りたいのかということ。

大学入学前、もしくは大学入学以降に学資金を受け取りたいのならば、終身保険と学資保険両方を選択肢にできます。

しかし、小・中・高校入学前に受け取りたい場合は、終身保険だと難しいかもしれません。

学資保険は難しく考えなくとも、ほぼ確実に必要な時期に学資金を受け取れますが、終身保険の場合は少し考える必要があります。

まずは、あなたがいつ学資金を受取たいのかはっきりさせましょう。

それを実現させる学資保険・終身保険を探すべきです。

ただ、終身保険の受取時期と回数は学資保険よりもずっと少ないです。

3.教育資金以外でも積立金を活用したい?積立金の柔軟性

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すでにある程度の教育資金が貯まっている方、30歳後半以降で収入が安定している方などは、低解約返戻金型終身保険加入を積極的に検討してみるべきです。

お子様が大学入学するとき、すでに十分な貯金ができている可能性があります。

その際は終身保険を解約せずに、他の用途で使用できます。

しかし、学資保険の場合は、据え置きできないのでセカンドライフ資金などに活用するのは難しいです。

現在の貯蓄状況やキャリアプランなどを考慮して、積立金の柔軟性は検討してください。

まとめ

終身保険は学資保険の代わりになります。

程よく貯蓄性もあり、保障も充実していることを考えると、バランスのとれた教育資金貯蓄方法といえます。

しかし、純粋に貯蓄性だけを求めるのならば、学資保険の方がいいかもしれません。

学資保険・終身保険ともに一長一短です。

たくさんの保険商品を見て、あなたに合ったものを選ぶようにしてください。



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