妊婦は卓球をしちゃダメ?妊娠中の卓球5つの影響や効果と注意点

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妊娠中は適度に運動するのが良いとされています。

適度に運動した方が、出産時に必要な体力がつくことはもちろん、運動不足による過度な体重増加が防げるとされています。

ですが妊娠中の運動は何が良くて、何がいけないのか分かりにくいこともありますよね。

たとえば、妊娠中に卓球はしてもよいのでしょうか?

今回は妊婦が卓球をしてもいいのかについて紹介します。

妊娠中にはどんな運動が適切なのかを知って、上手に運動を取り入れていきましょう。

結論、妊娠中の卓球はやめましょう。

最初から結論を言ってしまうと、妊娠中の卓球はおすすめできません。

卓球は体をひねる動作があったり、瞬発的に力を込めて腹部に力が入ることがあります。

こういった動作は妊娠中には避けるべき動作に含まれているのです。

したがって妊娠中は、卓球は我慢して、産後のお楽しみにしておきましょう。

妊娠初期に赤ちゃんへの影響は基本的に問題なし

妊娠初期、いわゆる妊娠に気付かずに卓球をしてしまった場合はお腹の赤ちゃんにどういった影響があるのでしょうか?

日本産婦人科学会では、妊娠初期の運動で流産することはほぼない、としています。

しかし、自然流産の80%が妊娠初期に発生します。

そのため「妊娠中の運動が影響しているのでは?」と不安に思ってしまいますよね。

実は自然流産の原因のほとんどが胎児側の染色体異常などによるもので、母体が激しい運動をした、仕事をした、などが原因となることはほぼないとされています。

妊娠が分かる前に卓球をしてしまったことに不安を感じるかもしれませんが、運動が原因で流産することはほぼないので大丈夫。

過ぎてしまったこととして必要以上に神経質にならないように、ゆったりとした気持ちで過ごすことが大事ですよ。

妊娠中にしてはいけない7つの運動

妊娠初期に運動をしても赤ちゃんの影響はほぼないとされていますが、だからといって妊娠中に激しい運動を頻繁にすることはおすすめできません。

お腹の中の赤ちゃんは日々成長しています。

胎児として形成が進むと、お腹の赤ちゃんにも影響が及ぶ可能性が高くなっていきます。

そのため、非妊娠時よりも身体に気遣った生活をする必要があるのです。

では、妊娠中に避けるべき運動とは具体的にはどんなものがあるのでしょうか?

  • 無酸素運動になるもの
  • 転倒の可能性があるもの
  • 相手と接触する可能性があるもの
  • 瞬発性があるもの
  • 腹部に力が入るもの
  • 体をひねるもの
  • ジャンプなど体を上下にするもの
  • 相手と競い合うもの

上記を含む運動は、妊娠中にはリスクがあるので控えましょう。

卓球はいくつか当てはまっているために、妊娠中にはしてはいけないとされているのですね。

妊娠中にしたいと思った運動がある場合、まずは上記に当てはまる動作がないかチェックしてみてくださいね。

関連記事⇒妊娠初期に運動はどれくらいしても大丈夫?おすすめの運動4選と影響や注意点

運動をしてもいい妊婦の4つの条件

妊娠中は運動内容だけではなく、妊婦にも運動をしてもいいかどうかの条件があります。

これから運動をしようと考えている時は、必ず自分が運動してもいい妊婦なのか確認してからにしましょう。

運動をしてもいいとされている妊婦は、下記のとおりです。

  1. 妊娠経過が順調である
  2. 過去に早産や繰り返し流産をしたなどの経験が無い
  3. 妊娠が単胎妊娠で、発育異常が無い
  4. 妊娠16週以降の妊婦である

上記の4つが全て当てはまる妊婦は運動をしてもOKです。

妊娠中の運動は基本的に安定期に入る16週以降からが良いとされています。

ですが、取り組む運動が妊娠前から習慣的にしていた運動で、妊婦がしてはいけない運動でなければ、妊娠初期でも続けて行っても問題ないとされています。

妊娠16週以降としているのは妊娠してから新たに運動をしようとしている妊婦さんが当てはまります。

もし不安な場合は、産婦人科の担当医に相談すると良いですよ。

妊娠中の運動、5つの注意点

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妊娠中に運動する時には、妊婦が避けるべき運動以外にも注意することがあります。

  • 真夏の炎天下など高温多湿な場所では行わない
  • ややきつい~やや楽と感じる程度の運動にする
  • 週2~3回、1回60分以内の運動にする
  • こまめな水分補給と休憩をとる
  • 体調がすぐれない時は中止し、必要に応じて受診する

運動をするときには上記の5つに必ず注意しましょう。

真夏の炎天下など高温多湿な場所での運動は必要以上に体への負担になります。

急激な体温上昇は妊娠初期では胎児に奇形を引き起こす可能性があります。

また妊娠後期では胎児の体温があがり、低酸素状態になることがあります。

胎児の低酸素状態は発育に影響を及ぼす可能性があるとされています。

真夏の炎天下で運動することは熱中症の危険性があるのでやめましょう。

運動に集中していると、つい無理をしてしまいしがちですが、慣れないうちはやや楽くらいのペースで行いましょう。

心拍は135~150bpm以内を目安にするのが良いとされています。

くれぐれも無理をしないことが大切です。

また妊娠中は長時間の運動は避けましょう。

長時間の運動は胎児とってはストレスになることがあります。適度に運動することがオススメです。

まとめ

卓球には体をひねる、瞬発的に動くなど、妊婦には避けるべき動作をいくつか含んでいるため、妊娠中には避けるようにしましょう。

妊婦が運動する際には環境や動作などに注意して安全・安心して取り組める運動を行いましょう。

運動を始める時は妊娠経過には個人差があるので、必ず医師と相談してからにするのが安心です。

妊娠中は適度に運動を行うことで体力作りやストレス発散などにもなります。

上手に取り入れて楽しんで取り組めるようにしましょう。

関連記事⇒妊娠初期は安静にしてなきゃダメ?妊娠初期の過ごし方と影響や5つのポイント