立ち会い出産を旦那はどう思ってる?倒れる?泣く?後悔しない立ち会い出産にするために

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お腹が少しずつ大きくなってくると、出産のイメージも少しずつ膨らんでいきます。

そこで頭をよぎるのが『立ち会い出産』。

旦那さんに出産を立ち会ってもらうか、とっても迷いますよね。

「立ち会い出産ってどんななの?」

「立ち会ってもらってよかった?」

「旦那さんの本音は?」

など気になることはどんどん出てくる話題でもあります。

私が出産した時は旦那に立ち会いをしてもらったのですが、私自身は立ち会ってもらってよかったと思っています。

では旦那は?

今では「いい経験だった!」と言っていますが、当日の旦那の様子を思い出すとそうでもなかったような・・・。

世の旦那さんは立ち会い出産についてどう思っているのかも気になりますよね。

立ち会い出産には、

・旦那さんの父性が芽生える
・ふたりで出産を乗り越えたという実感

というメリットがある反面、

・後悔する可能性がある
・長丁場で体力的につらい

などのデメリットもあります。

それ以上に出産をする女性は大変なことは間違いありませんよね。

そんな立ち会い出産、希望しますか?

立ち会い出産に関するアレコレと併せて、実際に立ち会い出産を経験した人の体験談や旦那さんにできることについて詳しく紹介します!

立ち会い出産希望する?

皆さんは立ち会い出産を希望していますか?

この記事を見ているということは、少なからず立ち会い出産を考えているという方が大半だと思います。

「立ち会い出産をしたいけど旦那がどう思うか不安」

「立ち会い出産をしたいと言われたけど本当は嫌だ」

「立ち会い出産って実際どうなの?」

そんな思いを抱えている人も多いのではないでしょうか。

ここでは立ち会い出産の割合について見ていきましょう。

立ち会い出産の割合

2011年に厚生労働省が実施した全国調査の結果によると、立ち会い出産の割合は

・旦那さんに立ち会ってもらった・・・53%
・自分の親に立ち会ってもらった・・・12%
・その他・・・5%
・誰にも立ち会ってもらわなかった・・・41%

(参照:厚生労働省|分娩気に医療者以外の付き添い(立ち会い)が居るか?より)

というような結果が発表されています。

この結果を見ると、半数以上の産婦さんが誰かに立ち会いをしてもらっているという結果になりますね。

意外と多いと感じたのではないでしょうか。

旦那さんに立ち会ってもらうことで、出産の満足度にも関連が見られるとしています。

産婦さんが希望をすれば立ち会い出産を受け入れることが好ましいという考えが広まっています。

立ち会い出産ができるかどうかは産院に確認

立ち会い出産を希望していたとしても、出産する病院によっては立ち会い出産がNGの場合もあります。

また条件付きで立ち会いできる産院も増えています。

たとえば

・両親学級への参加の義務
・経腟分娩の場合は立ち会える

などなど。旦那さん以外の立ち会いはNGという産院もありますし、立ち会い出産に積極的な産院も多いです。

私が出産した産院は、両親学級などの参加義務はありませんでした。

旦那に加えて陣痛中からずっと付き添ってくれていた私の母も急きょ立ち会うことに。

出産する病院によって、立ち会い出産の認識は大きく変わります。

立ち会い出産を希望している場合は、事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

確認ポイントは、

  1. 立ち会いできるのは旦那だけか
  2. 上の子がいる場合、子どもの立ち会いもできるのか
  3. 自分が許可した人以外は立ち会えないようにしてくれるか
  4. 旦那の到着が遅れた場合も立ち会えるか

などです。特に③に関しては、確認しておくのがおすすめ。

よくあるのが、旦那さんの両親に立ち会われて嫌な思いをした、という体験談。

そういったことを防ぐためにも事前に産院に伝えておくといいでしょう。

立ち会い出産をした旦那さんの本音は?

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次に気になるのが、実際に立ち会い出産をした旦那さんの本音と、これから立ち会い出産が控えている旦那さんの本音。

旦那さんは立ち会い出産についてどんな感想やイメージを持っているのでしょう。

立ち会い出産をすると後悔するってホント?

よく立ち会い出産は後悔する、なんて話も聞きますよね。

女性からしてみたら、

「命がけで出産をしているのに後悔って何?!」

って思ってしまいます。

しかし実際には、立ち会い出産をして後悔したという旦那さんは少なくないようです。

・想像よりも壮絶で引いた
・母親の印象が強くなりセックスレスになった
・グロかった

こういった意見が多いようです。

反対に女性が後悔することも

女性も立ち会い出産に積極的ではない人も少なくありません。

「旦那は立ち会い出産をする気満々だけど本当は嫌だ」

という人もいるでしょう。

それでもなかなか経験できないことだからと立ち会い出産をした後、女性が後悔するということもあるようです。

・あんなに苦しんでいる姿を見せたくなかった
・女性として見られたい
・集中できない
・頼りにならない

などなど。

出産は普段の自分とは全く違う姿になってしまうこともあるので、そんな姿は見せたくないという人も多いですよね。

まだまだ女性として見られたいという気持ちもわかります。

立ち会い出産の3つのメリットと2つのデメリット

そんな立ち会い出産ですが、もちろんメリットとデメリットがあります。

ここでは旦那さんに立ち会い出産をしてもらうときの3つのメリットと2つのデメリットを紹介します。

立ち会い出産3つのメリット

立ち会い出産では、

  1. 感動のシーンに立ち会える
  2. 父性が芽生える
  3. ふたりで出産を乗り越えたという充実感

このようなメリットがあります。

<感動のシーンに立ち会える>

立ち会い出産を経験した旦那さんの多くは、

「感動した!」

という感想を持つ人が多いです。実際私の旦那もそうでした。

命が生まれてくるその瞬間を目の当たりにすることで、命の大切さやかけがえのないものという認識が大きくなります。

この先つらいことがあっても、命の誕生を思い出すたびに初心に返れると感じるようです。

<父性が芽生える>

男性は赤ちゃんが生まれても自分の子どもだという『父性』が芽生えるまでに時間がかかるといわれています。

女性は妊娠すると少しずつ大きくなるお腹とともに、母性も芽生えていきます。

男性は赤ちゃんと一緒に過ごすうちにだんだん父性が芽生えます。

立ち会い出産を経験することで赤ちゃんをいとおしく感じ、父性が芽生えるのが早いようですよ。

<ふたりで出産を乗り越えたという充実感>

女性が出産で大変なのは頭では理解しているはず。

それでも男性は出産の痛みや苦しみをすべてわかることはできませんよね。

長い陣痛を乗り越え、痛みにも耐えて生まれてきた命。

生まれてくるまでの多くの時間を夫婦で共有することで、『ふたりで乗り越えた』という充実感を得ることができます。

出産は長いと数十時間かかります。マッサージをしたり汗を拭いたり、旦那さんも大変な時間を過ごします。

これを乗り越えることで女性の大変さを少しだけ理解できるのかもしれませんね。

立ち会い出産2つのデメリット

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メリットのほかに、立ち会い出産にはデメリットもあります。

  1. 後悔することがある
  2. 長丁場でつらい

<後悔することがある>

前の項目でも触れましたが、立ち会い出産の大きなデメリットは『後悔』です。

旦那さんは出産をとてもきれいなものと想像している人も少なくないとか。

そんなイメージを覆すような出産を見て、

「立ち会わなければよかった」

と感じる人もいるようです。

<長丁場でつらい>

これは男性だけでなく女性だって辛いものですよね。

「そんなこと言っている場合じゃない」

と女性は思うかもしれませんが、付き添っている立場の男性にとっては、とてつもなく長く感じるようです。

長時間マッサージをし続けて疲れたり、不眠のまま出勤したりと、長丁場が後々疲れとして出ることも珍しくありません。

立ち会い出産で旦那さんができる5つのこと

これから立ち会い出産を控えている旦那さんにとっては、

「自分にはどんなことができるのだろう」

「何かできることはないのか?」

ということが気がかりですよね。できれば奥さんのために何かをしてあげたいと思う人が多いはずです。

女性にとっては、立ち会いをする旦那さんに

「前もってお願いしておいたほうがいいことを知りたい」

「どんなことをしてもらうと良かった?」

ということを知りたいという人もいるでしょう。

立ち会い出産では、旦那さんは

  1. 陣痛をやわらげてあげる
  2. 汗を拭いてあげる
  3. 飲み物の準備
  4. 不安をやわらげる
  5. 言われたことをする

などができますよ。

マッサージをして陣痛をやわらげてあげる

女性は陣痛が進むと、痛みに耐えながら出産までの時間を過ごします。

私も陣痛の間隔が2~3分になってからは、とにかくつらかったことを覚えています。

痛みを逃しながらいきまないようにすることは、かなり大変なことでした。

そこで助かったのが、旦那さんのマッサージです。

おすすめなのはテニスボールを使ったマッサージ。テニスボールを使って、

・腰
・足の裏
・お尻の穴付近

この3点のマッサージをします。

私はお尻の穴付近をテニスボールでぐりぐりと押してもらうのが、一番楽に感じましたよ。

汗を拭いてあげる

陣痛室から赤ちゃんが生まれるまで、汗を拭いてあげるのも旦那さんの役割のひとつ。

痛みに耐えていると、汗をかいても拭く余裕などありません。

汗が目に入ると地味に痛いので、旦那さんがサッと拭き取ってあげましょう。

肌触りの良いタオルを渡しておいて、

「汗をかいたら拭いてね」

とお願いしておくといいでしょう。

飲み物の準備

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陣痛が始まると汗をたくさんかくのでのども乾きます。

飲み物の管理も旦那さんがしてあげるといいですね。

ストロー付きのキャップを用意して、横になったままでも飲めるように準備しておきましょう。

陣痛が長引く場合は、定期的に水分補給を促してあげるのも旦那さんの大切な役割です。

不安をやわらげる

立ち会い出産のひとつの目的は、不安感を少なくするということです。

これは個人差がありますが、私の場合ひとりきりでの出産は大きな不安を感じていました。

旦那さんがそばにいて励ましてくれることで、出産に対する恐怖心や痛みに耐えることができました。

・痛みやつらさに共感する
・がんばってるね!と励ます

など、前向きになれる言葉をかけてあげるといいでしょう。

言われたことをする

もうひとつ大きなポイントとなるのは、『言われたことをする』ということです。

陣痛でつらい時にあれこれ手を出されると、イラッとしてしまうこともあるのです。

私の場合、汗をかいたら拭いてもらうようにお願いしておいたのですが、とにかく汗だけを拭く、という残念な結果に。

女性も旦那さんには、

「その時してほしいことが変わるから、言われたことをサポートして」

とお願いしておくといいかもしれませんね。

立ち会い出産で旦那が気絶!?泣く!?

立ち会い出産でよく聞くのが、

・旦那さんが倒れてしまった
・旦那さんが号泣した

ということです。

特に立ち会いをした後に倒れるまではいかなくても、気分が悪くなったという男性は少なくありません。

そんなこともあるかも、と頭に置いておくといいかもしれませんよ。

びっくりするくらい泣いたという旦那さんも少なくないそうですね。

なぜ立ち会い出産で旦那さんが気絶?

男性は血を見るのが苦手な人が多いですよね。

女性は毎月の生理などで血は男性よりも見慣れています。

・血を見慣れていない
・極度の緊張状態
・寝不足
・長時間の立ち会いでの疲れ

こういったことが重なり、出産後に倒れてしまう男性が多いのだとか。

ちなみに私の旦那も、倒れる寸前に。

出産後は私よりもふらふらしていて、個室のイスで寝ていたそうです。

あとで旦那に聞いてみたところ、

・血の量がすごかった
・胎盤が気持ち悪かった
・分娩室が血なまぐさかった

というのが気分が悪くなった理由だそうです。

旦那さんが号泣!

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出産をした女性にとっても、赤ちゃんの誕生は感動するもの。

初めて赤ちゃんと対面した時には、私もすごく感動しました。

そこでふと旦那を見てみると、私より先に泣いていました。

旦那さんのほうが感動して号泣したという話もよく聞きます。

でも大切なのは泣いたか泣かなかったか、ではないと思いますよ。

立ち会い出産をしたことで、旦那さんも少なからず感動しているはずです。

旦那が飲酒!立ち会い出産できる?

もうひとつ気がかりなのは、旦那さんの飲酒です。

奥さんが妊娠していても旦那さんはお酒を飲むこともあるでしょう。

もし飲酒をしても立ち会い出産をすることはできるのでしょうか。

ほとんどの産院では飲酒後の立ち会いはNG

多くの産院では、旦那さんが飲酒をした場合は立ち会いNGとなります。

お産は、赤ちゃんの命もお母さんの命もかかっています。

そのほとんどは無事に出産までたどり着きますが、中には急に容体が変化してしまうことも。

そういった『もしも』に備え、飲酒した場合の立ち会いはNGとしている産院が多いのです。

立ち会い希望の場合はお酒を控えよう

立ち会い出産を希望している場合は、出産が近くなったらお酒を控えることをおすすめします。

臨月を迎える36週を過ぎたら、赤ちゃんはいつ生まれてもおかしくありません。

このころから妊婦健診も1週間に1度になります。

健診で

「生まれるまでもう少しかかるかな」

と言われても急に陣痛が来ることも珍しくありません。

前駆陣痛やお腹の張りが気になり始めたら、お酒は飲まないようにしましょう。

立ち会いをしなくてもお酒を控えるのがマスト

立ち会い出産を希望していない場合でも、臨月を迎えたらお酒を控えるのがマストです。

車で産院に向かう場合は特にお酒はNG。

陣痛は夜に起こる人も少なくありませんから、いつでも車を運転できるようにしておくことが大切です。

後悔しない立ち会い出産にするための3つのポイント

最近では女性だけでなく旦那さんが立ち会い出産を希望しているケースも珍しくありません。

前の項目では、立ち会い出産で後悔した人もいると紹介しましたが、後悔しないために次のことに気を付けて計画を立ててみてくださいね。

  1. 立ち会い出産のメリットやデメリットを把握しておく
  2. お互いの気持ちを確認しておく
  3. 夫婦でしっかり話し合う

立ち会い出産のメリットやデメリットをきちんと知っておこう

立ち会い出産をするかどうかを決める前に、夫婦で立ち会い出産のメリットとデメリットをきちんと知っておくことが大切です。

今回紹介したメリット・デメリットだけでなく、夫婦二人にとってのメリットやデメリットを見つけておくといいでしょう。

その上で立ち会い出産をするかどうかを決めることをおすすめします。

立ち会い出産をしたいのかしたくないのか気持ちを確認する

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次に大切なのは、立ち会い出産をしたいのかしたくないのか、ということです。

どちらか一方が立ち会い出産を希望していて、どちらか一方は立ち会い出産をしたくないという場合、一方の気持ちを押し通してしまうと、前に触れたような後悔に結びついてしまうことも。

なぜ立ち会いたいのか、立ち会ってほしいのか、または立ち会いたくないのか、立ち会ってほしくないのかを、きちんと伝えることが大切です。

上記を踏まえて夫婦でしっかり話し合おう

立ち会い出産のメリットやデメリットを把握し、お互いの気持ちを確認し合ったら、あとは夫婦でしっかり話し合うことが大切です。

立ち会い出産をすると決めた場合でも、土壇場で立ち会ってほしくなくなった、なんていうこともあるでしょう。

逆もしかりです。

土壇場で気持ちに変化があった場合にもどうするかをきちんと決めておくと、産後の夫婦関係もこじれずに済みますよ。

まとめ

立ち会い出産は夢のあるキラキラしたもの、というイメージを持っている人も多いですが、実際はそんなにきれいなものではないかもしれません。

・立ち会い出産にはメリット・デメリットがある
・旦那さんが倒れるケースも
・女性にとっては出産の満足度が高い傾向に

など、立ち会い出産について夫婦でしっかり話し合い、どうするかを決めることが大切です。

立ち会い出産をしたから良い、立ち会い出産をしなかったから悪い、ということは全くありません。

夫婦で立ち会い出産についてどんな判断をしたかが重要です。

生まれてくる赤ちゃんは、まぎれもなく夫婦二人の赤ちゃん。

二人らしい出産ができることが一番ですよ。