基礎体温が低温期のまま妊娠することはあるの?女性なら知っておきたい基礎体温

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女性は生理周期に合わせて体温が低い時期と高い時期を繰り返しています。

基礎体温と呼ばれていて、排卵期もわかるため、妊娠を望んでいる人は基礎体温を測る人も多いでしょう。

そして妊娠すると高温期が続き、低温になれば生理が来るということも知っている人が多いですよね。

でも中には「低温期のままだけど生理がこない。

妊娠の可能性はある?」と不安に思っている人もいます。

ここでは女性の基礎体温についてや低温期のままでも妊娠していることがあるのかなどをまとめました。

基礎体温って何?

そもそも基礎体温とは何なのでしょうか。

女性は月に1度生理になります。

生理周期は25日〜35日と個人差がありますが、一般的には生理開始日を1日目として、28日で1周期と考えられます。

1回の生理周期の中でも月経期、卵胞期、排卵期、黄体期と4つに分けることができます。

そして月経期から卵胞期までが低温期、排卵期から黄体期が高温期とされています。

この低温期と高温期の体温差は0.3〜0.5度程度と僅かなのですが、これを計り続けることで、以下のような女性にとってはとても大切なことがわかります。

(1) 自分の生理周期がわかることで次の生理を予測できる
(2) 妊娠しやすい時期を予測することができる
(3) きちんと排卵しているかわかる
(4) ホルモンがきちんと分泌されているかわかる
(5) 妊娠の可能性を知ることができる

測った基礎体温は折れ線グラフにして表にします。

そうすると、ホルモンや排卵が正常だった場合には、生理が始まってから低温だった体温が、排卵日にはグッと下がってそこから高温期になり、生理目前になると体温が下がっていることがわかります。

基礎体温は妊娠を望む人が排卵期を知るために付けることが多いです。

不妊治療を始める場合には2〜3か月分の基礎体温を持って行くといいですよ。

測っていない場合にはまずは基礎体温を測るように言われるので、基礎体温は測っておくのがおすすめです。

正しい基礎体温の測り方

基礎体温は毎日測る必要があります。

そして低温期と高温期の差は0.3〜0.5度程度しかありません。

なのできちんと測らないと正しい体温がわからないのです。

体温を測るには婦人体温計というものを使います。

婦人体温計は小数点第2位まで測ることができます。

風邪をひいたときの体温計は小数点第1位までですよね。

代用はできないので必ず婦人体温計を購入しましょう。

そして、基礎体温は目覚めた後、すぐに測ります。

最も安静にしているときの体温を測りたいからです。

できれば、毎日同じ時間に測るとより正確に記録することができます。

体を動かしたりあくびをすると体温が変わってしまいます。

体温計は枕元に置いておき、起床後横になったまま測れるようにしましょう。

体温計は口に入れて舌の下で測ります。

そのとき舌の下にある付け根に当たるように入れましょう。

低温のまま妊娠することはある?

基礎体温は排卵後高温期に入り、妊娠するとそのまま高温が継続します。

それは排卵が起こると黄体ホルモンというホルモンが分泌され始めるからです。

このホルモンは受精卵が育つために必要で体温を高くする働きがあります。

妊娠していないときには受精卵を育てる必要がなくなるので、分泌が減り体温は低くなります。そして生理が起こるのです。

ということは低温のままだと妊娠しないということなのでしょうか。

低温のままということは、排卵して黄体ホルモンが分泌されていないと思われます。

そのため普通なら妊娠はしていないと考えられます。

しかし、必ずしも低温だから妊娠していないというわけではありません。

基礎体温が低温のままでも妊娠している可能性はあります。

妊娠しているのに基礎体温が低温のままという場合には以下のような原因が考えられます。

(1) そもそも基礎体温が低く、高温期と低温期の差があまりない
(2) 口を開けて寝ているため、口の中の温度が下がっている
(3) 疲れやストレスでホルモンバランスが乱れている

基礎体温は低温期と高温期の差が0.3〜0.5度しかありません。

そのため測り方によっては誤差が生じてしまいます。

測る時間が違う、お酒を飲んだ、夜更かしをした、疲れがたまっているといったちょっとしたことで基礎体温は変わってしまいます。

なので、妊娠をしていても低温のままということもあり得るのです。

低温期なのに生理がこないのはなぜ?

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低温期になっているのに生理が来ないと不安になってしまいますよね。

生理予定日から1週間過ぎても生理が来ない場合には1度妊娠検査薬で検査をしてみましょう。

前章でお話しした通り妊娠している可能性もあるからです。

しかし、低温期のままというのは生理不順も考えられます。

生理周期は毎月きっちり同じという人はいません。

普通でも4日程度前後することはあります。

そしてストレスや寝不足でホルモンバランスが乱れると生理周期は大きくズレることがあります。

そのため生理不順により、排卵していないため低温期が続いているのかもしれません。

何周期も低温のまま生理になる、生理周期のズレが大きい場合には基礎体温表を持って婦人科を受診しましょう。

無排卵やホルモンバランスが乱れているかもしれません。

まとめ

妊娠希望でない場合でも自分の基礎体温は女性なら知っておきたいものですね。

2〜3か月つければ大体自分の体のリズムというものがわかりますよ。