赤ちゃんはトマトジュースをいつから飲んで大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

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パスタやトマト煮込みなどの料理の調味料として、また朝ごはんの時などによく飲まれるトマトジュース。

トマトと言えば、リコピンなどの栄養価も高く、健康にも良い食材のひとつです。

そんなトマトを使ったトマトジュースは、種を取る必要も、皮をむく必要もなく、季節にも関係ないので、離乳食に手軽に取り入れることができます。

「トマトジュースはいつから飲んでも大丈夫なの?」

「アレルギーなど何か気を付けたほうが良いことってある?」

「トマトジュースを使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、実際にトマトジュースを使った離乳食を食べさせようかなと思っても、いつから食べさせて良いのか、注意点や調理法で気を付けることはないのかなど、色々な疑問が出てきます。

そこで、赤ちゃんとトマトジュースに関する疑問をすっきり解決していきましょう。

  • 赤ちゃんがトマトジュースを飲むことができる時期
  • トマトジュースを飲むときの3つの注意点
  • モグモグ期のおすすめレシピ
  • カミカミ期のおすすめレシピ
  • パクパク期のおすすめレシピ

トマトジュースを飲ませて良いのか迷っている人や、離乳食のメニューが偏っていて、他のレシピも知りたいお母さんの参考になれば嬉しいです♪

赤ちゃんはトマトジュースをいつから飲んでも大丈夫なの?

トマトはβカロテンをたくさん含んでおり、免疫力を高めてくれます。

他にも、クエン酸や食物繊維、カリウムなども多く含まれているので、赤ちゃんにおすすめの食べ物です。

では、離乳食としては何歳頃から食べさせていいのでしょうか。

トマトそのものは、ゴックン期(生後5~6カ月)から食べさせることができます。

しかし市販のトマトジュースは、トマトを濃縮させて味が濃くなっていたり、食塩が含まれていたりするものがあります。

中には、保存料などの添加物が入っているものもあります。

大人が飲んでみても、味が濃いものがありますよね。

赤ちゃんにとっては、もっと味が濃く感じて食べてくれないこともあります。

トマトジュースはゴックン期(生後5~6カ月)から薄めて食べさせてあげることと、少量だけ飲ませてあげることが大切です。

離乳食初期は、できればトマト本来の味を感じてもらうために、トマトを使って離乳食を作ってみましょう。

トマトに慣れてきた頃から、トマトジュースにも挑戦してみるとよいですね。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でトマトはいつから食べて大丈夫?注意点と3つのポイント

赤ちゃんにトマトジュースを飲ませる時の3つの注意点

赤ちゃんにトマトジュースを飲ませる時に注意してほしいことが3つあります。

1.塩分が含まれているものは注意が必要

市販のトマトジュースの中には、塩分が含まれているものがあります。

一般的な大人が飲むものでは、200mlあたり2.4g程の食塩が含まれています。

離乳食期の赤ちゃんの1日の食塩摂取量は、11か月までは1.5g未満、1歳から2歳までは3g未満を推奨しているので、トマトジュースをたくさん飲みすぎると、塩分の過剰摂取に繋がります。

塩分が使われていない無塩のトマトジュースも販売されているので、赤ちゃんに飲ませる時や、離乳食に使う時には無塩のトマトジュースを購入しておくと良いですね。

2.トマトアレルギーを起こす場合もある

トマトジュースの原料であるトマトが原因で、まれにトマトアレルギーを発症する場合があります。

トマトは花粉と似た構造のアレルゲンを持っており、そのアレルゲンが胃や腸で分解されずに小腸から吸収され、血流によって全身に症状が出てしまいます。

トマトアレルギーを起こす人は、同じナス科のじゃがいもや、セリ科のセロリやパセリでも、アレルギー反応が起こる可能性が高いようです。

症状としては、唇が腫れる、口がかゆくなる、湿疹がでる、下痢や嘔吐を起こす、などがあるので、初めて赤ちゃんにトマトジュースを飲ませる時には注意が必要です。

3.飲みすぎると下痢になることがある

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大人でも同じことが言えるのですが、トマトジュースを飲みすぎると、ジュースに多く含まれる食物繊維により、下痢になることがあります。

また、リコピンは赤色の天然色素なので、便が赤くなることもあり、お母さんを驚かせることも。

もしトマトジュースを飲ませた後に、赤ちゃんが下痢になったり、便が赤いようであれば、飲ませすぎの印でもあるので飲ませる量を減らしてあげてくださいね。

関連記事⇒赤ちゃんは水煮トマトをいつから食べられる?4つのポイントとおすすめレシピ

モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ

ここからは成長期に合わせたトマトジュースレシピを紹介します。

まずは、モグモグ期(生後7~8カ月)におすすめのレシピです。

ミネストローネ

<材料>

  • 無塩トマトジュース 大さじ4
  • 水 大さじ2
  • 人参や玉ねぎなどの野菜 20g
  • ささみ 15g
  • パルメザンチーズ 少々
  • 片栗粉 適量

<作り方>

1.みじん切りにした野菜とささみを茹でて、ささみは細かくほぐしておく。

2.小鍋にトマトジュースと、水を入れて加熱します。

3.沸騰したら、野菜とささみをいれてよく混ぜ、チーズを入れる。

4.火をとめてから、水溶き片栗粉を回しいれてとろみをつけたら出来上がりです。

トマトゼリー

<材料>5個分

  • 食塩不使用のトマトジュース 200ml
  • ベビーフードのリンゴジュース粉末 1袋
  • 粉末ゼラチン 5g
  • 水 50ml

<作り方>

1.トマトジュースと水を小鍋に入れて、中火にかけます。

2.少し温まってきたら、リンゴジュースの粉末を入れてよく混ぜます。

3.沸騰したら火を止めて、粉ゼラチンをいれ、よく混ぜます。

4.カップなどの器に入れて、粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やします。

5.プルプルに固まったら出来上がりです。

※ゼリーを与えるときは必ず離乳食の進み具合によって硬さと大きさを調節しましょう。

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

続いて、カミカミ期(生後9~11カ月)におすすめのレシピです。

カミカミ期に入ると食べられるものも増えて、赤ちゃんも食事が楽しくなる頃でしょう。

手軽に購入できて利用しやすいトマトジュースなら、料理の幅も広がりますね。

トマト風味のコロコロジューシーパン

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<材料>

  • 食パン 6枚切りを1枚
  • トマトジュース 大さじ2
  • 牛乳 大さじ1
  • オリーブオイル 少々

<作り方>

1.食パンの耳を切り落とし、食べやすい大きさに切ります。

2.バットにトマトジュースと牛乳を混ぜたものをいれて、食パンをいれ、染み渡らせます。

3.フライパンに薄くオリーブオイルをひき、両面をこんがりと焼けば出来上がりです。

ストックにも◎栄養たっぷりトマトソース

<材料>

  • 無添加無塩のトマトジュース 160ml
  • 水 100ml
  • 鶏ひき肉 60g
  • 水煮シーチキン 一缶
  • 玉ねぎ 1玉
  • 人参 2分の1本
  • オリーブオイル 大さじ1

<作り方>

1.玉ねぎと人参は細かくみじん切りにして、電子レンジで軟らかくなるまで温めます。

2.シーチキンは水気をきり、一度熱湯をかけて油抜きしておきます。

3.鍋にすべての材料を入れて、弱火で煮込みます。

4.水分が飛んで来たら、オリーブオイルをいれてひと回しして、火を止めます。

5.冷凍ストックして、魚やお肉、スパゲティのソースとして、そのままでも使うことができます。

赤ちゃん向けハヤシライス

<材料>

  • 合いびき肉 10g
  • じゃがいも 30g
  • 玉ねぎ 10g
  • 人参 10g
  • しめじ 10g
  • 無塩トマトジュース 50ml
  • ケチャップ 小さじ2分の1
  • 軟飯 適量
  • 無塩バター 適量

<作り方>

1.じゃがいもと人参は皮をむいてすりおろします。

2.しめじと玉ねぎはみじん切りにして、電子レンジで加熱します。

3.小鍋に無塩バターをひいて、合いびき肉を炒めます。

4.お肉の色が変わったら、じゃがいもと人参、しめじと玉ねぎをいれて軽く炒めます。

5.4にトマトジュースを入れて煮込みます。

6.トマトケチャップをいれて味を整えます。

7.軟飯にかけたら完成です。

簡単♪トマト味のパンケーキ

<材料>

  • ホットケーキミックス 200g
  • 無塩トマトジュース 150㏄
  • 無塩バター 少々

<作り方>

1.ホットケーキミックスをボウルにいれ、トマトジュースをいれて軽く混ぜます。

2.フライパンに無塩バターをひいて、一度濡れたふきんの上でジュ―っと冷まします。

3.また弱火に戻して、1の生地を流し込み、表面がふつふつしたらひっくり返します。

4.20秒ほどしたら、お皿に取り出し、手づかみしやすい大きさにカットしたら出来上がりです。

ポークビーンズ

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<材料>

  • 豚ひき肉 50g
  • 茹で大豆 100g
  • 玉ねぎ 2分の1個
  • 人参 3分の1本
  • じゃがいも 1個
  • しいたけ 2枚
  • トマトジュース 1カップ
  • サラダ油 大さじ1

<作り方>

1.玉ねぎ、人参、じゃがいもを1㎝角に切り、しいたけは5㎜角に切ります。

2.鍋にサラダ油を熱したら、豚ひき肉を炒めます。色が変わったら、野菜を入れてしんなりするまで炒めます。

3.トマトジュースと大豆をいれて、柔らかくなるまで煮ます。

4.すべての具材がやわらかくなったら、完成です。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

最後にパクパク期(1歳~1歳半)のおすすめレシピを紹介します。

子供がトマト嫌いにならないように、味のベースとして料理に加えても良いですね。

トマトベースの味に慣れてくれれば、大きくなってもトマトを使ったメニューを食べてくれるでしょう。

食べやすい!トマト炊き込みご飯

<材料>

  • 米 2合
  • 昆布と鰹節のだし汁 適量
  • 干ししいたけ 2個
  • 無塩トマトジュース 180ml
  • ツナ缶 1缶
  • 乾燥ひじき 5g
  • 玉ねぎ 4分の1個
  • 人参 5㎝厚を1枚
  • エリンギ 2本
  • 醤油と味噌 小さじ2ずつ

<作り方>

1.干ししいたけを水につけて戻し、戻し汁とだし汁を合わせておきます。

2.ひじきも戻して、みじん切りにします。

3.ツナは熱湯をかけて油抜きをしておき、野菜は1㎝角に切りましょう。

4.お米を洗ってザルにいれ、水気をきり、炊飯器にいれます。

5.炊飯器にトマトジュースを入れ、醤油と味噌をいれます。

6.2合の目盛りにあうように、1をつぎたしていきます。

7.具材を上に全て乗せたら、炊き込みご飯のスイッチをいれて、出来上がりです。

ミートソースパスタ

<材料>

  • パスタ 50g
  • 豚ひき肉 100g
  • 玉ねぎ 2分の1個
  • トマトジュース 190㏄
  • 水50㏄

<作り方>

1.小鍋に油はひかずに豚ひき肉をいれて、弱火で炒めます。

2.お肉の色が変わってきたら、みじん切りにした玉ねぎをいれて炒めます。

3.トマトジュースをいれて、10分煮ます。

4.パスタをぽきぽき折りながら、鍋に入れていき、さらに10分ほど煮ます。

5.途中で水分が飛んで来たら、水で調節してください。

6.パスタがやわらかくなったら、完成です。

トマトリゾット

<材料>

  • 無塩トマトジュース 200㏄
  • 玉ねぎ 4分の1個
  • 人参 4分の1個
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1.5
  • ミックスチーズ ひとつまみ
  • 粉チーズ 適量
  • 飾り用の茹で枝豆 5つ
  • ご飯 1杯分
  • オリーブオイル 小さじ1

<作り方>

1.玉ねぎと人参をみじん切りにします。

2.フライパンにオリーブオイルをひき、1の野菜をしんなりするまで炒めます。

3.トマトジュース100㏄と鶏ガラスープの素をいれて、軽く煮ていきます。

4.フライパンにご飯をいれて、残りのトマトジュースをいれた後に軽く混ぜて、チーズを上に乗せます。

5.蓋をして、中火で2分ほど煮ていきます。

6.蓋をとり、かき混ぜて、お皿にうつし、粉チーズをふり、枝豆で色どりをそえたら完成です。

まとめ

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トマトジュースひとつ離乳食に取り入れるだけで、メニューの幅がグンと広がり、イタリアンや中華なども楽しめるようになります。

たくさんの量を食べさせたり、塩分が入っているトマトジュースはあまりおすすめできませんが、無塩のものが手に入らない時には、水で薄めるなどの調理法で工夫してみてください。

またトマト缶は発がん物質が含まれているという噂がありますが、実際のところは体への影響はないと報告されています。

しかしまだまだ安心できる見解に至っていないことから、心配な人は控えた方がいいでしょう。

市販で購入する際には無塩のトマトジュース(ペットボトル)もしくは、紙パックのカットトマトをすりつぶして使用すると良いですよ。

トマトから離乳食を作るときには、湯剥きや種抜きが大変な作業になります。

トマトジュースはそれらが必要なくとても簡単で便利なので、離乳食の手助けになるはずです♪