甫を使った名前32選~甫の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「甫」という漢字について

字画数:7画
音読み:ホ・フ
訓読み:はじ(め)・はじ(める)
主な名乗り:とし・のり・まさ・み・もと・よし

「甫」の意味や由来や成り立ちと特徴

「甫」という漢字は、田畑の象形と、そこに植えた草の芽の象形からできました。

田畑に苗を植えるという意味があります。

田畑は広いというところから、「広い」「大きい」という意味や、田畑一面に苗を植えるというところから「多い」。

きれいに生えそった苗の様子から「美しい」という意味もあります。

また、田畑に植えられた苗は、これから成長していきます。

そのため、「はじまり」「はじめ」という意味でも使われています。

「衆甫」という熟語もあり、「物事の始まり」という意味で使われています。

他には、かつて中国では元服した男性の字(あざな)に添えられる語、成人男性の敬称としても使われていました。

「尼甫」がその例えで、尼甫とは孔子のことです。

「甫」という漢字を名付けに使うときに込められる思い

「甫」という漢字は、「広い」「大きい」「美しい」「はじまり」という意味があります。

そのため「甫」という漢字を名付けに使うときには、

「心の広い子になるように」
「スケールの大きな子になるように」
「大成するように」
「所作の美しい子になるように」
「心のきれいな子になるように」
「率先して物事を行うリーダーシップの取れる子になるように」

という思いを込められます。

「甫」という漢字から受ける印象

「甫」という漢字は常用漢字ではありません。

そのため、普段の生活ではあまり見かけることはないでしょう。

「甫」という字が使われる熟語もほとんどありません。

「甫」は「父」と発音が似ていることから、かつて中国では元服した男性の敬称として使われていました。

そのため、中国では、男の子の名付けに使われる定番の漢字なのだそうです。

日本では、そのようなことはないので、男の子の名付けにも女の子の名付けにも使われています。

普段あまり目にしない漢字で、知名度が低いせいか、名付けの例はそれほど多くありませんが、「ほ」「ふ」「み」という柔らかい響きの読み方をするため、女の子の名付けに使いやすそうです。

「みほ」「かほ」「ちほ」など、女の子の定番の名前も、「甫」という漢字を使うことで、目新しさがあり、新鮮な印象に変わります。

周りの子と被らない特別感のある名前にしたいという人にはおすすめです。

漢字の持つ意味も「美しい」「広い」「はじまり」など、前向きで、明るいので、名付けに向いていると思います。

「甫」という漢字は、読み方のとても多い字です。

名付けに使うときには「ほ」「ふ」「はじめ」「とし」「のり」「まさ」「み」「もと」「よし」と読ませることができます。

これだけ複数の読み方ができるので、この漢字を使った名付けの候補もたくさん考えられそうです。

「ほ」という響きには、安らぎとホッとするような癒しを感じます。

「ふ」という響きには、ふんわりと優しく柔らかい印象を感じます。

「はじめ」という響きには、気風がよく、潔さと華のある感じがします。

「とし」という響きには、包容力があるしっかり者というイメージがあります。

「のり」という響きには、のどかで、優しくどこか懐かしい印象を受けます。

「まさ」という響きには、面倒見が良く、明るくて満ち足りているという印象を受けます。

「み」という響きには、フレッシュで、はつらつとした元気さと、かわいらしさがあります。

「よし」という響きには、懐が深く、しっかりと受け止めてくれるような安心感があります。

「甫」を使った熟語

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甫田(ほだ)

広く大きいこと。

衆甫(しゅうほ)

物事の始まり。

杜甫(とほ)

中国の詩人。

李白と共に唐代の代表的な詩人とされている。

その功績から後に、詩聖と称されるようになった。

「甫」の説明の仕方

電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「彦」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇愛甫といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あいほさんですね。「あいほ」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、甫の部分の説明の仕方としては、

・A「ほは、甫田の甫です。」
・A「ほは、浦島太郎の浦という感じの氵をなくした字です。」
・A「ほは、中国の詩人も杜甫の甫です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「甫」を使った名前の有名人・芸能人

石井 甫佳
田中 美甫

「甫」を使った名付け候補

愛甫(あいほ)
晶甫(あきほ)
亜美甫(あみほ)
綾甫(あやほ)
愛甫(いとほ)
恵甫(えふ)
奏甫(かなみ)
加甫(かほ)
花甫梨(かほり)
咲甫(さきほ)
沙甫(さほ)
詩甫(しほ)
志甫莉(しほり)
芹甫(せりほ)
知甫(ちほ)
甫愛(としあ)
甫花(としか)
甫乃(としの)
甫禾(のりか)
甫宇(ふう)
甫吹(ふぶき)
甫美(ふみ)
甫乃華(ほのか)
甫奈(まさな)
茉甫(まほ)
美寿甫(みずほ)
美甫(みとし)
美甫(みほ)
実甫(みよし)
甫歌(もとか)
梨甫(りほ)
莉甫奈(りほな)

まとめ

「広い」「大きい」「美しい」という意味を持つ「甫」という漢字をご紹介しました。

「甫」という感じが持つ明るくポジティブな意味を名付けという形で託すことができますね。