初産の陣痛の平均は何時間?始まり方や病院へ行くタイミング

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出産が近づいてくると陣痛がどんなものなのか、始まるタイミングなど気になりますね。

特に陣痛は鼻からスイカを出すくらいの痛みとか、男性なら死んでしまう痛みと例えられるので、想像できない痛みへの恐怖もあると思います。

ここでは初産の陣痛の平均時間や前兆をご紹介します。

初産の陣痛は平均10〜15時間

初産の場合、陣痛の平均時間は10〜15時間です。

経産婦の場合は平均6〜8時間なので初産は長くかかる人が多いようです。

しかしあくまでもこれは平均であって、初産でも数時間で生まれる人もいれば経産婦で24時間以上かかる人もいます。

ちなみにこの時間は陣痛間隔が10分になってからの時間です。

それより長い時の痛みは陣痛時間に入りません。実際痛みを感じる時間はもっと長いということです。

この10〜15時間という陣痛時間はそれぞれの持つ意味から分娩第1期、第2期、第3期と3つに分けられます。

第1期は子宮口が10cmになるまでの間です。

陣痛の中で1番時間がかかるところで初産の場合には子宮口が全開になるまでに平均で8時間〜13時間かかります。

第1期の中でも子宮口の開き具合で陣痛の間隔や痛みが違います。

まず準備期で、子宮口が0〜3cm程度開く頃です。

10分間隔で30〜40秒お腹が張るような感じで下腹部が痛みます。

腰が重いと感じることもあります。

次に開口期で、子宮口は4〜7cm開く頃です。

陣痛は3〜5分間隔で40秒〜60秒お腹が張ります。

痛みが増し、いきみ逃しや呼吸法が必要になるころです。

そして極期が来ます。

子宮口は8〜10cm開く頃です。

陣痛は1〜2分間隔で40〜60秒お腹が張ります。

下半身全体が激しく痛みます。

子宮口が10cm開いたら分娩第2期に入ります。

赤ちゃんが降りてくる時です。

痛みが最も激しい時間で、陣痛は1〜2分間隔で60秒ほど続きます。

初産の場合には1〜2時間ほどかかります。

第3期は赤ちゃんが生まれ胎盤が出るまでの時間です。

初産の場合15分〜30分程度かかります。

この時はほとんどお腹は張りません。

それまでの激しい痛みから解放されるため張りを感じない人もいます。

陣痛の始まり方は?

陣痛はほとんどの場合突然始まるものではありません。

出産が近づくと前兆が現れる場合がほとんどです。

出産はとても個人差があるので前兆も人によって違います。

前駆陣痛

出産が近づくとほとんどの人が感じます。

陣痛のように定期的にお腹が張ることもあります。

間隔は10分おきの場合もあれば15分おき、30分おきということもあります。

定期的にお腹が張るので「陣痛?」と思い間隔を測る人もいるでしょう。

しかし、前駆陣痛の場合は間隔が安定せず、お腹が張ったときの痛みも耐えられないほどではありません。

前駆陣痛からそのまま本陣痛に繋がる人もいれば、痛みが治まってしまう人もいます。

おしるし

赤ちゃんを包んでいる卵膜が破けておりものと血が混じったようなものが排出されます。

おしるしにも個人差があり、色はピンク〜茶色。

量は少し下着に付いただけという人もいれば生理のように出る人もいます。

おしるしから陣痛が来るまでの時間は、おしるしがあってすぐにという人もいれば1週間後という人もいます。

破水

破水はバシャっと出る場合もあれば、歩いたり、立ち上がった時にチョロチョロっと出るだけの場合もあります。

どちらにしても破水をしたら赤ちゃんを保護する機能が失われ、感染症になるリスクがあるためすぐに病院に行かなくてはいけません。

破水が起こると続いて陣痛が起こることがほとんどなのですが、陣痛が来ない場合には促進剤を使って陣痛を起こすようになります。

病院へ行くタイミング

初産の場合、病院へ行くタイミングは陣痛の間隔が5分〜10分になってからです。

あまり早く行ってしまうとまだ時間がかかると家に帰らされることもあります。

ですが、遅くなり過ぎると痛みが強すぎて歩くことも難しくなってしまいます。

急激に陣痛が強くなることもあります。

入院グッズは臨月に入る前に用意して、手の届くところに置いていきましょう。

また陣痛が始まると産院が近くても歩いて行くことや自分で車を運転することは難しいです。

誰かいてくれる時なら車で送ってもらえますが、陣痛はいつ来るかわかりません。

陣痛タクシーなど一人の時でも産院へ行けるように準備しておきましょう。

ちなみに私が初産の時には産院までが車で10分と近かったため「5分間隔になったら連絡をして」と言われていました。

前兆は出産した5日前からおしるしと前駆陣痛です。

前駆陣痛は出産の2日前から10〜30分間隔で治ることはなかったので、夜もなかなか眠れず長い前駆陣痛が辛かったのを覚えています。

私の経験では陣痛が5分を切ってからは耐えられないほどの痛みで、吐き気も強く歩くことは困難でした。

自分で動くことができる10分間隔ぐらいの時に病院に向かった方が良いと思いました。

陣痛の痛みは、これまで経験したことがないほど激しいものでした。

骨盤を粉々に砕かれるような感じです。

すごく苦しくて辛いのですが、赤ちゃんが生まれた瞬間にその痛みはなくなります。

そして不思議なことに赤ちゃんの顔を見ると痛かったことも忘れてしまうんですよね。

まとめ

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陣痛は人によって始まりも痛みの強さも時間も全く違います。

予定日が近付いてきたらいつ陣痛が来ても対応できるように事前にしっかりと準備をしておきたいですね。