伎を使った名前27選~伎の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「伎」という漢字について

字画数:6画
音読み:キ・ギ
訓読み:わざ
主な名乗り:くれ・し・たくみ

「伎」の意味や由来や成り立ちと特徴

「伎」という漢字は、人を横から見たときの象形と、枝を手に持っている象形からできました。

枝を持って演じているように見えるところから、わざ、技術、腕前、演技、芸者などの意味を持ちます。

人の持つ能力やわざという意味では「伎能」「伎巧」という熟語がありますが、現在では「技能」「技巧」と書くのが一般的です。

また、演技や舞踊に優れたひとという意味もあり、「伎楽」などがその例です。

最近は「伎楽」よりも「歌舞伎」の「伎」というイメージの方が強いかもしれませんが、「かぶき」というのは実は古語の「かぶく」から由来している言葉で、「歌舞伎」というのは当て字なのだそうです。

「伎」という漢字を名付けに使う時時に込められる思い

「伎」という漢字には、わざ、技術、腕前、演技、芸者などの意味があります。

また歌舞伎の伎に使われていることから、名付けに「伎」という漢字を使う時には、

「華やかな人生を送れるように」
「秀でた能力がある子であるように」
「才能に恵まれるように」
「所作の美しい子になるように」
「礼儀正しい子になるように」

などの思いを込められます。

「伎」という漢字は名付けでは、「き」「ぎ」「くれ」「し」「たくみ」という読み方ができます。

読み方の種類が多いので、名付けの候補もたくさんあげることができますね。

「き」という響きには、クールで知性派、生命力に溢れる印象を受けます。

「ぎ」という響きには、ゴージャスで強さと迫力を感じます。

「くれ」という響きには、新しさと神秘的で小悪魔的な魅力を感じます。

「し」という響きには、涼しげで華やかなまぶしい光を感じさせます。

「たくみ」という響きには、誇り高く、タフでがんばり屋さんという印象を受けます。

「伎」を使うことで聞き慣れた名前も新鮮に感じさせる

「伎」という漢字は日常生活ではあまり見かけることがありません。

そのため、この字を使った名前は新鮮さを感じさせます。

女の子の名前で「き」という響きに当てられる漢字といえば「季」「希」「紀」などをよく見かけます。

例えば、女の子の名付けに人気のある「あき」「さき」「みき」などの名前も、「愛伎」「紗伎」「美伎」とすると新鮮さを感じることができます。

スッキリとした見た目も好感が持てますね。

「き」という響きは初めの字にも止めも時にも使うことができるので、名付けの候補もたくさんあげることができそうです。

画数が6画と少なめなので、組み合わせる字とのバランスも取りやすそうです。

和風の名前にも洋風の名前にもできる「伎」

最近は、古風で和を感じさせる名前に人気が復活してきています。

それと同時に将来海外でも活躍できるようにと海外で通じる響きで名付けをしたいという人もいます。

「伎」という響きはそのどちらにも対応できる字です。

例えば古風な名前にしたいのなら「伎乃(しの)」「伎奈子(しなこ)」はしっとりとした和の雰囲気を感じさせる名前です。

一方「伎亜(くれあ)」「伎葉(くれは)」は海外でも通用するような洋風の名前です。

洋風の名前に漢字を当てると当て字やぶった切りなどになってしまうこともありますが、「伎」という漢字にはちゃんとした読み方で「くれ」というものがあるので当て字にはなりません。

字面からは落ち着きがあり、キラキラと軽い印象にならないのもよいところです。

「伎」を使った熟語

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伎楽(ぎがく)

笛や鼓を使って行う日本古来の芸能のこと。

伎倆 (ぎりょう)

優れた腕前。

優れた能力を持つこと。

橦末之伎(とうまつのぎ)

橦末は、竿の先端のこと。

伎は、曲芸のこと。

竿の先端で曲芸を行うということから簡単なことを例える時に使われる。

「伎」の説明の仕方

電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「伎」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇愛伎といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あきさんですね。「あき」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、伎の部分の説明の仕方としては、

・A「きは、歌舞伎の伎です。」
・A「きは、人偏に支えるという字です。」
・A「きは、伎楽の伎です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「伎」を使った名前の有名人・芸能人

木村 多伎子さん
坂寄 奈津伎さん
幹 佐伎子さん

「伎」を使った名付け候補

愛伎(あき)
衣津伎(いつき)
伎衣(きい)
伎恩(きおん)
伎奈(きな)
伎輝(きき)
伎恋(きこ)
伎咲(きさき)
伎亜(くれあ)
伎葉(くれは)
紗伎(さき)
伎季(しき)
伎乃(しの)
伎奈子(しなこ)
伎(たくみ)
珠伎(たまき)
夏伎(なつき)
紡伎(つむぎ)
真伎(まき)
美伎(みき)
瑞伎(みずき)
未優伎(みゆき)
優伎(ゆうき)
由伎(ゆき)
柚伎(ゆずき)
李伎(りき)
瑠伎(るき)

まとめ

わざ、技術、演技など華やかで優れた才能を意味する「伎」という漢字をご紹介しました。

お子さまの名付けの参考にしていただけるとうれしいです。