之を使った名前23選~之の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「之」という漢字について

音読み シ
訓読み ゆく・これ・この・の

主な名乗り ひさ・ひで・ゆき・よし

画数 3角

「之」の意味や由来や成り立ちと特徴

名付けによく使われる漢字です。

「中之島」や「江之島」、「音楽之友社」のように「の」と読ませたり、中国の古典では「これ」と読ませたりします。

しかし、本来は、足跡の形からできた字で、「行く(ゆく)」と読みます。

男の子の名付けでこの字を使って「之(ゆき)」と読ませることが多いのはこのためです。

「之」という字には、「行く」「進む」「ある方向へ移動する」「一歩一歩まっすぐに歩みを進める」という積極的で前向きな意味があります。

部首は「てん・ちょぼ」です。

これは形から便宜上に分類されたもので、まとまった意味を表す部首ではありません。

名前を決める時に「之」という漢字を選ぶ理由

「之」という字は、足跡の形からできた字で「行く」「進む」という意味があります。

積極的で前向きで、内に秘めた強さをイメージさせます。

「健やかに成長してほしい」「困難なことがあっても自分の力で乗り越えて進んでほしい」というポジティブな思いを込めて名付けられます。

女の子の名付けに人気な「の」という読み方

女の子の名付けでは「之」という字は「の」と読ませることが多いです。

「の」という響きは、どこか懐かしい感じがして、優しく包み込むような柔らかい印象を受けます。

「之」という字に込める思い

「之」という字は男の子の名付けによく使われる文字です。

「博之」「隆之」などで「ゆき」と読ませます。

それは字の持つ、「行く」「進む」というどんなことがあっても力強く進んで行くという前向きなイメージが好まれるからです。

でも女の子でも、困難があっても自分の力で乗り越えられる強さがあって欲しいと思うでしょう。

「之」という字の良いところは「の」という読み方があるところです。

「の」という響きからは優しく包み込むような柔らかい印象を受けます。

優しさの中に、自分を信じて突き進んで行ける強さを持ち合わせた女の子になって欲しいいう思いを込めて名付けに使われます。

「之」という字は3画?4画?

「之」という字は、多くの辞書や名付けの書籍では3画とされています。

しかし、一部では4画とされているものもあります。

これには部首の考え方が関係しています。

名付けをするときには画数を見る人も多いでしょう。

どちらが正しいのかはっきりと知りたいという人もいますよね。

まず画数の数え方ですが、3画とする場合には部首を「てん」としています。

「之」という字を「′」と「フ」と「_」と書きます。

そして「′」を部首としているのです。
4画の場合には部首を「の・はらいぼう」としています。

「之」という字を「′」と「―」と「ノ」と「_」に分けて書きます。

そして「ノ」が部首になります。

時代とともに字が変化して中で、このような違いが生まれたとされています。

そのため、どちらが正しくて、どちらが間違っているということはありません。

姓名判断でも流派によって画数の考えた方は違います。

名付けをするときには、何冊も書籍を参考にする人もいるでしょう。

書籍によって、違いがあると迷ってしまいますが、自分が「これだ」と思える方を信じると良いでしょう。

「之」を使った熟語

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加之(しかのみならず)

副詞の「しか」、助詞の「のみ」、助動詞の「なり」の未然形、打ち消しの助動詞の「ず」が付いた言葉です。

「そればかりでなく」や「その上」という意味があります。

例文「食事をご馳走になり、加之、家まで送ってくれた。」

一以貫之(いちいかんし)

孔子の論語です。

論語では「いつもってこれを貫く」と読みます。

1つのことに信念を貫くこと。

一度決めたことは最後まで貫き通すこと。という意味です。

一簣之功(いっきのこう)

完成するまでの最後の一踏ん張りのこと。

最後の努力。

例文「今まで取り組んできた研究が、一簣之功で完成した。」

漁夫之利(ぎょふのり)

2者が争っている間に、関係のない第3者が苦労することなく利益を得ること。

例文「弟と妹が何のテレビを見るかで喧嘩していた。揉めている間、私が見たいテレビを見ることができた。まさに漁夫の利である。」

「之」の説明の仕方

電話でのやり取りのときに、あなたの名前がどの漢字を使っているか聞かれることがありますよね?

そういったシーンで「之」を説明する例を紹介します。

例えば、

A「名前は、〇〇愛之といいます。」

と伝えると、

B「〇〇あいのさんですね。「あいの」はどういった漢字を使いますか?」

と聞かれた場合、之の部分の説明の仕方としては、

・A「のは、ひらがなの「え」に似た感じです。」
・A「のは、「これ」という字です。」
・A「のは、香川晃之さんの「ゆき」です。」

などが挙げられます。

いくつかパターンを持っておくと、確実に相手に伝わりますよ!

「之」を使った名前の有名人・芸能人

梅崎 之梨子さん

「之」を使った名付け候補

愛之(あいの)
晶之(あきの)
彩之(あやの)
佳之(かの)
湖之香(このか)
詩之(しの)
千之(ちゆき)
乃之(のの)
雛之(ひなの)
楓之(ふうの)
穂之華(ほのか)
真之愛(まのあ)
実之里(みのり)
之奈(ゆきな)
之絵(ゆきえ)
柚之(ゆの)
之莉(ゆり)
梨之(りの)
香之里(かのり)
那之華(なのか)
野之華(ののか)
美之里(みのり)

まとめ

「之」という字は、「一歩一歩まっすぐに歩みを進める」という意味があります。

昔から男の子の名付けによく使われている字ですが、その漢字の持つ前向きな意味合いから女の子にも使われることもあります。

「之」という字は、先頭の文字にも、止めの文字にも使えます。

「の」という響きは女の子の名付けに人気です。

優しさの中に、芯のある強さを持った女性は、自分の責任をきちんと果たし、感情的にならず、誰からも慕われる存在になるでしょう。