赤ちゃんの離乳食の出汁はいつからOK?種類別に作り方と使える時期

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わが家の子供たちは、私が手作りする離乳食がマズいのか、離乳食後期に近づくと食べムラが多くなりました。

そんな時は少しだけ、出汁を加えると食欲が増すんです!

大人でも出汁の効いた料理って、同じ料理でも風味からまったく違うことに気づきませんか?

赤ちゃんも同じで、離乳食に出汁を使うことで、食欲がアップするんだと思います。

しかし離乳食に出汁を加える前に気になるのが、

・いつから使っても大丈夫なのか
・出汁の素材によって使える時期が異なるのか
・市販に頼らず手作りする方法

はじめての離乳食作りの時は、出汁の使い方に悩まされました。

今回は、離乳食の出汁はいつからスタートして大丈夫なのか。

素材別の出汁の作り方や使える時期について、私が離乳食作りで学んだ情報をお伝えします。

離乳食に野菜だしはいつからOK?簡単な作り方

食材の中でも野菜のほとんどは、アレルギーが出にくいといわれています。

基本的に、離乳食の初期から使用しても問題ありません。

しかし野菜だしの中でも、しいたけなど一部の食材は蕁麻疹や口の中が痒くなるなど、赤ちゃんによって反応してしまう子もいます。

離乳食でしいたけの出汁を使う時は、野菜をいろいろ混ぜた出汁を使うのではなく、1つの食材を食べさせて反応を見ながら離乳食を進めていくことをおすすめします。

離乳食におすすめ!野菜だしの簡単な作り方

【材料】

・アレルギー反応の少ない野菜を選ぶ

※キャベツやにんじん、玉ねぎ、かぶなど

・水(野菜がかぶるくらいの量)

【作り方】

1.鍋に野菜と水を入れる
2.中火で沸騰させ、その後弱火で15分ほど煮込む
3.野菜をこし器などで絞り、出汁を取る

野菜だしを作る時は、アクの少ない野菜を選ぶのがポイント!

大根や白菜など、水分や甘みの強い食材もおすすめです。

しいたけなどアレルギーが心配な野菜は、1種類ずつ出汁を取って、1口ずつ食べさせるようにしてください。

離乳食に魚介だしはいつからOK?簡単な作り方

離乳食に魚介だしを使う時は、アレルギー反応が低い昆布から使いましょう。

昆布だしなら離乳食初期からスタートしても問題ありません。

かつおぶしや煮干しなどの青魚、あさりなどの貝類は、離乳食が進み中期あたりから、1口ずつ与えて反応を見ながら使いましょう。

離乳食におすすめ!魚介だしの簡単な作り方

※昆布だしの作り方

【材料】

・昆布(1枚)
・水(1リットル)

【作り方】

1.昆布の表面についている汚れをキッチンペーパーなどで取る
2.鍋に水と昆布を入れて一晩、冷蔵庫内で放置
※30分間、水につけておいても出汁は作れます。
3.鍋を中火でにかけてアクを取る
4.沸騰する前に火を消す。昆布を取る

昆布だしに使用した昆布は、細かく刻んで調理できます。

離乳食には不向きですが、大人用の料理に使えるので、食材をムダなく使えますよ。

※その他の魚介だしの作り方

【材料】

・かつおぶしやあさりなど
・水(食材の5倍の量)

【作り方】

1.鍋に水と食材を入れ中火にかける
2.沸騰する直前に火を止めて食材を取り出す

かつおぶしやあさりなど出汁のよく出る魚介類は、マンネリ化する離乳食にアクセントがつけられるのでおすすめ!

ただし、貝類の出汁はしっかり砂抜きしてから使用しましょう。

食べムラが激しい赤ちゃんなど、離乳食がある程度進んでいる時に活用してみてください。

離乳食に牛・豚・鶏肉だしはいつからOK?簡単な作り方

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離乳食に肉類の出汁を使う時は、鶏→豚→牛肉の順番で食べ進めていきましょう。

鶏肉は離乳食中期あたりから、赤身は後期から、脂身の多い部分は完了期に使えます。

肉は出汁のほかに、肉を細かく刻んで離乳食として食べさせることもできます。

肉類にはビタミンや鉄分などのミネラルが豊富に含まれているので、旨味と一緒に栄養も離乳食で取り入れられますよ!

離乳食におすすめ!肉類だしの簡単な作り方

【材料】

・肉
・野菜(旨味がプラスされます)
・水(肉や野菜がかぶるくらい)

【作り方】

1.食材すべてを鍋に入れる
2.鍋を中火にかけて沸騰したら弱火へ
3.弱火で15分間煮込む。アクを取る

豚汁など作る時、味付けする前の出汁を使えば、大人用メニューと一緒に離乳食用メニューが簡単に作れます。

肉類は基本的に離乳食中期以降になるので、栄養の偏りが気になる時などにおすすめです。

離乳食に市販の出汁を使える時期はいつから?

離乳食に市販の出汁を使う場合、離乳食の完了期から使用するようにしましょう。

たとえば顆粒だしなどは、水に対して量を少なめにすると薄味になりますが、化学調味料などが入っている場合があります。

離乳食を食べている赤ちゃんは、胃腸などの内臓機能がまだ整っていないので化学調味料は負担がかかってしまう可能性があります

離乳食で市販の出汁を使いたい時は、離乳食初期から使える専用の出汁がおすすめです。

生後5ヶ月あたりから使える商品もあるので、こちらなら化学調味料などの心配なく離乳食が作れますよ。

離乳食のために出汁は冷凍保存しておくと便利!

離乳食が完了期に近いならあまり苦労しませんが、初期や中期など裏ごしなどが必要な時は、毎日作るのって本当に大変です。

わが家では離乳食を作る時は、多めに作ってすべて冷凍保存しています。

もちろん、出汁も同じく冷凍保存!

出汁の場合、それぞれ味が違うのでジップ袋に「昆布だし」など書いておくと便利です。

わが家では使いたい出汁を、ランダムで選んで食材と組み合わせて使っています。

こうすることで食材の味付けに困った時は、手軽に出汁が活用できるので、離乳食づくりが大変な時もストレスが溜まりません。

作った出汁を冷凍保存する時は、氷を作る製氷皿が便利。

マス目が細かい製氷皿だと、使いたい分だけの量を微調整できるのですが、凍った出汁を製氷皿から取り出す時に、なかなか取り出せないので注意してください!

わが家流!離乳食に出汁を使ったおすすめレシピ

わが家では手作りの冷凍出汁を使って、定番化してしまう離乳食のメニューをアレンジしています。

食べムラや離乳食づくりで困った時によく作っていた、出汁を使ったレシピをいくつかご紹介します。

出汁が染み込んなお麩スープ

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【材料】

・お好みの出汁
・お麩(1個~2個)

【作り方】

1.お麩を5mm幅のサイコロ状に刻む
2.冷凍だしを解凍する
3.出汁の中にお麩を入れる

お麩は出汁を思いっきり吸い込んでしまうので、スープはほとんど残りません。

出汁が染み込んだお麩を食べると、口の中がスープでいっぱいになり美味しいみたいで、いつもの離乳食より食べるペースが進みます。

出汁そうめん

【材料】

・お好みの出汁
・そうめん

【作り方】

1.冷凍出汁を解凍
2.そうめんをやわらかめに茹でる
3.そうめんを細かく切り出汁と混ぜる

離乳食にそうめんが大活躍だったわが家は、出汁そうめんにしたところ、いつもよりパクパク食べるようになりました。

そうめん自体にも出汁が効いてて、美味しいようです。

【保存用】万能あんかけ

【材料】

・お好みの出汁(70cc)
・片栗粉(小さじ1)

【作り方】

1.材料を鍋の中で混ぜ合わせる
2.鍋を中火にかけ木べらで混ぜ合わせる
3.沸騰する前に火を止める

※万能あんかけはお粥やそうめん・うどんなど、さまざまな料理と組み合わせて使えます。

冷凍保存が可能なので、簡単に離乳食を作りたい時におすすめです。

まとめ

今回は離乳食で出汁はいつから使えるのか、出汁を取る材料別で作り方や離乳食の進め方についてご紹介しました。

改めまして、出汁が離乳食に使える時期をまとめます。

野菜だし:離乳食初期~(※しいたけ出汁は離乳食中期~少量ずつ)
魚介だし:(昆布のみ)離乳食初期~(※あさりなどは離乳食中期~少量ずつ)
肉類だし:鶏→豚→牛肉の順番で離乳食中期~(※脂身は離乳食完了期~)
市販の出汁:赤ちゃん用は離乳食初期~(※味噌汁などに使う顆粒だしは離乳食完了期~)

出汁は、離乳食に食べムラがある時や味付けに困った時、大活躍します。

冷凍保存ができるので、出汁を多めに作っておくと便利ですよ。