父性とは?母性と違って芽生えるのが遅い!父性が足りないと子供はどうなる?

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よく「母性本能が働く」という言葉を聞きますが、『父性本能が働く』という言葉はあまり耳にしません。

母性という言葉があれば、当然ですが父性もあり、心理学や教育学ではよく知られている言葉。

どちらも意味合いは同じに見えますが、特徴や原理に違いがあるそうです。

今回は、父性とはどういった特徴があるのか、母性との違いや父性が芽生えるときについて、私の体験談を交えてご紹介します。

父性とは?特徴や原理について

父性という言葉をネットの辞書で調べてみると、「父親としての性質」と多くで紹介されています。

似たような言葉で“父性愛”があるのですが、こちらも「子に対する父としての自然な愛情」と伝えられています。

会話の中にあまり父性という言葉が出てきませんが、以下のような特徴があるのではないでしょうか。

・子供が生まれてしばらくしてから芽生える感情
・社会のことを子供に伝える
・子供を直接サポートするのではなく周囲のケアをする

父性と母性の違いは?

少しわかりにくいのですが、女性って妊娠した時から母親の自覚が芽生えていくので、出産する頃には母親としての気持ちが固まっています。

しかし、男性の場合、自分自身で妊娠していないことや普段は仕事で自宅に居る時間が少ないことから、父親としての自覚が薄い人が多いと思います。

実際、子供が生まれて深夜に赤ちゃんが泣いても、父親は気づかずに眠っていますが、母親ってちょっとした声で起きて赤ちゃんをあやしませんか?

女性がもともと持っている母性本能だと私は思っているのですが、父性は子供が生まれてから少しずつ芽生えていくので、子供に直接的な育児ができないのではないでしょうか。

父性が芽生えるのはいつ?

父性が芽生えると家庭は円満になると聞いたことありませんか?

世の中ではイクメンパパという言葉がブームになっており、父親が育児に積極的に参加する家庭が増えています。

父親が育児をする家庭の多くは、夫婦仲がよくて妻もあまり不満をいいません。

このイクメンパパに“なる・ならない”は、父性本能が芽生える時期で変わってくるのではと考えることが多くなりました。

というのも、私の体験談ですが一人目を出産したとき、私の夫は育児に非協力で仕事が休みの日は自分の趣味を優先して過ごしていたのです。

隣で赤ちゃんが泣いていても無視、うんちをしても汚いなどと言い訳をいいながら取ってくれません。

本当にあのときは、イライラが止まりませんでした。

しかし、二人目、三人目を出産した後は、見違えるほど夫の行動が変わったのです。

・泣いたら抱っこしてすぐあやしてくれる
・おしっこやうんちをしたら取り替える
・毎日一緒にお風呂に入る
・抱っこ紐をつけて外出する
・趣味より子供優先で休日過ごす
・私の体を考えて休ませてくれる
・たまに料理を作ってくれる

夫自慢になってしまいますが、本当に父性が芽生えているなと感じることが増えました。

夫に「最近変わったね」と伝えると、一人目のときは2歳あたりまでは自分の子供として強く感じられなかったそうです。

それもそれでどうかと思うのですが、どうやら夫だけではなく、周囲の旦那さんたちも同じ思いだったことがママ友を通じてわかりました。

父性は育児や子供とのスキンシップで芽生えやすくなる!

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わが家の夫や周囲の旦那さんを見ていると、父性が芽生えるのはある程度、育児経験が必要であることがわかりました。

つまり、父性を高めさせるためには、こういった方法が効果的ということです。

・おむつ交換や授乳などお願いする
・一緒に遊んでもらう
・毎日一回はスキンシップさせる
・夫が必要であることを伝える

父性は、子供のおむつ交換など直接的にサポートすることも大切ですが、妻が疲れたときの心身ケアや子供に社会人としての生き方を教えるのも“芽生え”のひとつだと感じました。

実は父性が芽生えているかも!見極めるポイントとは?

父性が芽生えるのは出産して、子供が少し成長してからと先ほどお伝えしましたが、もしかするとすでに父性が芽生えているかもしれません。

たとえば、

・子供のことについてネットで情報を収集よくする
・離乳食など食べさせてOKなものなど詳しい
・疲れたときのリラックス方法をよくアドバイスする
・子供の将来のことをよく話す
・子供のために働いて収入を増やそうとしている

育児に非協力と思っていた夫でも、上記のように目に見えないサポートをしている可能性があります。

性格によってポジティブ・ネガティブがあるように、すべての男性がわかりやすく父性を出しているとは限りません。

子供や妻のために陰ながらサポートするのも、父性が芽生えているポイントではないでしょうか。

父性が芽生えないと子供にどう影響する?

父性が芽生えるのは個人差がありますが、中にはまったく子供のことを考えず行動をする男性もいると思います。

最近は虐待など悲しいニュースが連日のように報道されていますが、これらも父性が芽生えなかったための行動ではないかと、よく考えることがあります。

父性が芽生えないと子供は、

・父親は一緒に遊んでくれない人
・いつも怒ってばかりで怖い人
・近寄りがたい人

など、悪い印象が高まる可能性があります。

とはいえ、父性が芽生えていない父親も、子供にとってパパであることは間違いありません。

一緒に遊んでくれない、自分のことを可愛がってくれないと思っていても、父であることに変わりないので、子供は相手をして欲しくて父親に近づく子が多いです。

父性が足りない家庭で育った子供に影響するのは、反抗期が始まる中学生以降など、大きく成長してからではないでしょうか。

まとめ

今回は、父性とはなにか、母性との違いや父性が足りないと子供にどう影響するのかについてお伝えしました。

母性と違って父性が芽生えるのは遅いといわれており、多くは育児や家庭を影からサポートすることで意識が高まるとされています。

妊娠中や産後すぐはどうしても父性が足りないと感じてしまうでしょう。

少しずつ父親としての自覚も芽生えていくと思いますので、ママも父性を芽生えさせるために、お手伝いのお願いなどしてみてはいかがでしょうか。