離乳食の10倍粥はレンジで簡単に!上手に作れるレシピと3つの吹きこぼれ対策

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赤ちゃんが大人の食事に興味を持ち始めたり、スプーンなどを近づけると口を開けたりし始めたら、離乳食スタートのサインです!

赤ちゃんに初めて食べさせてあげる離乳食といえば『10倍粥』ですよね。

大人が体調不良などのときに食べるお粥は『5倍粥』。

普段10倍粥を作る機会がなく、作り方すらわからないという人も多いと思います。

「10倍粥ってどうやって作ればいいのかわからない」

「赤ちゃんが食べる分だけ作るのは面倒」

「少量だけレンジで作れればいいのに」

私も娘の離乳食が始まったころに上記のようなことを感じていました。

レンジなら火加減の調節などをしなくてもいいので、失敗も少なそうですよね!

10倍粥をレンジで作れたらいいのに、と思っている人必見!

10倍粥はレンジで簡単に作ることができますよ!

・10倍粥をレンジで作る方法
・吹きこぼれを防ぐには3つの対策を試そう
・たくさん作って冷凍保存も可能
・赤ちゃんが10倍粥を食べない時の対策

など、10倍粥をレンジで作る方法を中心に、上手に作るポイントや吹きこぼれ防止に役立つ対策について紹介します!

10倍粥もレンジで作ることができれば、離乳食作りの負担もちょっとだけ軽くなりますね♪

ぜひ参考にしてみてください。

10倍粥って作るのが面倒!?

お粥というと、お米から土鍋などでコトコトと炊くというイメージがあり、ちょっと面倒そうですよね。

特に10倍粥は普段食べ慣れないということもあり、水とお米の分量やどのくらい炊いたらいいのかわからないという人も多いでしょう。

私もそのひとりでした。まずは基本の10倍粥の作り方から学びましょう。

10倍粥って何?

冒頭でも触れましたが、私たちに馴染みのあるお粥は

・5倍粥
・10分粥
・全粥

などと呼ばれています。

少し粒が残った状態でありながら、スッと簡単につぶれる硬さが特徴ですよね。

『5倍粥』という名前のとおり、

生米1:水5

の割合で炊き上げます。

『10倍粥』は、

生米1:水10

の割合で炊き上げたお粥ということになりますね。

生米の量に対して10倍の水で炊き上げたのが10倍粥です。

赤ちゃんに食べさせる場合、お米の粒が残らないように滑らかに仕上げてあげる必要があります。

10倍粥の基本の作り方

では10倍粥を生米から土鍋で炊く基本的な作り方を紹介します。

生米から炊いたお粥は消化が良く、甘みを強く感じられます。

赤ちゃんに初めて食べさせる10倍粥は、ぜひお米から炊いてみてくださいね!

<材料>

・生米・・・30g
・水・・・300ml

<作り方>

  1. 米を研ぎます。
  2. 土鍋に米と分量の水を入れ、30分~1時間ほど浸しておきます。
  3. 土鍋にフタをして、沸騰するまで強火で加熱します。
  4. 沸騰したらフタを取り、一度底からかき混ぜます。
  5. 再びフタをして、弱火で30分加熱します。
  6. 30分経ったら火を止め、フタをしたまま10分ほど蒸らしたら完成です。

なんで10倍粥じゃなきゃダメなの?

離乳食初期の主食は、ほとんどの育児書などで

『水分多めの10倍粥を与えましょう』

などと記載されていますよね。

「なんで10倍粥じゃなきゃダメなの?」

「普通のお粥じゃダメなの?」

と感じる人もいるかもしれませんね。

お粥ならどれも一緒のような気もします。

赤ちゃんは生まれてから離乳食を食べ始めるまで、ミルクやおっぱいなどの水分しか摂取していません。

・消化器官が未熟であること
・舌が前後にしか動かせず固形物がうまく飲み込めないこと

といったことがあるため、初めはトロトロの10倍粥が適しているというわけです。

10倍粥をレンジで作りたい!

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前の項目では土鍋を使った10倍粥の作り方を紹介しました。

焦げ付いたり水分が少なくなったりしないように、火加減を調整しなければいけないのがどうしても面倒に感じてしまいますよね。

・より手軽に!
・火加減の調整なし!
・少量でも作りやすい!

電子レンジを使えば、10倍粥ももっと手軽に作ることができますよ!

ここではレンジを使った10倍粥の作り方を詳しく紹介しますね。

お米から10倍粥をレンジで作ってみよう!

お米から作る場合は、加熱時間がちょっと長め。

加熱が終わったら少し味見をしてみて、芯が残っているようなら1分ずつ加熱を延長してみてくださいね。

水分が少なくなりすぎたら、お湯を足して加熱し直してください。

<材料(作りやすい分量)>

・生米・・・大さじ2杯
・水・・・100ml

<作り方>

  1. 米を研ぎます。
  2. 研いだ米はザルにあげて10分ほど水切りをしておきます。
  3. 耐熱容器に米と水を入れましょう。浸水時間は必要ありません。
  4. フタをせずに500Wで2分加熱します。
  5. 一度取り出しかき混ぜます。
  6. 再びレンジに入れ、200Wで12分加熱します。
  7. 加熱が終わったらフタをして10分ほど蒸らしたら完成です。

ご飯から10倍粥をレンジで作ればもっと手軽!

電子レンジを使えば、お米からでもずいぶん手軽に10倍粥を作ることができます。

「もっともっと手軽に作りたい!」

「今食べさせる分だけを作りたい!」

という人には、お米からでなく炊き上がったご飯から作ってみてはいかがでしょう。

<材料(作りやすい2パターン)>

・ご飯・・・小さじ1杯(大さじ1杯)
・水・・・大さじ2杯(大さじ6杯)

<作り方>

  1. 耐熱容器にご飯と水を入れます。
  2. フタをせずに500Wのレンジで1分~2分加熱します。
  3. レンジから取り出し、フタをして10分蒸らしたら完成です。

冷凍ご飯でもレンジで10倍粥は作れる?

「10倍粥を作り忘れた!冷凍ご飯しかない!」

そんなこともあるでしょう。

冷凍ご飯でもレンジを使ってお粥を作ることができるのでご安心を!

冷凍ご飯を使うと、裏ごしなどの必要がないのでとっても手軽に作ることができますよ。

「邪道!」と思うかもしれませんが、いざというときに試してみてくださいね!

<材料(作りやすい2パターン)>

・冷凍ご飯・・・小さじ1杯(大さじ1杯)
・水・・・大さじ2杯(大さじ6杯)

<作り方>

  1. 冷凍ご飯は凍ったままおろし器ですりおろします。
  2. 耐熱容器にすりおろしたご飯と水を入れ、ふんわりとラップをしましょう。
  3. 沸騰するまで500Wで1分~2分ほど加熱します。
  4. しっかり沸騰したことを確認したら、きっちりラップをして5分ほど蒸らしたら完成です。

レンジで10倍粥を作るならあったら便利な道具3選

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電子レンジを使うと、10倍粥も手軽に作ることができますね。

娘が離乳食を食べているときは、1週間分まとめて作っていました。

週の終わりになると「お粥が足りない!」なんてこともあり、そんな時はレンジが大活躍!

レンジで10倍粥を作るなら、これは持っておくと便利という3つの道具を紹介しますね。

  1. シリコンスチーマー
  2. ブレンダ―
  3. 裏ごし網

シリコンスチーマーでふっくらおいしく!

一時期話題になったシリコンスチーマー。

シリコンスチーマーの火付け役ともいえるのが『ルクエ』ですよね。

「買ったはいいけどあまり使っていない」という人は、ぜひ離乳食の10倍粥作りに活用してみてくださいね。

最近では100円ショップでもシリコン製の耐熱容器が販売されています。

大きめサイズから小さなサイズまでバリエーションが豊富なのも魅力です。

いわゆる『蒸し器』なので、ふっくらとおいしくお粥を焚くことができるのでおすすめです。

ただし、シリコン集が強いものもあるので、使用する前はにおいが取れるまで洗浄しましょう。

ブレンダ―があれば10倍粥をサッと滑らかに!

10倍粥を作ったはいいけれど、赤ちゃんに食べさせるときには滑らかにすりつぶしたり裏ごししたりする必要があります。

実はこの作業が一番面倒だったりしますよね。

私も初めて10倍粥を作った時に、お粥を作るよりもすりつぶしてから裏ごしをするという作業のほうに時間がかかってしまいました。

これを機に購入したのがハンドブレンダ―!

片手で使えて一瞬で滑らかになる便利グッズです。

離乳食初期のころはさらに裏ごしをする必要がありますが、月齢に合わせて粒を残すのも簡単でとっても便利ですよ。

少量なら裏ごし網が便利!

「お粥は作り置きをせずにその都度少量を作りたい!」

という人には、離乳食グッズの定番『裏ごし網』を用意しておきましょう。

手元でサッと裏ごしをすることができるので、食べさせたい分だけ作ることができますね。

我が家でも裏ごし網は大活躍しました。

果物の果汁を取ったり野菜をさらに滑らかにしたりするために重宝しました。

10倍粥をレンジで作るときの4つの失敗あるある!対策法を知りたい!

10倍粥を作るときに起こるのが

・お粥が吹きこぼれる
・あとの掃除が大変
・お粥の水分がなくなってベトベトに
・お粥が硬い

といった失敗ではないでしょうか。

私もレンジで10倍粥を作るのに慣れるまでは、この失敗を経験しました。

ここではこんな失敗を繰り返さない対策法を紹介します。

  1. 深めの耐熱容器を使う
  2. 数分ずつ繰り返し加熱する
  3. 水が足りない時は足す
  4. 必ず味見をする

深めの耐熱容器を使えば吹きこぼれにくい!

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レンジで10倍粥を作るときに必ずといっていいほど起こるのがお粥の吹きこぼれ。

目安の時間でセットして、ピーッと鳴って見てみたらお粥が吹きこぼれて大惨事に!

なんてことも珍しくありません。

もしかして浅い耐熱容器を使っていませんでしたか?

10倍粥はお米やご飯の量に対して水分が多くなります。

さらにごはんには粘りがあるため、加熱することで大きな泡が発生し吹きこぼれやすくなります。

これに浅い耐熱容器を使ってしまえば、すぐに吹きこぼれてしまうでしょう。

10倍粥を作るときには深めの耐熱容器を使うのが鉄則です!

加熱は2分以上せず細かく刻もう!

前の項目で紹介したお粥の作り方では、

・生米の場合・・・12分
・ご飯の場合・・・1分~2分
・冷凍ご飯の場合・・・1分~2分

と紹介しました。生米の場合はワット数が低いので初めのうちは吹きこぼれる心配はありません。

終盤は水分も少なくなってきているので、拭きこぼしたくないなら10分で一度様子を見ます。

その後30秒から1分ずつ加熱するといいでしょう。

ご飯や冷凍ご飯の場合も、あっという間に沸騰することが多いです。

1分でも吹きこぼれてしまうことも。

できれば30秒から1分ずつ加熱し、様子を見るのがおすすめです。

水分が足りなそうなら足してOK!

お米やご飯の水分量によっては、レシピの水では足りなくなってしまうこともあります。

途中でお粥の様子を見てみて、水分が足りなそうだと感じたら水やお湯を足してさらに加熱してください。

赤ちゃんに食べさせるお粥は柔らかすぎて悪いということはありません。

ふんわりと柔らかいお粥になるように水分量を調整してくださいね。

できたお粥は味見必須!

「10倍粥ってどろどろしてておいしくなさそう」

と思って味見をしていない人はいませんか?

確かにすりつぶして裏ごしした10倍粥はまるで糊のよう。

大人にとってはおいしいと感じにくいですよね。

すりつぶす前に、どのくらいの硬さになったか必ず味見をしてみてください。

赤ちゃんが食べなかった場合、硬くて食べにくいということもあります。

味見をしておけば、

「次はもう少し柔らかくしよう」

という判断をすることができますね。

10倍粥を作りすぎたら冷凍保存も可!レンジでの解凍時間は?

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生米やご飯の量から出来上がるお粥の量を想像するのって難しいですよね。

私も初めのころ、

「このご飯の量でどのくらいの10倍粥ができるんだろう」

と想像することができませんでした。

結果出来上がったお粥はかなりの量!

大人が食べるにはちょっと・・・と思っちゃいますよね。

そんな時は冷凍保存してしまいましょう!

1食ずつ小分けにして冷凍保存しよう

出来上がった10倍粥は、食べやすいように裏ごしなどをしておきます。

1食ずつに小分けにして冷凍することが基本です。

・製氷皿に1食ずつ小分けにする
・離乳食用の小さなタッパーを利用する
・ジップロックなどの保存袋に平らに入れ、1食ずつ筋を付けて冷凍する

冷凍方法はいろいろありますが、上記の3つが使いやすくおすすめです。

衛生面を考えたら、フタ付きの小さなタッパーを使って小分けにするのが理想。

意外と便利なのがジップロック!

薄くのばして筋を付けておけば、簡単にパキッと折って1食を取り出すことができます。

解凍も早く便利でしたよ。

解凍時間は500Wで30秒!

冷凍した10倍粥を食べさせるときは、自然解凍ではなくレンジ解凍が基本です。

自然解凍だと雑菌が繁殖する恐れがあるので、必ず凍ったままレンジで解凍してくださいね。

解凍時間は

『500Wで30秒』

たったこれだけ?と思うかもしれませんが、赤ちゃんの1食はとっても少量です。

私はいつもの感覚で600Wで1分加熱したら、お粥はドロドロベタベタ。

吹きこぼれてしまった量も結構ありました。

500Wで30秒加熱してみて「ぬるいな」と感じたら10秒ずつ様子を見ながら加熱してくださいね。

赤ちゃんが10倍粥を食べない!そんな時はどうしたらいい?

せっかく頑張って作った10倍粥も、赤ちゃんが食べてくれないとがっかりしてしまいますよね。

もし10倍粥を食べてくれない時にはどんなことをしたらいいのでしょう。

もっと滑らかにしてみよう!

今までミルクやおっぱいなどの液体しか口にしていなかった赤ちゃんが、ドロドロとはいえ固形物を食べるようになります。

初めのうちは舌を前後に動かして、お粥を口の奥へと送り飲み込みます。

この時に

・ざらつき
・べたつき
・飲み込みにくさ

などを感じると、お粥を食べてくれなくなることがあります。

そんな時は、

・もう一度裏ごしをしてみる
・水分量を増やしてみる

などの対策をして、より滑らかな舌触りになるようにしてみてくださいね。

お米から作ってみよう!

ご飯や冷凍ご飯から作ったお粥も、それなりにおいしく食べることができます。

しかし生米から作ったお粥は格別!

子どもの頃風邪をひくと、母がお粥を作ってくれることがありました。

ご飯から作ったお粥よりも生米から炊いたお粥のほうが甘みが強く、おいしく感じたことを覚えています。

赤ちゃんの味覚は敏感なので、ご飯や冷凍ご飯から作ったお粥を食べない場合は、一度生米からお粥を焚いてみてくださいね。

野菜などを混ぜ合わせてみよう!

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そもそもお粥の味が嫌いという赤ちゃんもいます。

初めての離乳食は重湯などを与えることが基本ですが、ある程度離乳食が進んだら野菜や魚などを混ぜてみてもいいかもしれません。

・にんじん
・かぼちゃ
・さつまいも
・しらす
・きなこ

など、赤ちゃんが好きな食材をプラスしてみてくださいね。

レンジで10倍粥が作れる!便利グッズ3選

最近ではレンジでお粥を作るための便利なグッズも販売されています。

ここではおすすめのグッズを3つ紹介しますので、気になるものがあったらぜひ使ってみてくださいね。

  1. リッチェル『電子レンジ用おかゆクッカー』
  2. Iwaki『おかゆこがま』
  3. アカチャンホンポ『お米からレンジdeおかゆ』

注目度NO.1!1食分を作るならコレ!

リッチェル『電子レンジ用おかゆクッカー』

Amazon|電子レンジ用おかゆクッカー

・ご飯から簡単に作れる
・加熱した容器のままつぶせる
・スプーンが計量器になる

深めの容器で泡受けがあるので、吹きこぼれにくいのが一番の魅力です。

出来上がったお粥をそのままつぶしてそのまま与えられるというのも人気の理由です。

見た目もキュート!炊飯器でも使える優れもの

Iwaki『おかゆこがま』

Amazon|おかゆこがま

・透明容器で中身が見える
・コロンとキュートなデザイン
・レンジでも炊飯器でも使える

何といっても魅力なのは、レンジだけでなく炊飯器でも使えるという点。

炊飯器に一緒にセットすれば、容器の中ではおかゆが完成します。

容器にメモリがついているので、軽量のしやすさも魅力!

お米からでもご飯からでもOK!ちょっと多めに作りたいならコレ!

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アカチャンホンポ『お米からレンジdeおかゆ』

Amazon|お米からレンジdeおかゆ

・お米からでもご飯からでもお粥が作れる
・1食分以上作れる
・容器の底にお粥がくっつきにくい

お米からでもご飯からでもレンジでお粥が作れるのが魅力です。

10倍粥、5倍粥だけでなく普通のご飯も0.5合まで炊くことができますよ。

まとめ

10倍粥が電子レンジでも簡単に作ることができると知って、ちょっとうれしい!と思っている人もいるかもしれませんね。

専用のグッズを使えば、計量も簡単なのでより手軽にお粥を作ることができます。

お粥は赤ちゃんが離乳食を食べているうちは作らなければいけません。

いかに簡単に作るかがカギになりますよね!

・お米でもご飯でもレンジから10倍粥は作れる
・吹きこぼれに注意!
・加熱時間は短めに
・味見必須!

レンジで10倍粥を作るのは、慣れるまで失敗が続くこともあります。

味見を繰り返すことで、ちょうどいい水の量や加熱時間がわかってきますよ。

電子レンジを上手に活用して、楽ちん離乳食作りにしましょうね!