永を使った名前25選~永の意味や由来と読み方を徹底解説!

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「永」という漢字について

音読み:エイ
訓読み:なが(い)
画数:五画

姓や名前に用いられる場合には、他にも読み方があります。

「え」「つね」「とう」「のぶ」「のり」「はるか」「ひさ」「ひら」「よし」などです。

「永」の意味や由来や成り立ちと特徴

漢字の由来は、「川の水が遠くまで流れて行く」。

成り立ちは、川の水が幾筋もの支流に分かれて流れて行く様子を表した象形。

特徴は、水という字。

水の真ん中の線を左に曲げている形から、本流と思われる川もまた支流であることを示しています。

長く長く流れゆく川。

そこから距離や時間が長く続くことを表す漢字になりました。

意味は、「長い」「遠い」「遥か」「久しい」「とこしえ」。

「永」と「長」の違い

「永」は、どちらかといえば物理的な距離よりも、時間の長さを意味した漢字になります。

精神的に感じる時間の長さ。

限りがわからない長さを表しています。

その意味では比喩的な漢字だと言えるでしょう。

「長命」「長寿」「長時間」なども含まれると考えられがちですが、命や時間には限りがあるので、こちらは「長い」を用いた方が適しています。

「永」を使った熟語

「永」は漢字の意味通り、「限りがわからない」或いは「限りがない」長さを表現した熟語が多く見受けられました。

やはり「長」の意味とは区別されているようです。

一部書き出してみます。

二字熟語・・・永遠、永久、永劫、永住、永承、永世、永代、永逝、永別、永眠
三字熟語・・・永安法、永久影、永続性、永世禄
四字熟語・・・永遠回帰、永久機関、永久凍土、永劫回帰、

永がつく熟語の中には、精神的に感じる時間だけではなく、代々子孫に家を、弟子に技法を伝えてゆく意味も含まれていました。

また逆に、死による永遠の別れを意味するものもありました。

そして、始めと終わりがなく永遠に続くことを表す熟語も見受けらえました。

それ以外は表現や格言や口語が多いようです。

「永」の説明の仕方

口頭で名前を伝える際、どういった漢字を書くのか聞かれる時があります。

例えば、あなたの名前が「永子(えいこ)」だとします。

その場合、「永」をどのように説明すればよいのでしょうか。

ここで例を挙げてみます。

・「えいこのえいは、永久の永です」
・「えいこのえいは、永遠の永です」

これは簡単ですね。

この二例を伝えると、大抵の人はわかってくれます。

「永」を使った名前の有名人・芸能人

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標 永久さん(しめぎ えのく・俳優)
矢沢 永吉さん(やざわ えいきち・ロックミュージシャン)
荒勢 永英さん(あらせ ながひで・昭和の大相撲力士)
佐藤 永典さん(さとう ひさのり・俳優)
黒木 永子さん(くろき えいこ・元グラビアアイドル、女優)
千賀 健永さん(せんが けんと・歌手、俳優、タレント)
庄司 永健さん(しょうじ えいけん・昭和から平成の映画俳優)
菅原 永二さん(すがわら えいじ・俳優)
森迫 永衣さん(もりさこ えい・女優)
大蔵 永常さん(おおくら ながつね・江戸時代の三大農学者のひとり)
フランク永井さん(ふらんくながい・昭和の歌手、ムード歌謡のジャンルを切り開いた)
藤田 宜永さん(ふじわら よしなが・小説家)
狩野 永徳さん(かの えいとく・安土桃山時代の画家、織田信長と豊臣秀吉に仕えた)
横田 永之助さん(よこた えいのすけ・明治から昭和の実業家、映画製作者)
喜多山 永隆さん(きたやま ながたか・江戸時代後期から明治の国学者)
広瀬 永太郎さん(ひろせ えいたろう・明治期の新聞経営者、現代的な新聞の先駆者)
佐々木 永春さん(ささき ながはる・戦国時代の遣明使)
山越 永太郎さん(やまごし えいたろう・明治時代の治水家)
九如館 鈍永さん(きゅうじょかん どんえい・江戸時代中期の狂歌師)
磯 永吉さん(いそ えいきち・農学者、作物育種学舎)

「永」は長寿と幸せが永く続くようにと名付けに使われる漢字

古来より「永」は、子供の長寿と幸せな一生を願って親が用いた漢字でした。

「えい」には他にも「栄」や「英」などの家が栄える意や聡明さの意を含んだ漢字もありますが、あえて「永」を名付けに使ったのは健康と末永く続く幸せを望んだからでしょう。

優しい親の愛情が感じられますね。

「永」を使った名付け候補

永奈子(ななこ)
永(はるか)
永香(のりか)
珠永(たまえ)
永李(ひらり)
永花(えいか)
永子(とうこ)
香奈永(かなえ)
永魅(えみ)
惺永(せな)
永和(とわ)
愛永(まなえ)
智花永(ちかな)
愛香永(あかな)
永々花(ななか)
永実(つねみ)
史永(みえ)
多永子(たえこ)
紗永美(さえみ)
美永(みのり)
胡永(このり)
永瑠(えいる)
有永(すみえ)
春永(はるえ)
永真(えま)

まとめ

「永」には良い意味が含まれていますが、最近では名前を見た時の可愛さを重視する親が増えています。

男の子にも女の子にも人気が高い漢字です。

「永」の形の良さは、どの漢字と組み合わせても違和感を与えません。

また読みも使い勝手がよく、声に出した時の響きも悪くはありません。

男の子はカッコよく、女の子は可愛らしく。

いろんな文字を組み合わせて名付けを考えると、子供への愛情がより深まると思います。

もし上に兄弟がいるのなら、生まれてくる下の子供の名前を一緒に考えると楽しいですね。