妊娠超初期の足の付け根の痛みはいつから?どこにでる?原因と4つの対策

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自分でもまだ妊娠に気づく前の妊娠超初期に、足の付け根辺りにチクチクと痛みを感じる人がいます。

いつもとは違った症状に最初は何だろうと不安になる人も多いでしょう。

妊娠超初期であっても、女性の身体は大きく変化しています。

足の付け根の痛みもれっきとした妊娠超初期症状のひとつ。

では、なぜ足の付け根が痛むのでしょうか。

そこで今回は、妊娠超初期の足の付け根の痛みの原因や対策を紹介します。

今回のポイントは下記の4つです。

  • 足の付け根の痛みはいつ頃から出るの?
  • 妊娠超初期に足の付け根が痛む原因とは
  • どの部分がどのように痛むの?
  • 足の付け根の痛みを改善する4つの対策

お腹も大きくなっていないのに足の付け根が痛くなるなんて不思議ですよね。

自分でも妊娠に気づく前なので、妊娠中に気をつけたい薬や湿布薬をつけてしまう恐れも。

そうならないためにも、これから妊娠を望まれる方や妊娠の可能性のある方は、

事前に理解しておくと安心ですよね。

足の付け根の痛みはいつから出てくるの?

足の付け根が痛む症状は、お腹の赤ちゃんが大きくなった妊娠後期や臨月に多いマイナートラブル。

しかし、妊娠超初期の早い時期から痛み出す人もいます。

妊娠超初期とは、妊娠0週から4週頃までの期間のこと。

妊娠する前の最終生理の開始日から0週0日とカウントします。

そして、排卵し卵子と精子が結びついて受精卵となり子宮内膜で着床し、妊娠3週頃にようやく妊娠が成立。

すると、女性ホルモンの分泌が活発化し、足の付け根の痛みやさまざまなマイナートラブルを引き起こすのです。

妊娠超初期に足の付け根が痛むのはどんな人に多い?

では、どんな人が妊娠超初期から足の付け根が痛み出すのでしょうか。

骨盤に大きな歪みのある人や腰痛持ちの人は、早めに痛みを感じるようです。

足の付け根付近には、骨盤や腰があります。

妊娠し分泌される女性ホルモンは、骨盤まわりの関節や靭帯を緩める働きがあるため足の付け根も痛くなるようです。

関連記事⇒これって妊娠?妊娠超初期症状14の特徴と現役マタママ体験談

妊娠超初期に足の付け根が痛む原因とは

妊娠超初期に足の付け根が痛むのは、妊娠したことにより分泌される2つの女性ホルモンが原因とされています。

① プロゲステロン

プロゲステロンは、受精卵が子宮内に着床した頃に多く分泌を始める女性ホルモンです。

妊娠を継続するためには欠かせないホルモンで、お腹の赤ちゃんを守るために子宮の筋肉や骨盤の関節を緩める働きがあります。

この緩みが骨盤まわりに影響し、足の付け根にも痛みを発するようになるのです。

② リラキシン

リラキシンとは、プロゲステロンと同様に妊娠をすると分泌される女性ホルモン。

分娩時に赤ちゃんは狭い産道を通って生まれてきます。

リラキシンには、赤ちゃんが上手に産道から抜け出せるように子宮の靭帯を緩める作用があるのです。

子宮には、右と左に「円靭帯」が1本ずつあります。

赤ちゃんが成長しお腹が大きくなるにつれて靭帯が引き伸ばされることにより、足の付け根に痛みを感じる場合があります。

妊娠初期というよりは、お腹が大きくなり始める後期から臨月にかけてトラブルが起きやすいのですが、なかには妊娠超初期から痛みを感じる人もいるようです。

どの部分がどのように痛むの?

妊娠により、子宮の筋肉や靭帯、骨盤の関節が緩みます。

「うつ伏せになると違和感がある」

「股関節が痛い」

「おしりの付け根が痛い」

このように足の付け根だけでなく、子宮や骨盤の付近にも痛みを感じる場合があります。

具体的にどの部分がどのように痛むのかを下記にまとめました。

自分の症状と比べて参考にしてみて下さいね。

妊娠超初期に起こる足の付け根の症状

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  • 足の付け根がチクチク、ズキズキと痛む
  • 足の付け根が引っ張られるような痛み
  • 足の付け根の片方だけ又は両方が痛む
  • お尻や腰が痛い
  • 股関節や恥骨が痛い

足の付け根に痛みを感じる人は多いですが、

周辺の腰やお尻、股関節、恥骨まで痛みが出る人もいるようです。

痛みの感じ方も人によってさまざまで、筋肉痛や関節痛のような痛みを覚えることも。

関連記事⇒妊娠超初期は筋肉痛になりやすい?おしりやお腹の筋肉痛の原因と5つの対処法

足の付け根の痛みを改善する4つの対策

妊娠超初期から足の付け根に痛みを感じ始めると、いつまでこの痛みが続くのかと不安になってしまいますよね。

お腹が大きくなると赤ちゃんの頭に押され、更に痛みが強くなる場合も。

残念ながら、妊娠中しばらくの間は痛みと戦うこととなりそうです。

とはいえ、10ヶ月もの間ずっと痛みに耐えるなんて辛いですし、他のマイナートラブルにも悩まされる可能性も考えられます。

痛みを上手に乗り越えて快適なマタニティライフを送れるよう4つの改善策を紹介するので、是非試してみて下さいね。

① 骨盤ベルト

妊娠すると出産に向けて骨盤が開き始めます。

骨盤が緩み始めると足の付け根に痛みが出やすくなるので、骨盤ベルトを巻いて痛みを軽減させましょう。

但し、骨盤の正しい場所に装着しないと全く効果が得られないので注意が必要です。

産院のお医者さんや助産師さんに巻き方を指導してもらうと良いでしょう。

② 正しい姿勢を心がける

「右足の付け根だけ痛い」というように、片方の足の付け根が痛い場合、痛くない方に重心を置いてしまいがち。

すると姿勢もおかしくなり返って痛みが増したり、反対側の痛くない方まで影響してしまうことも。

両足を均等のバランスで正しい姿勢を保つよう心がけましょう。

また、座るときは足を組まないよう注意して下さいね。

③ マタニティ整体などプロによる施術

自分ではどうにでもならないという場合はプロの施術もオススメ。

しかし、ほとんどのマタニティ整体やマタニティマッサージは、胎盤が作られた妊娠16週以降の安定期に入った頃でないと受け付けてもらえません。

場所によっては妊娠の初期からでも対応してくれるところもあるので相談してみましょう。

④ 病院を受診する

あまりに痛みが凄く耐えらないような場合はお医者さんに診て貰いましょう。

まだ妊娠しているか分からない場合は、妊娠の可能性があることを必ず先生に伝えて下さいね。

妊娠していても飲める薬や使っても良い湿布などで対応してくれますよ。

痛みが酷いとストレスも溜まってしまうので、酷い場合は我慢せず早めに受診して下さいね。

関連記事⇒妊婦の坐骨神経痛って?妊娠中にしたい坐骨神経痛対策ストレッチと治し方

痛みを改善する際に注意すること

妊娠超初期は、まだ赤ちゃんは人間の形にもなっていませんし、当然に胎盤も作られていません。

これから少しずつ赤ちゃんの身体が形成されていく大切な時期なので慎重に行うようにしましょう。

① ストレッチやマッサージの注意点

ストレッチやマッサージを個人で行う場合は、必ず事前に医師の確認を!

また、少しでもお腹に張りや違和感を感じたり、出血が起こった場合は直ちに止めて下さい。

身体には様々なツボがあり、子宮の収縮を促す箇所をマッサージしてしまっては大変危険です。

強く押すことは控え、優しくさする程度に留めましょう。

② 痛み止めや湿布の使用の注意点

あまりに痛くて、痛み止めや湿布を貼るのも注意が必要です。

妊娠超初期は、薬の影響がほとんどないと言われていますが、100%安全と証明されたわけではありません。

自己判断で痛み止めを服用したり湿布を貼ったりしないようにして下さいね。

どうしても痛い場合は、必ずお医者さんを受診し、妊娠の可能性があることを伝えましょう。

まとめ

妊娠中は、ホルモンバランスにより様々なマイナートラブルに悩まされがちです。

中には、妊娠超初期から足の付け根に痛みの症状が出る人がいます。

足の付け根の痛みは、お腹の赤ちゃんが大きくなると更に悪化する可能性も。

妊娠超初期からしっかりと対策をして痛みを和らげましょう。

少しでも痛みが改善されれば、快適なマタニティライフを過ごせますよ。