赤ちゃんの離乳食でチキンナゲットはいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ

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ファストフードや、レストラン、おうちパーティなどでも、よく食卓に出るチキンナゲット。

食べやすい大きさで、手づかみ食べにも良さそうな料理のひとつです。

実際に、離乳食用のチキンナゲットのレシピなどもたくさん紹介されています。

しかし、チキンナゲットは食べやすい代わりに、油で揚げているので、赤ちゃんに食べさせて良いのかどうか迷うところです。

「赤ちゃんはいつからチキンナゲットを食べてもいいの?」

「チキンナゲットを食べさせるときに気を付けることはある?」

「赤ちゃんも食べられるチキンナゲットのレシピが知りたい!」

など、どの食材でもそうですが、赤ちゃんの離乳食を進めていく上で、色々な疑問や不安が出てきますね。

食べさせる前にしっかりとした知識を持った上で、赤ちゃんに食べさせると安心です。

  • 赤ちゃんがチキンナゲットを食べられる時期
  • チキンナゲットを食べるときの4つの注意点
  • パクパク期のおすすめレシピ

赤ちゃんがチキンナゲットを食べられるようになる時期や、気を付けるべきこと、そして、おうちでも作れる離乳食用のチキンナゲットのレシピをご紹介します。

皆さんの参考になれば嬉しいです♪

赤ちゃんはチキンナゲットをいつから食べても大丈夫なの?

チキンナゲットは、胸肉を細かく刻み、卵や小麦粉、木綿豆腐や調味料を混ぜたものをお団子のように丸め、油で揚げたものです。

ファストフード店や市販のものには、保存料などの添加物が入っている場合もあります。

多くの油で揚げている点と、アレルギーの心配な点を踏まえると、1歳以降のパクパク期から食べさせると良いでしょう。

ただし、たくさんの油分を食べさせないためにも、離乳食期にはチキンナゲットの衣をはがしてから、食べさせるようにしましょう。

少し面倒ですが、2歳頃までの辛抱です。

また、おうちで作ることができる「揚げないチキンナゲット」は、赤ちゃんにおすすめなので、後ほどレシピをご紹介していきますね♪

赤ちゃんにチキンナゲットを食べさせるときに気を付けてほしい4つのこと

赤ちゃんの離乳食でチキンナゲットを与えるときには、気をつけてほしいことが4つあります。

1.油で揚げているものが多い

ファストフードやスーパーで売られているチキンナゲットは、油で揚げているものがほとんどです。

さらに、製造の工程上、トランス脂肪酸が含まれている場合が多くあります。

トランス脂肪酸は、よく耳にしますが、実際にどんなものなのか知っているという人は少ないのではないでしょうか?

人間の体には最低限の脂質は必要です。しかし、トランス脂肪酸はまったく必要のない脂質の一種で、摂りすぎると身体に悪影響が出ます。

例えば、悪玉コレステロールが増える、肥満になる、生活習慣病に繋がるなど、将来の生活に影響をきたす場合があるので、赤ちゃんのうちはできるだけ食べさせたくないものです。

そのため、外食やお惣菜のチキンナゲットを食べさせるよりは、おうちで作った赤ちゃん向けの、チキンナゲットを食べさせる方がよいですね。

2.意外と塩分が多く含まれている

チキンナゲットは、ハンバーガーやフライドポテトに比べると塩分量が少なく感じますが、実際に、マクドナルドの成分表で比べてみると、フライドポテトのMサイズよりも、チキンナゲット5つのほうが、塩分量が多いのです。

ちょっと意外ですよね。

チキンナゲット5つで約1.3gの食塩が入っています。

赤ちゃんの1日に摂取する塩分量として、ゴックン期はなし、モグモグ期は0.3g、カミカミ期は0.5g、パクパク期は1.5~2.0gを推奨されています。

赤ちゃんの内蔵機能は発達途中で未熟なため、多くの塩分を摂取すると、腎臓に負担がかかりやすくなってしまいます。

そのため、ファストフードなどのチキンナゲットは、あまり赤ちゃんには向いていない食べ物と言えるでしょう。

3.カロリーが高いので要注意

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チキンナゲットは油で揚げられているので、トランス脂肪酸だけではなくカロリーも気になるところです。

揚げ物なのでカロリーは高く、マクドナルドのチキンナゲットの場合、5ピースで約280kcalあります。

赤ちゃんに必要なエネルギーは、生後5ヶ月~12ヶ月は、男の子が700㎉、女の子が650㎉、1歳~1歳半は、男の子が1050㎉、女の子が950㎉と推奨されています。

1食分をチキンナゲットに置き換えることもできますが、ご飯などを食べずにチキンナゲットのみでカロリーを摂ってしまうと、栄養バランスが偏ってしまいそうですね。

関連記事⇒赤ちゃんはフライドポテトをいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ

4.アレルギーの心配がある

チキンナゲットには、『小麦粉』と『卵』が使われています。この2つはアレルギー反応が出ると重い症状を起こしやすい特定原材料7品目に入っています。

さらに、鶏肉は特定原材料に準ずるものの20品目のうちのひとつです。

そのため、まだ小麦粉や卵、鶏肉を食べさせていない状態で初めて食べさせるのであれば、アレルギーの心配があります。

まずはおうちで一口食べさせて、食品それぞれにアレルギー反応が出ないかどうかを1日様子を見ましょう。問題ないことを確認できたら、食べさせるようにしましょう。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

まずは、おうちで安心なチキンナゲットを作ってみましょう♪

ここでは簡単なレシピや油を使わないレシピをご紹介します。

豆腐チキンナゲット

<材料>

  • 鶏ひき肉 50g
  • 絹豆腐 50g
  • 人参 大さじ1
  • 片栗粉 大さじ1
  • 塩 ひとつまみ

<作り方>

1.人参はみじん切りにして、やわらかくなるまで茹でます。

2.豆腐をボウルに入れてスプーンやフォークでぐずぐずかき混ぜてペースト状にします。

3.2にひき肉と片栗粉と塩、人参を入れてよく混ぜます。

4.テフロン加工のフライパンに、3をすくって落として、弱火で3分焼きます。

5.ひっくり返して、さらに3分焼きましょう。

6.水大さじ1を加えたら蓋をして、2分蒸し焼きにし、蓋をとります。

7.水分が蒸発したら、チキンナゲットの出来上がりです。

野菜たっぷりチキンナゲット

<材料>

  • 高野豆腐 2切れ
  • 鶏むね肉 1枚
  • 人参 3分の1本
  • 玉ねぎ 2分の1個
  • 片栗粉 大さじ1
  • 小麦粉 大さじ1
  • パン粉 大さじ3
  • 卵 1個
  • 塩コショウ 適量

<作り方>

1.高野豆腐を熱湯につけて戻し、小さめにほぐします。

2.人参と玉ねぎ、胸肉をフードプロセッサーでみじん切りにします。

3.1と2をボウルにいれて、よく混ぜたら、卵、粉類、塩コショウをいれ、さらに混ぜます。

4.生地をスプーンですくいとり、片栗粉をまぶして成形します。

5.170度の油で揚げたら出来上がりです。トースターで焼いてもOK!

冷凍もできる♪チキンナゲット

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<材料>

  • 鶏ひき肉(胸) 150g
  • 木綿豆腐 100g
  • 塩 小さじ5分の2
  • 溶き卵 2分の1個
  • 片栗粉 大さじ1
  • マヨネーズ 小さじ2
  • オリーブオイル 適量
  • ケチャップ 適量

<作り方>

1.ボウルに鶏ひき肉と水切りした木綿豆腐をいれて、良く混ぜます。

2.混ざったら、すべての材料も混ぜ合わせます。

3.ジップロックなどの袋にいれて、空気を抜いてしっかり閉じましょう。

4.袋の端をハサミで切って、一口大に絞り出していきます。

5.フライパンにオリーブオイルを少し回しいれ、4をいれて両面を軽く焼きます。

6.蓋をして、3分ほど蒸し焼きにしたら出来上がりです。

7.冷凍保存するときは、焼いたものをまた冷凍保存袋にいれて冷凍します。

まとめ

みんなが利用するファストフードやレストランで出されるチキンナゲットは、手づかみしやすく、噛みきりやすいので、赤ちゃんも食べやすそうですよね。

しかし、塩分・カロリー・トランス脂肪酸・アレルギーの面から考えると、あまりおすすめできません。

まずは、安心な手作りチキンナゲットから食べさせてみてはいかがでしょうか?

離乳食の進み具合によって大きさを工夫することも大切です。

栄養もあるので、離乳食のおかずとしても利用できますよ。