生理前は妊娠しないって本当?妊娠しやすい日と妊娠しにくい日を解説

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『生理前は妊娠しないって本当?妊娠しやすい日と妊娠しにくい日はどうしたらわかる?』

「生理前は妊娠しないらしい」本当かどうかは分からないけれど、「本当なら避妊しなくても大丈夫かな?」もしくは「妊娠は期待できないかな」といった判断に迷っている方、多いのではないでしょうか。

私も漠然とした知識として「生理前は妊娠しないらしい」ということは知っていても、それがどうしてなのか、本当なのかは確かめようとしたことがありませんでした。

これって実はとてもあいまいで、不用意な妊娠にもつながりる危険があります。

そこでこの記事では次のことをお伝えします。

・生理前は妊娠しないのか

・生理周期と排卵日から妊娠しやすい時期を割り出す

・精子と卵子と排卵日が妊娠しやすい時期を決める

・基礎体温計で自分の身体のリズムを知る

・より正確な排卵日の導き方

・生理中から生理後も妊娠しないのか

妊娠しやすい時期と妊娠しにくい時期を、自分の身体と向き合って割り出すことは、避妊や妊活など自分がどういった行動をとるかの判断材料になります。

だから、自分の生理周期や排卵日を知ることは基本的なことでとても大事なことですし、自分自身の身体を守ること、明るい家族計画にもつながります。

それではひとつずつみていきましょう!

生理前は妊娠しない?

生理前に妊娠しないということは言い切れません。

ただ確かに計算上では妊娠しにくい時期ではあります。

でも、女性の身体は生活環境をストレスなどの影響を受けやすく、「妊娠しにくい時期」と言われていても、排卵が急に起こり卵子と精子が受精して妊娠しちゃったなんてこともあるんです。

だから、確実に妊娠しない時期なんて言い切ることはできませんよ!

女性が妊娠しやすい時期はどうすればわかる?

女性が妊娠しやすい時期は女性の身体の変化を知ることが大事です。

・生理周期

・排卵日

この2点がポイントになります。

生理が始まって次の生理がくるまでの期間を、“生理周期”と呼びます。

私は大体28日周期ですが、人によってちがうため、正常な生理周期は25日から38日とされていますよ。

生理周期の間で女性の身体は妊娠に向けての身体づくりを行っています。

「体調を整えて、排卵をして、子宮の中を妊娠しやすい環境に整えて、妊娠しなかったら子宮の中を元に戻す」を、女性ホルモンを加減しながら繰り返すわけですから、身体そのものにも女性ホルモンの変化による影響が出やすいです。

生理前の月経前症候群で、気分がイライラしたり、食欲が増進したり、胸のハリがあったりという心身の変化、心当たりがありませんか?

私も毎月「そろそろ生理だな…」と気づくきっかけになります。

こういった生理前の自覚症状も含めた生理周期と、生理周期の中の排卵日で、妊娠しやすい時期を割り出すことが出来ます。

生理周期と排卵日から妊娠しやすい時期を割り出してみよう

ご自分の生理の周期、排卵日は把握していますか?

生理周期から排卵日を計算することができるので、生理周期と排卵日は合わせて覚えておきましょうね。

生理のメカニズム

生理周期の間に、女性の身体は変化します。

女性の身体は、妊娠して子孫を残すために1ヶ月に1回卵子を排出するんです。

この卵子が精子と受精しどんどん育つように、受精卵のベッドである子宮内膜が厚くなっていきます。

でも受精に至らなかった場合は、厚くなった子宮内膜が剥がれて、血液と一緒に体外へ流れていくのですが、これが生理つまり“月経”です。

ただ、この生理周期は生活リズムやストレスによって、長くなったり短くなったりします。

「あれ?この前生理が来たところなのにもう来た!」とか「生理がなかなか来ないな、もしかして妊娠してるかも」なんて焦ったことのある経験のある方、多いのではないでしょうか。

私も特に季節の変わり目や疲れやすかった時などは、生理周期が25日になったり、30日になったりします。

生理周期を元に、妊娠しやすい時期を割り出すことができますが、周期に乱れがある場合は正確にこの時期が妊娠しやすいと断定できません。

もしも妊娠を希望しているけれど、生理周期に乱れがある場合は、先に婦人科を受診して治療を受ける必要があります。

・無月経

・月経不順

・過多月経

これらの症状がみられる場合には、病院で相談しましょうね。

排卵日がキーポイント!

妊娠しやすい時期か、妊娠しにくい時期かは“排卵日”によって決まります。

排卵日に排卵された卵子と、精子が受精することで妊娠するわけですから、排卵日を知ることが一番のポイントというのがよくわかりますよね。

“排卵日は計算上では、生理開始から数えて14日後”となります。

私は結婚してすぐに子どもが出来るものと思っていたので、避妊をしなくなって3か月過ぎても妊娠しないのはどうしてだろうと、不安になりました。

それくらい、妊娠はすぐにするものだと思っていたんです。

でも違うんですよね。ちゃんと生理の周期があって、妊娠しやすい時期と妊娠しにくい時期があるということ、そのためには計算も必要だとその時初めて知りました。

私の場合は生理周期が28日だったので28日から14日を引いて、生理が始まった14日後を排卵日とし、その時期に合わせたところ無事妊娠することができました。

生理周期が26日の人だと、排卵日は14日引いて生理開始から12日目ということになりますし、生理周期が30日の人だと、排卵日は14日引いて生理開始から18日目ということになります。

妊娠しやすい時期は、ズバリ精子と卵子と排卵日の関係にあり!

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精子と卵子はそれぞれ寿命があります。

・卵子は24時間と短い寿命です。

・精子は3日~5日生き続けることができますが、最長で7日間女性の体内で生き続けるものもあるんです。

以上のことから、排卵7日前に精子が女性の体内に入ってきたとしても、受精する可能性はあるわけです。

また、より確実に妊娠しやすい時期となると3日~5日が寿命という精子の特性からいって、排卵3日前に精子が女性の体内に入ると一番妊娠しやすいと言えますね。

妊娠を望まない人からすると“超危険日”と呼ばれる時期です。

でも妊娠を望む人からすると“絶好のチャンス日”となるわけです。

卵子が排卵される前に、精子が卵管や子宮で待つことで、卵子と出会える確率がグンとアップします。だから、卵子が排卵されるタイミングを狙うのではなく、排卵日前に性交のタイミングを合わせておくと、妊娠の確率も上がりますよ。

より正確な排卵日の導き方

生理周期から排卵日を計算することも出来ますが、より正確に排卵日を知る方法もあります。

・基礎体温計

・排卵検査薬

基礎体温計で自分の身体のリズムを知ろう!

基礎体温計をつけた経験のある方、多いのではないでしょうか。

私も独身時代に友人が購入しているのを見て、自分の身体を知りたいと思って一緒に購入したことがあります。ドラッグストアで3000円位のものを購入ました。

基礎体温計で何がわかるの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の1ヶ月の体調と照らし合わせてみると面白いなとすごく実感できましたね。

基礎体温計の測り方

基礎体温計は朝一で寝たまま測るのが基本となります。

なんといってもポイントは、動かないこと!だから枕元にいつも基礎体温計を置いて寝るようにしていました。

あとは毎朝同じ時間に起きたら舌の下に入れて、測定終了の音が鳴ったら出します。

ちょっとでも動いてしまうと体温が変化してしまうというので、結構注意深く測っていましたね。

ただ、夜勤のある仕事をしていたので、月に4日だけ朝測れない時がありました。

だから完璧な1ヶ月の基礎体温グラフというのはかけたことが無いのですが、ちゃんとグラフにしてみると思ったよりもちゃんと綺麗にグラフになっていたので安心しましたよ。

当時はまだスマホにしていなかったので、今のように「ラルーン」とか「ルナルナ」といったアプリで管理したりするという技は持ち合わせておらず、グラフに忘れないように書くだけでしたが、最近はスマホアプリで自分の基礎体温を管理することが出来るので、より簡単に自分の身体を知ることができて便利ですね!

基礎体温から分かること

・低温期

生理が始まる期間で、私の場合は大体体温が36,3~36,4度でキープされていました。

ダイエットに最適な時期ということで、この時期に食事や運動を気にかけてダイエットをしていた時期があります。

エストロゲンと呼ばれる美容ホルモンがどんどん分泌されている時期なんだそうですよ!

確かにニキビができにくい時期です。

・高温期

高温期になると、体温は36,8度と低温期に比べると0,5度上がるようになりました。

20代の頃はそこまで変化を感じることは無かったのですが、30代に入って子どもを産んだ後は、明らかに高温期は体が辛いなと感じることが多くなりましたね。

特に吐き気や頭痛を感じることがある月が増えました。

受精卵を着床させるための大事な時期なので、プロゲステロンというホルモンがどんどん分泌されている時期です。

基礎体温を測ることで、低温期と高温期ははっきり知ることが出来るようになりました。

そして、低温期から高温期に移行する際に、一日がくんと体温が下がる日があるのですが、その日がどうやら排卵日のようでした。

35歳を過ぎてから初めて排卵痛と呼ばれる痛みだったり、排卵時の出血というのを経験しましたが、基礎体温計をつけた経験があり、自分の体温の変化や排卵日について知っていたからこそ慌てることはありませんでした。

そういった意味からも、基礎体温計を一度はつけておいて損はないなと感じましたね。

また、基礎体温をつけることで不妊治療を受けるかどうかも決めやすくなります。

身体は元気でも、ホルモンバランスは乱れていて妊娠しにくい状態というのが、基礎体温をつけていて初めて分かるケースは少なくありません。

排卵検査薬も併用

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基礎体温計では「おそらくこの日が排卵日」という日を知ることが出来ます。

でも基礎体温計と併用して、より効果的に排卵日に照準を合わせることが出来るアイテムが“排卵検査薬”です。

排卵検査薬は基礎体温計の測定結果のグラフから、「おそらくこの日が排卵日」という日の5日前から検査をすることで、2日以内に排卵が起こるという合図を知ることが出来ます。

だから、より確実に“妊娠しやすい日”を割り出すことが出来るわけです。

使い方は、スティック状になった排卵検査薬に尿をかけるだけです。しばらく待つと、判定の窓枠に線が入れば陽性となり、2日以内に排卵が起こると分かります。

私の友人は、排卵検査薬を併用して妊娠しましたよ。

排卵日はおりものも変わる!

排卵が近づくと、精子と卵子が受精しやすいように、おりものの質も変わります。

量が多くなり、形状としては触ると糸を引くくらい粘り気があります。

おりものは健康のバロメーターでもあるので、ストレスなどによっておりものは変化します。だから一概にネバついた量の多いおりものの日は排卵日と言い切ることは出来ませんが、排卵日のおりものの特性を覚えておくのも損はないですよ!

生理中から生理後も妊娠しにくい?

計算上、生理中は妊娠しにくい時期です。

ただ、体の変化によっては絶対に妊娠しないとは言い切れません。

そして生理中の性交は感染症や子宮内膜症を引き起こすリスクがあるため、必ずコンドームを装着するようにしましょうね。

また生理後に関して言えば、排卵日と精子の生存期間から考えても妊娠しやすい時期が直前にせまっている時期です。

生理で血が流れていても、精子が卵管までたどり着いていれば、数日後に排卵があったとしたら卵子と出会えて受精することは十分可能なんです。

生理後から排卵日を計算することも可能です。

例えば生理期間が6日間、生理周期が28日間で、排卵日は生理開始から14日後となると「28-14-6=8」となり、生理後8日が排卵日となります。

体調の変化で少し排卵が早まったりして誤差があると、十分生理後でも妊娠の可能性はありますよね。

だから妊娠しにくいことはありませんよ。

そういった面からも、計算上では妊娠しにくい時期はやはり生理前ということになりますね。

まとめ

妊娠しやすい日と妊娠しにくい日を知ることで、妊娠を望んでいる人は妊活に活かすことができますし、妊娠を望んでいない人は不用意な妊娠を避けることが出来ます。

私もそうでしたが、なんとなく知識で「生理前は妊娠しない」といったことは知っていても、その情報の根拠ということを考えたことが無い方、多いのではないでしょうか。

確かに計算上で妊娠しやすい日、妊娠しにくい日を割り出すことは出来ますが、女性の身体は変化します。確実に妊娠しない日を割り出すことは不可能であるということは、しっかり覚えておきましょうね。

そして自分の身体を知り上手く付き合っていくことが出来るというメリットもありますので、生理周期・排卵日を知ることはもちろん、一度基礎体温計をつけてみて、自分自身の身体の変化に対して理解を深めてみてはいかがでしょう。

色んな発見があって面白いですし、自分自身でこの辺りは妊娠しやすいから避妊はしっかりしようとか、妊活のチャンス日!と判断することが出来るので、責任を持った行動を取ることができますよ。

ぜひ、活かしてみてくださいね!