赤ちゃんの離乳食ではちくわはいつから食べて大丈夫?注意点と竹輪レシピ

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赤ちゃんはちくわをいつから食べられる?与えるときの3つのポイント

おでんなどの煮物や和え物などにも合うちくわ。

チーズやきゅうりを合わせればおつまみとしても大活躍する万能食材ですよね。

比較的安価なので、我が家でもかさ増しに使うことも多く、よく購入しています。

我が家には娘が一人おりますが、離乳食を食べ始めたころに「赤ちゃんにはちくわを食べさせていいの?」と疑問を感じたことがありました。

  • 赤ちゃんはいつからちくわを食べさせてもいいの?
  • 食べさせるときに気を付けたいポイントを知りたい!
  • アレルギーの心配はある?
  • 安心して食べさせられるレシピを紹介!

ちくわはあっさりした味わいなので、「赤ちゃんでも食べられそう!」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。

実は私もそのひとりです。

与えてから後悔しないように、与えてもよい時期など正しい知識を身につけてから、安心してちくわを与えられるといいですね。

赤ちゃんはちくわをいつから食べても大丈夫なの?

ちくわは魚のすり身が主な原材料となり、魚=赤ちゃんも食べられる、というイメージもあるでしょう。

しかしちくわは魚のすり身に調味料などを加えた加工品ですから、赤ちゃんには進んで与える食品ではありません。

早くても離乳食後期の後半、11か月頃からちくわを与えることができるようになります。

原則的には11か月頃からOKとされてはいますが、1歳を過ぎてからや離乳食が完了した1歳半以降から与えてもいいでしょう。

なぜ赤ちゃんが11か月になってから?

ちくわの原料は、

  • 魚肉
  • 卵白
  • 砂糖
  • でんぷん
  • 植物油
  • 調味料

となっています。

メーカーによって含まれているものに違いはありますが、この7つが含まれていることが多いです。

魚肉のほかに塩分や糖分が含まれていることがわかります。

赤ちゃんにとって塩分や糖分はほとんど必要ないものですから、あまり早い時期から与えるのは好ましくありません。

また、保存料や香料などの添加物が含まれている商品もあり、添加物も心配です。

赤ちゃんにちくわを食べさせるときに気を付けたい3つのポイント

赤ちゃんにちくわを食べさせるときには、どんなことに気をつけたらいいのでしょう。

ここでは3つのポイントを紹介します。

与えるときの参考にしてみてくださいね。

  1. 細かくカットして与えよう
  2. 塩抜きするとより安心
  3. 無添加・減塩のものを選ぼう

ちくわは食べやすく細かくカットして

ちくわは弾力がある食品なので、まだ歯が生えそろっていない赤ちゃんにとっては食べづらく感じることもあります。

赤ちゃんが食べやすいように、ちくわは細かくカットして与えるようにしましょう。

  • 11か月頃・・・3mm角程度のみじん切りに
  • 1歳以降・・・細切りならOK
  • 1歳半以降・・・薄い輪切りならOK
  • 2歳以降・・・1cm幅程度の輪切りまでOK
  • 3歳以降・・・そのまま与えてもOKだがのどに詰まらせないように注意

上記はあくまで目安です。

赤ちゃんの咀嚼力や離乳食の進み具合に合わせて、ちくわの大きさを変えて与えてください。

ちくわは塩抜きして塩分カットしよう

ちくわはそのまま食べても塩分を感じます。

大人でも塩分をしっかり感じることができるほどですから、赤ちゃんには塩分が多すぎると考えていいでしょう。

ちくわの塩分含有量は、商品によって多少の誤差がありますが、大体100gあたり2.5g程度です。

なるべく塩分を控えるために、ちくわを塩抜きしてから与えるのがおすすめです。

ちくわの塩抜きをする際には、小さくカットしたものを

  • お湯に10分ほど浸す
  • 熱湯で2~3分茹でる

のどちらかの方法で行ってください。

塩抜きをしたからといって、すべての塩分を取り除くことはできません。

ちくわを使う場合はほかの調味料で味付けをしないように気を付けましょう。

ちくわは無添加・減塩のものがおすすめ!

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ちくわを含む魚介加工品のほとんどは赤ちゃん向けに作られていません。

先にも触れたように、ちくわには調味料が使われていて塩分が気になります。

また保存料などが使われているものも少なくありません。

赤ちゃんに与えるなら、無添加で減塩の商品を選ぶことをおすすめします。

最近では保存料や香料などを使用していないちくわも増えていて、健康志向から塩分控えめの商品も多くなりました。

  • 無添加と書かれているものを選ぼう
  • 無添加と書かれていても原材料を確認しよう
  • 減塩と書かれているものを選ぼう
  • 塩分量が100gあたり2g程度のものを選ぼう

上記の4つのポイントを押さえて、赤ちゃんに与えるちくわを選んでみてくださいね。

ちくわにはアレルギーの心配はある?

次に気になるのはアレルギーです。

離乳食が始まると、初めて与える食材はちょっとだけ緊張してしまいますよね。

加工品でアレルギーが出たということはあまり聞きませんが、ちくわはどうなのでしょう。

もう一度ちくわの原材料を確認してみましょう。

  • 魚肉
  • 卵白
  • 砂糖
  • でんぷん
  • 植物油
  • 調味料

注目すべきは卵白です。

卵はアレルギーの症例数が多く、重篤な症状が出やすい食品として、消費者庁が発表した特定原材料に指定されています。

メーカーによっては、これらのほかに大豆や小麦が含まれていたり、同じ工場でえびやかにを使った製品を作っていたりというケースもあります。

大豆や小麦、えびやかにもアレルギーの症例数が多い食材ですので、気を付けたいポイントです。

(参照:http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/pdf/food_index_8_161222_0001.pdf

またちくわに使われている魚肉は

  • スケトウダラ
  • イトヨリダイ
  • ホッケ
  • メルルーサ

といった種類の白身魚が使われています。

白身魚ではアレルギーが出にくいとされていますが、100%アレルギーがでないとは言い切れません。

ちくわを食べたらしばらくは様子を見よう

ちくわは卵や小麦、大豆などにアレルギーがなければ、アレルギー症状は出にくい食品といわれていますが、食品である以上アレルギーが出る可能性はゼロではありません。

また上記で紹介したように、卵などアレルギーが出やすい食材が含まれている商品もあります。

初めてちくわを食べさせたあとは、体調に変化がないかしばらく様子を見るようにしましょう。

赤ちゃんがちくわを食べたあとに、

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れてかゆがる
  • 体にじんましんが出る
  • 鼻水や咳が出る
  • おう吐
  • 下痢

これらの症状が出たら、かかりつけの小児科に相談してください。

食物アレルギーは、食べてすぐ~30分ほどで症状があらわれるケースが多いです。

しかし中には数時間後などかなり遅れて反応が出るケースもあります。

便がゆるいなどで反応することもあるので、よくチェックしておきましょう。

安心して食べさせたい!ちくわを使ったレシピ

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赤ちゃんにちくわを食べさせるときには、そのまま与えるのではなくほかの食材と合わせて使うことがおすすめです。

ここでは赤ちゃんに安心して食べさせてあげられる、おすすめのレシピを紹介します。

離乳食や幼児食作りの参考にしてみてくださいね。

ホウレンソウとちくわの和え物

○材料(作りやすい分量)

ホウレンソウ・・・一袋

ちくわ・・・2本

(大人用)

めんつゆ・・・適量

○作り方

1.ホウレンソウはよく洗っておきます。

2.鍋にたっぷりの湯を沸かし、ホウレンソウをゆでます。

3.大人の分を取り上げ、流水であく抜きをします。

4.子供用のホウレンソウは柔らかくなるまでゆでます。

5.柔らかくなったら流水であく抜きをします。

6.ホウレンソウはそれぞれ食べやすい大きさにカットします。

7.ちくわは細切りにし、子供用はゆでて塩抜きをしておきましょう。

8.ホウレンソウとちくわを混ぜ合わせたら完成です。

9.大人用はめんつゆで味をつけたら完成です。

ちくわ入り雑炊

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○材料(赤ちゃん1人分)

ご飯・・・50g

ちくわ・・・4分の1本

ニンジン・・・5g

大根・・・5g

だし汁・・・100ml

○作り方

1.ニンジンと大根は7mmほどの角切りにし、柔らかくなるまで下ゆでします。

2.ちくわも7mmほどの大きさに切っておきましょう。

3.鍋にだし汁を入れてひと煮立ちさせ、すべての材料を入れます。

4.ご飯が柔らかくなるまで煮込んだら完成です。

ちくわは1歳頃を目安に少量を与えよう

ちくわは魚介加工品ですから、積極的に離乳食に取り入れるというよりは、「こんな食べ物もあるんだよ」という経験をさせるという意味で与えることがおすすめです。

赤ちゃんにちくわを食べさせるときには、

  • 塩分や添加物が少ないものを選ぼう
  • 与える量は少量が基本
  • アレルギーにも気を付けよう

以上の3つのことに気を付けて与えるようにしましょう。

我が家では1歳半ごろに雑炊に加えて与えました。

調味料などを加えなくてもちくわからうま味が出るようで、とてもおいしそうに食べてくれましたよ。

離乳食作りの参考になればうれしいです。