丸を使った名前10選~丸の意味や由来と読み方を徹底解説!

スポンサードリンク

「丸」という漢字について

字画数:3画
音読み:ガン
訓読み:まる

「丸」の意味や由来や成り立ちと特徴

「弾丸」や「頭を丸める」などのように、“角張っていない”という意味を持ちます。

また、「正露丸」など、“丸薬の省略形”として用いられることもあります。

“平面的なまる”を表すのが「円」であるのに対し、「丸」は“立体的なまる”を表しています。

日本語では「牛若丸」「日本丸」のように、人や乗り物の名前に付けたり、「本丸」「二の丸」のように、城の建物の名前として使われています。

また、「丸ごと」「丸裸」など、“すべて”という意味もありますが、これは日本独自の解釈で、「一丸となって」は、この影響を受けてうまれた表現です。

漢字の成り立ちには諸説あります。

人が体を丸めている様子がもとになっているという説。

“短刀”の形と“両端に刃のある彫刻刀”の形を組み合わせて作られた漢字であり、いろいろな刃物で削られた結果“まるい”を意味するようになった、という説などです。

しかし、実際のところは、はっきりとは分かっていません。

「丸」が名づけに使われるときは、「ま」「まろ」という読み方ができます。

「丸」は、“すべて”という意味があることから、船の名前や男の子の名前によく使われます。

スケールの大きさやどっしりとした字面が好まれるのでしょう。

女の子の名前には、それほど多く使われていませんので、人と違った個性的な名前にしたいときには、おすすめの漢字です。

特に「ま」という万葉仮名風の読ませ方は、「丸」という漢字のもつ日本的なイメージとよくマッチしています。

着物の似合うしっとりとした和風美人を思い起こさせますね。

また、「丸」を使った名付け候補でもご紹介していますが、「鈴」や「稟」という漢字と組み合わせることによって、「丸鈴(まりん)」「丸稟(まりん)というような、洋風のお洒落な名前に早変わりします。

このように、使い方によって色々な表情が楽しめるのも、「丸」の特徴と言えます。

「ま」という音の響きについてもみていきましょう。

先頭字に「ま」がくる場合、満ち足りた穏やかな印象になります。

明るく輝くような笑顔で、周囲を和ませるような女の子に育つでしょう。

生活力や経済観念もしっかりしているので、自立したキャリアウーマンとしても、一家の主婦としても、有能な女性になります。

止め字に「ま」を使うと、宇宙全体を包み込むような、スケールの大きな優しさとまろやかさが印象的な名前になります。

春の木漏れ日のようにあたたかな心を持つ女性になり、その人の周囲は常に良い“気”で満たされるようになります。

そのため、本人は特に何もしなくても、気付けば周囲に人が集まってくるような、実りある人生を送ることになるでしょう。

「丸」を使った熟語

丸薬(がんやく)

意味:患者が飲みやすいように、薬剤を練り合わせて丸い形にした錠剤。

一丸(いちがん)

意味:心をひとつにして、みんなでまとまること。

烏丸(からすまる)

意味:平安京の時代に、南北に細く伸びていた小路のこと。

現在では、その場所を烏丸通りと呼んでいる。

丸暗記(まるあんき)

意味:メモやノートなどを見ないで、すべて記憶していたり、書いたりすることができること。

丸投げ(まるなげ)

意味:本来なら自分がしなければいけない事柄を、そっくりそのまま他人に押し付けること。

烏丸蒔絵(からすまるまきえ)

意味:桃山時代の始めころに烏丸で造られ始めた漆器。

弾丸登山(だんがんとざん)

意味:登山の合間に、休んだり眠ったりすることなく、ひたすら頂上を目指して上り続ける登山のこと。

高く険しい山では、高原病にかかる危険性が高くなったり、事故が起きる可能性が高くなることが懸念されている。

「丸」の説明の仕方

スポンサードリンク


例えば電話で自分の名前を名乗った際に、「どういう漢字を使われますか?」と尋ねられることがあります。

そんな時のために、漢字の説明の仕方を何パターンかストックしておくと、いざという時に便利ですよ!

※ 例「丸鈴(まりん)」の場合

・A「まは、丸の内の丸です」
・A「まは、日の丸の丸です」
・A「まは、牛若丸の丸です」

「丸」という漢字は分かりやすいようで、実は説明するときに良い例えが思い浮かびにくい漢字です。

あらかじめ考えておくのもひとつの方法ですね。

「丸」を使った名前の有名人・芸能人

音丸さん(歌手)
坂川 美女丸さん(作曲家・ミュージシャン)
桜 紅丸さん(歌手・タレント)

「丸」を使った名付け候補

衣丸(いまる)
恵丸(えま)
丸央(まお)
丸子(まこ)
丸奈(まな)
丸鈴(まりん)
丸稟(まりん)
丸実(まるみ)
優丸(ゆま)
丸朗華(まろか)

まとめ

「丸」という漢字を詳しく見てきました。

男の子にも女の子にも使えるうえに、読み方によってもさまざま表情を見せる「丸」。

他の漢字と上手に組み合わせることで、魅力的な名前ができそうですね。

楽しみながら、考えてみてください。