ママFPによる!三井住友海上あいおい生命保険&LIFEこども保険のシミュレーション

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「三井住友海上生命あいおい生命保険の学資保険の特徴や保険料が知りたい」

「&LIFEこども保険の学資保険はオススメなの?」

このような悩みをお持ちではありませんか?

三井住友海上生命あいおい生命保険が販売する学資保険&LIFEこども保険は、養育年金が基本保障に含まれた保障型の学資保険です。

保障内容が充実しており、小学校から大学入学前に学資金を受け取れます。

インフレに対応できる・保険料が比較的安い等のメリットもありますが、同時に知っておくべきデメリットも。

今回は三井住友海上生命あいおい生命保険&LIFEこども保険4つの特徴、3つのメリット・デメリット、契約者年齢別のシミュレーション、オススメの契約プランまで紹介します。

ぜひ参考にしてください。

三井住友海上あいおい生命保険&LIFEこども保険4つの特徴

三井住友海上生命は1996年に設立された生命保険会社です。

テレビCM放映もしているため、ご存じの方も多いと思います。

そんな三井住友海上生命あいおい生命保険が販売する学資保険が&LIFEこども保険。

基準保険金額100万円プランと50万円のプランがあり、各教育ステージ入学時にかかる費用に備えられます。

まずは&LIFEこども保険4つの特徴を解説します。

特徴1:小・中・高+大学入学時に受け取る学資金

三井住友海上生命あいおい生命保険&LIFEこども保険は、小・中・高+大学入学時にかかる費用に備えられる学資保険です。

22年間の教育期間中に、最もお金がかかるのは大学入学時。

現在のところ、大学入学時にかかる費用は、授業料と入学費用だけで国公立大学で約80万円、私立文系大学で約100万円、私立理系大学で約120万円もかかるのです。

一人暮らしや留学を行うとなると、さらにまとまったお金が必要となります。

また大学の授業料は年々増加傾向にあることも考慮しましょう。

現在国公立の大学授業料は約53万円ですが、文部科学省は2031年には国立大学の授業料が90万円を超えると試算しています。

大学生活中は多額のお金がかかりますが、小・中・高校入学時にもまとまった費用がかかります。

進路にもよりますが、高校入学時には平均して約43万円、小・中でも10~25万円はかかると見積もっておくべきです。

小学校~大学入学時にかかる費用の大部分を学資保険で貯蓄したい方に、&LIFEこども保険はオススメ。

以下が受け取り時期と学資金額です。

  • 小学校入学前:基本保険金額の10%
  • 中学校入学前:基本保険金額の20%
  • 高校入学前:基本保険金額の50%
  • 大学入学前:基本保険金額の100%

契約時のお子様の年齢によって学資金受け取り回数が異なります。

小学校入学前に受け取れるのは、お子様年齢が0~3歳のみ。

中学校入学前に学資金を受け取れるのは、お子様の年齢が0~9歳のみ。

10~11歳のお子様は高校・大学進学前にしか受け取れません。

特徴2:養育年金で契約者に何か起きた後も安心

学資保険には貯蓄性のあるタイプと保障が充実したタイプのものがあります。

&LIFEこども保険は保障型の学資保険です。

その理由は、基本契約に養育年金が含まれているから。

養育年金とは育英年金と同じようなもので、契約者に万が一のことが起きると、毎年お子様に育英年金が支払われるのです。

&LIFEこども保険の場合は、基準保険金額100万円プランを選ぶと養育年金が主契約に付帯されます。

養育年金額は基準保険金額の60%なので60万円ですね。

例えばお子様が8歳の時に契約者が亡くなったとしましょう。

するとその後の保険料の支払いが免除され、満期である22歳まで毎年60万円支払われるのです。

もちろん学資金は予定通り受け取れます。

養育年金のおかげでお子様の教育費用や生活費用が保障されるのです。

保障型の多くの学資保険は、養育年金・育英年金は特約扱いとなっています。

養育年金が初めから基本契約に含まれているのは、&LIFEこども保険の大きな特徴です。

特徴3:特約付帯でお子様の保障を充実

&LIFEこども保険には、こども医療特約というお子様のケガや病気に備えられる保障があります。

こども医療特約はオプションなので、付帯することによって保険料が値上がりします。

しかし、学資保険でお子様の医療保障を充実させたい方は検討してみるべきでしょう。

こども医療特約には3つの支払給付金があります。

それぞれの給付金が支払われるときは以下の通りです。

  • 災害給付金

お子様が不慮の事故に遭い、事故から180日以内に継続して2日以上の入院をしたときに支払われます。

1回の入院での限度日数は180日までで、通算1,095日が限度です。

支払給付金額は入院給付金日額×入院日数。

  • 疾病入院給付金

お子様が病気が原因で2日以上継続して入院をしたときに支払われます。

1回の入院の限度日数は180日、通算で1,095日が限度です。

支払給付金額は入院給付金日額×入院日数。

  • 手術給付金

お子様が不慮の事故により約款所定の手術を受けたときに支払われます。

支払金額は入院給付金日額×給付倍率。

給付倍率は手術の種類によって異なります。

  • 災害通院給付金

お子様が不慮の事故により、180日以内の通院をしたときに支払われます。

同一の事故の限度日数は90日、通算で1,095日が限度です。

例えば入院給付金日額5,000円で加入したとしましょう。

お子様が盲腸切除術を受けて、4日間入院したとします。

すると支払われる金額は、疫病入院給付金(5,000円×4日)+手術給付金(5,000円×10倍)=70,000円です。

実際に入院・手術をする可能性は低いですが、もしもの時のために特約保障を付帯しておいてもいいですね。

特徴4:妊娠5か月目から加入できる

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三井住友海上生命あいおい生命&LIFEこども保険には、妊娠5か月目から加入できます。

現在妊娠中の方は、今からお子様の教育費用貯蓄方法を検討し、学資保険に決まれば妊娠中に加入するべきです。

お子様の教育費用は絶対に貯めてあげる必要があり、調査で50%以上の家庭がお子様が生まれた直後に教育費用貯蓄方法を考えたと回答しています。

遅かれ早かれ貯蓄する必要があるので、早めに考えておいて損はしません。

学資保険に限れば、加入が早いほど保険料が安くなるという特徴があります。

&LIFEこども保険の場合は、お子様が0歳の時と5歳の時に加入するのでは、保険料が約3,000円ほど異なるのです。

早く加入するべきですが、出産後は慣れない育児や各種手続きに追われ、なかなか学資保険契約の時間がないのが事実。

だから、三井住友海上生命あいおい生命保険をはじめとする各学資保険は、出生前加入を用意しています。

妊娠5か月という心身ともに安定した時期に、加入手続きできるのは嬉しいですね。

&LIFEこども保険の場合、出生前加入ではこども医療特約の付帯ができません。

お子様が生まれてから付帯することになるので、出産後は速やかにその旨を伝えましょう。

三井住友海上あいおい生命保険&LIFEこども保険3つのメリットとデメリット

貯蓄型の&LIFEこども保険には充実した保障のほかに、3つの加入メリットがあります。

それが契約可能年齢の広さ・インフレ対応・据え置きできる学資金です。

非常に魅力的な特徴やメリットばかりですが、同時にデメリットも3つほどあるのです。

ここからは、加入前に知っておくべき&LIFEこども保険3つのメリット・デメリットを解説します。

メリット1:お子様が11歳になるまで契約できる

&LIFEこども保険は、お子様が11歳になるまで加入できます。

一般的な学資保険の場合、お子様の契約可能年齢は0~6歳までなので、小学校入学後も契約できるのは大きなメリットですね。

この契約可能年齢の広さでメリットを受けるのは、小学校入学後に学資保険加入を検討し始めた方、そして学資保険の乗り換えを考えている方でしょう。

11歳まで加入できますが、基本的には早めの加入を心がけましょう。

早めの加入で保険料が安くなるのはもちろん、&LIFEこども保険では10~11歳時に加入すると高校・大学入学前にしか学資金が受け取れません。

また学資保険は、途中解約するべきではありません。

乗り換えで得するケースが稀にありますが、どの学資保険も途中解約すると大きく損をします。

支払保険料と同額が戻ってくることはありません。

メリット2:配当金でインフレに対応

&LIFEこども保険は、契約後6年目から運用成績によって5年ごとに配当金が支払われます。

保険会社は、契約者が支払った保険料を運用して利益を出しています。

経済状況などにもよりますが、見込み利益よりも大幅に利益が出ることがあるのです。

その過剰預金は契約者たちに、配当金として渡されます。

配当金付きの学資保険は少なく、配当金があるのは大きなメリットです。

その理由は、学資保険の弱点であるインフレにある程度対応できるから。

学資保険は契約時の利率で固定されます。

今現在、お子様が大学進学する前に100万円受け取ると十分だと仮定したとしましょう。

将来の経済状況が今と同じならば問題ありませんが、インフレが起きたらどうでしょうか?

インフレとはモノの価値が上がり、お金の価値が下がる状況のこと。

つまり、100万円の価値が90万円や80万円に下がるということです。

すると結果的に、100万円受け取っても10~20万円の資金不足になりますよね。

多くの学資保険はインフレに全く対応できませんが、配当金のある&LIFEこども保険は違います。

インフレが起きると配当金が分配される可能性が高く、大きな資金不足に悩まされることはないでしょう。

現在は景気が良くないので配当金に期待できません。

しかし、将来は分かりませんよね。

10年以上契約が続く学資保険は、インフレリスクを受けやすいです。

それに備えることができるのは、&LIFEこども保険の強み。

メリット3:祝い金は据え置き可能

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&LIFEこども保険は小学校から大学までの入学前に祝い金が払われますが、「小学校・中学校入学時には必要ない」と思う方は少なくないでしょう。

確かにその通りで、多くの方は学資保険の祝い金がなくとも、小学校・中学校入学時にかかる費用に対応できています。

収入や他の貯蓄でカバーできる場合が多いです。

もし必要なければ、祝い金を受け取らなければいいだけです。

&LIFEこども保険の祝い金は、受け取らずに据え置きし、必要な時期に引き落とせます。

万が一の資金不足に備えて、&LIFEこども保険に加入したけど、やっぱり小・中学校入学時に祝い金が必要ないなら、そのまま据え置き続けましょう。

据え置かれた祝い金は、三井住友海上生命あいおい生命保険所定の利率がつけられるので、祝い金額は増加します。

小学校・中学校入学時に受け取る予定だった祝い金を、大学入学時に受け取ることも可能。

あくまでも、万が一の資金不足に備えるために&LIFEこども保険に加入できます。

祝い金を据え置けるのは、大きなメリットです。

デメリット1:養育年金を受け取ると所得税の対象になるかも

&LIFEこども保険最大の魅力が養育年金ですが、実は養育年金にはいくつかのデメリットがあります。

1つ目が所得税の対象になるということ。

年間の受け取り育英年金額が38万円を超えると、所得税の対象になり確定申告をしなければならない可能性が出てきます。

&LIFEこども保険の場合は、育英年金額の設定ができず毎年60万円が支給されます。

2つ目のデメリットは、所得税の対象につながるのですが、お子様が扶養家族から外れる可能性があるということ。

所得税を支払うということは、お子様に支払い能力があるとみなされます。

扶養家族から離れると、中学校卒業まで受け取れる児童手当が支給されなくなったり、自治体の補助制度が使用できなくなったりするのです。

養育年金額がお子様の年齢によって変わるものだと、所得税の支払いや扶養家族からの排除を一定時期まで免れます。

小・中学校時代は養育年金を38万円以下に抑えて、費用の掛かる大学時代に抑えた分の養育年金を回して毎年100万円近く受け取れるようにもできるのです。

しかし、&LIFEこども保険は毎年60万円と決められているので、お子様が小さなころから所得税課税の可能性が出てきます。

デメリット2:18歳の学資金の受け取り時期に要注意

&LIFEこども保険では、18歳の学資金受取時期に要注意です。

多くの方が18歳の誕生日に学資金を受け取れると勘違いしますが、正しくは18歳の誕生日を迎えた後の契約日に学資金を受け取れます。

つまり、契約日によっては高校在学中に学資金を受け取れない可能性があるのです。

誕生日が9月のお子様が10月に契約したとしましょう。

すると18歳の学資金が支払われるのは、高校3年生の10月。

この場合は学資金を大学入学費用に活用できるのはもちろん、推薦入学や大学受験費用にも活用できます。

それでは9月のお子様が4月に契約したとしましょう。

すると学資金が支払われるのは、高校卒業後の4月、つまり大学入学月に支払われるのです。

これは最悪のパターンで、せっかくコツコツと積み立てた学資金を大学入学費用に使えなくなります。

理想としては推薦入試に対応するためにも、高校3年生の9~10月ころまでに学資金を受け取ること。

しかし、早生まれのお子様は学資金を大学受験費用に活用するのが難しければ、急いで契約しないと大学入学費用にも間に合いません。

&LIFEこども保険はもちろんですが、その他の学資保険に加入する際にも、必ず学資金の具体的な受取日を確認しましょう。

デメリット3:貯蓄性はない

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貯蓄型の&LIFEこども保険には、貯蓄性が一切ありません。

学資保険の貯蓄性は返戻率で表示され、返戻率が100%以上だと受取総額の方が支払総額の方が多くなり、返戻率が100%以下だと支払総額の方が受取総額よりも大きくなります。

現在人気の学資保険タイプは貯蓄型のもので、ソニー生命や明治安田生命の学資保険などが高い返戻率を誇ります。

&LIFEこども保険は、確実に返戻率が100%を下回る保障型の学資保険です。

後ほどシミュレーションをし、具体的な保険料と返戻率を紹介しますが、返戻率が70%を下回ることもあります。

保障型学資保険の中でも、特に返戻率が低いです。

養育年金が付帯されているのが大きな理由ですが、受取総額よりも50万円以上支払うことになるのは大きなデメリットです。

三井住友海上あいおい生命保険&LIFEこども保険を年齢別にシミュレーション

返戻率こそ100%を下回りますが、実際の保険料と返戻率が気になる方は多いでしょう。

そこで今回は年齢別にシミュレーション結果を紹介します。

例えば返戻率が100%を超えるけど保険料が2万円近くなるよりも、100%を下回るけど保険料が1万円ほどだと、どちらがいいでしょうか?

長年支払い続けることになるので、返戻率よりも保険料の安さを重視する方もいるでしょう。

&LIFEこども保険は、充実した保障の割に保険料は比較的安いです。

以下が基本契約条件です。

【基本契約条件】

  • 契約者:男性
  • お子様年齢:0歳
  • 基本保険金額:100万円
  • 受取総額:180万円
  • 保険料支払い期間:18歳まで
  • こども医療特約:入院給付金日額5,000円

今回は特約を付帯しているので、保険料は少し高めになっています。

それではさっそく、シミュレーション結果を見てみましょう。

【契約者年齢20歳の場合】

  • 毎月の保険料:11,395円
  • 総支払額:2,461,320円
  • 返戻率:73.1%

【契約者年齢30歳の場合】

  • 毎月の保険料:12,235円
  • 総支払額:2,642,760円
  • 返戻率:68.1%

【契約者年齢40歳の場合】

  • 毎月の保険料:13,327円
  • 総支払額:2,878,632円
  • 返戻率:62.5%

返戻率こそ70%を下回ることがありますが、保険料は1万3千円ほどと比較的安いですね。

養育年金とこども医療特約が付帯されていて、この保険料は驚くべきです。

返戻率も大切ですが、毎月の保険料の安さと保障内容も同じくらい重要です。

三井住友海上あいおい生命保険&LIFEこども保険オススメの契約プランは?

三井住友海上生命あいおい生命保険&LIFEこども保険は、保障型の中ではかなり優秀な学資保険です。

こども入院医療特約を付帯して、保険料が約1万3千円ほどなのは大きなメリットです。

特約もお手ごろな価格なので、付帯を考えてみても良いでしょう。

しかし、お住いの自治体によっては、医療費助成制度がありお子様の医療費はほとんどかからないところもあります。

まずは自治体の助成制度などを確認して、他の代替案がないか探してみましょう。

そして&LIFEこども保険は保障型なので、少しでも学資保険に貯蓄性を求める方は、加入するべきではありません。

貯蓄型の学資保険は他記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

三井住友海上生命あいおい生命保険が販売する&LIFEこども保険は、養育年金が主契約に含まれた保障型の学資保険です。

祝い金の据え置き可能、インフレに対応できる、充実した保障の割に保険料が安いなどのメリットがあります。

まずはあなたが学資保険に求めるニーズを明らかにしましょう。

そして保障型を選ぶ際には、他の学資保険と比較しましょう。

そうすることで、あなたにピッタリの学資保険を選べるようになります。