ママFPが教える!オリックス生命終身保険RISE4つの特徴や返戻率とシミュレーション

スポンサードリンク

「オリックス生命終身保険RISEが学資保険代わりになるって本当?」

「学資保険と終身保険RISEはどっちがいいの?」

このような考えをお持ちではありませんか?

終身保険のRISEですが、近年学資保険代わりとして加入している人が増加しています。

学資保険にはない充実した保障と高い返戻率が人気の秘密です。

多くのメリットを持つ終身保険RISEですが、知っておくべきデメリットもあります。

今回はオリックス生命終身保険RISEの特徴、メリット・デメリット、契約者年齢別のシミュレーション、オススメできるかどうかまで解説します。

ぜひ参考にしてください。

オリックス生命終身保険RISE4つの特徴

オリックス生命が販売するRISEは、保障が一生涯続く終身保険。

そんな終身保険RISEは、様々な用途で使用されるのです。

老後資産のたくわえや葬式代、そして学資保険代わりとしても利用されます。

ここからは、オリックス生命終身保険RISE4つの特徴を解説します。

4つの特徴を理解すると、終身保険が学資保険代わりになる理由がはっきりとするはずです。

特徴1:低解約返戻金型終身保険

オリックス生命終身保険RISEは、低解約返戻金型終身保険です。

低解約返戻金型終身保険とは、障害の死亡保障と貯蓄性を兼ね備えた保険のこと。

名前から想像できる通り、解約返戻率が低いです。

しかし、解約返戻率が低いのは保険料払い込み期間中だけの話。

保険料の支払いを終えると、解約返戻率がグッと高くなります。

つまり、学資金が必要となる時期までに保険料の支払いを終えることによって、支払い総額よりも大きな額を受け取れるようになるのです。

例えば、保険金額300万円で保険料払い込み期間を20年としましょう。

すると契約当初は解約返戻金が10万円ほどですが、時が経つにつれ100万円、150万円と上がり、総額約230万円の保険料払い込みが終った瞬間、解約返戻金は約242万円になるのです。

結果的に返戻率は103.7%ほどで、約12万円も得します。

オリックス生命終身保険RISEは、死亡保険と貯蓄型学資保険の2面を持ちます。

保険料の支払さえ終えれば、ほとんどの場合で返戻率が100%を超えるのは大きな特徴です。

またこの貯蓄性ゆえに、多くの方が終身保険RISEを学資保険代わりとしています。

特徴2:据え置くことでセカンドライフ資産にも使える

終身保険RISEは、多くの学資保険とは異なり、好きなタイミングで解約返戻金を受け取れます。

学資保険では、学資金・祝い金・満期金の受け取り時期が決まっていて、好きな時に引き出せません。

いくつかの商品は学資金を据え置くことも可能ですが、基本的に据え置き期間は5年まで。

当然ではありますが、学資保険はお子様の教育費用にしか使えないのです。

対して、終身保険RISEは様々な用途に使用できます。

教育費用にはもちろん、保険料の支払いが終了した後も契約を継続することで、解約返戻金は増加し続けるのです。

多くの方はお子様が大学生になったとき、教育費用が不足するパターンを考えます。

教育費用の増加などを考慮すると不足する可能性の方が高いですが、不足しない可能性も考えられます。

つまり、学資保険で積み立てておいたお金が不必要になる可能性も少なからずあるということ。

学資保険の場合は、据え置きたくともできません。

対して終身保険RISEだと、不必要ならばそのまま契約を継続し、お金を増やすことができます。

大学院進学や留学費用、自身の老後費用にも使えるのです。

このお金の柔軟性は、終身保険ならではの特徴。

特徴3:保険料払込免除

終身保険RISEにもまた、学資保険と同様に保険料払込免除があります。

学資保険の保険料払込免除は、契約者となる親が不慮の事故で死亡もしくは高度障害状態になったとき、その後の保険料の支払いが免除されつつ保障期間は継続するということ。

つまり被保険者のお子様は、契約者がなくなっても所定の時期に学資金を受け取れるのです。

対して終身保険RISEの場合は、契約者が不慮の事故によって重い障害状態になったとき、以降の保険料の支払いが免除され、保障は継続するというもの。

微妙な違いですが、終身保険は契約者が死亡すると死亡保険金が支払われるので、保障の継続がなくなります。

しかしながら高度障害状態になった場合、保険料の支払いが免除されるのは助かります。

さらに終身保険RISEでは、保険金が前払いされるケースが2つあります。

1つ目は、重い介護状態になったとき。

以下の条件を満たし、約款に記載されている所定の重度介護状態になると、保険金が前払いされます。

  • 主契約の保険料払い込み期間経過後
  • 被保険者の年齢が満65歳以上
  • 公的介護保険制度に基づく要介護区分状態のうち、要介護4または要介護5の状態

2つ目のケースが、余命6か月以内と判断されたとき。

余命6か月と診断されると、生存中でも指定保険金額から6か月間の指定保険金額に対応する利息および保険料相当額を引いた金額が支払われます。

保険金額の前払いがあるあたりは、さすが終身保険と言うべきでしょう。

これは学資保険にはない特徴です。

特徴4:死亡保険金がすぐに支払われる

スポンサードリンク


学資保険の場合は、契約者が亡くなってもすぐに学資金を受け取れません。

あくまでも、受け取れる時期は契約時に定めた所定の時期。

しかし、契約者に万が一が起きた場合、お金が必要となるのは数年も先のことでしょうか?

例えば、旦那様に万が一が起きたとします。

すると学資金が支払われるのは、お子様が18歳になったときでずっと先のこと。

しかしながら、旦那様が亡くなると仕事を探したり、生活が安定するまでの数か月間を支えるお金が必要となります。

つまり、本当にお金が必要となるのはお子様が18歳になったときでなく、契約者が亡くなった直後なのです。

終身保険RISEは、契約者が亡くなった直後に死亡保険金が支払われます。

死亡・高度障害状態保険金額は200万円~5,000万円の間で設定でき、どの金額を選ぶにしても、生活が安定するまで十分なはずです。

一家の大黒柱に万が一が起きた際でも、死亡保険金で家族を養えるのは学資保険にはない特徴です。

オリックス生命終身保険RISE3つのメリットとデメリット

特徴だけ見ても魅力的な商品だとわかりますが、オリックス生命終身保険RISEには3つのメリットがあります。

それが高い返戻率・保険プラン制作の柔軟性・クレジットカード払いに対応している点。

しかしながら、加入前に絶対に知っておくべきデメリットが3つあります。

ここからは、終身保険RISEのメリット・デメリットを解説しましょう。

加入時の参考になるので、ぜひ読んでください。

メリット1:高い返戻率

オリックス生命終身保険RISEは、一般的な学資保険と比べると、返戻率は高い方です。

現在人気の学資保険は絶対に貯蓄型ですが、実は元本割れを起こす貯蓄型学資保険が増加しているのです。

その理由は、マイナス金利政策。

景気を良くするためにマイナス金利は実施されていますが、銀行や保険会社は大きな痛手をくらっています。

これまで銀行や生命保険会社は、日本銀行にお金を預けたときの利息で利益を上げていました。

しかしマイナス金利が適用されると、日本銀行にお金を預けると毎年0.1%の手数料が取られる状態になってしまったのです。

そこで2017年4月、各保険会社は保険料の値上がりを実施しました。

 

この影響を受けて、多くの学資保険の返戻率は下がり、貯蓄型でも元本割れしてもおかしくない状態となったのです。

気になるオリックス生命終身保険RISEの返戻率は、約104%ほど。

これは貯蓄型学資保険の中でも、非常に高い返戻率。

充実した死亡保障と高い貯蓄性を兼ね備えているのは、終身保険RISEの大きな魅力です。

メリット2:ニーズに合った保険プラン制作可能

学資保険や終身保険に加入する際は、保険金額と保険料払い込み期間を決める必要があります。

一般的な学資保険の保険金額と保険料払い込み期間の選択肢は以下の通りです。

  • 保険金額:200万円~300万円
  • 保険料払い込み期間:10歳払い、11歳払い、14歳払い、17もしくは18歳払い、22歳払い

これは比較的多い選択肢で、商品によっては選択肢の幅が狭まることもあります。

対して、オリックス生命終身保険RISEの選択肢は本当に充実しています。

以下が設定可能保険金額と保険料払い込み期間です。

  • 保険金額:200万円~5000万円(100万円単位で設定可能)
  • 保険料払い込み期間:10年払い、15年払い、20年払い、50歳払い、55歳払い、60歳払い、65歳払い、70歳払い、75歳払い、80歳払い

豊富な選択肢ですが、保険料払い込み期間には注意しないといけません。

終身保険RISEは保険料の支払いを終えないと、解約返戻金が高くなりません。

例えばお子様が0歳で、契約者が30歳なのに55歳払いを選んでしまうと、お子様が25歳以降でしか返戻金を受け取れないのです。

保険料払い込み期間はお子様と契約者年齢で制限されてしまいますが、保険金額の選択肢の広さは素晴らしいです。

例えば国公立大学進学予定ならば約300万円で十分でしょうが、医学部や歯学部、海外大学留学の可能性もあると、さらなる資金が必要となります。

どんな進路を選んでも、オリックス生命終身保険RISEなら柔軟に対応できます。

メリット3:クレジットカード払いに対応

スポンサードリンク


オリックス生命終身保険RISEの保険料払い込み方法と払い込み回数は以下の通りです。

  • 払い込み回数:月払い、半年払い、年払い
  • 払い込み方法:口座振替、クレジットカード払い

多くの方が払い込み回数を月払いにすると思いますが、原則として保険料の支払いはまとめて行った方がお得です。

つまり月払いよりも半年払い、半年払いよりも年払いの方が保険料が安くなり、返戻率が高くなります。

返戻率を高める意味でも年払いがオススメですが、短期間で約12万円の支出が生まれます。

家計の大きな負担にならなければ問題ないですが、家計がきつくなるなら月払いにしておいた方が賢明です。

払い込み方法にクレジットカード払いがあるのは嬉しいです。

ポイントを貯めるためにも、普段の買い物からクレジットカード払いしている方は多いのではないでしょうか?

現在のところ、還元率の高いクレジットカードだと1.5%~3%程になります。

例えば還元率1.5%のクレジットカードで、200万円支払ったとしましょう。

すると3万円還元されるのです。

18~20年という長期間で見ると、それほど大きな金額ではありません。

しかし、その3万円で大学合格祝いや就職スーツ、卒業旅行の足しにもできるのです。

そう考えると、クレジットカード払いできるのは嬉しいですよね。

デメリット1:途中解約すると大きく損してしまう

学資保険と同様、終身保険RISEは途中解約すると大きく損をしてしまいます。

公式サイトに経過年数と返戻率の関係性があったので紹介しましょう。

  • 経過年数5年:返戻率67.0%
  • 経過年数10年:返戻率71.9%
  • 経過年数20年:返戻率74.2%
  • 経過年数30年:返戻率76.9%
  • 経過年数40年(保険料払込終了):返戻率109.9%

保険料払い込み期間中は返戻率が80%を下回ってしまいます。

学資保険でもそうですが、じっくりと検討したうえで加入しましょう。

基本的に保険商品は何度も乗り換えるものではありません。

しかし、なかなか解約できないので、強制的に学資金を貯蓄できるという見方もできます。

デメリット2:貯蓄型の学資保険と比べると、少し低めな返戻率

オリックス生命終身保険RISEの返戻率は高いです。

平均よりも高いですが、貯蓄性だけならばトップクラスの返戻率を誇る学資保険に負けています。

現在最も返戻率の高い学資保険が、ソニー生命。

明治安田生命やフコク生命、JA共済の学資保険も105%を超えることがあるのです。

こうしてみると、オリックス生命終身保険RISEの返戻率は高いですが、トップクラスではありません。

もちろん死亡保障や保険料払込免除条件などが優れてはいますが、純粋な貯蓄性だけならば負けています。

デメリット3:大学入学時に受け取れないかも

終身保険RISEの払い込み期間の選択肢は多いですが、契約状況によっては大学入学時に受け取れない可能性があります。

例えば現在30歳で、お子様が0歳の方が終身保険RISEに加入したとしましょう。

保険料払い込み期間を10年もしくは15年にすると、大学入学時に解約返戻金を受け取れます。

しかし20年にすると、受け取れませんよね。

オリックス生命終身保険RISEの場合は、保険料払い込み期間が長いほど、返戻率は高くなります。

保険料を安くするためにも、なるべく長期間の支払を行いたいところですが、多くの方は15年払いになるでしょう。

進路にもよりますが、大学入学の年には最低でも70万円はかかります。

その時に合わせて、返戻金を受け取れるようにするべきです。

しかし契約者年齢とお子様の年齢によっては、最も費用のかかる大学入学時に返戻金を受け取れないのは、大きなデメリットです

オリックス生命終身保険RISEを年齢別にシミュレーション

スポンサードリンク


実際にオリックス生命終身保険RISEに加入した場合の、保険料や返戻率が気になると思います。

そこで今回は契約者年齢別のシミュレーション結果を紹介したいと思います。

基本契約条件は以下の通りです。

【基本契約条件】

  • 契約者:男性
  • 保険金額:300万円
  • 保険料払い込み期間:15年
  • 保険料払い込み方法:月払い

今回はお子様の年齢を0歳と仮定してシミュレーションするので、保険料払い込み期間を15年としていますが、念のため20年もしてみます。

()内は払い込み期間20年での結果です。

また保険料支払い直後の返戻率を紹介します。

支払い終了後も契約を継続することで、返戻率は高まります。

そのため、実際に受け取る際の返戻率は少し高くなるでしょう。

【契約者年齢30歳の場合】

  • 毎月の保険料:13,014円(9,747円)
  • 支払保険料総額:2,342,540円(2,339,280円)
  • 解約返戻金額:2,357,070円(2,426,880円)
  • 返戻率:100.6%(103.7%)

【契約者年齢40歳の場合】

  • 毎月の保険料:13,986円(10,533円)
  • 支払保険料総額:2,518,480円(2,527,920円)
  • 解約返戻金額:2,511,030円(2,581,110円)
  • 返戻率:99.7%(102.1)

【契約者年齢50歳の場合】

  • 毎月の保険料:15,099円(11,508円)
  • 支払保険料総額:2,717,820円(2,761,920円)
  • 解約返戻金額:2,649,960円(2,717,490円)
  • 返戻率:97.5%(98.3%)

契約者年齢が高くなるほど返戻率は下がり、40歳から元本割れを起こしてしまいますね。

しかし40歳の場合は、その後3年ほど据え置くことで、返戻率が100%を超える確率は高くあります。

また保険料払い込み期間も長くした方が、返戻率が高くなると判明しました。

以下が終身保険RISEで返戻率に影響を与える要因一覧です。

  • 保険金額(高いほど返戻率は伸びる)
  • 払い込み期間(長いほど返戻率は高くなる)
  • 契約者年齢
  • 保険料払い込み回数(月払い、半年払い、年払い)

終身保険RISEの公式サイトでは、あなたの条件でシミュレーションを実施できます。

加入を検討している方は、一度試してみるといいですね。

オリックス生命終身保険RISEは学資保険としてオススメ?

ここまで見てわかるように、オリックス生命終身保険RISEは学資保険として活用できます。

高い返戻率と充実した死亡保障を考慮すると、強くオススメできる学資保険です。

気になる点は2点のみ。

1つは、解約返戻金の受け取り時期です。

お子様の年齢にもよりますが、多くの方は10年払いもしくは15年払いになるはずです。

保険料払い込み期間を短くすると、毎月の保険料が高くなります。

保険料が負担にならなければ問題ないですが、負担と感じるならば他の学資保険にも目を通してみるべきです。

2つ目が貯蓄性。

どのような学資保険を求めるかにもよりますが、純粋に貯蓄性が高い学資保険を求めるのならば、ソニー生命や明治安田生命などの学資保険の方がオススメです。

オリックス生命終身保険RISEの魅力は、高い返戻率と死亡保障です。

返戻率はトップクラスに高いわけではないので、貯蓄性だけを求める方にはあまりオススメできません。

まとめ

オリックス生命終身保険RISEは優れた保険です。

教育費用つみたてに活用できれば、セカンドライフ資金積み立てにも活用できます。

平均よりも高い貯蓄性と死亡保障を求める方には、強くオススメできます。

学資保険にはない魅力がたくさんなので、ぜひ一度学資保険と比較検討してみてください。